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1952-05-29 第13回国会 衆議院 議院運営委員会 第52号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年五月二十九日(木曜日)     午後零時十分開議  出席委員    委員長 石田 博英君    理事 倉石 忠雄君 理事 福永 健司君    理事 土井 直作君       飯塚 定輔君    岡延右エ門君       岡西 明貞君    押谷 富三君       鹿野 彦吉君    島田 末信君       田中  元君    田渕 光一君       中川 俊思君    柳澤 義男君      山口喜久一郎君    石田 一松君       小林 運美君    椎熊 三郎君       梨木作次郎君    林  百郎君       田中織之進君  委員外出席者         副  議  長 岩本 信行君         議     員 青野 武一君         議     員 寺崎  覺君         事 務 総 長 大池  真君     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  回付案取扱いの件  日本放送協会経営委員会委員任命につき同意を  求めるの件  電波管理委員会委員任命につき同意を求めるの  件  決議案取扱いの件  緊急質問取扱いの件  本日の本会議議事に関する件     ―――――――――――――
  2. 石田博英

    石田委員長 ただいまより本日の議院運営委員会を開会いたします。  最初回付案取扱いの件をお諮りいたすのでありますが、本日は各省設置法案上程されておりますし、いかがでございましようか、いつまでも無期限にほつておきますのもいかがかと思いますので、明後日の運営委員会までにこれら公共事業令以下全部、参議院からの回付案五件について各党態度をおきめ願つて明後日一括してこれを処理することにいたしまして、本日はこれを留保することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 石田博英

    石田委員長 さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  4. 石田博英

    石田委員長 次に日本放送協会経営委員会委員任命につき同意を求めるの件でございますが、これは前会、本日までに各党の御態度を御決定願うことになつておりますので、本日各党の御態度を御発表願いたいと思います。
  5. 椎熊三郎

    椎熊委員 わが党は異議なし。
  6. 土井直作

    土井委員 私はこの前出ていないので聞いていませんけれども、いいでしよう
  7. 林百郎

    ○林(百)委員 共産党反対です。
  8. 青野武一

    青野武一君 私の方は賛成です。
  9. 寺崎覺

    寺崎覺君 私の方も賛成
  10. 石田博英

    石田委員長 自由党はいかがですか。
  11. 倉石忠雄

  12. 石田博英

    石田委員長 それではこれを本日の本会議上程するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 石田博英

    石田委員長 さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  14. 石田博英

    石田委員長 次に電波監理委員会委員任命につき同意を求めるの件でございますが、これは事務総長から一応御説明を願いまして、決定次会にいたしたいと思います。
  15. 大池真

    大池事務総長 現在電波管理委員会委員をやつております拔山平一君が五月一ぱいで任期満了になりますので、引続き再任をいたしたい、つきましては両院の同意を得たい、こういう申出でございます。
  16. 林百郎

    ○林(百)委員 これは次会にお願いいたします。
  17. 石田博英

    石田委員長 次会までに各党の御態度を御決定願います。     ―――――――――――――
  18. 石田博英

    石田委員長 次に決議案取扱いの件を議題にいたします。
  19. 林百郎

    ○林(百)委員 改進党の方に聞きたいのですが、領土に関する決議案、これは奄美大島沖繩の問題が出ているのですが、これは講和條約に賛成されたということになりますと……。
  20. 石田博英

    石田委員長 ちよつとお待ちいただきたいと思います。まだ何の決議案議題にするということも申し上げておらないのです。順次御相談を申し上げますから、そのとき御発言を願います。  まず領土に関する決議案議題にいたします。
  21. 林百郎

    ○林(百)委員 講和條約によりますと、あれは国連においてアメリカ信託統治を提案することについては、日本政府同意するということになつてつて、その講和條約に賛成された改進党から、これに反対するという領土に関する決議案を出すことは、理論的に矛盾しておると思われますが、その点についての解明を願いたいと思います。
  22. 椎熊三郎

