運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1952-12-03 第15回国会 参議院 議院運営委員会 第9号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年十二月三日(水曜日)    午前十時十二分開会   ―――――――――――――  出席者は左の通り。    委員長     寺尾  豊君    理事            加藤 武徳君            杉山 昌作君            相馬 助治君    委員            上原 正吉君            木村 守江君            小滝  彬君            安井  謙君            赤木 正雄君            加賀  操君            小林 政夫君            高橋 道男君            矢嶋 三義君            田中  一君            大隈 信幸君            水橋 藤作君            兼岩 傳一君   委員外議員            松浦 定義君            千田  正君   ―――――――――――――    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   ―――――――――――――   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法務局側    法 制 局 長 奧野 健一君   ―――――――――――――   本日の会議に付した事件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○郵政事業運営実情に関する調査承  認要求の件 ○情報機関設置に関する緊急質問の件 ○中国在留者引揚に関する緊急質問の  件 ○中小企業年末金融に関する緊急質問  の件 ○地方制度調査会委員推薦に関する  件 ○昭和二十七年度参議院及び裁判官弾  劾裁判所歳出予算補正要求額に関す  る件   ―――――――――――――
  2. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) これより議院運営委員会を開きます。  常任委員辞任及び補欠に関する件。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 自由党から、人事委員山縣勝見君、文部委員小串清一君、農林委員北村一男君がそれぞれ辞任せられ、人事委員北村一男君、文部委員山縣勝見君、農林委員小串清一君を後任として指名せられたいというお申出が出ております。  それから日本社会党第四控室から、厚生委員高田なほ子君、人事委員森崎隆君、郵政委員河崎ナツ君がそれぞれ辞任せられ、厚生委員河崎ナツ君、人事委員高田なほ子君、郵政委員森崎隆君を後任として指名せられたいというお申出が出ております。
  4. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 以上の通り決するに、御異議ございませんか。
  5. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定をいたします。   ―――――――――――――
  6. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 次に、調査承認要求に関する件。
  7. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 郵政委員長大島定吉君から、郵政事業運営実情に関する調査承認要求書が提出されております。  本件の目的は、郵政事業運営の適正を期し、その経営改善を図るものでありまして、期間は本国会開会中でございまして、費用は計上されておりません。  以上であります。
  8. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 本要求承認するに、御異議ございませんか。
  9. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定をいたします。   ―――――――――――――
  10. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 次に緊急質問に関する件。
  11. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 緊急質問に関しましては、このお手許に配つてございます書類を御覧願いたいと存じますが、本件につきましては、只今小委員会においては一応御説明申上げましたが、その関連におきまして、御決定をお願いいたしたいと存じます。四件ございますが、お諮り願うのは一と、三と、四かと存じます。
  12. 矢嶋三義

    矢嶋三義君 通告順のこの第一と第二は、同一案件でございますので、右の、第二控室吉川君が私のほうの中田君の問わんとすることを併せ質問して頂くことを願えまするならば、時間の都合上私の会派の中田君の緊急質問を、一応第二控室吉川君にお譲りしてよろしいと思います。  なお通告順の第三の三輪君の質問につきましては、先ほど小委員会において事務総長から承わるところによりますというと、外務大臣並びに首相が出席できかねるかも知れないというお話でございましたが、御両人出席できない場合は、次会定例日、金曜日に緊急質問をいたすこととし、本日いずれか一方のかたがおいでになるならば、本日緊急質問をさして頂きたいと、こういうふうに思います。
  13. 相馬助治

    相馬助治君 今矢嶋君のおつしやつたこの一と二の問題について、吉川君のほうで中田君の意思を体してやつてくれるならば譲つて頂けるというお話ですが、是非そのようにしたいと思いまするので、中田君のほうは私どもの吉川君に、この点については、一つこのたびはお任せ願いたいと存じます。  そこで二十分要求してございまするが、これは前例によつて十五分に時間を短縮せしめられるであろうと存じまするが、右のような状況でございまするので、特にこの際五分これに追加して要求通り二十分を吉川君にお与え願いたいと存じます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)それじやとにかくその点よろしくお願いいたします。
  14. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) では矢嶋君、相馬君等の説明のありましたように一、三、四の緊急質問を行なうことに御異議ざいませんか
  15. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定をいたします。   ―――――――――――――
  16. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) この機会にちよつと申上げさして頂きたいのでございますが、地方制度調査会委員の問題でございます。本件につきまして、内閣から本多国務大臣議長のほうへおみえになりまして、先般の十三国会で通過いたしました地方制度調査会設置法によつて地方制度調査会委員を設置しなければならないが、それは総理が任命されることになつております。そのうち国会議員というものを含むことに法律で相成つておりますが、これは国会承認を経て任命されるというものではございません。法律がありますから、国会承認等を必要とせずに任命ができるわけでございますが、その人選につきましては、参議院議長の御意向従つて人選をいたしたい。それでそれは七名を参議院議員の中から任命いたしたいので、その七名について議長において御推薦を賜るようお願いしたいというお申出がございました。  なおその際、本多国務大臣は、その七名の御選考の場合には、その間の事情をよく御存じである地方行政委員会委員長の御意向をも併せて御聴取の上議長は御推薦して頂ければ幸せであると、かような申出があつたわけでございます。  それで議長は、七名を推薦せられるにつきまして、議院運営委員の御意向を聴取せられて、なお地方行政委員長の御意向をも聴取せられた後この七名を推薦せられるのが順序かと存じますので、当議院運営委員会の御意向を伺うと、かような筋でございます。
  17. 相馬助治

