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政府委員(石破二朗君) 昨日
資料を持
つて上
つておりませんので、
答弁が甚だ不明瞭だつたと思います。大変失礼申上げましたことをお詫び申上げます。
田中委員お尋ねになりました五所川原の岩木ケ原工事事務所の出張所の、遠隔の地におる職員の待遇改善と申しますか、給与の改善に関してどういう措置をと
つておるかという
お尋ねに対しまして、全然
方法がないから止むを得ないと申上げましたが、それは間違いでございまして、
予算、決算及び会計法によりますと、非常な僻陳の
交通至難な地におる職員に対しましては前渡しする
方法がとれることに
なつております。ただ実際の問題といたしまして、これは工事事務所長なり地方
建設局長、そういう順序を経て私のほうへ参りまして、それから大蔵省に協議してやらなきやならんことに
なつておりますが、私のほうもうつかりしておりましたが、現地のほうもぼやくしておりましたので、果してその必要ありやなしや、
田中委員の御
指摘の点もありますので、至急そういう措置をこちらからと
つて、遺憾のないようにしたいと思います。
それから赤木
委員の
お尋ねになりました富山工事事務所の職員で、富山市にいる者と上流の上宝砂防出張所でありますとか三里出張所、こういう所に勤務しておる者との給与の違いはどうかという
お尋ねがありましたが、給与は、いわゆる本俸、扶養手当、勤務地手当、これは同じでございます。勤務地手当は工事事務所の所在地主義によ
つておりますので、出張所が如何に遠方にありましても同じでございます。事務所の
通りであります。ただ違いますのは、日額旅費として渡しておるのが違
つております。これも現実にどれだけ出張しておるかどうかはわかりませんが、
予算の配付の基準といたしておりますのは、富山工事事務所、本事務所におる者一人に対しましては月九百十円という計算で渡しております。それからその上流の上宝砂防出張所、これに勤務しております職員に対しましては一ケ月二千八百円、それから三里出張所に対しましては千三百円、かように相灰
つております。なおこのほかに寒冷地手当が年一回出るわけでございますが、仮に職員の本俸、これは仮定がつきますが、本俸が一万一千四円であり扶養手当が千三百十九円だつたと仮定しますと、富山におきましては年に寒冷地手当が五千五百四十五円、上宝砂防出張所におきましては九千八百五十八円、三里出張所におきましては五千五百四十八円、かような計算に相成
つております。なお先ほど仮定として本俸、扶養手当などを申上げましたが、これは十月の中部地建の職員の給与の平均に二割をかけておるものでございます。なお僻地手当のことに関しまして人事院とどういう交渉をしておるかというような御趣旨の御
質問がありましたが、これは昨年やりましたけれ
ども、実は私のほうが勤務地を工事事務所所在地主義によ
つておりますので、出張所が相当離れておりましても僻地手当というものを現在出しておる所は、それに該当する所がありませんので、一カ所も僻地手当を出しておる所はありません。ただ実際は僻地手当といいます額は非常に少いものでありますので、結果は僻地手当をもらいますよりか、僻地におりましても、工事事務所所在地の勤務地手当によつたほうが現実の収入は多いという結果に相成
つております。なお北海道のほうの実情も調べて参ろうと思つたのでございますけれ
ども、丁度間に合いませんので、この次の
機会がありましたならば、係の職員に連絡いたしまして適当に取計らいたいと、かように
考えております。