    椎熊委員 理論的に矛盾していないりです。領土についての主権日本にあることはアメリカでも認めておる。あそこにアメリカの方で共産党に対する必要から軍事施設を設け、これを管理したいというから、管理することには同意したが、国家主権を明確にすると同時に、今日交通まで遮断されているから、日本国民としての体面を與えてもらい、日本国民としての自由を持つ、こういうことで、あそこに軍事基地を持つとかそういうことは、他の必要から来ているので、われわれは別にこれに反対はしない。講和條約にもそういうことは言つてあるはずです。
  23. 林百郎

    ○林(百)委員 そうすると、主権が存在しているとはいいながら、実質的には主権がないと同じだから、完全な主権を認めろということですか。
  24. 椎熊三郎

    椎熊委員 そうです。
  25. 林百郎

    ○林(百)委員 一応わかりました。
  26. 石田博英

    石田委員長 いかがでございましようか、本日は日程もたくさんございますから……。
  27. 林百郎

    ○林(百)委員 もしきようやるということなら、私の方では討論をしたいと思います。
  28. 石田博英

    石田委員長 これは本日留保するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 石田博英

    石田委員長 それではこれは留保に決定いたします。  次に木村法務総裁不信任決議案でございますが、本日はたくさん議題もありますから、林さんいかがでございましようか。
  30. 林百郎

    ○林(百)委員 これはわれわれの不信任決議案を見ていただけばわかりますか、木村法務総裁が一日でもその職にあることは国民に対する犯罪を犯すここである、犯罪的行為であるとまでわれわれは不信任の意を表明しておるのでありますから、一日でもその職にととまつておることについてはわれわれは反対なのであります。従つてすみやかにこれは本会議上程して決定していただきたいと思います。
  31. 石田博英

    石田委員長 他に御発言はありませんか。
  32. 福永健司

    福永(健)委員 本日はこれは延期されんことを望みます。
  33. 石田博英

    石田委員長 本日の上程に関して御意見がわかれておるようでございます。本日あくまで上程を要求される方は挙手を願います。     〔賛成者挙手
  34. 石田博英

    石田委員長 挙手二名、本日は上程しないことに決定いたします。次に中華人民共和国、ソ同盟及び東欧諸国との自由な貿易打開に関する決議案議題にいたします。
  35. 林百郎

    ○林(百)委員 これは日本貿易業者協議会でも、少くとも、バトル法の線までは緩和したいという決議がありて、これが政府に上申されております。それから大豆の問題に関しても、アメリカからの輸入大豆が非常に品質が悪いということで、もしこういう品質の悪い大豆を送つて来るならば、今後は中共の大豆と切りかえるということを油脂協会決議がなされております。それからまぐろの関税引上げの問題、それから陶器、絹製品ミシン等輸入関税の税率の引上げ問題等で、貿易界でも、このアメリカ輸入制限に対抗するためにも、中国あるいはソビエトとの貿易を一日も早く開かなければならぬということが、業界一致した希望ようでございます。従つて国会としても、この業界並びに日本国民が熱望しているこの意向をすみやかに決議して、天下に表明する必要があると思いますから、さつそくこれを本日の本会議上程して、満場一致可決していただきたいと思うわけであります。
  36. 椎熊三郎

    椎熊委員 この問題は非常に私は重要性を持つておる問題だと思います。そのために先般来外務委員会で非常な質疑応答が重ねられていますが、聞くところによると、外務大臣通産大臣との意見の間に多少の食い違い等もあるということで、非常に大きな問題ですから、一外務委員会にこれを移して、外務委員会で、これを本会議において決議をすべしということに意見一致たち、その場合は本会議上程すればよい。まず外務委員会意見をまとめる、共産党単独で提案するということなら、満場一致決定希望されても困難であり、これだけの重大問題だから、下相談は、外務委員会でせつかく取上げておるので、そこで意見をまとめて持つて来てもらいたい。その意味で本日ただちに上程することには反対です。
  37. 福永健司

