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1952-02-08 第13回国会 参議院 水産委員会 第7号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年二月八日(金曜日)    午後一時五十分開会   —————————————   委員の異動 二月四日委員小滝彬君辞任につき、そ の補欠として入交太藏君を議長におい て指名した。   —————————————  出席者は左の通り。    理事            松浦 清一君            千田  正君    委員            青山 正一君            秋山俊一郎君            藤野 繁雄君   —————————————   本日の会議に付した事件水産物増産対策に関する調査の件  (漁船だ捕事件証人の出頭に関す  る件) ○証人喚問に関する件 ○本委員会の運営に関する件   —————————————
  2. 千田正

    理事千田正君) それでは只今から委員会を開会いたします。  最初に二月の十一日、漁船不法拿捕事件に関します証人喚問の問題がありましたが、この点で秋山委員から現地の事情をいろいろ懇談の際お伺いしたのでありますが、この問題についてお願いいたします。
  3. 秋山俊一郎

    秋山俊一郎君 只今議題になりました拿捕船船員帰還につきまして、証人喚問の議を一月三十日にこの委員会で決定いたしたのであります。そうして十一日に喚問するということになつたのでございますが、船員が帰つて来た状況その他についてなお研究もし、いろいろ考えねばならんような点もあるかに聞きまするので、いま暫らく十一日の喚問を見合せまして、他日に讓るほうがよくはないかと、かように考えます。私が提案いたしたのでありますが、そういう実情もありますので、十一日の喚問暫らく延期ということにいたしたいと存じますが、お諮りを願いたいと思います。
  4. 千田正

    理事千田正君) 只今秋山委員から、漁船不法拿捕事件に関しての証人喚問の問題につきまして、当委員会として愼重に研究をしてから、この問題を解決したいというお話でありまするが、只今秋山委員の御提案通り決して差支えございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 千田正

    理事千田正君) それじや当分の間ごの問題につきましては研究をして、あとに開くか、或いはそのままずつと延期するかということにしたいと思います。当分の間延期ということにいたします。   —————————————
  6. 千田正

    理事千田正君) 次に、この二月の十五日に証人喚問することになつておりまするところの真珠養殖事業法案に関する証人氏名を申上げます。専門委員室におきまして、各現地代表者並び水産庁といろいろ協議の結果、証人氏名を次に申上げるように決定したいということでありますので、お諮りいたします。氏名は、三重志摩郡濱島町の漁業協同組合長山崎英二並びに長崎県西彼杵郡長與村の漁業協同組合長松野傳、この人たちからは母貝に関する問題について聞いて頂きたいと思うのであります。次に、真珠養殖事業法案に対する賛成反対とありますが、賛成側のほうの代表といたしましては、三重志摩郡の和具町の三重真珠養殖漁業協同組合長堀口初三郎、それから東京都文京区駒込千駄木町百五十二、東京真珠協同組合理事三輪豊照君、これは賛成側証人として喚問することにしたいと思うのであります。反対側証人といたしましては、神戸市灘区御影町岸本千五百三十六、養殖業大久保忠禮並びに宇治山田市岩渕町四百十二の三、真珠漁業協同組合長所神根禮三、この二人は反対側証人として喚問したい意向なのであります。更に三重県知事青木理喚問いたしまして、以上七名の人たちにこちらにおいでを願つて皆様から十分にこの問題について研究して頂きたいと思うのでありますが、以上の七名を証人として呼ぶことに決定して差支えございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 千田正

    理事千田正君) では以上七名の人人にそれぞれの手続きを以て証人として喚問することに決定をいたしました。  ほかに何かございましたら……。
  8. 青山正一

    青山正一君 ちよつと申添えますが、北洋の漁業問題ですが、この問題が非常に世間を賑わしているのですが、こういつた問題について相当衆議院水産委員会あたりは積極的に進んでいるわけなんですが、参議院としても、衆議院の行き方とは全然違つた意味合におきまして、公正なる建前から、こういつた問題は一体どう進んでいるか聞く必要があろうと思います。こういつた問題を聞くために、農林大臣がどうしても暇がなくて来られないというならば、一度水産庁長官を、例えば月曜の委員会あたりに呼んで頂いて、こういつた問題について細部的にお聞きしたいということと、それからもう一つは、最近南方の漁業問題が非常に積極化して、例えばインドネシアとか、インド方面と日本との漁業協定の問題とか、或いはそちらに行つて操業をするとかいう問題がありますが、そういつた問題についてもどの程度まで進んでいるかということもやはりお聞きしたいし、又政府の心構えもお聞きしたいことと、それから漁船拿捕の問題は一応措くといたしまして、例えば漁業証券のあの資金化の問題についても、まだはつきりしていないようにも見受けられますし、そういつた点の結論は一体どうなるのかというような問題、それから最近中央卸売市場法の改正問題が別の角度から出ておるわけです。つまり現在農林省の管轄となつておるものを、はつきりと通産省へ移そうというような運動が非常に積極化しておるようにも見受けられますが、これは農林委員会としても、水産委員会としても相当問題になろうし、研究もしなければならんし、又そういつたことは一に広川農林大臣のこの前の言明から惹起した派生的の問題であろうとはこちらも思つておりますが、そういつた問題を阻止する意味から行きましても、農林大臣、又は農林大臣がどうしても来られなければ、当面の責任者か、水産庁長官を月曜あたりに呼んで、そうして御研究を願いたいということを一つ各位にお諮りを願いたいと思います。
  9. 千田正

    理事千田正君) 只今青山委員から漁業協定北洋漁業の問題並びに南方漁業におけるところの最近の状況或いは当委員会においてしばしば研究しておりました市場法問題等につきまして政府の所信を質したいと、こういう御提案がありましたので、来週早々農林大臣並びに水産庁長官に対しまして、当委員会出席を求めることにしたいという御提案でありますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 千田正

    理事千田正君) ではさようにいたしまして、月曜日の委員会におきまして、この問題について十分に皆様から所管大臣並びに長官に対する御質問を行なつて頂きたいと思います。  ほかに何か御発言がありませんか……。なければ本日はこれで一応閉じたいと思います。あと懇談に移りたいと思います。本日の委員会はこれで散会いたします。    午後二時散会