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1952-11-29 第15回国会 参議院 予算委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十七年十一月二十九日(土曜 日) 午前十時四十分開会
—————————————
委員
の異動 十一月二十八日
委員深川タマヱ
君辞任 につき、その補欠として一
松定吉
君を 議長において指名した。
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
岩沢
忠恭
君 理事 森 八三一君 内村 清次君 山下 義信君 岩木 哲夫君
木村禧八郎
君
委員
石原幹市郎
君 郡 祐一君 杉原
荒太
君 平林 太一君 石黒 忠篤君 小野 哲君 加藤 正人君 片柳
眞吉
君
西郷吉之助
君
新谷寅三郎
君
佐多
忠隆
君 羽生 三七君 三輪
貞治
君
松永
義雄
君 山田 節男君
吉川末次郎
君
西田
隆男
君 一松
定吉
君 堀木 鎌三君
政府委員
自治庁財務部長
武岡
憲一
君
大蔵政務次官
愛知 揆一君
大蔵省主計局次
長 正
示啓次郎
君
事務局側
常任委員会専門
員
野津高次郎
君
常任委員会専門
員
長谷川喜作
君
常任委員会専門
員 正木 千冬君
—————————————
本日の
会議
に付した事件 ○
昭和
二十七
年度
一般会計予算補正
(第一号)(
内閣送付
) ○
昭和
二十七
年度
特別会計予算補正
(特第一号)(
内閣送付
) ○
昭和
二十七
年度
政府関係機関予算補
正(機第一号)(
内閣送付
)
—————————————
岩沢忠恭
1
○
委員長
(
岩沢忠恭
君)
只今
より
予算委員会
を開会いたします。 本日は先ず
地方自治庁
の
政府委員
から
地方財政一般
についての
説明
を一応伺いたいと思います。
佐多忠隆
2
○
佐多忠隆
君
説明
を伺う前に
委員長
から、初めから
予定
されている
会議
ですから、当局に然るべくここで一応正式に警告を発しておいて頂きたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)今日ばかりじやないのですから、昨日もあ
つた
ことですから……。
岩沢忠恭
3
○
委員長
(
岩沢忠恭
君) 承知しました。
武岡憲一
4
○
政府委員
(
武岡憲一
君) それでは私から
昭和
二十七
年度
の
地方財政計画
の
改正
の要点につきまして御
説明
を申上げたいと存じます。先ほど本
委員会
のほうへ
提出
をいたしてございまする
資料
につきまして
逐項御説明
を申上げます。 先ず
昭和
二十七
年度
地方財源不足額
及び
補填方法概要
とございまする
資料
につきまして御
説明
を申上げます。 これは
昭和
二十七
年度
の当初の
地方財政計画
に対しまして、その後諸般の
情勢
の変化に伴いまして
修正
を加うべき事項が出て参りましたので、それらの各諸点を
修正
いたすべき要項でございます。 先ず第一は、
給与改訂
による
給与関係費
の
増額分
、これが二百八十五億六百万円と
なつ
ております。このうち二百七十五億八千二百万円というものが今回のいわゆる
ベース・アツプ
に伴いまする
所要財源
でございまして、
残り
の九億二千四百万円というものは、
地方公務員
の
給与単価
につきまして行
なつ
ておりました
調整額
が
修正
になりまして、それに伴いまする
所要額
でございます。 先ず今回
政府
が行おうといたしておりまする
給与改訂
でございまするが、これが
国会
のご
承認
を頂きまして
実施
と云うことに相成りますると、
地方公務員
につきましても同じような
条件
でべース・アツプが行われるものと
予定
をいたしまして、その
所要財源
を
計算
いたしたものでございます。即ち十一月分から十一月一日現在における
平均給与額
の大体二〇%
程度
の
増額
が行われるものという前提で
計算
いたしてございます。それから年末の
手当
といたしましては〇・五カ月分、それから
勤務手当
を同じく〇・五カ月分、これだけのものを
見込
んで計上いたしますると、基本の
給与額
におきまして百四十五億九千二百万円、
期末手当
及び
勤勉手当
におきまして百二億千六百万円、その他これに伴いまする諸
経費
におきまして二十七億七千四百万円、合せまして二百七十五億八千二百万円の
財源
が要ると、こういう
計算
に相成るのでございます。
西田隆男
5
○
西田隆男
君 そういう
数字
は
資料
でお配り
願つて
御
説明
願いたいと思います。これは二百八十五億しか出ていないので、それは一番重要な問題なんですから、殊に
数字
の問題は単に聞きつ放しでは頭に入りませんので、そういう
数字
はあらかじめ御
配付願つて
、それに基いて
一つ
御
説明
を願いたいと思います。全部とは言いませんけれども、今のような
ベース・アツプ
みたいな非常に問題になる重要な問題だけは
是非算定基礎
の
はつ
きりわかる表を配
つて
頂きたいと思います。
武岡憲一
6
○
政府委員
(
武岡憲一
君) 承知いたしました。 それから次に昨年の、二十六
年度
の
補正予算
の際におきまして、従来
財政計画
に計上いたしておりました
地方公務員
の
給与額
の
算定基礎
といたしておりました
給与単価
が、
国家公務員
の
給与基準額
に比べて
府県
の
一般職員
においては四百六十二円、それから
教職員
においては三百七十五円、
市町村
の
一般職員
におきましては五百七十六円それぞれ高いということが
調査
で判明をいたしましたので、それぞれ
調整
をして計上致しましたことは御承知の
通り
でございます。
昭和
二十七
年度
当初
計画
におきましても同じ
単価
を用いて
計算
いたしてお
つたの
でございまするが、その後、このいわゆる
地方公務員
の
給与
が
国家公務員
に比べて高いとされておりました額につきましては、なお十分精密な
調査
