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下田政府委員 先ほどの答弁で千百三十八万九千トンと申しましたが、これは
イギリスの分を差引きました
残りでございまして、
イギリスの買入れ
保証数量として予定されておりましたのは四百八十一万八千トンでございます。
なお
日本が
会議におきまして最も強く主張いたしましたことは、
日本の買入れ
保証数量を増加してくれということであります。御
承知のように、
日本は
年間三百万トンの
小麦あるいは米を輸入せざるを得ないのでありますが、そのうち
小麦は百五、六十万トンというものを輸入しております。しかるに、
現行協定では、わずかに五十万トンしかこの
協定による買入れの便宜がなかつたわけであります。そこでこれを、できれば大幅に増額してもらいたいということを申し入れまして、結局
現行の五十万トンを倍の百万トンにすることに成功いたしたわけであります。そういたしますと、ただいまの
国際市場価格で申しますと、百万トンの
小麦をこの
協定による安い
値段で買うことができる結果、
年間八百万ドル程度の外貨の節約ができる次第でございます。