    福永(健)委員 ただいま椎熊君からも主張があつたのですが、大体同感です。先刻の林君の説明の中にもその一斑が現われていますが、この問題は相当多岐にわたつております。また専門的なことが非常に多いのでありますから、ただいま椎熊主張のごとく、これを委員会に回付して、研究の上、ある程度見解一致を見て、見解一致したというなら、またそのときに御相談することにいたしまして、本件は委員会に回付することを希望いたします。
  38. 林百郎

    ○林(百)委員 先日の議院運営委員会では反対された椎熊君が、この決議案重要性を認識されて来たことについては敬意を表しますが、共産党単独だけでは、かりに通過させるということからいつても、技術的な面からもむずかしいというお話、これもごもつともだと思います。だから何も私の方だけの単独でやろうというのではない。実は社会党第二十三控室の方にも交渉しておるのでありまして、もしよその党でお出しになるなら、われわれの方もそれに同調してもよいと思います。ただ業界の方には熱望がだんだん上つて来て、よその党との交渉が遅れたために、われわれの方で出したわけです。だから、われわれの希望としては、ぜひこれを本会議ではつきりひとつ国会意思として決定してもらいたいと思うわけですが、どうしてもというならば、これは外務委員会よりむしろ通産委員会の方が業界の実情もはつきりしておるし、この問題のいろいろな利害関係を持つておる委員もおられると思いますから、通産委員会にまわされて、必ず今会期中に何らか結論を出すような処置をぜひ願いたいと思います。
  39. 石田博英

    石田委員長 この決議案通産委員会に回付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  40. 石田博英

    石田委員長 さよう決定いたします。
  41. 林百郎

    ○林(百)委員 通産委員会に回付するに際しては、とにかく通産委員会で今会期中に結論を出して、本会議でどう扱うかという結論を出すということを希望條件として加えて、通産委員会にまわしてもらいたい。秋はそれを希望するわけです。
  42. 石田博英

    石田委員長 林君の御希望速記録に載つておりますから明らかであります。     ―――――――――――――
  43. 石田博英

    石田委員長 次に緊急質問取扱い議題にいたします。本日はいかがでしようか。全部二活して留保するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  44. 石田博英

    石田委員長 さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  45. 石田博英

    石田委員長 次に本会議議事の件についてお諮りいたします。
  46. 大池真

    大池事務総長 本日の本会議議事について御説明を申し上げます。ただいま御決定を願いました日本放送協会経営委員会委員任命、これは議長発議ですぐきまることでございますから、日程に入る前に、この人事承認の件を御決定願いたいと思います。それが済みましたならば、議事日程に入るわけでございます。議事日程はお手元に一応議事順序の書いたものを差上げてございますが、最初日程第一、これは大蔵委員長佐藤重遠君が御報告になりまして、共産党反対でございます一それから日程第二は水産委員長川村善八郎君が御報告になりまして、これは全会一致でございます。日程第三、第四、第五、これは一括上程でございまして、農林委員長松浦東介君が御報告になりまして、これに対して井上良二君から、日程第三の農業災害補償法の一部を改正する法律案に対する修正案が出ております。従いましてその修正案趣旨弁明を願いまして、そうして討論に入る。討論は竹村奈良一君の通告がございます。
  47. 椎熊三郎

    椎熊委員 この修正案趣旨弁明吉川君がやつて討論井上君のはずです。
  48. 大池真

    大池事務総長 それではこの修正案趣旨弁明井上君がやらずに、吉川久衛君にかわりました。吉川久衛君が趣旨弁明をいたしまして、討論社会地井上臭二君と共産党の竹村奈良」君。それから採決に入るわけでありますが、修正案趣旨弁明をいたしますについて、修正案そのものについて、ちよつと委員長からお話があります。
  49. 石田博英

