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塩見政府委員 お答えいたします。
品種改良につきましては、
奨励品種決定の場合はもちろんですけれ
ども、
奨励品種をつくりますことはこれは大体国がや
つております。国が各県に対して適当だと思われるようなものを
府県の方にまわしまして、それで
府県の方で
奨励決定のための
試験をや
つておりまして、それを大体
府県でもいいと思われるようなものを奨励するということにな
つておりますので、元は国がつく
つておる、こう
考えていただいてよろしいかと存じます。
それからこの前の
附帯決議は私もそれをよく拝見いたしました。もつともな
附帯決議でございまして、できるだけそういう方向に努力すべきものだと存じておりますが、遺憾ながら二十八年度の
予算措置といたしましては、かんしよにつきましては、どうしても大蔵省の認めるところにならなか
つたわけでございます。それからばれいしよにつきましては、
原種圃は認める。原々種だけは国営で生産いたしております。それからとうもろこしにつきましては、原々種圃と
原種圃はございますが、種子
審査の
経費はどうしても認めない。それから菜種につきましては、
原種圃はございます。それからほかに積寒地帯の共同育苗圃の
補助もございますが、体系的に米麦と同じように扱うというくらいまで
予算を残しておらないような状態でございまして、そういうふうな関係から見ますると、二十八
年度予算として、
自信を持
つて体系的に種子圃関係の仕事をや
つて行きます上には、
大豆だけは入れるという
自信を持てるわけでございますけれ
ども、その他のものにつきましては、これで十分だということはもちろん言えない状態でございまして、
国会の方の
附帯決議に応じて、私の方も極力大蔵省に対して努力いたしたいと思いまするが、遺憾ながら現状はその程度にな
つておるこういうことでございます。