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矢嶋三義君 この点は
責任の立場にある
局長に特に私は要望と激励をいたしておきますが、只今
局長の
お話によれば六三整備費にすでに二百億云々と、随分巨額の支出をしておるという
ようなお気持で発言された
ようですが、確かに六三整備費は発足以来七ヵ年です、二百六億を国会の承認を得ておる。ところが警察予備隊は三年そこそこで国会の承認を受けたところの
予算はすでに一千百五十億に達しておるのですから、それらを
考えるときに二百六億というのは決して十分なものでなくて、前
大臣以来基準の引上げなんということを盛んにアドバルーンを上げてきておるわけで又それは必要なことなんですから、
大臣並びに政務次官に信念を持
つてデーターで
説明され、十分
責任者としての
局長の使命を果される
ように特に要望と激励を申しておきます。
以下
ちよつと方向を変えて三点伺います。第一点は、私立学校振興会出資金の増額が零にな
つたわけですが、この交渉経過はどうな
つておるのでございますかということと、それと関連して私立学校振興会による
補助の対象を現行のままで行くか、それとも拡大するという
ようなお
考えを持たれて研究されておるかどうか、それから次にお伺いいたす点は、
産業教育振興の充実整備費が若干復活したことは結構でありますが、この
予算化によ
つて地方公共団体でも若干の
予算を組んで
産業教育が逐次整備されつつある傾向は非常に結構だと思うのでございますが、当初の六億五千万と合せて金額は少額であるのにもよるのでありまし
ようが、現在の既設の
補助というのは殆んど
高等学校のみに集中されておるわけです。これから私お伺いいたしたい点は、
事務当局は
折衝の過程においてやはり信念を持
つて折衝されておると思うのですが、現在の六三の三の職業
教育というものをどういうふうに持
つて行こうとされておるのか。現在の新制
中学校の職業
教育というものは、自分に適する職業を選択するところの能力を啓培するという
ような一つの大きな目標にな
つておる
ようでありますが、どういうふうにお
考えにな
つておられるのか、それほど必要がないという立場に立たれておるのか。新制
中学校の整備についてかくかく
考えておるが、どうしてもとれないのだ、こういう
ような立場なのか、その点
事務当局の
見解として聞いておきたいと思います。
それからもう一点は、
十島村の復帰によるところの施設
補助費が二・千万円ほど含まれておるわけでございますが、私ここに行
つてみたごとがないのですが、伝え聞くところによると案に惨憺たる状況だということでございますが、文部省としてはどなたかすでに視察されたかどうか、されたとするならば極く簡単でいいですから状況とその対策というものをこの際承わ
つておきたいと思います。以上の点について答弁を願います。