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平川委員 出動の必要を認める、
出動の際の
給与の規定をつくるというような
考え方がありながら、そうした
事態の起らないことを
国民として願
つておるから、その両面の
意味で、このま、まの状態でしばらく待つのだというようなりくつは成り立たない、
警察予備隊というものは、何にいたしましてもあなたのおつしやるように、
皇居前
広場の騒擾ぐらいでは出ないのであります。それ以上のことの必要があ
つて置いてある、のんべんだらりと
訓練ばかりしておるのではありますまい。
ただいま十分な
国土防衛にはならないかもしれませんが、しかし現在でもあろ種の
任務を持
つておることは事実であります。
ただそういう時期が来ないだけの話なのであります。しかし私はそれは突発的に起り得ると思うのであります。しかも突発的に起らないで、そういう時期が来るまでということをおつしやるならば、それは内乱よりもむしろ直接
侵略を受けるような場合をあなたは
考えておられる、この前の
皇居前
広場の場合におきましても、
相当にいろいろの情報が入
つていたようであろ、さような危険も予知せられてお
つたようであります。よほどぐうたらな
警察舌ない限りは、ある
程度のことはわかりましよう、国内のそういう計画ならば。あなたのおつしやることを聞いておると、私はどうも外国からの
侵略を
考えておられるように思われる、というのは、そういうことをやはり感ずるからであります。私は納得できません。名前がかわ
つただけで大したことはないと言われますが、それにしてはへたな名前をつけられたものだと思う。
保安隊という名前は、中国の
保安隊、フィリピンの
保安隊などを連想するのであります。日本の
保安隊は特別の定義だと、こうおつしやろでしよう。しかしながら
保安隊と言いう名前を、わざわざそうした神経過敏な
政府ならお使いにならないで、もう少しお
考えの上で、
警察予備隊でもよか
つた、
警察隊モもよかろうと私は思う。わざわざそうして危険をおかしてまでも、普通中国の
保安隊、フイリピンの
保安隊といわれておるような名前をおとりにな
つたということは、私はやはりよほどの
理由があると思う、中国の
保安隊、フィリピンの
保安隊というのは、御承知の
通りにちやんと国連の戰カの中に加えられておるものモある。ですから
保安隊という名前は、決してあなたのおつしやるように軍隊的のにおいを持たない
性格を現わしたものであるとは受取れない、新しくつく
つたといわれても、そういうものであります。もつと
違つた名前を選ぶべきではなか
つたかと思いますが、その点はよほど御研究なす
つたことと思うのですが、どうしてこういう名前にな
つたのですか。