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春日委員 ただいま
福田政務次官からの御
答弁に引続いて御質問をいたします。御
答弁によりますと、これは技術上、三日間しかどうしてもできない。会計検査院の
了承は大体得られないというお話と、なお財源の問題にかか
つておる由でございます。しかしながら、大体これは次官がおつしや
つた千円という額を対象として考えますときに、十二月の稼働日数を二十五日といたしますならば、これは大体一日四十円、こういう
割増しができさえすれば、千円という
割増しができるわけでございます。二十五日間を稼働日数の対象にするということは、先般来本
委員においてしばしば繰返された問題でございます。従いまして、三十円ならば会計検査院は
了承するが四十円ならば、
了承できないというはずは私はあり得ないと思う。従いまして、私は
法規上云々という御
答弁は
了承いたし得ないのでございます。さらにまた財源の問題でございますが、大体安定局長の通達は、すでに配賦された予算の差繰りを行えということでございまして、少くとも配賦予算にそういうような大きな余裕ボあるかどうかということは、重大な問題であろうと考えるのでございます。われわれ少くとも本
委員会の論議を通じて要請いたしておりますものは、新しく財源
措置を講ずるか、あるいは何らか別途の
方法によ
つて、こういう新しい財源が繰合わされるということが期待されておるのでありまして、
地方庁に対してすでに配賦されておるものをこちらべ充当するということならば、残余の作業に対してそれだけきゆうくつな結果を来しはしないかということを非常に構えるものでございます。この点に対して、どういうふうな見通しであるかも承
つておきたいのでございます。
なお、問題は、いずれにしても一千円をや
つてもらわなければ困るということが、最終的な問題でございます。水かけ論だとおつしやるが、これは私一人が個人的に聞いたことではなしに、青野先輩も、また山口君も、それから改進党の方も同席のところで一千円ということをおつしや
つておる。私
ども全部が精神錯乱症に陥
つておるのならとも
かく、われわれが正常な
状態で、とに
かく私個人が聞いただけではなくて、みんな同様のことを聞いておる。少くとも本日
労働大臣がお休みにな
つて御
出席にならないので、
福田政務次官のお
立場は、日本の国における労政の最高権威である。その責任者の申されたことが後日
食言ということになれは、われわれは一体何をたよりにいろいろな政治を行い、さらにいろいろな質疑をかわして行くか、まことに戸惑うわけであります。従いまして、
福田政務次官がその職責を通じて、とに
かく千円ということを申された以上は、あくまで千円の交付が行われることのために、私は良心的な
努力を願わなければならぬと思うのでございます。
特に
委員長にお伺いしたいのでございますが、問題は本年度において新例でございます。このことはよく私
ども了承いたしております。さらに与党並びに
委員長、次官
たちが、本問題について非常に同情ある、理解ある御
努力を倣
つたことに対しては、私
どもは非常に尊敬いたしているのでございますが、しかし、このことはただ単にお情というような考え方であ
つては、私は筋が立たないと思います。講和と独立を契機といたしまして、私
どもが従来
かくあるべきだと要請いたしておりました諸問題が何ら
解決できなくて、そのことは非常に隔靴掻痒の思いであ
つたのでございますが、今や独立と主権を回復いたした今日、なすべきことをなすというようなことに対して、お情的な考え方でありましては、これは私は本逆をもとると思うのでございまして、彼らがとに
かく生活困窮者である。問題をむし返すと長くなりますので、繰返しませんが、働かなくてももらえる生活保護法の適用者
諸君と彼らの実態はちつともかわらぬのであるから、何とかや
つてくれということでございます。それならば何とかやろうというあなたの御
答弁、その
言葉を信用して帰
つた全国の
労働者、そこに問題はあるのでございます。従いまして、私はあくまでこの千円というものをや
つてもらわなければ、
全国の指導者もやはり
食言したという形こおいて彼らの組織から糾弾を受けるでございましよう。われわれも同様でございます。従いまして、千円出すか出さぬか、とに
かく何とかその出すことのために私はさらに与党の善処を要望したい。これに対して、
委員長は今後どういうような処理をされるお考えであるか、重ねてこの
機会に伺
つておきたいと思います。
労働省からも、あわせてこの点に対して御
答弁願わなければ相ならぬのでございます。