○
伊東説明員 山口、
鳥取、島根の二つのブロックの問題でございますが、まず山口の問題からお答えをいたしますこれは山口県は戦前より火光利用の揚繰の操業を禁止いたしております。それで
水産庁といたしましても、今問題にな
つておりますところのさばきんちやくの
入漁に関連いたしまして、
県当局ももう一回これは再考してくれぬかということで、
水産庁から出しました案にもそのことははつきり書いてあります。ただわれわれそのと口頭で申し上げましたが、これは山口県自体でも沿岸
漁業者との問題で非常に深刻な問題がありますので、戦前からずつと禁止しそおりました操業
方法を急に解くということはなかなか困難あります。よほど県内においても、沿岸
漁業者と
話合いをつけないでこれをやりますと、ちようど昨年の新潟のような問題を起す可能性が多分にありますので、その辺のところは、よく帰
つて県の沿岸
漁業者とも相談をし、海区の
調整についても相談をしてや
つてほしい、しかしできればそういう操業ができるようにや
つてほしいという慫慂はいたしてあります。これは文書にも書いてあります。
それから
鳥取、島根の問題でございますが、これはお説の
通り長崎県以上のモンロー主義であります。
長崎県も私はモンロー主義と思
つておるのでありますが、
長崎県以上のモンロー主義であります。この点は私もはつきり言
つたのでありますが、島根、
鳥取と
長崎県に出しました案を、
長崎はのんでおります。島根、
鳥取が断
つておるのであります。私
ども水産庁としましても、島根、
鳥取両県につきましては、これは非常に遺憾である。近い将来におきまして、これも両県内の沿岸
漁業者との
関係があるのでありますが、従来入
つていた船を締め出すというようなやり方ははなはだ遺憾でありますので、島根、
鳥取につきましても
機会あるごとにそういう
方針をやめるようにということを言うつもりでありますし、会談でをかれます際にも、
水産庁としては強力にその点を話してあります。