をする必要がございましたので、その後当時の
地方自治庁
、
大蔵省
、文部省及び
地方財政委員会等
の
関係機関
が集まりまして
実態調査
をいたした結果、この
調整額
に若干の
修正
をいたしますことにな
つたの
でございます。その
結論
によりますと、
道府県
の
一般職員
におきましては三百四十八円、それから
教職員
におきましては三百四十九円、
市町村
の
一般職員
につきましては、町の
調査
と同じように五百七十六円それぞれ高い、こういう
結論
が出ましたので、それによりまして当初
計画
において
財源措置
として計上することの不十分でありました額をこの
修正計画
に追加計上いたしたのでございます。これが先ほど申上げました九億五千四百万円に相成るのでございます。 その次の
勤務地手当支給地域区分改正
による
給与関係費
の増七億一千五百万円とございまするが、これは去る第十三
国会
におきまして御
決定
を頂きました
一般職
の
職員
の
給与
に関する
法律
の
改正法律
によりまして、
勤務地手当
の
支給地区分
が
改正
になりまして、当初の
計画
におきましてはその分を計上してございませんでしたので、その
引上げ
により
ます分
を追加計上いたしたものでございます。 それから次の
寒冷地手当支給地域区分改正
及び
石炭手当支給単価
の
引上げ
による増二億六千一百万円、これはやはり
給与関係
の
法律
に基きまして、
勤務地手当
の
支給地域区分
並びに
石炭手当
の
支給単価
を
改正
する
総理府令
の
改正
が行われまして、それに伴いまして
経費
の
増嵩
を来たす分でございます。 それから次に
自治体警察
の
廃止
による減一億七百万円、これは本年の六月以降二十四
カ町村
の
自治体警察
が
廃止
になりまして、これによりまして六百四十四人の
警察職員
のために計上いたしておりました
経費
が
不用
になるのでございます。その額をここに
差引き
一億七百万円と計上いたしたものでございます。 それから次は
教育委員会
の
選挙費
及び
行政整理
による
不用額
の
修正減
でございますが、これは中が
二つ
ございまして、
一つ
は本年行われました
市町村教育委員会
の
選挙費
といたしまして、当初
計画
に計上いたしておりましたものが、実際
実施
をいたしましたところによりますると、
市町村等
で
相当
の投票を行わない
町村
が出て参りましたために、当初額に
不用
を来たしたのでございます。その額が四億一千三百万円でございます。
半面
当初の
財政計画
におきましては、
一般
に
地方公務員
につきまして大体五%の
行政整理
をするという
建前
で実は当初の
計画
を立てたのでございますが、その後の
情勢
によりまして、少くとも
警察職員
並びに
教職員
につきましては、かような
行政整理
をすることが困難であるということが認定せられましたので、その分を
修正
いたしまして、今回の
所要財源
、それに伴いまする
所要財源
をここに復活計上いたしたものでございます。その額が四十二億八百万円と相成ります。それを
差引き
いたしますると、結局三十七億九千五百万円、これだけの
財源不用額
が出て参るのでございます。 それから次は
市町村教育委員会
の
設置
に要する
経費
でございまするが、これが十億八千四百万円と
算定
をいたしておるのでございます。これは
教育委員会法
の定めるところによりまして、本年の十一月一日から全
市町村
に
教育委員会
を
設置
することに相成りましたので、それに伴いまする
経費
をここに追加計上いたしたものでございます。その
算出
の
考え方
といたしましては、先ず
教育委員会
に要する
経費
といたしましては、
教育委員会
の
委員
の
手当
でございまするが、
法律
によりまして五人の
委員
が出るわけでございまするが、その
公選
によりまする
委員
の
報酬
はそれぞれの
市町村
における
議会
の議員と同じ待遇という
計算
をいたしてございます。それから
議会
から選出をされまする
委員
につきましては、その
公選委員
の
報酬
に対しまして市においては六〇%、それから
町村
におきましては五〇%という
単価
を用いて計上いたしてございます。それから
事務局
の
職員
でございまするが、これは市に
設置
をいたしまする
教育委員会
におきましては、現在の各地における市の
教育
の
部課長
以下の
職員
をそのまま充当するという
考え方
でございまするが、なおそのほかに
指導主事
並びに
事務補助職員
各一名ずつを増員するという
計算
に
なつ
ております。
町村
におきましては全体のうちの約
半数程度
のものに
専任
の
教育長
を置く。それでその他のものにつきましては
兼務
、
教育長
は
兼務
で行くという
建前
をと
つて
おりまして、その
教育委員会
の各
指導事務等
は都
道府県
の
教育委員会
に付託をするということで、特に
専任
の
職員
の
計算
はいたしておらないのでございます。以上によりまして
計算
をいたしますると、その
所要経費
が十億八千四百万円と相成るのでございます。 次は
公債費
の増十四億五千百万円でございますが、これは先の二十七
年度
の当初
計画
を
計算
をいたしましたのちに、昨年の
年度
末におきまして、
ルース台風
の
災害対策費
といたしまして、四十六億円の
地方債
を
追加承認
をいたしました分、それから
年度
末の八十億円を
地方財政
が
一般
的に
相当
窮屈であるために、これをまあ救済するというような
意味合
からいたしまして、八十億円の
特別融資
を行な
つたの
でございますが、その分に対する
公債費
、利子、これを追加計上いたしたものであります。 それから次の第八番目の
補正予算
による
国庫補助負担金
の
増額
に伴う、
地方負担
の増ございますが、これは今回の
政府
の
補正予算
によりまして、
地方団体
に対する
補助負担金
が総額で六十八億ほど計上に相成
つて
おるのでございます。そのうち
普通補助金
十一億四千五百万円、
