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飯島連次郎君
只今島村委員から意見がおありのように、実は私
どもがこの
検査手数料問題についてとやかく申上げるのは、実は遡ればくどいことに
なりますけれ
ども、この
検査法がこの前の国会で通過した時に審議のいとまがなか
つた。文字
通り一潟千里で通
つてしま
つた。その時の
希望の條件としては高過ぎるからこの
検査手数料については十分引下げるように考慮せられたいという條件付きで実は通してあるにもかかわらず、何ら考慮もしないで、今の
政務次官の御
答弁を承わると、どうも極めて引下げる意図が稀薄のように感じられるので、我々はそういうことでは……まあ
政務次官は位置を変えておいでに
なりますが、(笑声誠にどうも我々としては極めて不満足な回答であるのみならず、やはり
生産者の立場から考えましても、今度自由に
なつた麦に対しては東畑
長官が再三口を酸くして
答弁されるように、
政府に売る場合にはのせて返すのだから、
農民の
負担にならないということを言いますが、それは表向きの話であ
つて、
生産農家は
政府に売るとは限
つておらない。実際今年取扱われる
数量が大部分
政府の手に渡るとは我々考えない。そういう現実の
問題等から考え、将来のことまで考え、なおこの前この
法律案を通したその歴史的な経過にも鑑みて、ここはもう少し
政務次官の
答弁は含蓄があるというか、含みのある
答弁があ
つて然るべきことだと思う。にもかかわらず今日は砂を噛んだような
答弁をされるということでは、そういうことであれば改めて我々としてはこの
改正法律については大して文句はないが、この前の審議が改めてここで繰返されるということになるので、この
法律案の審議については私も、島付前
政務次官は考慮されるであろうと言
つたが、あろうではなくて、十分考慮してもらわんと、今度の
法律の審議については十分考えて、通すか通さないかは改めた問題にしたい。こう考えるのです。その辺のところも十分考えて頂いて、速かなる
機会に……これはもう一年以上経過しておるから、その下げるという御意図があるとすれば、どういうふうに下げるか、そういう具体案が出て然るべき時期だと思う、こう考える。我々としては下げないということならそれで結構です。下げないならばそれに対する方途を考える。そこらのところを十分
一つお含みの上で、これは
機構だとか、或いは
行政整理ということを持ち出されるけれ
ども、これはそんなことは今に始ま
つた問題ではない。我々はそういうことを知らずに実はこれを取上げて言
つておるのじやない。実はその辺のところも
一つ、わざわざ
政務次官を煩わしたという意図はそこにあるのですから、どうか
一つ十分に御検討を煩わして、速かなる御回答を願いたい。