    相馬助治君 その問題については、担当大臣からもそのような要望があるということになりますれば、これは本来ならば、筋から申しますれば議運がきめるということですけれども、内容的に見れば、地方行政委員会がこれを決定しても差支えないくらいな意味を持つておると思うので、地方行政委員長とよく相談の上善処して頂くという意味で、議長に一任してよろしいかと思いますが、どうでしよう。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  18. 矢嶋三義

    矢嶋三義君 議長推薦を任せられたので我々にお諮りになつたわけでございますから、一応本委員会懇談会にでも移して、どういうふうに推薦して頂きたいという当委員会意向だけでも議長はお聞きとり頂いて、その上で推薦して頂きたい。そういう意味において、私は一応懇談会に本委員会を移して頂きたいと思います。
  19. 相馬助治

    相馬助治君 どうでしよう。矢嶋君。それじや、地方行政委員長相談をして来て、それからここへ諮つて、そうしてきめるということは……。
  20. 矢嶋三義

    矢嶋三義君 私としては、本日懇談会で我々の意見をここで述べて、そして又議長地方行政委員長意見を聞かれて、そしてその意見と我々の意見が一致するものだつたら、それでよろしゆうございますが、一致しないというような場合には、改めて議長はその結果を我々にお聞かせ頂きたい。そして更に我々の意見をお聞き頂きたい。こういうふうに私は思います。そういう意味で、本委員会を、長くかからないと思いますから、一応懇談会に移して頂きたい。(「賛成」と呼ぶ者あり)
  21. 安井謙

    安井謙君 一応懇談してもいいではないか……。
  22. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) では、速記をとめて下さい。懇談会に移ります。    〔速記中止
  23. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 速記をつけて。  懇談会を閉じます。では、只今地方制度調査会委員推薦につきましては、理事会において検討をするということにいたします。   ―――――――――――――
  24. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 次に、参議院及び裁判官弾劾裁判所昭和二十七年度歳出予算補正要求額に関して…。
  25. 高橋道男

    高橋道男君 只今議題となりました参議院及び裁判官弾劾裁判所昭和二十七年度歳出予算補正要求額につきまして、庶務関係小委員会で一応審査をいたしましたので、その経過並びに結果を御報告いたします。  最初に、本件は本来予算提出前に審査して御報告すべきでございましたが、自然休会中でございましたので、その機会を得ず、小委員会も去る二十七日に審査をいたしたわけでございまして、今日に至りましたことをあらかじめお断り申上げておきたいと思います。  先ず予算内容を御説明いたしますと、参議院補正要求額は、追加額一億五千八十四万八千円、修正減少額五百五十四万一千円、差引補正額一億四千五百三十万七千円でありまして、これをすでに成立した昭和二十七年度予算額七億六千七百十七万九千円に加えますと、九億一千二百四十八万六千円と相成ります。  補正要求額の内訳は、第一に、第十三国会会期延長並びに第十四回国会開会に伴う必要な諸経費三千五百八十四万円、これは議員応召旅費滞在雑費議会雑費職員給与庁費等であります。  第二に、参議院緊急集会に伴う経費百八十七万二千円、これは議員応召旅費滞在雑費等であります。  第三に、第十五回国会開会に伴う必要な諸経費二千五百六十九万五千円、これは議員応召旅費滞在雑費議会雑費職員給与庁費等であります。  第四に、本年十一月から議員歳費を増額する等のために必要な経費、これは内閣総理大臣その他の国務大臣等給与とにらみ合せて、議長は、現行月額八万円を十一万円に、副議長は、同じく六万四千円を八万八千円に、議員は、同じく五万七千円を七万八千円に増額するために必要な経費であります。  第五に、本年十一月から、国会職員及び国会議員秘書給与を改善するために必要な経費六千七十二万三千円、これは国会職員については、一般政府職員給与とにらみ合せて改善し、又議員秘書については、現行月額一万五千円を一万九千二百円に増額し、且つ国会職員同様勤勉手当を支給するために必要な経費であります。  第六に、節約等による既定経費減少額五百五十四万一千円、これは既定旅費物件費等予算節約する等のための額でございます。  次に裁判官弾劾裁判所補正要求額でありますが、これは本年十一月から職員給与を改善するため必要な経費としての追加額四十万円、節約による既定物件費等修正減少額五万円、差引補正額三十五万円でありまして、これをすでに成立した昭和二十七年度予算額五百三十四万八千円に加えると、五百六十九万八千円となります。  庶務関係小委員会といたしましては以上の内容審査いたしました結果、一応異議がないと決定いたした次第でありますが、審査の過程において述べられた意見といたしましては、国会職員特別職になつておりますので、一般国家公務員とは別個に所要の法律改正の際に、改めて自主的に検討して然るべきこと。それから国会議員滞在雑費等についても、別途考慮する必要があると思われるので、この点については、庶務関係小委員長において、衆議院の庶務関係小委員長と折衝をいたすべきことなどについて、意見の交換をいたしましたことを申添えておきたいと思います。  以上をもつて報告を終りますが、何とぞ本委員会においても、御承認あらんことをお願いいたす次第であります。
  26. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 只今庶務小委員長報告通り承認をするに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう、決定をいたします。暫時休憩いたします。    午前十時三十五分休憩    〔休憩開会に至らなかつた〕