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1952-07-30 第13回国会 衆議院 建設委員会 第50号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十七年七月三十日(水曜日) 午前十一時十二分
開議
出席委員
委員長
松本
一郎君
理事
内海 安吉君
理事
前田榮
之助君 逢澤 寛君 淺利 三朗君 宇田 恒君 上林山榮吉君
瀬戸山三男
君 高田 弥市君
内藤
隆君 西村 英一君 増田
連也君
池田 峯雄君
出席政府委員
建 設 技 官 (
河川局長
) 目黒 清雄君
委員外
の
出席者
専 門 員
西畑
正倫君 専 門 員 田中 義一君 ――――――――――――― 本日の
会議
に付した事件
小貝川改修計画
に関する件 小
委員長
の
報告聴取
請願
一 井田、山田両
河川
に
国直轄改修工事施行
の
請願
(
内藤隆
君
紹介
)(第四〇五三号) 二
住宅金融公庫法
による土地の
標準価額増額
に関する
請願
(
安部俊吾
君
紹介
)(第四〇 八五号) 三
倉敷米子線道路
を
国道
に編入の
請願
(門脇 勝太郎君
紹介
)(第四〇八六号) 四
吉井川下流改修工事促進
の
請願
(
大村清一
君
紹介
)(第四〇八七号) 五 鰍沢町
排水路
に
改修工事施行
の
請願
(鈴木 正文君
紹介
)(第四一一一号) 六
西宝地区総合開発
に関する
請願
(
福井勇
君
紹介
)(第四一
一三
号) 七
国道
四十一号線
改修工事施行
の
請願
(
世耕
弘一君
紹介
)(第四一一四号) 八
金岡地内吉井川西岸堤防修築
に関する
請願
(逢澤寛君
紹介
)(第四一四四号) 九
国道
一号線中
磐田市内
に
改修工事施行
の請 願(
足立篤郎
君
紹介
)(第四一五八号) 一〇
住宅調整法制定
に関する
請願
(
大石ヨシエ
君
紹介
)(第四一七六号) 一一
道路費予算
の
追加計上
に関する
請願
(
江崎
真澄
君
紹介
)(第四三一一号) 一二
台風ダイナ等
による
災害応急措置
に関する
請願
(
江崎真澄
君
紹介
)(第四三六三号)
一三
府県道湯本元箱根線
及び特二
号国道改修工
事施行
の
請願
(小
金義照
君
紹介
)(第四三 九一号) 一四 日光川
改修工事促進等
に関する
請願
(
江崎
真澄
君
紹介
)(第四三九九号)
陳情書
一
災害復旧事業国庫補助
の
増額
並びに
工事
の
急速施行
に関する
陳情書
(第二七一〇号) 二 同 (第二七一一号) 三
災害復旧工事
の
財源措置
に関する
陳情書
(第二七一二号) 四
公共土木施設災害復旧事業費
の一部
改正等
に関する
陳情書
(第二七
一三
号) 五
ダイナ台風
の
被害復旧
に関する
陳情書
(第二七一四号) 六
治水対策確立
に関する
陳情書
(第二八六八号) 七
公共土木事業補正予算増額
に関する
陳情書
(第二八六九号) 八
災害復旧促進
に関する
陳情書
(第二八七〇号) 九
瀬戸内海地域
の
総合開発推進
に関する
陳情
書 (第二八七一号) 一〇
災害復旧事業費国庫補助急速交付
に関する
陳情書
(第二八七二号) 一一 長良川本
提決壊
に伴う
緊急措置
に関する陳
情書
(第二 八七三号) 一二
既往災害
の
緊急復旧措置
に関する
陳情書
(第二八七四 号)
一三
ダイナ台風被害原因究明
に関する
陳情書
(第二八七五 号) 一四
ダイナ台風
による
災害復旧
に関する
陳情書
(第二八七六 号) 一五
治水対策
に関する
陳情書
(第二八七七号) 一六
公共土木災害復旧事業促進
に関する
陳情書
(第二八七八 号) 一七
過年度災害復旧工事
に対する
国庫負担金増
額の
陳情書
( 第二八七九号) 一八
戦災復興都市計画事業促准
に関する
陳情書
(第二八八〇号) 一九
過年度災害復旧事業
の
早期完成
に関する陳
情書
(第三 〇四二号) 二〇
国道
一号線
改修促進
に関する
陳情書
(第三〇四三号) 二一
府県道彦根
、
桑名線改良促進
に関する
陳情
書(第三〇四四号) 二二
庄川改修工事促進
に関する
陳情書
(第三〇四五号) 二三
小矢部川水害復旧促進
に関する
陳情書
(第三〇四六号) 二四
水害復旧援助
に関する
陳情書
(第三〇四七号) 二五 鳥取県下の
豪雨被害対策
に関する
陳情書
(第三〇四八号) 二六
治水事業擴充強化
に関する
陳情書
(第 三〇六四号) ―――――――――――――
松本一郎
1
○
松本委員長
これより
建設委員会
を川開会いたします。 まず
請願
及び
陳情書日程
全部を
議題
といたし
審議
に入ります。 これに先だち
請願
及び
陳情書審査小委員会
における
審査
の
経過
並びに結果につきまして、小
委員長
の
報告
をお願いいたします。
内藤隆
君。
内藤隆
2
○
内藤委員
ただいま
議題
となりました
請願
並びに
陳情書
について、
請願小委員会
における
審査
の
経過
並びに結果を御
報告
申し上げます。これらの
請願
は去る六月二十八日以降本
委員会
に付託された分でありますが、その
総数
は十四件で、そのうち
慎重審議
の上
審査済み
と相なりました
請願
の
総数
は十三件で、その内訳は、
河川関係
のもの五件、
道路関係
のもの六件、
住宅関係
のもの一件、
総合開発関係
のもの一件と相なります。
右請願
は六月二
一三
日の本
委員会
において御
報告
申し上げました
請願
と同様の
趣旨
において、いずれもが重要な認めまして、
衆議院規則
第百北十八條により議院の
会議
に付するを要するものとし、
採択
の上はこれを
内閣
に送付すべきものと議決すべきものと決しました次第であります。 次に再送付と相なりました
