運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1952-12-06 第15回国会 衆議院 議院運営委員会 第10号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年十二月六日(土曜日)     午後零時一分開議  出席委員    委員長 福永 健司君    理事 坪川 信三君 理事 村上  勇君    理事 椎熊 三郎君 理事 土井 直作君    理事 田中織之進君       荒舩清十郎君    今村 忠助君       菅家 喜六君    久野 忠治君       佐藤洋之助君    高木 松吉君       田中 彰治君    内藤  隆君       中田 政美君    西村 茂生君       羽田武嗣郎君    森   清君       石田 一松君    小泉 純也君       園田  直君    池田 禎治君       吉川 兼光君    井手 以誠君       安平 鹿一君    渡辺 惣蔵君  委員外出席者         議     長 大野 伴睦君         副  議  長 岩本 信行君         文部委員長   伊藤 郷一君         議     員 春日 一幸君         議     員 荻野 豊平君         議     員 岡田 春夫君         事 務 総 長 大池  真君     ――――――――――――― 十二月六日  委員篠田弘作君及び田嶋好文辞任につき、そ  の補欠として西村茂生君及び田中彰治君が議長  の指名委員に選任された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  委員派遣承認申請に関する件  特別委員会設置に関する件  公聴会開会承認要求の件  本院予備金支出に関し承諾を求めるの件  地方制度調査会委員推薦の件  緊急質問の取扱いの件  本日の本会議の議事に関する件  裁判官訴追委員辞任の件  積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員補欠指名  の件  国土総合開発審議会委員補欠指名の件  院内の警察及び秩序に関する小委員長より報告  聴取     ―――――――――――――
  2. 福永健司

    福永委員長 ただいまから議院運営委員会開会いたします。  最初に、委員派遣承認申請の件を議題といたします。事務総長から御説明を願います。
  3. 大池真

    大池事務総長 文部委員長からの要求でございますが、新潟大学新発田分校移転問題を調査するために、委員北吟吉君、水谷昇君、田中久雄君、井伊誠一君、辻原弘市君、以上五名を三日間派遣いたしたいということでございます。出す日取りは、いつということが書いてありませんが、来週ということでございます。
  4. 岩本信行

    岩本議長 この委員派遣については、前国会でもいろいろ議論があつたので、今度の十五国会になつてからは初めてですが、これが例になりますから、ただ単に異議なしでなく、少し研究していただきたいと思います。
  5. 福永健司

    福永委員長 ごもつともでございます。まだ異議なしというところには行つていないと思います。ただいま副議長発言のごとくに、開会中に委員派遣するということは、よほどの事情があれば別でございますが、原則として派遣しないということが前々から申合せができております。
  6. 椎熊三郎

    椎熊委員 委員長を呼んで事情を聞いたらどうですか。
  7. 福永健司

    福永委員長 それでは、ただいまの申請書だけによりましてはよく事情がわからないので、この種の案件を慎重に扱う意味におきまして、後刻委員長を呼びまして、委員長説明等を聴取した上でおきめをいただくことにいたします。     ―――――――――――――
  8. 福永健司

    福永委員長 次に、公聴会開会承認要求の件を議題といたします。
  9. 大池真

    大池事務総長 これは御承知通り人事委員会一般職職員の給与に関する法律の一部改正法律案が出ておりますので、これについて公聴会を開いて十分民意を徴したい、こういう申出でございますから、御了承願いたいと思います。
  10. 福永健司

    福永委員長 これを承認するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 福永健司

    福永委員長 それでは、承認するに決しました。     ―――――――――――――
  12. 福永健司

    福永委員長 次に、本院予備金支出に関し承諾を求めるの件を議題といたします。
  13. 大池真

    大池事務総長 これは当委員会で御承認済みでありますが、すでに予備金を支出した分の報告を次の国会始まつたときにやるという規定になつておるわけでありまして、十三国会までの二十六年度の分については、この前の通常会の初めに報告すべきであつたのでありますが、御承知のように解散のためにその報告の時機を失つてしまつたのであります。従いまして、二十六年度の分と二十七年度になつてすでに予備金から支出いたしました分を本会議報告をいたしまして、御承認を求めたい、こう思うわけでございます。  二十六年度で出しました分は、ここに詳細に記載してございます通り、ほとんど各議員弔慰金にあたる分と、議員会館会議室等窓かけやその他営繕施設経費等庶務小委員会等で御決定になつた分に充当いたしたのが二十六年度の分でございます。二十七年度の分は、まつた議員の不幸による弔慰金だけで、すでに支出いたした分が、お手元にあります通り百三十六万八千円になつておりまして、それ以外の分は支出いたしてありません。従いまして、これを本会議報告いたしまして、御了承を得たいと考えております。
  14. 福永健司

