○田渕委員 まあ感じるといえばそれでよろしい。感じるということに
なつて来ると、私は伺いたい。こういうことを四種がや
つておるということは、今日聞いたならば、ま
つたく四建はけしからぬです。私の全責任にあるのであります、私のものを提供して、私がか
つてにや
つたのだから、私のものをと
つてくれと言うけれども、四建がこんなことをしておるということを聞いてびつくりしましたと、こう
委員長の質問に対して答えなければならぬものを、それに対していかにもあなたがすましているということによ
つて、四建とあなたとの間において何かあやしいことがありはせぬかと疑われる。私はこの問題に対して
証人としてもつと率直であ
つてほしいと思う。さすがに
桝谷さんだと言われるように、堂々たることを言
つてくれてほしい。まあここらで大体の真相もつかめたし、四建の悪いこともはつきりわかりました。これまでろくでもない
証人ばかりを調べてお
つたが、あなたにおいて初めてこれがはつきりして来た。なぜあなたが感じているなら、先ほど
委員長の質問に対して、そこまでもつと自発的に言えなか
つたのでありますか、その心境を伺いたい。
〔
委員長退席、高木(松)
委員長代理着席〕
お考えに
なつているのなら、もう一つ申し上げます。あなたもサルベージ、しかも三十年の経験を持ち、荒波の中でいわゆる潜水夫を使う荒い
仕事の親分である。われわれも代議士に
なつておるけれども、炭鉱をや
つている事業家である。お互いに
仕事と国家というものの関連性を絶えず考え、たとい一銭の金でも国費を安く上げるようにして行かなければならぬことにおいては、われわれ国会だけではありません。民間人のあなた方自身が官僚を監督してくれなければならぬ。しかるに往々にして出先の官僚とあなた方と――あなたとは言いませんが、民間人と結託して、国費を濫費しておるということにおいて、われわれは予算の執行面あるいは徴税機構の改革、会計検査院の監督、当院の決算委員会の委員の調査法等について、大いに改革しなければならぬ点があることは、専売公社を調べて見ても、配炭公団を見ても、みなそうである。ずつと考査特別委員会から行政監察委員会を通じて調べる官僚にろくな官僚は出て来ない。精神の腐
つた、まことに外国へこのまま通じたら紙のごとく薄い劣等国民が、日本の官僚の中からばかり出て来る。われわれはこれに対して徹底的にやらなければならぬ。その制度、機構、どこに欠陥があるかということを私はここに見出さんがために聞いておる。あなたに
損害賠償をさせようとするならば、
運輸省をたたけば、
運輸省はただちにあなたに対して民事訴訟を起すでありましよう。そしてあなたを破産、禁治産にするでありましよう。こういうものに結論をつけないで、われわれがあなた方八千三百何十万人かの国民の代表者としてだま
つているならば、あなた方は安閑として税金を拂
つて行けますかどうですか。ここへ来たら、
桝谷さんどうか率直に言
つてください。われわれはかえるところはかえて行くので、あなた方はここで別にどうこうというのではないのだから……。