公共事業関係
のものが五十六億五千五百万円と
なつ
ておるのでございますが、それに伴いまして
地方
の
負担分
が殖えて来るわけでございます。それを
計算
いたしますると、
普通補助金
の
関係
におきまして八億二百万円、
公共事業費
の
関係
におきまして、これは
一般災害
、
失業対策
全部をくるめまして、二十四億千九百万円、合せまして三十二億二千万円
地方負担分
が増加して参るのであります。これを計上いたしたものでございます。 それから次は
経費
の
節約等
による
歳出
の
減少額
でございますが、これを六十億ほど計上いたしてございます。これは今回の
補正予算
におきまして、
政府予算
におきましても
公務員
の
給与ベース
の
引上げ等
の
関係
もございまして、
旅費
並びにその他の
物件費
におきまして、
相当額
の
節約
を立てておられるのでございまして、
地方財政
におきましても、そういう
趣旨
を汲んで大体まあ同じような
条件
の下に
節約
を行うという
建前
で、
旅費
並びに
物件費
に一割乃至五%
程度
の
節約
を
見込
んだのでございます。これが合せまして大体六十億円になるのでございます。 それから次は
地方税収入
の
自然増減
でございます。これは当初
計画
におきまして二千九百二十四億三千六百万円という
地方税
を
見積つて
お
つたの
でございますが、その後の
推移
、
経済情勢
の
推移
によりまして、この
見積り
に
自然増減
が生じて参
つたの
でございます。極く大体のところを申上げますと、
府県税
におきましては、
事業税
及び
特別所得税
を合せまして大体五十五億四千九百万円ほど
減収
になる
見込
であります。で、これは別途
資料
にして差上げますが、その
半面
におきまして、
入場税
が二十六億千五百万円ほど
増収
になる。それから
遊興飲食税
におきまして八億五百万円ほどの
増収
が見積られる、さような出入がございまして、結局におきまして、
府県税
におきましては七億七千四百万円ほどの
減収
になるのではないか、こういう
見積り
でございます。一方
市町村税
におきましては、
市町村民
……。
佐多忠隆
7
○
佐多忠隆
君 七億七千四百万円は、この表には増加に
なつ
ているが……。
武岡憲一
8
○
政府委員
(
武岡憲一
君)
府県税
においての
減収見込み
でございます。(「増だ増だ」と呼ぶ者あり)
府県税
におきましては
減収
でございますが、
市町村税
のほうで
増収
がございますから
差引き
増収
になる、こういうことであります。
市町村税
でございますが、これは
市町村民税
におきまして、
所得割
及び
均等割
が
相当
の
減収見込み
でございまするので、
市町村民税
といたしましては十九億千九百万円の
減収見込み
ということに
なつ
ております。併しながら他面におきまして
固定資産税
が十五億五千七百万円の
増収見込み
、それから
電気ガス税
が
電気料
の値上げその他によりまして十三億三千五百万円の
増収見積り
でございまするし、そのほか
旧法関係
の税が二十四億の
増収
が
見込
まれるのでありまするので、結局
差引き
をいたしますると、その他細かい税がございまするが、全体におきまして
市町村税
としては四十四億二千三百万円の
増収見込み
ということに相成
つたの
でございます。従いまして
府県税
全体といたしましては、
差引き
当初
見込み
に対して三十六億四千九百万円ほどの
増収
が期待できるのではないか、こういう
見込み
を立てておるのでございます。
佐多忠隆
9
○
佐多忠隆
君 そうすると、これはどうも増の違いですか。
武岡憲一
10
○
政府委員
(
武岡憲一
君) これは税のほうが
増収
になるから
財源補填額
としては足りないと、こういう
意味
でございます。税が
増収
になる点は
財源補填
を要しないという
意味
で△に
なつ
ておるのでございます。反対に
減収
になるものは、それだけ
財源
を
補填
しなければならないというわけで、そういうように
なつ
ておるのでございます。
吉川末次郎
11
○
吉川末次郎
君 関連してですがね、それも当てなければならないという
意味
で、さつさの(5)のところの
教育委員会選挙費
及び
行政整理
に因る
不用額
の
修正減
のところは△をつける必要があるのじやないか。
佐多忠隆
12
○
佐多忠隆
君 これは
二つ
に分けて書かなければいけない。
武岡憲一
13
○
政府委員
(
武岡憲一
君) これは一本に書きましたので、
ちよ
つとおわかりにくか
つたの
で恐縮でございますけれども、
行政整理
をやめることによりまして当初の
財政計画
に追加しなければならない
所要額
というのが四十二億あるわけでございます。
半面
に
選挙費
のほうで組んでおりましたものの中から要らなくならものが四億、
差引き
いたしまして一本にいたしましたので三十七億九千万円というものの
財源措置
と、こういうわけにな
つたの
であります。 次は
入場税
、
遊興飲食税
、
電気ガス税
の減税一月
実施
による
減収分
、これは先の
国会
におきまして御
決定
を頂きました
地方税法
の
改正法律
をこの一月一日から
実施
をするということに政令を過般出したのでございまするが、それに伴いまして
地方税
の
減収
となるものの
見込み
でございます。大体
入場税
におきましては十三億三千万円の
減収
、
遊興飲食税
におきまして十億九千四百万円の
減収
、それから
電気ガス税
におきまして二億百万円の
減収
、合せまして二十六億二千五百万円が
減収
になるのであろう、こういう
見込み
でございます。 次は
道路法
の
改正
による
道路損傷負担金
の
減収分
でございます。これも過般の
国会
におきまして
道路法
の
改正
が行われまして、従来
地方
が徴収をいたしておりました
道路
お
傷負担金
が徴収できなくなりましたので、それに伴いまして
地方財政
上
減収
となる金額でございます。 次に
税外収入
の