陳情書
は二十六件でありますが、その
趣旨
はこれを
了承
すべきものと決定いたしました。 以上簡単ながら御
報告
申し上げます。
松本一郎
3
○
松本委員長
ただいま小
委員長
の
報告
によりますと、
日程
第一ないし第九、第十一ないし第十四の各
請願
は、いずれも
採択
の上
内閣
に送付すべきものと
委員会
において
決議
すべきであるとの
報告
であります。 これより採決いたします。ただいまの小
委員長
の
報告
の通り決するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松本一郎
4
○
松本委員長
御
異議
なしと認め、小
委員長
の
報告
の通り決定いたしました。 なおただいま
採択
いたしました
請願
の
報告書
の作成に関しましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松本一郎
5
○
松本委員長
御
異議
なしと認めてさよう決します。 次に
陳情書
でありますが、先ほどの小
委員長
の
報告
は、本日の
陳情書日程
全部についてその
趣旨
を
了承
という
取扱い
にいたしたいとのことであります。
陳情書
の
取扱い
につきましては、小
委員長
の
報告
の通りに決したいと思いますが御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松本一郎
6
○
松本委員長
御
異議
なしと認めて、さようとりはからいます。
松本一郎
7
○
松本委員長
次に本日の
議題
であります
小貝川改修計画
に関する件について
調査
を進めたいと思います。本問題につきましては、先ほど
理事会
を開会いたし御相談を
願つたの
でありまするが、本
委員会
としましては、種々
調査
の結果として
一つ
の
意思表示
が必要かと存じます。つきましては次のごとく
決議案
が
瀬戸山三男
君より提出にな
つて
おります。この案文を朗読いたします。
小貝川改修工事促進
に関する
決議
小貝川
は、
昭和
十年、十六年、二十五年と相次いで大
災害
を被り今荷毎年雨期の到る毎に
沿岸住民
は戰々兢々としてい
実情
である。これは、
小貝川
が
布川
、布佐の
狭窄部
の上流において
利根川
に合流しているため
利根川
の洪水が
小貝川
に逆流する結果である。
従つて
その
合流点
を、
布川狭窄部
より
下流
に移すことが
根本対策
である。 本
委員会
においては、この
小貝川
合流点
附替
工事
に関して
種々検討
の結果、速かに
改修工事
を施行して、
災害
を未然に防止する方途を講べきであるとの結論に到達した。
従つて現地
を詳細に
調査
し、速かに着工することを希望する。 尚、
代替地
の提供並びに
補償等
については、充分に考慮すべきである。 右
決議
する。 以上のごとく
決議
をして
建設大臣あて
に参考送付するに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松本一郎
8
○
松本委員長
それでは御
異議
なきものと認め、さようにとりはからいます。 それでは本日、
委員会開会
にあたり、幸いな機会でございますので、
一言
御
報告
いたして者様方の御
了承
をいただきたいと思います。 その
一つ
は、
西川専門員
が
欧州各国
を視察する件でございます。先般の
理事会
とおきまして御
了承
をお願いいたしたのでありますが、当
委員会
の
西畑専門員
が、
欧州各国
における
住宅復興計画
、並びに
実情
、その他
河川道路政策等
の
建設事業
に関する
調査
のため、来月五日より約四十日ぐらいの予定で出発をいたしたい、しかして
国会
の
特別公務員
として
国会
の
手続等
はもう終
つて
おりますので、このよし
皆様方
に御
了承
願いまして、留守中多少あるいは不在になりますので
連絡等
もとだえるかとも思いますけれども、これは他の職員が万遺漏なきを期するつもりでおります。御
了承
をお願いいたします。 その次は、当十三
国会
の
建設委員会
も、すでに数十回御会合を願いまして、なおこれまでにない長期にわたる当
国会
でありまして
皆様
には熱心に終始
法案
の
審議
その他について御
盡力
をくだされまして、たいへんありがとう存じます。
委員長
としても厚く御礼申し上げます。 当十三
国会
におきます当
委員会
の
法案
の
審議
にあたりましては、すでに御承知ではありましようけれども、
衆議院立法
が九件、参議院から回付されたのが一件、
政府提案
が七件、合計いたしまして十七件、その中でも特に
重要法案
で、ことに
議員立法
として長らく御
審議
願いましたのは、
道路法
あるいはこれに伴う
施行法
、また
耐火建築促進法
その他でありまするが、特に
災害復旧
の
国庫補助率引上げ
の問題というような、非常に地方にと
つて
は裨益する
法案等
も都合よく可決いたし、
立法措置
が講ぜられました。一々申せば限りありませんから申しませんが、いずれにしましても、この長い期間中か
つて
ないほど当
委員会
が熱心に御
審議
を願い、かつ
立法措置
が講ぜられ、
独立第一歩
のわが日本の
国土建設
にふさわしい
国会
としての機能を御発揮願いましたことにつきましては、厚く御乳を申し上げます。今後しばらく休会になるとは存じますが、いずれ
国政調査
その他なおお煩わししなければならぬ点が多々あると思いますが、お暑いときでありますので御自愛くだされまして、一段の御
盡力
を切にお願い申し上げます。
一言終り
に臨みましてごあいさつをいたしましてお礼にかえた次第でございます。 それでは本日はこれをも
つて
散会いたします。 午前十一時二十八分散会