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大池事務総長 これは、この前
議長に御一任という御決定で、相談をいたしました結果、やはり平和条約の発効という事実をとらえた方が無難だというようなことで、日本国独立というようなお話もありましたが、平和条約発効並びに日本国憲法施行五周年記念式典ということで、二つを合せた
意味でお願いすることになりました。そこで、この平和条約発効並びに日本国憲法施行五周年記念式典の式次第でありますが、これは従来
通り、従来
通りと申しますと、全員参列というあとに、衆
議院議長が式辞を述べ、次に参
議院議長、その次に内閣総理大臣、最高裁判所長官、東京都知事の順で式辞を述べ、そのあと東京都議会
議長の発声で日本国の万歳を三唱して陛下には御帰還あらせられる、こういう形にな
つております。その
通りに一応式次第をお願いすることにな
つておりますが、その際に、平和条約発効というような事実が加わりましたので、場合によりますれば陛下からお言葉を賜わるようなことがあるかもしれない。これはあるかないか、きま
つておりませんが、あるといたしますれば、五人の方の式辞が済みましたあとにお言葉を頂戴して、万歳を三唱する。こういうことで、これはきまり次第差込みますから、御了承を願いたいと思います。そういうことで式次第はお願いしたいと思いますが、ただ内閣の方に、こういうお話がありますので、一応
皆さんの御
意見を伺いたいと思いますのは、もし陛下のお言葉があれば、これを承
つて、そのあと君が代を合唱して、それから黙祷でもしてみることが必要ではないか、これはどういうものだろうかというようなお話がございます。この君が代の合唱並びに黙祷を式次第の中に入れるか、従来
通りにするか、一応御
意見を承
つた上にいたしたいと思います。