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1952-06-24 第13回国会 衆議院 議院運営委員会 第67号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年六月二十四日(火曜日)     午後四時四十七分開議  出席委員    委員長 石田 博英君    理事 倉石 忠雄君 理事 福永 健司君    理事 山本 猛夫君       岡延右エ門君    鹿野 彦吉君       川本 末治君    菅家 喜六君       島田 末信君    高塩 三郎君       田中  元君    田渕 光一君      橋本登美三郎君    柳澤 義男君       石田 一松君    椎熊 三郎君  委員外出席者         議     長 林  讓治君         副  議  長 岩本 信行君         議     員 中野 四郎君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 六月二十三日  委員田渕光一辞任につき、その補欠として塚  原俊郎君が議長指名委員に選任された。 同月二十四日  委員塚原俊郎辞任につき、その補欠として田  渕光一君が議長指名委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  回付案取扱いの件  本日の本会議議事に関する件     —————————————
  2. 石田博英

    石田委員長 これより議院運営委員会開会いたします。  最初に、議長から発言を求められておりますから、議長発言を許します。林衆議院議長
  3. 林讓治

    林議長 去る二十一日の本会議散会後、野党各派の方々が議長室に来られまして、定足を欠いたまま開会をしたということは何事か、それから、記名投票要求したのに無視したのはなぜか、さらに、かかる一方的運営をすることは、国会みずからの民主化を阻害するものであるが、議長はいかなる考えを持つておるかとの抗議をしておいでになつたのであります。私は、定足数は十分ありと信じて開会をいたしましたということと、それから、記名投票要求もあの場合取上げるわけに行かなかつた、それから、一方的運営になつたのは、各派欠席されていたため、やむを得なかつたことを御説明いたしました。ところが、国会運営がこのように与党が圧追的であれば、野党としては、結局事ごとに対立を激化しておもしろからざる結果になつて、国民の信を失墜して行くが、これに対して議長は今後公正円満なる議事運営をはかるためには、いかなる態度で臨まれんとするか、お答えをいた、だきたいということであつたのであります。そこで議長といたしましては、本日の会議は、議院運営委員会で事前に円満に話合いがつかず、委員会決定のまま開いた、野党側欠席のあつたの開会をしたため、抗議の出るようになつたのは遺憾であるが、将来は各派に十分な御了解ができるように盡力いたしたい、とお答えをいたしました。一部の新聞に出ておりますように、議長といたしましては、わび状とか陳謝文をお渡しいたしたのではないのであります。つきましては、今後諸君の十分なる御理解と御協力によりまして、本院の議事を進められるように、切に私からもお願い申し上げたいと考えるわけであります。
  4. 石田博英

    石田委員長 ただいまの議長お話を御了承願うに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 石田博英

  6. 石田博英

    石田委員長 それでは、初めに回付案取扱いをお諮りいたします。日本開発銀行法の一部を改正する法律案、これは自由党はいかがですか。
  7. 倉石忠雄

    倉石委員 これを本日上程していただくことに願います。われわれは、これを拒否いたしたいと思いますので、再議決を願いたいと思います。
  8. 椎熊三郎

    椎熊委員 私どもも、参議院修正に同意いたしかねるので、これをける方に賛成です。
  9. 石田博英

    石田委員長 それでは、この日本開発銀行法の一部を改正する法律案を本日上程するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 石田博英

    石田委員長 これは三分の二の再議決では、記名を用いずして、起立行つてもさしつかえございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 石田博英

    石田委員長 さよう決定いたします。  次に、電力連絡事務局設置法案参議院回付案議題といたします。
  12. 倉石忠雄

    倉石委員 これは本日上程していただきたい。われわれは参議院修正に同意を表したいと思います。
  13. 椎熊三郎

    椎熊委員 異議なし。
  14. 石田博英

    石田委員長 それでは、本日これを上程するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 石田博英

    石田委員長 採決は起立をもつて行います。     —————————————
  16. 石田博英

    石田委員長 他にいろいろお諮りをする件もございますが、別に取急ぐものでもございませんので、本日の日程を御協議申し上げたいと思います。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 石田博英

    石田委員長 それでは本日の日程のうち、きようはいろいろなことで時間もおそくなりましたから、日程第四及び第五、第六のみを本日上程いたしまして、他の案件はあとまわしにし、次会延期するに御異議ありませんか。
  18. 中野四郎

    中野四郎君 念のために伺つておきたい。第七、第八の議員風早君と林君の懲罰事犯の件ですが、これは懲罰にする動機がいいか悪いかは、今日議論をするところではありませんから申し上げませんけれども、もしこの第七、第八について風早君、林君が、会期のきわめて切迫しておることを考慮の中に入れて、本院に出て来なかつた場合はどういう処置をするのですか、念のために伺つておきたいと思います。
  19. 石田博英

    石田委員長 これは、現在は本日一日のみの欠席届でございます。懲罰委員会決定は、御承知よう公開議場に瞬ける陳謝ということになつております。従つて、本日は延期をいたしたいと思うのでありますが、再三再四理由なくして欠席するにおいては、あらためて皆様方にお諮りをいたしまして、適当な処置をとりたいと思います。
  20. 中野四郎

    中野四郎君 それは、本人欠席をしておるから、本日の議題にしないというのですか。あるいは、きようは他の議題が輻湊しておるから議題にしないというのですか。ここに議論のわかれ目があります。
  21. 石田博英

    石田委員長 それは、本人欠席しておるということは事実であります。欠席届も出ております。ただ、確かに懲罰事件議院構成に関する件でございますが、御承知ように、委員会決定公開議場における陳謝でございまして、従つて、直接構成には影響をいたさないのであります。なお、これには討論の申出もあり、本日は先ほど申し上げたよう事情もございますので延期する、こういうことを申しておるのであります。
  22. 中野四郎