    福永委員長 それでは、これを本会議に上程するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 福永健司

    福永委員長 さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  16. 福永健司

    福永委員長 次に、特別委員会設置の件を議題といたします。これは、この前から、早急に決定するようにという椎熊君その他からの御発言があつた点でありますが、自由党の方でも大体態度を決定せられたやに伺つております。自由党はいかがですか。
  17. 菅家喜六

    菅家委員 特別委員会は、海外胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会公職選挙法改正に関する調査特別委員会行政監察特別委員会、この三つでございますが、いずれも委員会委員の人数を二十五人にするということで設置することに賛成いたします。
  18. 福永健司

    福永委員長 ただいま自由党の方で、いずれも二十五名の委員よりなるこの三つ特別委員会設置することに賛成だという発言がありましたが、その他のところではいかがでございますか。
  19. 椎熊三郎

    椎熊委員 私の方は、今国会当初から要求しておつた案件ですから、むろん反対はございません。委員の数等については、前にあつた委員会より多少委員の数が減らされておりますが、これも問題はなかろうと思いますから、ただいま委員長のおつしやつた通り賛成いたします。
  20. 土井直作

    土井委員 海外胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会、それから公職選挙法改正に関する調査特別委員会等については、わが党として大体賛成であります。それから行政監察特別委員会に対しましては、賛成ではありまするが、この問題についてちよつと質問をしておきたいと思います。  行政監察委員会は、月額大体百五十万円を限度として、これを使用することを認めております。ところが、その百五十万円のうち百二十万円までは人件費であります。あとはそれぞれ事務諸費用として使われておるのでありまして、内容的には非常に人のために費用をとつておるきらいがないわけではない。実際の活動面に使用するものは三十万円くらいで、その中に諸般の費用というものがこれに加えられておるということになれば、実際の活動面に相当困難ではないかという点がありますので、実情は一体どうなつておるかということを、事務総長がおわかりになればお答えを願いたいと思いますし、それでなければ、行政監察委員会の方の責任者を呼んでいただいて……。
  21. 大池真

    大池事務総長 詳しい委員会活動状況については、私ども存じておりませんので、申し上げかねるわけでありますが、先ほど土井さんのおつしやつた通り人件費が相当高額になつております関係から、今おつしやつた百二十万円というようなものを、おそらく払つておることと思つております。
  22. 菅家喜六

    菅家委員 今土井さんのお話、ごもつともですから、今度は人員を少し整理して行く、――大蔵省の方では、百五十万円というのを二百万円くらいのことは考えておるようだし、折衝もついておるらしいが、今まで通り百五十万円にして、人の整理をして運営するような方法考えなくちやならぬのじやないかと思つております。
  23. 土井直作

    土井委員 実際上の問題としては、多少のことは別として、できるだけこれは節減しなければならないと思います。行政監察特別委員会目的というものは、設置の当初、提案のとき十分説明されておつたので、いまさら繰返す必要はありませんが、その目的を遂行するためにこの機関が全面的に活用されなければならない。ところが今までの行政監察特別委員会は、過般われわれのところにも報告書が来ましたが、活動の範囲というものが限定されておる。しかもまつた機能失つてつたということが今までの行政監察特別委員会のありていである。これでは単に国費を費すというだけで、何らの意味もないと思う。従つて行政監察特別委員会は、最終段階としてはわが党もこれを置くことには異議がないのでありますが、内容的にはもつと整備して、この機関が真に特別委員会として機能を発揮し得るような点までこぎつけて行かなければならないのではないか。そのためには内容的に十分整理するものは整理し、また運用面においても、その運用が十分発揮できるようにしていただきたい。こういう希望的な意見を付して賛成をいたします。
  24. 内藤隆

    内藤(隆)委員 ただいまの土井さんの御意見につきまして、ちよつと申し上げますが、考査特別委員会から行政監察委員会になりましてからの業績その他につきましては、すでに報告申し上げてある通りでございます。その業績の上る上らないということは、これは今土井君からいろいろ御意見がありましたが、委員会におきましては、相当の業績を上げておると思つてつておるわけでございますから、もう一度その報告書をよくごらん願いたいと思います。
  25. 土井直作

    土井委員 報告書は十分見ております。
  26. 安平鹿一

    安平委員 私の方も大体賛成です。しかし、今土井君の言われたような内容の点とか、そういう点についていろいろ党としても議論があるわけです。たとえば海外胞引揚特別委員会の問題についても、必ずしも今日まで成績を上げておらない。国会として独自の立場から十分機能を発揮しなければならないのに、それができないということなら、むしろ無用の長物だというような意見もあるわけです。さらに行政監察の問題でも、今土井君の言われる通りだと思います。考査委員会からこれに切りかえられて、はたして実績を上げておるかどうかということも、はなはだ疑問だと思つておりますけれども、必ずしもこれが必要でないとは思いませんので、もつ内容を充実して、所期の目的を達し得るような方法にして行くことを希望として申し述べて、これに賛成いたします。
  27. 椎熊三郎

