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立花委員 あなたの答弁の中にも出て来ているのではないかと思う。災害救助法の発動によ
つて自治体が
支出すべき金は、全額大体二十五年度も二十六年度も補填して来た。それであればそれは現在や
つているではないか、災害救助法が発動されて自治体が、鳥取市も鳥取県もや
つておるから、それは私かここで数字を上げるまでもなく、市、県についてお調べになれば、すぐ必要な額はわかるわけです。現地は毎日々々や
つていることだから、その数字があなたの方でわからないはずはない。だからその現地で毎日々々出している金を、一体
政府は来年の二月までというので、ほう
つておいていいのかどうかということを聞いているわけです。おそらく北海道あたりではもう大体出した額もわか
つていると思うんです。そういうものはやはり来年の二月までほう
つておけというようなことでいいのかどうか、あなたはポケツトマネーだと私が言
つたように言われますが、あなた自身が言
つていることはポケットマネーで、
地方でも出している。その金は自分が持
つてお
つて出さないで来年の二月まで、自分のふところに握られてお
つたら、それこそポケットマネーだ。そうじやなしに
政府が出すべき金をなるべく早く出してやるということが問題じやないか、あなたの言われるように、
計算ができないと言
つたつて、これはりくつなんで、実際は毎日々々現地で出しているんだから、この金をどういうふうに
政府では補
つて行
つてやるかということが、まず第一に
考えられなければいけないと思う。その問題については何も具体的な答弁がないんだが、大体そういうものをどのくらい鳥取では必要とするか、そういうことをどれほど一体見込みとして見込んでおられるのかということを聞かしてもらいたいと思います。それに対して特別平衡文金付をいつまでにどれくらいは出せるということをなるべく早く出してもらいたいのですが、最大限どのくらいに出せる、あるいは臨時措置として前渡しの形あるいは概算渡しの形でやられる
方法がないのかどうか、あるいはそういうことをやりたいんだが、法制上何か隘路があると言われるなれば、それを打開するような特別の措置を
政府の方から提案されて、議会で決定して出す
方法もあると私は思う。そういうことを何ら努力されないで、来年の二月まで、
計算のできるまでほ
つたらかしておくのだ、これでは
あまりに官僚的な怠慢じやないかと私は思う。なるべく一日でも早く金を出してやるという方向へなぜ努力されないのか。それもあなたの方で資料をおつかみに
なつて出そうと思うが、こういう隘路があ
つて出せないのだが、議会の方でもひ
とつ協力を頼むというふうにお話されないで、来年の二月まで待てという、こんなばかげたことはないと思う。北海道の場合もほ
つてあるとすると、鳥取の場合もおそらくまだ当分ほ
つたらかしたまま、あなたの言うように二月にならないと、何らの手も打たれない、平衡交付金は出されないで、わずかの一億か二億のつなぎ資金でごまかしておかれるのだと思うが、そういうふうな誠意をなぜお示しにならないのか。これはひ
とつ大臣から答弁を願いたいとい思う。
それから奥野君の答弁の中に、平衡交付金よりもこれは起債でやるべきだという意見があ
つたわけです。大臣のさいぜんの起債の意見を聞きますと、災害のわくがあるから、ここから何とかしようと思
つていると言われますが、実は災害のわくは
幾らあ
つて、鳥取に対しては
幾ら出そうと思
つておられるのか。起債の問題は大蔵省との
関係もあるでしようが、一体
地方自治庁あるいは
地方財政委員会としては、鳥取に対してどれくらいの額の起債が必要であるというお
考えで工作されておるのか、こういうことをもつと具体的にひ
とつ答弁願いたいと思うのです。私
どもがこの国会のじゆうたんの上で
質問しておるとお
考えにならないで、実際現地で家を焼かれて、寝るふとんもないという者がここに参
つて、あなたたちに聞いておるのだというふうに理解され、もつとひ
とつ誠意のある答弁をお願いいたしたい。