    石田委員長 農業災害補償法の一部を改正する法律案に対する修正案井上良二君外七名提出、この部分で、初めから四行月の「第七十九條第二項の改正規定中」云々というところから、その裏側の第三行目「第亘二十二條中「第八十七條第一項」を「第八十七條第一項及び第二項」に改める。」というところまでは、委員長報告の中で修正がすでに終つておるわけです。この委員会修正そつくりのものを含めて、それに追加修正部分があるという、こういう状態になつております。これは提出者といたしましては、一連修正であつて委員会で提案されたものと同一であるということでありますが、これはちよつとおかしいのじやないかと思われるのであります。すでに委員会修正され、委員長報告があるのでありますから、それ以外の部分だけ本会議では修正案として取扱われるのが正しいのじやないかと私は思うのであります。委員会報告のものと全然同じのものをそのまま入れて、追加修正部分を加えてやるというようなことは、悪例になると思いますので、この委員長報告と重複する修正部分はお省きいただいた方がいいのじやないかと思います。
  50. 土井直作

    土井委員 念のために伺つておきたいのですが、農業災害補償法の一部を改正する法律案委員会修正は「第七十九條第二項の改正規定中」というところから、どこまでですか。
  51. 石田博英

    石田委員長 裏の三行目の「第百三十二條中」云々とあつて、「「第八十七條第一項及び第二項」に改ある。」というところまでです。もう一ぺん申し上げますが、これは委員長報告自身修正なのです。その委員長報告修正してあるのと全然かわらない、一字一句違わないものが入つておるわけです。すでに終つておるわけです。その終つておる部分をもう一ぺん修正するということは意味をなさないと思います。
  52. 椎熊三郎

    椎熊委員 吉川君の修正主張する点はどこですか。
  53. 石田博英

    石田委員長 初めの三行と、あとの五行です。
  54. 小林運美

    小林(運)委員 これは今委員長言つた三行目のあとから次のページの三行目までというのは、わが党も社会党自由党修正案賛成なのです。これはたまたま一致したわけです。われわれの修正したいところと自由党修正したいところと一致しておる。そのほかのわれわれの修正が、ここにあるこの部分です。
  55. 石田博英

    石田委員長 それはわかります。その場合、私が申し上げたまん中のところは、すでに修正が終つておる。あなた方の修正ようという目的が、すでに委員長報告において終つておるわけです。だからあなた方が修正されようとするのは、それ以外の部分修正でなければならない。それ以外の修正案を出されることはいいのですが、すでに終つておるものを重複してやるということは悪例になります。
  56. 土井直作

    土井委員 それは十分了解できまずから、正誤表か何かでやつてもらえばいいと思います。
  57. 石田一松

    石田(一)委員 これは委員会労働法規などの改正につきましても一賛成したいのだが、一括して法案となつておるために、たとえば林野庁とかあるいは電通省等公共企業体に入つて団体交渉権を得るようなつよう法案についても、これに賛成すると、あと全部賛成しなければならぬということで、賛成できないような仕組みになつておる。そういう法案提出の仕方は実にずるいと思つているのです。今除こうと言われる部分修正については賛成ではあるのですが、賛成意思を表示することによつて自分たち修正案が通らないといつたよう採決の仕方がされたのじやないか。野党は自由党のおつしやる、今除こうと言われた部分に賛意を表することができたかどうか。できたということなら、私は問題ないと思います。
  58. 椎熊三郎

    椎熊委員 さつき吉川君からそれについて相談があつたのですが、初めの三行と、あとの五行を説明すればいいのだが、これだけ摘出して説明したのでは修正意味がわからない。だから委員長報告修正として出て来たものも、やはりこれを入れなければならぬということだつたのです。
  59. 土井直作

    土井委員 趣旨弁明の方では、そういうものを加えなければ平氏が合わないから、前後の関係がわからない。しかし修正案文として提出する場合は重復するから、正誤で直してもらつたらよかろうということなんです。
  60. 石田博英

    石田委員長 それではお諮りいたします。ただいま私が申し上げた第四行目「第七十九條」云々というところから、二枚目の第三行目の終りの「「第八十七條第一項及び第二項」に改める。」というところまでは、正誤をもつて削除することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  61. 椎熊三郎