増収見込
、これを四十九億九千七百万円と
見込
んでおりまするが、これは実は当初
地方財政計画
におきまして、
使用料
、
手数料
を大体百九十五億ほど計上いたしてお
つたの
でございます。これはその
算出
といたしましては、当時二十六
年度
の
実績見込
がまだ判明しておりませんでしたので、止むなく二十五
年度
の
決算見込
の額を一応
基準
にいたしまして、それに当時の二十五年から七年までの
物価騰貴
の率、大体二割五分と押えまして、これを掛けて
見込額
を出してお
つたの
でございます。ところがその後二十六
年度
の
決算見込
が一応出て参
つたの
でありまするが、それによりますと大体二十六
年度
の
決算見込
におきましても
使用料
、
手数料
は百九十五億
程度
で、たまたま二十七
年度
の当初に計上しておりました額とほぼ同額が出て参
つたの
であります。そこでどうも二十七
年度
の
見積り
としては当初の額が
見積り過小
になるのではないかと考えられますので、これ対しまして、二十五年から六年への
実績
における
増収率
を乗じまして、改めて
見積り直し
をいたしましたのでございますが、これによりまして、大体五十億
程度
の
増収
が期待できるというように考えておるのでございます。 最後に
昭和
二十七
年度
の
地方債
の二十六
年度
繰上使用額
五十億円でございますが、これは先ほど
ちよ
つと申上げました二十六
年度
の年末におきまして、
地方
に大体八十億円の
臨時特別融資
を行な
つたの
でありますが、そのうち三十億円は二十六
年度
の枠を拡げまして、
公募債
を引当てたのでございますが、
残り
五十億円は当時二十七
年度
分として
予定
をいたしておりました
資金運用部資金引受け
の
地方債
をこれに当てたのでございます。従いまして二十七
年度
の
計画分
といたしましては、最初に考えておりましたものよりも五十億円ほどまあ少い額に
なつ
ておりましたので、今回これを当初
計画通り
に
補填
をいたそうということで計上いたしたのでございます。 以上のような
修正
によりまして、新たに三百二十億円の
財源措置
が必要となる、こういう
数字
が出ましたので、これに対しまして
平衡交付金
で二百億、
地方債
の
増額
百二十億円、こういうように
計画
をいたしまして
補正予算
に計上いたした次第でございます。 以上概略でございますが、御了承願います。
岩沢忠恭
14
○
委員長
(
岩沢忠恭
君) 以上の
説明
によりましての質疑をお願いいたします。
吉川末次郎
15
○
吉川末次郎
君
佐多
君からさつき言われましたが、今のここに明示されておるうちの
内訳
的の
説明
というものは、我々これを理解する上において欠くべからざるものだと思うのですが、
佐多
君の言の
通り
、やはり
数字
に関したことであり、
数字等
は今聞いても我々は忘れてしまいますから、何か今の
説明
を書いたものにしたほかに
資料
を我々もら
つて
おりますから、どうですか、もら
つて
おれば教えてもらいたい、もら
つて
いなければ今の
説明
は殆んど全部書き物にして出して頂かないと、
ちよ
つと審議上困るのです。
武岡憲一
16
○
政府委員
(
武岡憲一
君)
只今
大体の御
説明
を申上げた次第でございまするが、なおこれの御
説明
申上げました
算定
の
基礎
につきましては、別途
資料
にいたしまして
提出
いたしたいと思います。
佐多忠隆
17
○
佐多忠隆
君 特にお願いしたいのですが、今の(1)の
給与改訂
による
給与関係費増
の
内訳
の問題、それから
経費
の
節約等
による
歳出
の
減少額
、これは裏の表にありますか、次の表に……。それもなければそれ、それから
地方税
の
収入
の
自然増減
の内訓、
入場税
、
遊興飲食税
等々の
内訳
、それを是非お願いしたい、今
自治庁
のほうでお
配ばり願つた資料
は、成るほど
資料
或いは今の御
説明
の
程度
ならば、すでに
予算説明
の中で
数字
が出ておりますし、一応
主計局長
のほうからも報告があ
つた
。特に
自治庁
から御
説明
を願うゆえんは、もつとそれの
内訳
、細かい点の
資料
が必要であり、
説明
が必要であるのでお願いしているのだから、そのつもりで
一つ資料
を御
提出
を願いたい。ただごの
資料
で加わ
つた
ところは、この
道府県
と
市町村
の分離の問題が
はつ
きり
なつ
たくらいなので、その点は
資料
を御
提出
のときに、もつと特に御注意を願いたいと思います。それから、更にこの
給与改訂
の問題ですが、この
給与改訂
は
人事院勧告
を完全に
実施
するという形になれば、おのおの幾らになるのかという点も
一つ
これは
資料
としてお出し願いたい。
三輪貞治
18
○
三輪貞治
君 今特にという
要求
に加えて、六番の
市町村教育委員会設置
に要する
経費
ですね。これについては特に詳細にお
示し
を願いたいと思います。特に
教育長
を置く所と置かない所があり、
事務局
の
構成等
もそれぞれ違うわけですから、
市町村
の人口割とか、いろいろなまあ
基準等
もその際に
一つ
お
示し
を願いたいと思います。
吉川末次郎
19
○
吉川末次郎
君
速記録
が早く
手許
に到達すればいいのですけれども、併し
速記録
が一カ月、二カ月遅れてから
手許
に来ますから、どうぞ
一つ委員長
において適宜今のような
要求
に副うようにお取計らい願います。
岩沢忠恭
20
○
委員長
(
岩沢忠恭
君) 承知しました。
松永義雄
21
○
松永義雄
君 他に
資料等
の御
要求
がなければ、
ちよ
つとお尋ねしたいことがあるのですが、
予算
のことじやないですけれども、
決算
みたいなことになるかと思うのですが、
地方
へ行くと、
事業
の執行をしたけれども、
立替金
でや
つて
お
つて
、
国庫
からちつとも金が来ない、それで困
つた
ものだと、併しそのやりくりをするために
地方
で分担しなければならない金を、それをまあ
国庫