    椎熊委員 私は、長い間考査委員会や、行政監察委員を勤めて来て、ただいまのような御批判をいただくことは非常に汗顔の至りです。この委員会の名誉のために残念に思つております。土井君その他の方々は、何かこの委員会がちつとも業績がなかつたように言われるが、私はいろいろな委員を兼任しておりますが、行政監察委員会ほど活発な、そして具体的な、的確な業績を上げた委員会は、私の関連しておる委員会にはないと私は信じておる。現に十数件の天下の大問題が、あれだけ資料が集められて、天下の耳目を聳動しておる。そういう委員会国会内にそんなにありません。国会全体としては行政府を監督する権限はあるでしようが、単に一つの事案をとらえて、権力を持つてつつ込んで行き得る委員会というものは、ほかにはないのです。ですから、この委員会に直接御関係にならない方としては御不満の点もあつたかもしれませんが、われわれ委員としては全力をあげてやつておるつもりで、ただいまのような御批判を受けるということは、みずからの力の足りなかつた点もありましようが、私は残念に思います。従つて、今後はどなたがなられるかわかりませんが、これを存置することに決定した以上、今のような、こういう批判を受けることのないように、みんな協力して業績を上げて行くように努めたらいいと思います。長年やつておる一委員として、こういうことを言われることは非常に心外です。非常に軽蔑を受けたような気がする。
  28. 土井直作

    土井委員 ただいま椎熊君は、当該委員であつたという関係から、委員会効能書きを相当言われました。他の委員会と比較してこれほど実績を上げたものはないということを言われましたが、私は特に椎熊君の意見に反駁する必要はない。当該委員としては、そういう感情が沸くことは当然だと思います。私は、行政監察委員会設置という問題について、さきに本委員会でも、すでにこれは考慮する必要があるのじやないかということを申しましたところ、そのことがいち早く行政監察委員会職員の間に伝わつたと見えまして、私のところに重要なる地位に立つておる諸君が来て、いろいろ話をされました。それから後、委員会報告書というものを――今までかつて運営委員である私どものところに行政監察委員会報告書というものは来なかつたのが、この聞は特に私のところにもよこしました。私はそれを拝見いたしました。しかし、われわれが行政監察委員会として行つていただきたいと思いますところの監察事項については、これは第十四国会までは自由党が絶対多数であつたという関係からいたしまして、何か隔靴掻痒の感がないではなかつたのであります。もとよりある意味においてこの行政監察委員として、椎熊君などはヴエテランでありますから、十分その職能を発揮されたと思いますけれども、われわれが考えておつた、また期待しておつた、いわゆる行政上のいろいろな問題につきまして、まだ何か寸足らずというか、何か物足りないという感じがあつたのであります。職員に聞いてみましても、今度は政情が一変いたしまして、与、野党の関係が均衡を保つておる、従つて行政監察委員会機能は十分発揮し得るであろうということも言われておるのであります。従つて、従来は十分発揮し得なかつたというその裏の言葉も、これからは考えられるということであります。そこで私は、ただいま言われておるような事柄について、しいて反駁しようとは思いませんが、今最後の御言葉の中にありましたように、委員として十分でなかつた点があるならば、新しく選任された委員諸君が十分やつていただく、そのためには各党が協力していただくということ、これは私もやぶさかではありません。わが党としても全面的に協力いたします。私は、当該委員でないから申し上げておるのではない。当該委員であるなしにかかわらず、行政監察委員会の行動なり、内容なり、またそのなしつつある実態というものについては、議員の一人といたしまして、関心を持つてつたのであります。従つて、そういう意味におけるところの意見を開陳したにすぎないのでありますから、その点は了承していただかなければならぬと思います。
  29. 岡田春夫

    岡田春夫君 私の方も、実は三委員会とも設置には賛成でございます。ただ問題は、先ほどからも話があつたように、行政監察委員会の場合は、自由党の方からは整理するというようなお考えもあつたようですが、土井君の意見はそうではなくて、むしろ整備充実しろというような考え方つた。われわれの考え方も、整備充実するという意味であり、整理するというより、むしろ足りない点を補つて行く、この行政監察委員会ができたいきさつから考えて、十分にやつて行こうというわけですから、そういう点から言つて、二十五人に減らすということについては、われわれは反対です。むしろ従来の三十人を三十五人なり、四十人にふやして行くというような形でやつてもらいたい。われわれとしては、行政監察委員会ではなく、考査委員会という形でやつてもらいたいと思つております。
  30. 田中織之進