    椎熊委員 吉川君の修正案からそれを削除するということですね。
  62. 石田博英

    石田委員長 そうです。
  63. 大池真

    大池事務総長 そこで、ただいまのよう修正案がはつきりいたしましたので、採決について申し上げますが、場農業災害補償法の一部を改正する法律案に対する修正案、これはまず初めに井上良二君外七名から出されました修正案、これは今の委員会修正部分がなくなりましたから、追加されたものだけをまずイとして採決されます。それから次にロの委員会修正井上提出にかかるものとの共通部分、これについては、委員長報告にかかる修正部分だけを採決することになります。次にハとして修正部分を除いた原案についての採決、こういうことになるわけであります。それから次は日程第四、農業災害補償法臨時特例、これを採決いたしまして、次に日程第五、農業共済基金法案、これで日程第三、第四、第五が終ります。日程第六、第七、これは法務委員長佐瀬昌三君が報告をされまして、六は反対共産党、七は全会一致でございますので、別々に採決いたします。次に日程第八以下、日程に七つております全部が行政機構改革一連のものでございますので、これを一応一括上程して討論並びに採決に入る、こういう順序になります。
  64. 倉石忠雄

    倉石委員 ただいまの議題になつておりますうち、日程第九の農林省設置法等の一部を改正する法律案だけは、本日上程を留保していただきたいと思います。
  65. 林百郎

    ○林(百)委員 理由は……。
  66. 倉石忠雄

    倉石委員 私どもの方で、なおこの点についていろいろ事情がありますので、留保していただきたいわけです。
  67. 林百郎

    ○林(百)委員 そうすると、やはり自由党の御都合によつて、これだけはきようは留保するということですね。
  68. 石田博英

    石田委員長 ただいまの倉石君の申出を承認するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  69. 石田博英

    石田委員長 さよう決定いたします。従つて日程第九は延期されます。
  70. 大池真

    大池事務総長 そうすると、日程第八から三十七まで一括上程の予定でございますが、日程第九をこの際延期して、日程第八から三十七まで二十九件を一括上程、このようにお願いすることになります。そこで今のガリ版に三十件一括とありますが、二十九件一括委員長報告となつて内閣委員長八木一郎君が報告をされます。そのうち法案について修正案が出ておるものがあります。日程第八の経済審議庁設置法案に対する修正、これは西村榮一君外四名から提出されておりまして、この修正案趣旨弁明前田榮之助君がおやりになります。次の農林省の分は延期になります。それから通商産業省設置法案に対する修正案が、竹山祐太郎君外五名から提出をされておりまして、これは竹山君が修正案説明をされます。そこで修正案説明が終つたところで討論に入ります。ただいまお手元に参つております討論通告者は――、賛成自由党の方がおやりになれば、ここに入ることになります。
  71. 倉石忠雄

    倉石委員 わが党は本多市郎君が賛成討論をやります。
  72. 大池真

    大池事務総長 そうすると、これは修正案説明がありましたので、第一位になります。改進党は……。
  73. 小林運美

    小林(運)委員 私の方は保留しておきます。
  74. 土井直作

    土井委員 今の議事の運び方について、これは一括上程ではあるが、それぞれの案件の中に、われわれとしては反対あるいは賛成をしたい部分が相当あるわけです。ここに出ておるのは、門司君、加藤鐐造君等が出ておりますが、岡君もやはり討論に立ちたい。それは内容的に言いますと、国家行政組織法の三都を改正する法律案です。これに対する反対討論でございます。
  75. 石田博英

    石田委員長 ちよつと懇談に移ります。     〔速記中止
  76. 石田博英

    石田委員長 懇談をとじます。  懇談中にお話合いいただきました点を申し上げます。討論時間は二十分以内、これは厳重に守つていただきたいと思います。一昨日の討論のとき、吉野君は、約束の時間を五分近く超過いたしました。こういうことがないように、お約束はお約束としてお守りを願います。  次に反対討論でございますが、討論者各党一名ずつという建前でやつていただくことにいたしまして、社会党の方は、党にお帰りになつて、その線に沿つて善処をお願いいたします。
  77. 椎熊三郎

