○
政府委員(
金光昭君)
只今の御
質問は、
債券の額を具体的にどうするかということと、それから今後におきます
加入者増設を、
大体大都市と
中小都市とどういうふうにするかという御
質問だと存じますが、
債券の
引受金額につきまして、これは
政令で具体的に定めるように相成
つております。現在一応私のほうと、それから
公社側とで
考えております大体の構想を
お話申上げたいと存じますが、
一級局におきましては、
法律で定められております
最高額の六万円をとる。
ちよつと今言葉を落しましたが、先ずこれは
単独加入についてでございますが、
単独加入につきましては、
一級局においては大体六万円、
加入数は五万以上、それから二級局は
加入数八千から五万までのところでございますが、ここでは大体四万五千円ぐらい、それから三級局は、これは
加入数が二千から八千までのところでございますが、ここについては大体二万五千円、それから四級局は
加入数が八百から二千まで、ここについては大体一万円、そこで五級局以下の
加入数八百以下のところについては、これは
債券の
引受をさせないようにしたらどうかというふうに
考えておるわけでございます。更に二の
共同加入につきましては、大体
単独加入の
只今申上げました
金額のところの三分の一
程度、そこで
東京、大阪の
一級局では二万円、それから、二級では大体一万五千円、三級局では一万円、そこでもう二の
共同加入については四級以下はこれをとらない。それから
戦災電話の復旧につきましては、おおむね
只今申上げましたこの
新規申込の場合の三分の二
程度、
単独加入につきましては、
一級局は四万円、二級局は三万円、三級局が一万五千円、そこでもう四級以下はこれをとらない。二の
共同加入につきましては、
一級局は一万五千円、二級局は一万、そこで三級局以下はとらない。そういうことで
只今鈴木委員の御
質問になりました
大都市と、それから
中小都市との間の
負担の不均衡を来たすんではないかというような点につきましては、
設備負担金におきまして三万円、二万円の差を付けましたと同じ
考えの下に、
一級局から、
只今申上げましたように二、三、四と下るに
伴つて債券の
引受額を逓減すると同時に、或る
程度、五級局以下或いは四級局以下につきましては、もう一切
債券の
引受をさせないというふうなことにいたしたいと存ずる次第でございます、なおこれに見合います
加入者増設につきましては、必ずしもこの一、二級局をたくさんとるから、一、二級局だけに
増設をたくさんする。そこで田舎のほうはやらないというようなことにはならないわけであります。これは御
承知のように
局舎の
基礎設備によ
つて定ま
つて来るわけでございますから、必ずしもそういう
大都市偏重になるということにはいたしませんし、又今後といえども、
公社においてもそういうふうに
大都市のみに
増設をするというふうには
考えておらないように存じます。