    田中(織)委員 私どもの方の党の、この委員会設置に対する条件については、安平君が述べられましたが、先ほど土井君から言われた点、――特に行政監察委員会は一定の予算事務局を持つておる特別の委員会であります。委員会としての活動をする上から見て、そういう行き方をしなければならぬという点は、わが党も認めるのでありますが、事務局委員長指揮命令もとに動くものでありますから、従つて各党から出ておる委員に対するいろいろな調査資料の提供、その他の点については、必ずしも従来完璧でなかつたのであります。これは委員会構成の上から来たことと思うのでありますけれども、この委員会構成もかわつて参りましたから、漸次改まることと思います。事務局委員長指揮命令もとに動くものでありますけれども、この委員会におきましては、各常任委員会専門委員室と同じような意味において、党派に片寄らない活動をしてもらわなければならぬと私は思いますので、この点をひとつ追加しておきたいと思います。  それから、これは今問題になつておる三委員会に直接の関連はない問題でありますが、国会内の特別委員会の問題として、私どもの方から特にこの議院運営委員会においてお考えを願いたいと思いますのは、すでに各党にそれぞれ代表から働きかけ、また陳情もいたしておりますが、例の部落民のための特別委員会設置の問題であります。これは今各党でそれぞれ陳情を受けられまして、せつかく問題の内容、その他について御検討くださつておることと思いますので、本日ただちに議題にして決定をしていただくというわけには参らないことは、十分に私も承知いたしておりますけれども、いわゆる部落民差別事件というものが現在まだ跡を断たない。さらにそれ以外に、失業問題あるいは一般社会福祉問題等社会保障制度では救済しきれない幾多の問題を含んでおる日本の社会における非常に大きな未解決の問題でありますので、この問題を国会でぜひ取上げていただきたいという要請が、十二月一日の同和対策全国協議会大会の決議に基いて、それぞれ各党にも要望されておると思います。そこで私は、この問題について、この会期中に実現するかどうか、各党の結論を出していただきたいと思います。この特別委員会については、ぜひとも各党で積極的にお考えを願いたい。これはそれぞれの党の立場においてお考えくださつておることと思いますが、むしろ特別委員会設置の機会でございますので、特に私から要望いたしておきます。
  31. 福永健司

    福永委員長 ただいまの田中君の発言の点は、各党も御研究願いたいと思います。  それでは、本日の本会議でこれを設置することを議題とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 井手以誠

    井手委員 この三つ特別委員会委員数その他をはつきりしてもらいたいと思います。
  33. 福永健司

    福永委員長 二十五名ということで先ほど申し上げました。
  34. 田中織之進

    田中(織)委員 従来通りですか。
  35. 福永健司

    福永委員長 従来三十名のこともありましたが、三つとも全部二十五名ということです。
  36. 岡田春夫

    岡田春夫君 行政監察委員会は従来三十名でしよう。それを減らす必要はないじやないか。性格としては超党的にやつてつた委員会でしよう。
  37. 福永健司

    福永委員長 各党がみな入るようにということになると、四百六十六名の委員会でなければならぬことになりますから、その点どうでしようか。
  38. 岡田春夫

    岡田春夫君 そんなことを言つておるわけじやないのです。委員数が少いとすれば、無所属倶楽部あるいは労農党などに特別に何か考慮してもらうということで……。
  39. 福永健司

    福永委員長 それはできた上で……。
  40. 岡田春夫

    岡田春夫君 一応議運として、そういう性格委員会であるということを認識してもらいたいと思います。
  41. 福永健司

    福永委員長 それは御希望でございましようが、他の各派が、それでは入れるということをきようきめることは困難だろうと思います。
  42. 土井直作

    土井委員 岡田君の言う点はもつともだと思うのです。もつともだと思いますが、今それをこの委員会設置条件にするのでなく、委員の割当その他の関係において、よけいとつておる党が、超党派的な関係委員をあげるのだから、一名譲るとかなんとかいうことは、それぞれの党の間で御協議願うということでいいのじやありませんか。
  43. 岡田春夫

    岡田春夫君 超党派的な委員会であるということが確認されておれば、今土井君が言われたような点も確認できるわけでしよう。
  44. 福永健司

    福永委員長 これは条件付というわけにも行かぬだろうと思いますから……。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  45. 福永健司

    福永委員長 それでは、本日右特別委員会設置の件を議題とすることに決定いたします。     ―――――――――――――
  46. 福永健司

    福永委員長 次に、先刻申し上げました文部委員会委員派遣承認申請の件を議題といたします。  私から文部委員長に申し上げますが、先ほどから御協議いただいたのですが、従来、開会中は原則として委員派遣はいたさないことになつております。なぜそうかというようなことは、よくおわかりと思いますが、本国会になりまして、本件が最初のことでありますので、よく御説明伺つた上で、本委員会としてどうすべきかということをきめたいと思いますので、ひとつ派遣の点について御説明を願います。
  47. 伊藤郷一

