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辻原委員 決議の線に沿われて努力せられておるということをただいま承
つて、まことに私ども喜んでおるわけであります。その
通り具体的に実行せられておるならば、この問題についてわれわれが調査をし、あるいは相当長期間にわた
つて問題を取上げて
検討いたしましたそのことも、結果的に実を結ぶわけであります。しかしながらやはり問題は相当具体的な取扱いに
なつておりまするので、ただいま現地に向
つて調査をやられておるような御報告でありまするが、この問題につきましては、できる限り詳細にわた
つた調査の上、先ほど私が三つに分類してお尋ねを申し上げましたように、その後この決議をして以来、宿舎の点についてはどういうふうに進捗をして、どの
程度の収容人員を確保できるような施設をいかなる
方法によ
つて確保したか、あるいは
学校につきましても、従来の校舎建築の棟数をその後どのような経費を充てが
つて増築の計画を進めておるか、または通学につきましても、これは調査いたしました当時にも、すでにそのことが考慮されておりましたが、なお不十分であるということを私どもは認めたのでありまして、従
つて岩船郡その他の連絡、遠隔の通学生に対しては完全に収容できるだけのバスその他の施設も完備したのか、あるいは
職員につきましても同じように
職員の寄宿舎あるいは一般の住宅、そういうものがどの
程度に確保されておるのか、そうい
つた点につきましても詳細を私どもに御報告願いたいのであります。なお最後に触れられました若干の補償を、県当局あるいは新発田市との間に話合いが進められておるという点につきましても、具体的にどの
程度の額で、しかもその対象は、これは調査をいたしました当時には本年三月末までというふうな補償の
方法でありましたが、それにつきましては、三月末までやりましても、現在の在学生は何ら恩典に浴さない、いわゆる三月以降の在学生について恩典に浴さないということでありまして、実際問題としてはこれは補償ということには当らないということを私どもも再三当局にもまた
大学にも申し上げておきました。そうい
つた点がその後どの
程度の学生まで、またどの
程度の期間まで補償するのか、そういう点について詳細を承りたい。私どもの申し上げました真意は、少くともここ当分の間はそうした補償が必要であろう、そうして統合せられたことによ
つて通学生が何ら心理的にも経済的にも不便を感じないというある
程度の時期までは補償して行かなければ、この問題は依然として受入れ態勢完備というところには参らない、こういう
前提で決議の趣旨が織り込まれておりますので、そういう点につきましてできる限り詳細にわた
つて現地の
意向を調査していただきたい。
なおいま
一つ、調査される際に、こうした問題につきまして、その後
関係当局は積極的学生の
意向をたたき、場合によれば了解を求める
方法も講じられておるが、父兄との
関係はその後どう
なつておるのか、特にこうした岩船郡その他この問題に対して非常に不便を感じておる側の父兄の方々の
意向というものを
大学当局はその後どう把握されておるか、そういう点につきましてもひとつ御報告をお願いいたしたい、かように思います。報告がありましてからこの問題につきましてまたお伺いいたします。
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