に納めなければならん金、それをずらしておくのだ、そうしてまあやりくりしているのだと、こういうような話を聞くのですが、そうい
つた
事実はあるのですか。
武岡憲一
22
○
政府委員
(
武岡憲一
君)
ちよ
つと御
趣旨
がよくわかりませんでしたが、
補助金
や何かの
交付
が遅いという
意味
でございますか。
松永義雄
23
○
松永義雄
君 そうです。
武岡憲一
24
○
政府委員
(
武岡憲一
君) それはまあ各担当の省において
実施
しておるわけでございまして、実際の仕事を進める上において
補助金
の
交付等
が遅れるために非常に支障が起ることがあり得るということは私
ども伺
つて
おります。併しこれはその
団体
全体としての
資金
繰りの問題でございまして、
政府収入
の入る時期或いは国のほうで出しておりまする
平衡交付金
の
概算交付
とか、或いはそういう
負担金
のようなもの、こういうものを適当に県の
国庫
のほうとの
関係
でやり繰りしておるというのが実情でございまして、中にはそういう
資金
の
関係
で非常にうまく行かなくて、一時的に
大蔵省
から、いわゆる
財政調整資金
の
借入れ
をして繋いでおる、こういうところもあるように伺
つて
おります。
松永義雄
25
○
松永義雄
君 それでそうい
つた
数字
が、例えば二十六
年度
末なら末現在というか、そういうものの
数字
があるわけなんでしようが、それはどういうふうに
なつ
ておるかという、
一つ
大まかでいいですけれども、そうい
つた
資料
を出してもらいたいと思うのですが、どうですか。取計ら
つて
頂きたいと思います。
武岡憲一
26
○
政府委員
(
武岡憲一
君) 各
団体
で
資金
の操作に困
つて
、そうして
大蔵省
の
資金
運用部
資金
なり、或いは
一般銀行等
から
資金
の一時的な
借入れ
をした、やり繰りに
使つた資金
の数はどういうふうに
なつ
ておるか、こういうお尋ねでございますか……。これは
只今ちよ
つと私の
手許
に
資料
がございませんから、いずれ
大蔵省
のほうとも連絡をいたしまして、できるだけ
資料
を出したいと思います。
松永義雄
27
○
松永義雄
君 その結果は、
地方
では出るものが来ないから、俺のほうでは出すものは出さないのだとい
つた
ような感じで、そうして収支の
関係がさつぱりわけがわからなくなつちやつて
、いつかは結末が付くんでしようけれども、そうい
つた
ような
関係
があるのですから、その両面においてどういうふうな計数に
なつ
ておるかということ、そうい
つた
資料
を
一つ
お願いいたしたいと思います。
吉川末次郎
28
○
吉川末次郎
君 今御
説明
に
なつ
た
自治庁
の財政部のかた或いは旧制度における
地方財政
委員会
の
事務局
のかたと思うのですが、言うまでもなく、
地方財政
委員会
というものは、
自治庁
から独立した行政機関であ
つたの
ですが、その中へ今度は入れられてしま
つたの
ですが、それでそういう沿革的な
関係
からも、そういう
資料
が非常に得やすい立場で御
説明
に
なつ
たかたがいらつしやると思いますが、今後の
補正予算
による
地方財政
平衡交付金
の補正については、
地方
自治
団体
から大変な不満があるわけであります。県からの
要求
だけでも五、六百億だ
つた
と記憶しておりますし、なお
市町村
からの
要求
額も
相当
な多額に及んでおると思うのですが、彼らはそれぞれ自己の
要求
額の合理性を強く主張いたしておるのでありますが、もとよりこうした
政府
において査定を調べるということについては、そのような
地方
自治
団体
の
要求
額というのを十分
基礎
に置いて、それを参考せられたことは当然なことだと思われるのでありますが、それで
地方
自治
団体
、
府県
及び
市町村
において
平衡交付金
の
増額
について、この
補正予算
についてどのような額の
要求
をして来ておるかということについての
資料
をできるだけ具体的に詳細な
内訳
を附して我々に出して頂きたいと思いますが、
委員長
においてそのように御処置を願いたいと思います。
佐多忠隆
29
○
佐多忠隆
君 今のに関連して……。知事会の
要求
と
市町村
長
会議
ですか、それの
要求
等がおのおのあると思いますから、それを
一つ
全部出して頂いて、そうして
自治庁
の案との対比が
はつ
きりわかるようにお願いしたい。それに基いてもう一遍
自治庁
の御
説明
を、どういう
意味
でこういうふうに査定したのかどうかという御
説明
を詳しくもう一遍お願いしたいと思います。
堀木鎌三
30
○堀木鎌三君 一点だけお聞きしますが、問題は今度
地方債
の総額が百二十億、
平衡交付金
で二百億出して辻棲を合せておるわけですが、
財源
的に
地方債
の
増額
の分と
平衡交付金
による分に何か事務的な
基準
を設けておられるかどうか、この問題だけお答を願いたいと思います。
武岡憲一
31
○
政府委員
(
武岡憲一
君) 先ほど大体の御
説明
を申上げましたように、今回の
修正計画
におきまして、新たに必要となりまする三百二十億円の
所要財源
のうち、大体
所要財源
を必要といたしまする
歳出
のうち、主なものは
給与関係
予算
の
経費
でございます。そこでそこにずつと掲げてございます各項目について極く大ざつぱに申上げますると、例えば二十七
年度
から六
年度
に繰上げをいたしました起債の額でありますとか、或いは
補助負担金
に伴
つて
地方
の
負担分
が殖えて来るものでありますとか、こういうものは起債を以て充当をいたしますのが、まあこれまでの
建前
といたしておるのでありますが、或いはそのほかのものにつきましては、
平衡交付金
なり、そうい
つた
一般
財源
の充当をいたすのが至当であろうかと思います。ただこれは
地方団体
の財政
一般
の問題といたしまして、
平衡交付金
の起債の額が
相当額
に相成りますれば、起債を以
つて
充当することに
予定
をいたしておりまする各
事業
の充当率を高めまして、そのほうに引当を
要求
いたしてお
つた