    伊藤文部委員長 文部委員長伊藤でございます。開会中でございますし、遠慮すべきだということはよくわかつておりましたが、非常に切迫しておる問題でございます。また参議院の文部委員会も決議いたしましたので、決議いたしたわけでございます。前からの問題で、詳しいことは的確には知りませんが、新潟大学分校が高田、長岡、新発田三つございます。そして新学制になりましてから、新潟県ばかりではなく、その他の大きい県もそうですが、非常に分散配置されておる。そこで大学設置審議会というのがありますが、ここで、できないものもございましようが、できる面から逐次統合いたしまして、施設の上においても、教授の上においても、できるだけりつぱな大学にしたい、こういう答申案文部省に出しまして、その答申案全国に流しております。そこで新潟大学評議員会を開きまして、新発田汽車で一時間くらいだから、新潟に吸収した方がいいということをきめまして、すでに宿舎もでき、いろいろな施設もできまして、十一月の終りごろから移転を開始しておるわけでございます。これは新発田の市会もそれに賛成し、県当局賛成しておるということでございますが、一面学生父兄、また学生の中にも、非常に移転反対しておる者がある。特に新発田学生汽車で通学できますが、新発田の在から新発田に通う、またその北の村上在から新発田通つてつたような者は、汽車で通学できないと言う者があります。また時期的には、すでに十二月になつて、この三月卒業するのに、今この雪の降つておるさ中に移転すべきではなかろうという声もありまして、先週来四十名、五十名と、父兄あるいは在校生が大挙して陳情に参つております。それだけならばまだ簡単でございますが、この新発田分校建物は、旧歩兵連隊宿舎であります。学校としては不適当な施設かと思いますが、保安隊が入るには非常に適当であります。この保安隊の定員が非常に増加いたしましたので、どこか行く所はないか、新しく建てればいいのだが、予算関係で建てられない、ちようどそのときに新発田分校新潟に統合せられて、将来あくということになつたのだから、あいたらそこに入る、こういうことを十一月ごろですか、内定したそうです。一昨日夕方まで保安庁長官を呼んで、文部委員会はそれで協議したのであります。文部省並び保安庁の方の言い分はそうでございますが、一般地元人たち、また陳情者の話では、必ずしもそうではなくて、地元の発展のためもありましようが、保安隊を誘致するということがもとになつて分校新潟への移転というようなことになるのなら、保安隊建物を新たにつくるべきであるとか、いろいろ紛糾した問題があります。ところが、まだ一度も、新しく構成せられた国会議員も行つておりません。その受入れ態勢はどうか、また受入れ態勢ばかりではなく、真相はどうであるかということを知らなければ論議もできないというところから、お願いしたわけでございます。今まで例がなかつたということもよく知りつつ、なおお願いに及んだのは、そういう事情でございます。
  48. 福永健司

    福永委員長 これは、昭和二十二年十月十六日にも決定しておりますが、昭和二十四年三月二十九日にこういう決定がございますので、念のため読んでみたいと思います。委員派遣の分のところだけ読みますと、  委員派遣を認める場合は左の場合に限るものとし、または委員会の審査、調査が派遣調査以外の方法によつては不可能と考えられる場合に限定する。  イ、天災地変の突発事項にして調査緊急を要するもの。  口、立法上現地調査を絶対必要とするもの。かような申合せが実はいたしてありますので、念のために申し上げておきます。
  49. 田中織之進

    田中(織)委員 この新発田分校の問題は、かなり前からの問題でございますけれども、最近になつて非常にこれの決定が切迫しておる問題であり、おそらく関係の県民諸君から連日のように各党陳情等も来ておると思います。そういう意味で、天災地変というわけではありませんが、このまま放置しておきますならば、どういう不測の事態が起るとも限らないという一面も考えられますので、今委員長から読み上げられたような従来の取扱いになつておることは私どももよく承知しておりますけれども、たとえば各地の騒擾事件などのとき、特別に委員会で検討して、法務委員会から委員派遣をいたした例もございますから、この際人員を限定して、委員会としての活動に支障を来さないことを条件として、委員会の申出を認めるようにしていただきたいと思うのであります。
  50. 福永健司

    福永委員長 その他の会派で御意見はありませんか。
  51. 土井直作

    土井委員 ただいま田中君の御賛成がありましたが、わが党といたしましても、新発田の問題は、文部委員会として審議するためにきわめて重要な関係にありますので、これを申合せ事項の第二項と認定いたしまして、但し国会の運営その他に支障を来さないということを前提といたしまして、派遣委員の数はきわめて少数とし、並びに各党から委員を出すというような形において、これを派遣することを承認いたしたいと思います。
  52. 椎熊三郎

    椎熊委員 ただいま文部委員長の御説明によつて、なるほど現地に行つてみなければわからぬじやないかという気もいたしますし、あえて反対するほどの理由もないと思いますので、大体派遣賛成いたします。
  53. 菅家喜六

    菅家委員 わが党も賛成です。
  54. 土井直作

    土井委員 これは何人で何日間行くのですか。
  55. 福永健司

    福永委員長 五人で三日間です。
  56. 伊藤郷一

    伊藤文部委員長 それで、参議院の委員長とも打合せいたしまして、重ねて行くのも地元に煩わしいという感じを与えますので、日にちをきめて一緒に行こうということを話合つておるわけでございます。
  57. 福永健司

