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1952-04-03 第13回国会 衆議院 議院運営委員会 第33号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十七年四月三日(木曜日) 午後一時三十三分
開議
出席委員
委員長
石田
博英君
理事
倉石 忠雄君
理事
福永
健司君
理事
土井
直作君
岡延右エ門
君 鹿野 彦吉君 川本 末治君 島田 末信君 田中 元君 田渕 光一君
橋本登美三郎
君 柳澤 義男君
石田
一松
君 小林
運美
君
椎熊
三郎
君
松井
政吉君
梨木作次郎
君 林 百郎君
羽田野次郎
君
出席政府委員
内閣官房
副
長官
菅野
義丸
君
委員外
の
出席者
副 議 長 岩本 信行君 議 員
青野
武一
君 議 員 中野 四郎君 議 員 黒田 寿男君 事 務 総 長
大池
眞君 ――――――――――――― 本日の
会議
に付した
事件
菅野内閣官房
副
長官
より
法律案
の
提出予定
に関 する
説明聴取
緊急質問
の
取扱い
の件 本日の本
会議
の
議事
に関する件 ―――――――――――――
石田博英
1
○
石田委員長
これより本日の
運営委員会
を開会いたします。 初めに、
共産党
の
梨木
君から、
行政協定
に
関係
する
法律案
の
準備状況
について、
官房長官
の
出席
を求められておりましたが、
官房長官
が事故があるそうでありまして、
菅野
君が
出席
いたしておりますので、これに対する
質疑
を許します。
梨木作次郎
2
○
梨木委員
現在までに私の調べたところでは、
行政協定
に基き立法しなければならない
法案
は、五つ出ていると思います。先般
政府
の
説明
によりますと、
行政協定関係
に基く
法案
は、三日一ぱいに出すということでありましたが、この五つで全部出し切
つて
いるのかどうか、まだ出さねばならぬ
法案
があるのかどうか、その点を伺
つて
おきたい。
菅野義丸
3
○
菅野政府委員
お答え申し上げます。
行政協定
に基きます
所要
の
法律案
につきましては、その後いろいろと
政府部
内で検討いたしました結果、相当いろいろな方面において立法を要すると認められるものもあるのでありまして、以下申し上げる
よう
な
法律案
が、今後出る
予定
でございます。すでに
提出
いたしましたのは、
お尋ね
の
よう
に五件と、それから本日一件出まして、合計六件にな
つて
おります。今後出るであろうと
目下
のところ推定されておりますものをこれから申し上げますが、ただこれは
法律案
の名前も仮称でありまして、はたしてこの
通り
に出るかどうかということははつきりいたしておりません。まず第一は、
電波法
の
特例
に関する
法律案
、これは表題といたしましては非常に長たらしい、
日米安全保障条約
第何条に基く
行政協定
の実施に伴うとか何とかという文句が入るかと思いますが、いずれにいたしましても、
電波法
の
特例
に関する
法律案
、それから
土地等使用法案
、これにもいろいろ頭書がつくと思います。それから
水先法
の
特例
に関する
法律案
、
道路運送車両法
の
特例
に関する
法律案
、
道路運送法
の
特例
に関する
法律案
、
地方税法
の
特例
に関する
法律案
、それから
航空法
の
特例
に関する
法律案
、
農林漁業特別損失補償法案
、それから
行政協定
に伴う
賠償請求権
の
特別措置
に関する
法律案
、
專売法等
の
特例
に関する
法律案
、
国税犯則取締法等
の
特例
に関する
法律案
、
郵便法
の
特例
に関する
法律案
、次にもう
一つ防衛支出金特別勘定
の
経理
に関する
法律案
、以上十三件ばかりになるのでございますが、こういうものを
目下
のところ出す必要があると思われますので、着々
準備
を進めておるわけであります。
提出予定
の時期でございますが、大部分のものはここ数日中に出し得ると思いますが、この中で
防衛支出金特別勘定
の
経理
に関する
法律案
とか、あるいは
航空法
の
特例
とか、そういうものは多少まだ時間がかかる
よう
でございます。これは現在
予備作業班等
でも
つて
先方と
交渉
を進めておりまして多少まだ時間がかかる
よう
でございますが、その他のものはできるだけ早い
機会
に、
目標
といたしましては、ここ数日中に出したいという
目標
で
作業
を続けておる
よう
な次第でございます。なお本日
行政協定
に基く
電信電話料金法等
の特別に関する
法律案
を
衆議院
の方に
提出
いたした次第でございますが、
提出済み
のものは以上で六件でございます。
梨木作次郎
4
○
梨木委員
今
説明
された分の中で、
閣議湊定
を経たものはどのくらいありますか。
菅野義丸
5
○
菅野政府委員
このうち
閣議決定
を経たものは、
地方税法
の
特例
に関する
法律案
だけでございまして、あとはこの次の
閣議決定
になると思いますものが四件ばかりございます。その程度でございます。
梨木作次郎
6
○
梨木委員
次に伺いますが、
破壊活動防止法案
、この
提出
に関連いたしまして、
新聞
の報ずるところによりますと、
総評
の
ゼネスト決定
に関連して、
提出
の時期についていろいろ
政府
が策動しておるやに伝えられておるのであります。つまり何か
ゼネスト
を禁止するとか、あるいは
組合
の分裂を企図しておる
よう
な
動き
もある
よう
に思われるのであります。そこで、そういう
よう
に