一般
財源
をほかへ廻すというような
財源
のやり繰りはまあできるわけであります。特にそこに今回の百五十億、二百億というものについて、そのそれぞれ見合う
所要額
に対する
財源
というように特に事務的には考えておりません。全体としてこれだけの
財源
が
補填
されますれば、
地方財政
全体は何とかしてや
つて
行けるのではないかと、かように考えております。
堀木鎌三
32
○堀木鎌三君 今の御
説明
で、それは
平衡交付金
で来ようが、或いは
地方債
で以て
財源
を賄おうが、やり繰りのできることはよくわかるのですが、併しそれが事務的な一定の
基準
があ
つた
ならば、今度の補正でもやはりそれによ
つて
やらなければ、やり繰りしている場合には
地方債
に影響するところが……、
地方債
による
財源
によ
つて
や
つて
行くべきものが、或いは
平衡交付金
でや
つて
行くべきものが混淆して来ると思うのです。現に今お挙げに
なつ
たものだけでも約五十億、そして三十六億くらいのものに
なつ
て来るんだと思うのですが、そういう点について若しもやり繰りされるなら、どういうものが
実施
される傾向にあるのか、二十七
年度
の当初からの
計画
と併せて、その点については
大蔵省
も責任があると思うのです。だから
大蔵省
とあなたのほうと御相談なす
つて
、大体こういう方向で行くなら行くんだと、事務的には一応こういう方針で行くんだと、こういう点を頂戴できて、実例が挙げられれば非常に結構だと、こう思うのです。
武岡憲一
33
○
政府委員
(
武岡憲一
君) 御質問の
趣旨
はよく了承いたしたのでありますが、結局今回の補正を若しお認め頂きましたならば、これによりまして
平衡交付金
の今
年度
における総額が
決定
いたしますので、その
財源
配分の問題、それから起債が
増額
になりました分を当初の
計画
に併せまして、全体としてのこの配分をどうするかという問題に関連して来ると思うのであります。その点につきましては、なお
大蔵省
のほうともよく連絡をいたしまして、適当な機会に御答弁申し上げるようにしたいと思います。
吉川末次郎
34
○
吉川末次郎
君 先ほど
資料
の
提出
について
要求
いたしましたことに関連して、更に
佐多
委員
から各
地方団体
の
増額
要求
の
資料
と、それの
説明
並びにそれに対する
自治庁
のこうした
決定
額を見るに至
つた
経過についての
説明
を求めるという御
要求
がありましたが、これは我々としては当然に
地方団体
の
要求
、即ち
府県
知事会の
要求
、それから市長会の
要求
及び
町村
長会の
要求
を、それぞれ公式の代表機関から、彼らの
要求
するところが何に基くかというようなことを詳細にどうしても聞かなければならないと思うのであります。そのためには公聴会の
計画
等も先般来ありますから、その公聴会のところへ彼らをして来さすということも必要でありますが、公聴会はほかの項目について
補正予算
の全般についていろいろな人から意見を聞くのでありますから、特にこの
平衡交付金
だけにつきましては、公聴会との関連性を保ちつつ、
只今
私が
要求
しました各
地方団体
の代表者から、公聴人でなくして参考人のような形ででも別個にこれを聞くことができるような
計画
をして頂いて、そのようにして
一つ
お運びを願うようなお考えが
委員長
と理事との間にできておるかどうかということを
一つ委員長
から御答弁願いたいと思います。
岩沢忠恭
35
○
委員
君(
岩沢忠恭
君) お答えいたします。今吉川
委員
の御提案についてはまだ理事会には諮
つて
おりません。併し今日の質問応答の過程におきましては、なおこの
資料
では非常に不十分ですから、いづれこれが全部出ました上において、もう一度この
平衡交付金
についてはもつと掘り下げて行きたいと、こういうふうに考えております。
吉川末次郎
36
○
吉川末次郎
君 大体今からその必要があるということをお感じになりましたら、御
予定
下さることが時間の
関係
上必要だと思います。お含み置きを
一つ
願いたいと思います。
岩沢忠恭
37
○
委員長
(
岩沢忠恭
君) 承知しました。
佐多忠隆
38
○
佐多忠隆
君 この(6)の
市町村教育委員会設置
に要する
経費
十億八千四百万円ですか、これは例の
市町村教育委員会
法をいろいろ議論する場合には、
予算
がないじやないか、こういうものを
市町村
にかけられるのは困るからというようなことで議論が沸騰したと思うのですが、そのときに
政府
のほうでは、いや、
市町村教育委員会設置
に要する
経費
は、現在の
予算
でなんとかやり繰りできるんだから、そのほうの心配はかけないからこれは通してくれというような御意見があ
つた
と思うのです。あの法案を通すときに、そういうことですでに
経費
の処置は既定
予算
でできるような御
説明
であ
つた
にかかわらず、ここに(6)には新たに
経費
として出て来ておるのですが、これはあのときのいきさつはどうだ
つたの
ですか。
武岡憲一
39
○
政府委員
(
武岡憲一
君) 前回にどういう御
趣旨
で申上げてお
つたの
か、私
ちよ
つとその当時のことを存じませんが、先ほど御
説明
申上げましたように、
設置
に関する
経費
は
地方財政計画
としては当初の
計画
の中には漏れてお
つたの
であります。ただ選挙に関する
経費
だけは計上してございましたので、或いはそういうことを、選挙の執行は差支えない、こういうことで御答弁申上げたかと思います。
三輪貞治
40
○
三輪貞治
君 先ほど堀木
委員
から、不足
財源
の補充方法としての
地方債
、
地方財政
平衡交付金
の事務的な区分と申しますか、そういうものについてのお尋ねがあ
つたの
ですが、それについて全体で三百二十億不足しておるのであるから、三百二十億
補填
すれば、それで都合が付くはずだというようなお話なんですが、特にこの項目の中で(1)、(2)、(3)、それから(6)、こうい
つた
ようなものについては、そういう紐付の令達でないと、下の
