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政府委員(
清井正君)
只今のお尋ねの点は、先ほど来いろいろ御質問がありまして、私ども
お答え申上げたことによ
つて尽きていると思うのでございますが、成るほどこの問題は新らしく起りました問題といたしまして、役所の立場といたしましては
相当研究を重ねまして、
相当自信があると……、
相当と申しますか、はつきり民間に
措置をしても差支えないという自信がなければ役所としては承認できないことは勿論でございまするが、併しながらこの
研究についても
段階がございますので、学問的に
研究を進めて行きまして、どの
程度で満足するかということもあるのであります。私どもといたしましては、この問題につきまして技術的な問題について
研究を重ねて来ているのでございまして、まだ最後の点についているく
研究すべき問題もあろかと思います。併しながら実際問題といたしまして、一部民間の府県において応用的な
研究をいたしまして、実際上いろいろな
性質の点からい
つて品質がよろしいという結果も出ているのであります。更に昨年北洋に
鮭鱒漁業に参りましたときにこの網を使いまして、非常に成績がよか
つたという、実例も出ているのであります。従いまして、私どもといたしましては
研究を続けて行かなければならんと思いますけれども、今の
段階においてはこれも実際問題といたしまして応用的な
段階まで進んでおるというふうに
考えておるのでありまして、先ほど来
お話がございました
通り、中金或いは
開銀等の
融資等につきまして積極的にこれを進出するような方向に持
つて行きたい、こういうふうに
考えている
段階に到達しておる、こういうふうに私ども
考えておる次第であります。