    椎熊委員 改進党は、通産省の分についての討論竹山君、修正案趣旨説明は多分山手君になると思います。
  78. 倉石忠雄

    倉石委員 社会党二十三控室のは、小会派一本にまとまつたのですか。
  79. 田中織之進

    田中(織)委員 これは小会派代表というような形でやつていただくようにまとめます。
  80. 石田博英

    石田委員長 それでは採決方法について御説明を願います。最初日程第八の採決方法について……。
  81. 大池真

    大池事務総長 経済審議庁設置法案に対する西村榮一君の修正案をまず探決いたしまして、次に原案について探決いたします。次に日程第九が消えまして、日程第十の通産省設置法案に対する竹山君外の修正案採決して、それから次に原案採決、そこで次に国家行政組織法の一部改正法律案から十五法律案建設省設置法の一部を改正院する法律案までを一括採決いたしまして、これは反対改進社会共産社会党二十三、これだけが一致しておりますので、これを一括採決、それから次は総理府設置法の一部改正以下十一案、これは反対が、社会共産社会党二十三、三派共通して反対でございますので、これについて採決をいたします。最後一つ残つた地方制度調査会設置法案、これは反対共産党だけでございますので、これの採決をお願いいたします。
  82. 石田博英

    石田委員長 本日の採決方法は起立でお願いしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  83. 石田博英

    石田委員長 さよう決定いたします。  次に緊急上程が一件ございます。
  84. 大池真

    大池事務総長 次にごく簡単なもので、電気通信委員会から上りました放送法の一部改正法律案、これを最後緊急上程をお願いいたしたいと思います。
  85. 椎熊三郎

    椎熊委員 郵政委員会のは……。
  86. 大池真

    大池事務総長 郵政委員会のも上りましたが、まだ関連議題大蔵委員会にありますから、それが上るのを待つてお願いいたしたいと思います。
  87. 石田博英

    石田委員長 それでは放送法の一部を改正する法律案、これを緊急上程するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  88. 石田博英

    石田委員長 さよう決定いたします。  次会は明後三十一日定刻より開会いたします。議院運営委員会は午前十一時に御参集を願います。
  89. 椎熊三郎

    椎熊委員 この郵政委員会から上つて来たのは、大蔵委員会のが上るまでは上程しないというのですが、それは自由党の方の大蔵委員だけが無理なことを言つておるので、この法案に付随した法案なんで、文句を言う次第はないと思いますから、これはひとつまとめるようにお願いしたいと思います。そうして次の本会議上程するように願いたい。  それから、先般お願いしたドツグ・レースの法案の、その後の扱いはどうなつておりますか。
  90. 石田博英

    石田委員長 これは自由党の方かどこか、いろいろ御事情がおありのことと思いますが、運営委員長としては、いつまでも理由なくしてこの状態におることははなはだ迷惑いたしますので、できるだけすみやかに党の態度を御決定願いたいと思います。  本日は議案が非常にたくさんございます。従つて、なるべく多く議員の出席を願つて慎重に御審議を願いたいのであります。どうかさよう各党とも御協力を願いたいのでありますが、実はこれは特に自由党関係があるとかというわけでもありませんが、きようは御承知の通り古島一雄氏の葬儀が一時から二時まで、二時から三時までは告別式があります。それ以後になりますと議案がたくさんあつて討論も多いので、この間の時間に順次焼香においでになつたりいたしますと、一時議場がさびしくなるかもしれませんが、これはほかのことでもありませんから、御承認いただきたいと思います。どうかその点あらかじめ御了解おき願いたいと存じます。
  91. 林百郎

    ○林(百)委員 定足数を欠かない程度に順繰りにやられたらいいと思います。ことにこういう重要な法案ですから、定足数の問題については、われわれは警告を発することがあるかもしれないということは、あらかじめ留保しておきます。
  92. 石田博英

    石田委員長 もとより定足数を欠かない程度で行かれるよう、お願いいたしたいと思いますが、なおあらかじめ御了解を願つておく次第でございます。  本日の本会議は午後一時三十分。  本日の運営委員会はこれにて散会いたします。     午後一時四分散会