市町村
に参りますと必ずしもその
通り
に
実施
されない場合が多いわけです。現に
市町村教育委員会
の
委員
の
手当
等にも、今
自治庁
が考えておられるように
市町村
の議員と同額などときめておる所はないわけなんです。又この
給与改訂
による
給与関係費
の増とか、
勤務地手当
、寒冷地
手当
の支給等も、これは
はつ
きり紐付で令達されないと、又他に流用される虞れがあるので、少くともこの四項目だけは
はつ
きりそういうふうに紐付でされることが必要だと思うのですが、その点についての御見解と申しますか、御
計画
をお聞かせ願いたい。
武岡憲一
41
○
政府委員
(
武岡憲一
君) お答え申上げます。先ほど御
説明
申上げましたのは、今回この
国会
に提案いたしておりまする
補正予算
の
算定
の
基礎
として御
説明
申上げたわけでございます。即ち大体我々としてはかような
考え方
で以てこの
予算
が必要である、こういう根拠とまあ考えておるわけでございます。で、若しこの案を御
承認
頂けるといたしますならば、
地方
のほうに対しまして、
地方
で実際
実施
をいたします場合の参考といたしましては、勿論こういうような我々としての
財源
計算
をしておるということは徹底させなければならんと考えております。
松永義雄
42
○
松永義雄
君
固定資産税
のことについて
ちよ
つとお聞きしたいのですが、固定資産の評価方法については、例えば農村の査定、農林省ですか、
相当
の
基準
でや
つて
おられるようですが、併し実際面に現われて来る評価を都市、農村を対比して、そこに不公平というか、不当なものがありはしないか。
固定資産税
を払う納税者のほうからい
つて
強く感じているものがあると同時に、又他面非常に軽く
なつ
ているというところのものもありはしないか。昔家屋税を国税にして、その評価を均一にして公平を期したことがあ
つたの
でありまするけれども、現在
固定資産税
の課税について不満がありはしないか、不満足な点がありはしないか。その点についてどう考えておられるか、伺いたいと思います。
武岡憲一
43
○
政府委員
(
武岡憲一
君) 固定資産の評価の問題についてのお尋ねでございますが、実は私主管でございませんので、余り詳細なことを承知いたしておりませんから、御質問によりまして担当の
政府委員
から、後刻呼びまして、別の機会に
一つ
お答え申上げたいと思います。
正示啓次郎
44
○
政府委員
(正
示啓次郎
君)
只今
の御質問につきまして、
大蔵省
から
ちよ
つとお答え申上げたいと思います。固定資産の評価につきまして、これは御承知のように
自治庁
で
基準
をちやんと作
つて
おりますが、その評価がとかく権衡を失しておるのじやないか、こういう御
趣旨
かと思います。又お言葉の中にも、曾
つて
は国において評価をしたというようなお言葉もあ
つた
かと存じますのですが、この点につきましては、
自治庁
として現在の制度の下においては最善を尽しておりますことはもとよりでございますが、この
固定資産税
はその資産の所在地の
関係
もございまして、いわゆる
地方
財源
の偏在の問題にも関連いたすかと存じます。更に又
只今
御指摘の評価の問題につきましては、これ又
地方
々々でやりますと、いろいろ問題もあろうかと思います。さような点につきましては、
大蔵省
といたしましても、実情につき十分
調査
をいたしまして、将来の方法等につきましては、十分慎重なる研究をいたしたい、かように考えておる次第でございます。一言申上げます。
佐多忠隆
45
○
佐多忠隆
君 この
入場税
、
遊興飲食税
等は、これは税率は安くなるけれども、それだけ税を確実に捕捉するから
収入
減はないのだというような
説明
も聞いたように思うのですが、その辺の
関係
はどういうように考えられたのですか。これはまあ
一つ
一つ
の税の
内訳
が来てからお尋ねしてもよいのですが。
武岡憲一
46
○
政府委員
(
武岡憲一
君) 税収の
見積り
につきましては、本
年度
当初の
見積り
に対する
自然増減
の分と、それから一月から
実施
いたしまする減税措置の分と区別をいたしまして、追
つて
各税目別に
資料
にして差上げたいと思いますが、それで御覧願いたいと思います。明年から税率が下りまする
入場税
、
遊興飲食税
等につきましては、それぞれやはりその税率によりまして
減収
を立てておるわけであります。
堀木鎌三
47
○堀木鎌三君 今丁度向うからお答え願
つたの
ですが、歳入面、特に
地方税
の税種別の
内訳
を、殊に
改正
の分については詳しく
内訳
を出して下さい。それだけ
要求
しようと思
つた
んですが、出るそうですから、それで結構です。
佐多忠隆
48
○
佐多忠隆
君 それから
大蔵省
の、算
説明
の中の補正の
説明
の十ページのところに出ておる
国庫
補助金
の増加、雑
収入
の増加、これらとこつちの表とはどういふふうに突き合せればいいのですが、特に問題になりますのは、
税外収入
の
増収
の点、これだと……。
正示啓次郎
49
○
政府委員
(正
示啓次郎
君) お答え申上げます。
只今
の御質問は
国庫
補助金
の増加六十七億二千三百万円、
予算
の
説明
にございます。これも一応私どものほうで
地方自治庁
とも連絡を申上げました
内訳
を申上げます。これは先ほどのお話しのように、
数字
を表して差上げるほうが適当なんでございますが、
ちよ
つと今日は用意がございませんので恐縮でございますが……。ここに
補助金
の増加六十七億二千三百万円というふうに出ておりますが、先ず
補助金
といたしまして、先ほど御
説明
がございましたように、
普通補助金
その他に分れるわけでございますが、一応全体の御
説明
を申上げます。 最初に特別区
自治体警察
補助金
というのがございますが、これは御承知のように警察法が
改正
になりまして、東京都即ち特別区になりますが、東京都の警視庁に対する
補助金
、これは
補正予算
に計上いたしたのでございますが、これが一億六千七百万円でございます。それから産業
