○新井
委員 大臣に
ちよつとお尋ねしたいのですが、これは都の
関係でございますので、
ちよつとこの席で都のことを申し上げることはどうかと思いますが、今回
厚生省は、都に大体四つの病院を移讓してくださるのですが、この都の病院の収支の
状況を見ますと、大体平均八六%で、その余は経済面で赤字にな
つておる。こういうことについて、ただいま大臣は、そういう面は予算的処置でも
つて見てくれる、こういうようなお説でございましたが、そういたしますと、その経済面、並びにここで
ちよつとお尋ねをいたしたいと思いますのは、せつかく移譲をいただきましても—大臣に御承知なかろうと思いますが、病院の姿というものは、実に荒れ果てておるのであります。これを補修をいたしますのには、莫大な費用を要するのであります。こういうような点に対しまして、
当局といたしまして、どういう考えを持
つておるか。ただ漫然今の形のままで移譲をする、補修等のことには考慮を置かないのかどうか。こういうことで、もし補修に費用が相当要するということであれば、やはりこれは政府の方で見てやる、
厚生省で見てやるのだという御存念か、どういう考えか。
もう一つ、この機会でございますから、お尋ねをいたしたいと思いますことは、東京都におきましては、御承知の通り、結核
関係といたしましては、江古田の病院、清瀬の病院を非常な心血を注ぎまして建設をいたしてございます。こうしたまず有数な病院が、今日では国に接收されてしま
つておるのであります。こういう病院に対しまして、やはり機会を見て公共団体、都なら都に移讓してくれます御存念があるかどうか。私どもの考え方からいたしますれば、五大都市のごときは、ぜひでき得べくんば、要するに都なら都にまかせて、こういう病院の経営、運営というようなことはや
つた方が、一番都民のためである、
患者のためである、かように考えておるのであります。こういう点に対しまして、一、二点お伺いをいたしておきたいと思います。