    福永委員長 それでは本件は、ちようど文部委員長も来ておられたので、この委員会でのそれぞれの発言も聞いておられたと思いますから、その発言の御趣旨等をよく御理解いただいて、善処していただくことにいたしまして、これを承認することにいたします。     ―――――――――――――
  58. 福永健司

    福永委員長 次に、各種の委員会委員の推薦等がまだ終つていないのがあります。地方制度調査会の委員推薦の件、これは十名の委員をそれぞれの会派から按分によつて推薦をすることになつておりましたが……。
  59. 大池真

    大池事務総長 これは、自由党の方は五名でございまして、今松治郎君、大泉寛三君、中井一夫君、前尾繁三郎君、松田竹千代君の申入れがあります。それから改進党は床次徳二君、菅野和太郎君、この二名のお申出があります。それから社会党左派の方からは赤松勇君がありますが、まだ土井さんの方、お二人の分がございません。
  60. 土井直作

    土井委員 これは、いずれ、いたします。
  61. 福永健司

    福永委員長 それでは早急にお願いすることにいたします。  それから、あとはいずれも本会議議題とすべき案件でございますが、裁判官訴追委員、積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員、国土総合開発審議会委員、それぞれいずれも自由党でございます。
  62. 大池真

    大池事務総長 これは、もし間に合いますれば本日お願いいたしたいと存じます。裁判官訴追委員を押谷さんがおやめになりまして、そのあとを高木松吉君にお願いするという申出があります。それから積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員の方は、松浦君が政務次官になられましたので、根本龍太郎君にお願いする、国土総合開発審議会委員の方は、小平久雄君が政務次官になられて、そのあとに青木正君、こういうことでございますので、御了承を願います。
  63. 福永健司

    福永委員長 これを本会議議題とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  64. 福永健司

    福永委員長 さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  65. 福永健司

    福永委員長 次に、緊急質問の取扱いについて御協議を願います。お手元にあるように九件ございますが、これについてちよつと懇談いたします。     〔速記中止〕
  66. 福永健司

    福永委員長 速記を始めて……。  暫時休憩いたします。     午後零時五十七分休憩      ――――◇―――――     午後一時三十一分開議
  67. 福永健司

    福永委員長 休憩前に引続きまして会議を開きます。
  68. 椎熊三郎

    椎熊委員 緊急質問の取扱いについて、野党各派懇談の上、意見が一致しましたので、御説明申し上げます。緊急質問は一から九まで載つておりますけれども、これを厳密に考えてみますと、われわれが長年にわたつて緊急質問について一つのわくをもつてつて来た今日までの経過から見ると、必ずしも緊急質問として扱わなければならないというほどでないような問題もあるかに見受けられる点もある。自由党では強くこの全部を否定する態度に出ておるようだが、それでも私は国会運営はうまく行かないと思う。われわれの一致した意見は、この中の最も緊急性の豊富だと思われる一つを取上げて、野党全体の意思として、本日は第七の炭労、電産ストに関する緊急質問、これをぜひやる、こういうことにきめましたから、自由党諸君におかれましても、いろいろ御意見もありましようが、ここで議論しておつてもむだですから、そのまま御賛成を願いたい。満場賛成の上、きれいにやつた方がいいと思います。
  69. 福永健司

    福永委員長 緊急質問の取扱いについて、ただいま椎熊君から御発言があつたのでありますが、与党はいかがでございましようか。
  70. 菅家喜六

    菅家委員 ただいま椎熊君からお話がありました点に賛成いたします。
  71. 福永健司

    福永委員長 それでは、緊急質問の取扱いにつきましては、意見が一致したようでございますから、第七番目の炭労、電産ストに関する緊急質問、これだけを本日許すことに決定いたします。  それでは、時間はいかがいたしますか。十五分程度でどうでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  72. 福永健司

    福永委員長 それでは、そのように決定いたします。     ―――――――――――――
  73. 大池真

    大池事務総長 ちよつとお願いいたしたいことがございます。米価審議会の委員、これは各派から御了解のもとに出た委員があると思いますが、それを国会法第三十九条でお願いいたしたいという内閣からの申出があります。これは非常に急ぐと思いますが、もし各党で異論がなければ、きよう上げていただければたいへんいいと思います。
  74. 土井直作

