○受田
委員 私はこうした職務に従事する人
たちは非常な生活苦にあえぎ、その
勤務のひまを利用して夜学に学び、高度の学識を養うという熱心な人
たちもおるし、とにかく正規の
採用はむずかしいが、
非常勤でもいい、そこで
勤務しながらりつぱな
公務員となりたいという熱意を持つた前途有能の人物が大多数であると確信しておるのです。こういう人
たちをその職務に従事しておる間、非常に軽く取扱うという
ような形にな
つて、今
政府の御答弁にもあつた
ように、別に年末
手当も考えていない、共済組合の保護もされていないということに対して、やむを得ないという
ような考え方で行くと、国家の公務に従事していることは間違いだということになる。今課長さんの御説の
ように、考え方としてはできるだけの優遇をし
ようとしても、結果的には軽く取扱つたことにな
つている。これはあなたの
官庁だけでなく、各
官庁に通じた問題であるから、国全体の問題として取扱
つてみたいと思うのですが、どの省からでもいいから模範を示して、この
非常勤常勤者の優遇を考えてもらいたい。特にこの間私の政党の加藤勘十氏が本会議でもこの問題で質問をして、
非常勤常勤者を優遇する措置はどう考えておるか、共済組合に対してはどう考えるか、社会保険はどう考えるかといろいろついたところ、
労働大臣、厚生大臣も、これに対しては目下慎重に検討を加えておるという答弁があつたわけです。慎重に検討を加えているというのがいつもごまかしの言葉になるので、この点慎重に検討を加えている内容がどうかを、いずれあらためて
関係大臣にも尋ねてみたいと思うのですが、慎重に検討を加えているところが、
食糧庁の課長さんのところへはどういうふうに響いているか、ちよつとお伺いしたいのであります。