○
内藤(友)
委員 いや、それは私はその
えさが安くなれば問題ないのであります。そ、れはなぜかと申しますと、
局長にこんなことを申し上げてはどうかと思うのでありますが、
畜産局長は二十五万トン入れるというのであります。去年は十五万トンほど入
つてお
つたというのでありますから、結局十万トンの問題なのであります。今は
市価が非常に高くな
つて、ふすまが千二百円もしておる、べらぼうな
値段がしておる、それをその半分、それ以下に押えようというのでありますが、私は十五万トンくらい入れた
つて、おそらくそれだけの作用がないと思う。しかも二十五万トン入れますために、
外国の
値段よりも
内地の高いという
値段に売りましても、なおかつそこで二十一億の
赤字を出すのだということを、
畜産局長はこの
委員会で言明しておられるのであります。それからなお安く売らなければならぬということになるのでありますから、
血管特別会計は、
えさを取扱うことによりまして
相当の
赤字を覚悟しなければならぬ。そうしませんとこの
法律を
改正した
意味がないということも
考えられますので、私は
お尋ねいたしてお
つたのであります。しかしどうも今の
お答えでありますと、
畜産局長においで願わなければわからぬことにな
つたのでありますが、どうもこの
法律改正の趣旨がよくわからなくなりて来たと、言わなければならぬと思うのであります。
そこで私はもう一ぺん
東畑さんに御質問したいのでありますが、どうしてもこれは
えさの問題を解決するときは、
食糧関係法を
改正しなければならぬのじやないかと思うのであります。
農林大臣が定める
価格で売り渡すようにしなければ、さつそく今
特別会計法をこうしてかえられても何にもならぬ。
大臣は
食糧管理法を
改正せぬとおつしや
つたけれ
ども、この次の
国会までに何とかあなたの方で、
食糧管理法をひとつ御
改正に
なつたらどうかと思う。
親法律がなければどうしてもこれは動かぬのではないかと思うのでありまして、そういう
えさの問題が
会計法によ
つてやられるようなことでは、これはどうしても動きません。むしろそういうことならば
政府がある程度の融資を農林中金その他の
金融機関に心配して、それを
輸出業者に流して、そうして
外国から
えさを
買い入れた方が、
自由党の
皆さんの言
つておられる
自由経済の
原則にのつとるのであるし、最もそれはよいやり方ではないかと思うのでありますが、その
点東畑さん、この次の
国会までに
食糧管理法をひとつ改めて、今
改正する
食管特別会計の
親法律をこしらえるというお
気持をお持ちかどうか。