    土井委員 私どもの方は異論がありますから……。
  75. 大池真

    大池事務総長 それでは、あとでお願いするごとにいたします。     ―――――――――――――
  76. 内藤隆

    内藤(隆)委員 院内の警察及び秩序に関する小委員会の御報告を申し上げます。  まず、去る十一月二十七日、本運営委員会において、当日院内において集団陳情の取締りに当つた警察官の様子が、ものものしい感じを与え、一般公衆に対し不安感を与えるものではないかとの問題について、小委員会においては、同日ただちに会議を開き検討した結果、将来の対策については委員長において警務部並びに警視庁側と打合せの上小委員会報告されたいとの意見がありましたので、委員長はただちに警務部と警視庁側と打合せをいたし、その結果を同月二十九日の会議報告しましたところ、全員異議なくこれを承認した次第であります。  その内容の詳細は省略して、結論だけを申し上げると、要するに、警察官の警戒態勢が一般人に対し威圧感を起し、または不安感を与えることのないようにするためには、警戒場所の付近に待機場所をつくれば、必要な時機に適切な配置ができて、最も効果的に運用することができるとともに、一般人を刺激することも避けられるとの意見であります。  次いで同二十九日においては、日本官公庁労働組合協議会の組合員約五千名の集団陳情がありまして、この取締りの問題についていろいろ論議がかわされましたが、結局議長と組合の代表者との交渉の結果により、議長の裁量によつて取締りをすることになつたのであります。  なお当日の取締りについては、各委員諸君も一つのテスト・ケースとして、現場についてよく視察することといたしまして散会しましたが、本会議散会後再び小委員会を開き、種々論議の後、今後の恒久的対策について、警務部並びに警視庁側とも打合せの上、検討することといたしました。  次いで十二月一日、第四回目の小委員会を開き協議の上、議員面会規則改正案及び集団陳情取締要領案を決定した次第であります。  これが詳細は、御手元にある規則改正案及び取締要領案についてごらん願うこととしまして、その要点だけを申し上げますと、議員面会規則改正案については、まず第一に、議員面会所の運営について、面談室を一般面談室及び特別面談室とし、一般面談室は一般に共用させることとし、特別面談室は特定人で内談しようというような向きに十名程度を限つて使用することといたしたのであります。これは従来からそのように取扱つて来たものであります。  次に第二としましては、面会時間を制限して、午後六時以降は集団陳情を取扱わないことにいたした次第であります。これも従来からの取扱いであります。  第三としましては集団陳情者の院内出入を制限するにあたつては、衛視または警察官が各門において出入者についてその用務を質問することができることにしたのであります。  第四としまして、面会人の所持品について制限を加え、許可を受けないで銃器、凶器その他の危険物、旗、のぼり、プラカードの類を院内に携行することを禁止したことであります。そしてこの種の取締りをするため、衛視または警察官が、各門において本人の承諾を得てその所持品の検査ができることとし、これに応じない者は入場を制止することができるようにいたしたことであります。  第五としましては、面会人が院内において遵守しなければならない事項を列記したことであります。これは従来の経験に徴して、必要と認められる事項を明示したのであります。  次に、集団陳情取締要領案について、その要点を申し上げますが、まず集団陳情団体の構内へ入れる人数の制限につきましては、従来五百名を一応の限度として参りましたが、多少の増減は認めることとし、大体五百名ないし千名を含みとして取扱うことといたしました。  次に、団体の携行する旗の問題についてでありますが、旗は各単産組合の連合体に対し一本を限り、あらかじめ許可を受け、許可証を持つた者に対し、その団体の統制を維持するための必要上、携行を許可することといたしました。なお、のぼり、プラカード、ちようちんの類及び払声機、宣伝カー等は、構内に入れないことといたしました。  次に、議員は面談室外の構内において、集団からの陳情は受けないが、発言する場合においては、あいさつにとどめることといたしました。  最後に、去る二十九日の小委員会において決定をみましたところの施設を要する事項でありますが、まず警察官詰所として約二百五十坪くらいの建築物のほか、電話その他必要な施設を充実するとともに、通用門及び南通用門等、警戒場所の付近に警察官の待機場所を設けることが必要であるといたしたのであります。なお、議事堂周囲の垣を改造して完全なものにすることができれば、議院内の警備は非常に楽になると思うのであります。  ついでに、御参考のために現在の設備について申し上げますれば、警察官詰所としては、供待の七十二坪の建物中の約三十坪を使用しているほかは、本館受付わきの面談室または地階廊下等を使用しているような状況であります。  以上をもちまして小委員会の結果の御報告といたします。
  77. 福永健司

    福永委員長 ただいまの院内の警察及び秩序に関する小委員会内藤委員長報告を伺つたのでありますが、これについていかがいたしますか。
  78. 田中織之進

    田中(織)委員 この規則の改正案の問題でありますが、きようこれを審議するのですか、どうですか。時間も時間ですから、小委員会の案としてわれわれに研究しろという意味で、審議はあとにするということであればけつこうですが、そういう意味ですか。
  79. 福永健司

    福永委員長 ただいま内藤君から御報告があつたのでありますが、この報告を聞かれて、なお改正案がお手元に届いておりますから、皆さんで御研究いただきまして、次会にでも御審議願いたいと思います。
  80. 内藤隆