    中野四郎君 結局、きようは他の議案の関係上延期するので、欠席しておるから延期するのではないということですね。
  23. 石田博英

    石田委員長 そういうことでございます。欠席は事実であります。
  24. 中野四郎

    中野四郎君 これは、單にきようばかりではない。風早君並びに林君の問題は、もう三、四回見送つておる。しかも会期が切迫しておる。その動機はとにかくとして、一応委員会できまつたものを議院運営委員会に送致になつて、本会議にかけるということになれば、これはすみやかにすべきもので、いつまでも放置すべきものではないと思う。本日はがまんいたしますが、明日、明後日、最も近い機会にこの問題の結論をつけることが大事であると思います。それは、このことの後に来る問題が、いやしくも院議を軽視するかしないかという重大な問題に関連すると思うから、この点を特に申し上げておるわけです。
  25. 石田博英

    石田委員長 中野君のごもつともな御注意でありますから、できるだけすみやかに、きわめて最近の機会において処置すべきものと考えます。
  26. 石田一松

    石田(一)委員 私はこの際委員長にお伺いして、また今後の善処を要望したいと思うのであります。この前の運営委員会においては、事務総長あるいは議長、その他のいわゆる国会運営方面専門家に、ある運営に関するところの疑義を持つている委員があつて、これがあと一、二箇所、二、三分間でよいから質問をしたい、こういう要求をいたしました。ところが委員長は、独断的に、質問はこれを許しませんと言つて委員会決定を、そこで大きな声で速記席に向つて速記するようにおつしやつて、われわれには発言をお許しにならなかつた。私は何もこの前のことが——これは正式に記録に載つておることであるから、かれこれ申しませんが、今後委員質疑討論等を打切る必要がある場合、委員長の独断によつてやらないで、やはり質疑打切りの動議が出るとかして、その賛否を決定した後に委員長決定するという方法をおとりにならないと、これは委員長運営委員会になつてしまつて運営委員運営委員会でなくなると思いますので、特にこの点をお願いいたしておきたいと思います。
  27. 石田博英

    石田委員長 御注意は十分承ります。それでは、ただいま私が御説明申し上げましたように、日程第四、第五、第六を上程して、他は延期するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 石田博英

    石田委員長 さよう決定いたします。
  29. 椎熊三郎

    椎熊委員 本会議の時間ですが、これは今、野党連合を開いておる最中でありまして、そんなに長い時間とらないと思いますから、それの済んだときに開いていただきたいと思います。別に開いていただきたいと思います。別に何も他意はありません。衆議院は、すでに会期の問題では異議なく来ておるのでありますから、当然公報をもつて通知したように本日開くべきであります。われわれは妨害行為をしようとかなんとかいうのじやない。ただ、せつかく野党連合を開いておるのでありまして、そんなに長い時間はかかりませんから、それが終り次第開くようにしていただきたいと思います。
  30. 山本猛夫

    山本(猛)委員 定刻より相当時間が過ぎておるのでありますから、それでは何時までというようなことを言つていただかないと困ると思います。
  31. 石田博英

    石田委員長 実は野党連合の今の点については、一番最初のお申出は、一時から始まつて二時ごろ終るというお話で、次には三時というお約束延期を申し出られました。次には四時というお約束でございました。それから先ほどまで五時というお話でございました。それが最終的なお話であつたのでございます。しかし今すでに5時でございます。ですから、今すぐやるということは申しませんが、再三再四のことでありますから、五時十五分ということに一応いたしておきたいと思います。
  32. 椎熊三郎

    椎熊委員 再三再四延びた理由を鮮明しておかないと、世間の誤解を招くと思うのです。なぜ正午が二度も三度も延びてこの時間になつたかというと、この参議院問題解決のために、参議院自由党から出ております運営委員長が自発的に辞任するということです。これが大きな解決のかぎになつております。それを自由党内部できめるために時間がかかつた。ようやくそのことが決定してわれわれに通告されたのは、ただいまわれわれがここに出て来てからです。事情は、あなた方の党内事情によつてこうなつておる。その点は、野党事情によつて延びたのでないことは御承知だろうと思います。従つて、時間はそんなにとりませんから、五時半まででどうですか。われわれは代議士会も開かなければならぬ。昨夜は、参議院では十二時くらいまでやつているようなわけなんだから……。
  33. 石田博英

    石田委員長 それでは五時半になつたら必ず振鈴を鳴らすということにいたしておきます。  もう一つは、これは円満に話合いがまとまつたことでありますし、自由党でも人がそろつておることでありますけれども、きようのお話合い以外の発言等については、議長はこれを許さない、お約束通りのことでよろしゆうございますね。
  34. 椎熊三郎

    椎熊委員 突発事件があれば、しかたがないでしよう。それは約束できない。大きな地震とか……。
  35. 石田博英

    石田委員長 そういう天災地変とか、誰が考えてもふかのうなことだということなら別でございますが、それ以外の議院運営委員会とりきめ以外の発言等は、議長においてこれを許さないということに決定いたすに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 椎熊三郎

    椎熊委員 国会の動いておる政治の問題を、そうなわで縛るようなきめ方をしないで、お互いの良識に訴えてやるということにしておきましよう
  37. 石田博英

    石田委員長 その問題は今決定されました。
  38. 椎熊三郎

    椎熊委員 それは委員長の希望として承つておきます。
  39. 石田博英

    石田委員長 それでは次回の本会議は明後日定刻より開きます。議院運営委員会は十一時に御参集を願います。  本日はこれにて散会いたします。     午後五時二分散会