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小笠原二三男君 多分こういうこともあるかと思いますので、夕刻来再三、
議運の
理事会として協議をしたところでございまするが、先ず第一に、
人事委員会における
給与法を上げて、その後に
予算を上げて行くという問題を論じました場合に、
自由党の
加藤君、或いは
只今の
草葉君等が、そうしてもらえれば、
衆議院のほうは受けて、そしてこれを議決するような態勢をとると。こういう話がありましたので、
議運の
理事会としてその
決定に基いて、
人事委員会に私申入れもして、そしてこの
給与法は、
人事委員会の十分な
審査がな
つたのか、ならんのかわかりませんけれども、特に我が党が
委員長を出してお
つて、いろいろな困難な
事情があ
つたのでありますけれども、六時半までにこれを上げるということで、
約束通り六時二十分にはこれが
人事委員会を上
つて来たのであります。それが本
会議において予定の
通り審議が続けられている途中において、
衆議院において何らかのことがあ
つたにもせよ、
政府与党から出ておる
議長が、
参議院の今日の
事態を考えることなしに、又
休憩を以て
各党の
意見を調整するというような、そういう
手続の十分あるにもかかわらず、直ちに
散会を宣せられ、こういう
事態に及んだということは、このことは、
自由党がどういう
約束を
衆議院並びに
政府との間にや
つて来たかということについて、私はその
手続並びに誠意について、非常な疑念を抱くものであります。そのようなことがあるがために、我々としましては何回も何回も、念を押して、
草葉国会対策委員長の席におらない間は、このことを達成することができないということで、
草葉対策委員長のお帰りを待
つて、それを固めたいと思い、この点念を押して聞いてお
つたということは、皆さまも御承知の事実なのであります。そういう場合に、こういう
事態に
なつた。そしてこの責任問題というようなことについて、私いろいろ論議したくありませんが、併し少くとも
本日、
参議院は努力をして十二時までに上げました。もう十二時を過ぎておりますから、本
会議は本日
終つたのであります。(「
散会々々」と呼ぶ者あり)
午後十二時
散会