    内藤(隆)委員 つけ加えますが、この改正案は急いでやつてもらいたいということでございますから、念のために申し上げておきます。
  81. 福永健司

    福永委員長 それでは、次会ということにいたします。     ―――――――――――――
  82. 椎熊三郎

    椎熊委員 問題は別でございますが、この機会に一言しておきたいことがございます。それは、先般総理大臣その他の施政方針演説に対する無所属側の辻君の質問、これは初めての方ですから、質問内容等については、私は批判申し上げることはよしますが、端的に言えば、質問の形式になつておらぬ点がある。ああいうことを黙過しておくことは悪例を残すと思いますから、院内交渉でやつた次第ですが、ただこの際問題になるのは、辻君の演説の中で、速記録等を見ますと、こういう緊迫した事態にあるにもかかわらず、議員はみずから歳費のお手盛りをやつておるということは何たることだという言葉があつたようでございます。これは同僚議員を侮辱するもはなはだしい。終戦以来、幾たびも歳費がかわりましたが、かつて議員がお手盛りをしたためしはない。国会のこういうものを扱う方法をあの人は知らなかつたのだろうと思う。知らないから、ああいうことを言い出したのだろうと思いますが、同僚の名誉を毀損することはなはだしいものがあります。ここに無所属の代表者が来ておられましたなら、その点についてもし知らないならば、事務総長から説明を聞かれたらいいと思いますが、私は、諸君の同意を得るならば、次回の運営委員会に辻君をお呼びになつて、真相を探求し、間違つた点があつたら陳謝せしめる、こういう考えでおりますので、諸君の御同意を願います。私の提案に反対の方があれば、その人と議論いたします。こういうことは、われわれとしては断じて許すことはできない。そういうことを許しておいては国会の権威を失墜いたします。終戦後の新しい国会を守つて行くということは、われわれ国会関係した者としては軽視できない問題であると思いますから、この点厳格に申し入れたいと思います。
  83. 菅家喜六

    菅家委員 ただいまの椎熊君の御発言、まことにごもつもと思います。今速記録を取寄せてございますから、簡単に最後の点だけ読み上げますと、「為政者の態度は、世におもねることなく、天下の憂いに先だつて憂えることをもつてその態度としなければならないのであります。今日遺族が首をつろうとしているときに、議員はお手盛りで歳費を上げようとしておるではないか。このような国会がどうして遺族に対して対抗できるか。国民の笑いを招くということを感ずるのであります。」こういうことでございます。私は、理由は椎熊君の言うことで十分尽きておると思いますから、椎熊君の提案に賛成であります。
  84. 荻野豊平

    ○荻野豊平君 ただいまの御意見、しごくごもつもと存じますが、私、本日かわりまして出た次第でございまして、議場の演説の場合におきましては、実は退場いたしておりまして、存じないのであります。御意見の趣旨は、帰りまして辻君によく伝え、皆さんと御相談いたしまして、皆さんの御期待に沿い得るように、でき得るならば議員の面目に関するような発言は取消していただくように善処いたしたいと思う次第でございますので、どうかよろしくお願いいたしたいと思います。
  85. 井手以誠

    井手委員 趣旨はよくわかつておると思いますから、今御発言のように、一応無所属倶楽部の方に善処をお願いすることにしたらいかがでございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  86. 福永健司

    福永委員長 それでは、椎熊君御発議の点は、荻野君からただいまのような御発言もありましたので、この程度にいたしまして、なおいかが扱うかということにつきましては、その後の辻君その他の、善処をどうされるかとい了ことによりまして、場合によりましては次の機会にでもさらに御協議願うことにいたします。     ―――――――――――――
  87. 福永健司

    福永委員長 次に、次回の本会議でございますが、これはいかがいたしますか。
  88. 椎熊三郎

    椎熊委員 来週火曜日。
  89. 福永健司

    福永委員長 それでは、来週火曜日といたします。  次に、本日の議事について事務総長から御説明を願います。
  90. 大池真

    大池事務総長 ただいままで御決定願いました緊急質問を、緊急質問の性質上、まず第一にお願いいたしまして、あと三特別委員会設置の動議に基いて、その設置をお願いいたします。それから先ほどきめていただきました裁判官訴追委員、積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員、国土総合開発審議会委員の任命は、ちよつと本日留保してもらいたいという申出がありますので、本日は留保を願いまして、あとは予備金でございますが、九日に本会議をやりますと、日程に出しますのに、決議案等は出ても、それは日程に出ませんから、日程の種に残しておいていただきまして、次に日程の国民金融公庫法の一部を改正する法律案、これをお願いいたします。これは全会一致の案でございますが、ただいまのところ討論として、自由党から淺香忠雄君、社会党右派から中崎敏君、このお二人の通告があります。
  91. 福永健司

    福永委員長 全会一致でございますから、委員長報告だけでどうでしようか。従来全会一致のものは討論しておりませんから……。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  92. 福永健司

    福永委員長 さよう決定いたします。  次回の本会議は火曜日、従つて運営委員会も火曜日午前十一時に開きます。本日の本会議は二時半に開会いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後一時四十九分散会