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横田委員 では要点を一ぺんに言います。いけなか
つたら文書で返事してください。あなたの
ところには、いいかげんにごまかす
答弁の係がいるから……。大体
戰争と犯罪についてどうお
考えにな
つておるかということが
一つ。それから
占領というものは、負けた者にむちやをしない形において、勝者がか
つて気ままなことをするのが
占領である。私はそう思うのです。この点における総裁のお
考えは一体どうかということ、これが
二つ目であります。次は
日本においては非常に法の運用が間違
つておるじやないか。そこで先ほどちよつと聞いたんですが、
アメリカ人の遵法精神にいたしました
ところが、
アメリカ人の中には法律を守る人もあれば、守らぬ人もある。
アメリカ人であ
つて、守らぬやつもある、これは犯罪人である。これは
日本において相当手を打たなければならないということが
一つ、そういうようなことを認定するのは
国民の自由な判断力の養成なんです。そういたしますと、あらゆる
政治に対しまして、とやかくの批判をするために
人民は集まらなければならないのに、最近の傾向は、事を好んで
共産党に挑戰的に出て、
国民の集会を許さない。再
軍備賛成のための演説はやらせるが、
徴兵反対のための集会はやらせない。これは一体どういうわけかということです。これは
警察予備隊に大体金ができた。兵員も整
つた。装備もできた。演習用地もできた。ただ足りないのは、実戰的な
訓練を展開するための相手がないから、この装備のできた人殺しの集団の相手として
共産党に挑戰的なけんかを吹つかけて演習相手にしようとしておるじやなかろうか、こういうことです。それから次は飛ばしまして、このような
アメリカ人が
日本においてや
つているやり方に対して総裁の
考えはどうかということと、次には富士銀行のギヤング事件のような、あるいはからすと間違えて娘さんを撃つような、こういうひどいことを取締まるためには一体どういう手を打たれるか。これは
警察当局で取締まられるか。
日本政府の方で十分か。あるいは安全を民間銀行にゆだねられるか。ゆだれられるようになるとすれば、どの法によ
つて、どういうふうな
武器を銀行に持たせるか。あるいは襲われる対象に持たせるか。もつと極端に言いますと、
日本の民間人に対し、
アメリカ人も武装している限り、
アメリカ人がピストルを持
つてお
つて日本人に突きつけたときに、またこれを撃ち返すくらいの法的処置を打たれるか。か
つての政府は、
飛行機に対して竹やりでやるのだと言われるのですから、相手がピストルを突きつけたら、から手でやれというような形において、また挙法を教えなければならぬのであるかどうか。こういうような点において、富士銀行のような場合、現行法でやれるのか。そしてまた
武器を持たすなら、どの法で、どんな
武器をもたすかということです。それからこういうふうなやり方は結局困
つたものである。こういう困
つたものを
政治的に解決するためにはどういうふうな手を打たれるか、これだけ伺
つておきます。非常に残念ですが、一時までという話ですから、このことを詳細、克明にお書きくださいまして、私が納得できる程度に御
答弁を願いたい。そうでございませんと、国会の会期は六月まであるのですから、あなたが出られる委員会へいつも参りまして返事を伺います。