教育
振興費の
補助金
、これ又今回の
補正予算
の中に計上いたしておりますが、これが一億二千六百万円でございます。それから精神衛生保険
補助金
、これは御承知の精神病院等の
経費
に対する
補助金
でございますが、それが一億三百万円でございます。それから家畜伝染病予防費
補助金
、これが八千五百万円でございます。それから農業
委員会
費
補助金
、これは農業
委員会
のやはり
ベース・アツプ
関係
が主でございますが、その分が三億三千九百万円、それから農業改良普及
事業
補助金
、これが六千九百万円でございます。それから水防施設費
補助金
、これ又前
国会
以来の問題でございますが、それが一億九千八百万円に
なつ
ております。 以上が大体
普通補助金
の主なものでございますが、中には結核予防費
補助金
のごとく九千三百万円、むしろ本
予算
に比較しまして減少するものもございますが、その他の
補助金
を合せまして
普通補助金
の増加が十一億四千五百万円に
なつ
ております。 次に
公共事業関係
の分でございますが、公共
事業
は普通分と災害分とに分れますが、普通分は十七億四千七百万円、災害分は三十四億三千百万円、合せまして五十一億七千八百万円に
なつ
ております。それから
失業対策
費に対する
補助金
四億円がございますが、
公共事業費
関係
全体で五十五億七千八百万円、こういうことに
なつ
ております。
佐多忠隆
50
○
佐多忠隆
君 この
大蔵省
の雑
収入
の増加四十八億九千七百万円というのと、
自治庁
で言われる
税外収入
の
増収
四十九億九千七百万円、これとはどういう
関係
なんですか。
正示啓次郎
51
○
政府委員
(正
示啓次郎
君) これは先ほど
自治庁
のほうから御
説明
の
資料
を最初にお渡しに
なつ
てお
つた
ようでありますが、この
説明
書を
国会
に出します際に更に念査いたしまして、この
数字
が正しいということになりまして
提出
いたしております。これがフアイナルなものとお考え願いたいのであります。
佐多忠隆
52
○
佐多忠隆
君
自治庁
のやつは一億減るのですか、どうなんですか。
武岡憲一
53
○
政府委員
(
武岡憲一
君)
大蔵省
の
只今
申上げました四十八億何がしという
数字
と、私のほうの四十九億と違います点は、私のほうではその上に
道路法
の
改正
による
道路損傷負担金
の減少を別に九千五百万円立てております。これを
差引き
四十八億何がしということになります。
佐多忠隆
54
○
佐多忠隆
君 この
節約
を六十億立てておられるのですが、これはまあ
数字
を見なければよくわからんのですが、
一般
の市井のいろんな噂によると、
地方
自治
団体
の
旅費
或いは接待費というようなものが非常に多過ぎるというような噂がいろいろあるんですが、これは
自治庁
のほうで特別にお調べに
なつ
て、現在
程度
のものは止むを得ないというふうにお考えに
なつ
ているのかどうか、その辺の詳しいお調べがあるのかどうか。
武岡憲一
55
○
政府委員
(
武岡憲一
君)
地方団体
の財政につきまして、
只今
御指摘のように往々にして
地方団体
には
相当
な、いわゆるまあ冗費があるのではないかということを私どももよく耳にいたすのでございまするが、これにつきましては、いわゆる冗費と言われるようなものは私は現在
地方財政
の中にはないと存じております。然るにもかかわらずかような
節約
額を立てるのは
地方財政
に対する非常な圧迫ではないかということも誠に御尤もでございまするが、各
地方団体
におきましては、現に当初に組みました
予算
に対しまして全体の
財源
の状況がかなり窮屈でございまするために、すでにいろいろ
旅費
の
節約
をやりましたり、或いは
物件費
につきまして極力節減を図
つて
行くというようなことを
実施
いたしておりまして、まあ総体として見ますれば、大体一〇%乃至五%
程度
の
節約
は
相当
苦しいのではございまするけれども、こういうように
財源
が全体的に窮屈な折柄でございますが、や
つて
頂けるのではないか。現に各
地方団体
で運用しておられる財政の状態等につきまして聞きますと、
旅費
など苦しい中にもいろいろ
節約
してや
つて
おられるということを聞いておりますので、この
程度
のことは
実施
可能であろうと、こういうふうに実は考えておるわけであります。
佐多忠隆
56
○
佐多忠隆
君 そのときに
旅費
だとか、接待費だとか、そういうものが冗費でなくて、今の
程度
のものは絶対に要るのだというような
一つ
実証を
数字
的にお調べになり、それをお出し願いたいと思います。特にそれが中央の官庁あたりと比較して殆んどそれと変らないのだ、或いはそれより少いのだとかというような結果が出るか、或いは多いという結果が出るか、それらは
数字
を見て更に御質問したいと思います。こういうものが
はつ
きりわかるような
一つ
数字
を出して頂きたい。
武岡憲一
57
○
政府委員
(
武岡憲一
君)
調査
いたしました上で
資料
として出します。
三輪貞治
58
○
三輪貞治
君 今のことに関連して……。これは大体
旅費
の一〇%、
物件費
の五%の
節約
はできるであろうというので挙げておるのか、そういうことを命令というと語弊がありますが、通達か何か
地方
の自治体にそういうことをされて、これができるというのですか。
武岡憲一
59
○
政府委員
(
武岡憲一
君) 各
地方団体
の財政につきまして、特に
自治庁
のほうからこれだけ
節約
をせよというようなことは勿論指示いたしておりません。ただ先ほども申上げましたように、各
団体
におかれましても、いろいろ財政運営上節減を図
つて
や
つて
おられる実情でございまするし、又全体の
財政計画
の上から見ましても、この
程度
のことはや
つて
頂きたいという我々の期待からでございます。
岩沢忠恭
60
○
委員長
(
岩沢忠恭
君) 別に御質問がなければ、本日はこれで散会いたします。 午前十一時四十七分散会