政府
が
一つ
の
法案
を
提出
する問題に関連して、いろいろな
労働者
が当然持
つて
おる
権利
に対する圧迫とか弾圧という
よう
なことをやられることは、まことにけしからぬと思います。そこでこの
法案
が
閣議決定
を経たものかどうか、またこれについての
提出
時期がどういう
よう
にな
つて
いるのかを伺いたい。
菅野義丸
7
○
菅野政府委員
ただいまの御
質問
の中に、この
破壊活動防止法案等
の
一連
の
法律案
の
提出
につきまして、何か策動をしておる
よう
なお話がございましたが、そういう事実はまつたくございません。この
破壊活動防止法案
とか、その他三件ばかりのいわゆる
治安関係法案
につきましては、三月末に
閣議決定
をいたしましたが、
目下所要
の
手続
を
司令部等
と打合せをしてや
つて
おります。
提出
の時期等につきましては、今
お尋ね
の
よう
に、
労働組合
の
運動等
とは何ら
関係
なく、
手続
の済み次第、できるだけ早く
提出
いたしたいと考えておる次第でございます。
梨木作次郎
8
○
梨木委員
そうすると、
閣議決定
はしたが、まだ
司令部
の
承認
を受けておらないという
段階
だとおつしやるのですか。
菅野義丸
9
○
菅野政府委員
お説の
通り
で、ございまして、
司令部
の
承認
が得られれば、できるだけ早く出したいと考えております。
石田博英
10
○
石田委員長
菅野
副
長官
に対する
質疑
は終了いたしました。 ―――――――――――――
石田博英
11
○
石田委員長
次に
緊急質問
の
取扱い
の件をお諮りいたします。
浮遊機雷
による被害に対する
国家補償
に関する
緊急質問
、
バター輸入
に関する
緊急質問
は前
会保留
にな
つて
おりましたが、この二件は本日も保留するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
12
○
石田委員長
さ
よう
決定いたします。 次に新しく、
破壊活動防止法案反対
のための
ゼネスト
に関する
緊急質問
が
森山欽司
君から
提出
せられております。この
取扱い
についてお諮りいたします。
椎熊三郎
13
○
椎熊委員
十三日、十八日に予想せられる、
総評
の
組合
が声明しておるところの
ゼネスト的労働運動
、これらにつきましては、今詳細御
説明
申し上げる必要もなく、
講和条約
の効力の発生を
目前
にして、非常に重大な
内容
を包蔵しておる
よう
にわれわれは考えます。従いまして、昨秋来全国的に行われておる
組織的破壊行動
ともみなすべき
行動
が、この
ゼネスト
を
機会
にどの
よう
な
様相
に現われて来るか、私
ども
想像するだに戰慄すべきものがあると思われる節があるのであります。
従つて
、なぜこういう十二日、十八日の波状的な
ゼネスト的行動
が行われるのかということが問題でありまして、それは主として
労働組合側
の
主張
といたしましては、
破壊活動防止法案
、あるいは
労働三法等
の
改悪
か改善か知りませんが、彼らをも
つて
言わしむれ
ば改悪
、そういう
反動的政府
の
行動
に対して、実力をも
つて
闘争し
よう
ということの
よう
に、声明の上からは察せられるのであります。まさしくそうだとすれば、これは非常に大きな問題でありまして、私
ども
は、
政府
の
行動
はそうではないということにも確信を持ちたいし、そうであ
つて
はならないという念も押したいしさらに
破壊活動防止法案
、これは今すでに
閣議決定
をして、GHQと
交渉
中であるという
よう
な
法案
ですが、これらが出されたことによ
つて
、一層これに拍車をかけるということになると、
事態
はますます紛糾する。そういう
一連
の
日本
の
治安維持
の上に重大な影響を持つ問題が
目前
に追
つて
おる。
組合
は着々その
準備
を進めつつあ
つて
、何百万の
労働者
がこれに参加するとさえいわれておるのであります。今日の
日本
の
警察力
、
警察予備隊
をも
つて
して、はたしてこれによく対抗し得るかどうか。この
ゼネスト
が正常な経済活動的に行われるものか、あるいは
政治活動
であるのか、そういう点も非常に重大な問題です。それでき
よう
以後九日まで本
会議
がないのですから、
緊急質問
をする
機会
は本日よりない。十二日に実行するとすれば、十日ごろにはすでに彼らの
行動
の
準備
は完成しておると想像される
段階
になる。そのときにな
つて
緊急質問
をしてみたところが、また
政府
に
国会
から注意とか警告を発するにしたところが、時期手遅れの感があるのであります。われわれは、必ずしも
確壊活動防止法案
に
反対
だという
意味
ではない。わが党の内部にも、まじめなこれに対する
研究者
もあるのでありまして、
案そのもの
には、党としては、やはりこういうものも必要ではないかという
見解
に立
つて
おるのであります。ただこまかい点については
政府
と
見解
を異にする点もあるが、それは
法案
が出てから研究すべき問題だと思います。とにかくこういうものが
閣議決定
されたということによ
つて
、今度の
ゼネスト
に大きな
政治性
を持たせる結果にな
つて
おるということは見のがすことのできない事実ですから、その点も
国会
で明らかにしておいて、
政府
とともに
日本
の
治安
の
完璧
を期したいという
趣旨
です。決して
政府
をいじめる、あるいは
労働組合
の
運動
に
反対
するという、けちなり
よう
けんでや
つて
おるのではない。今
国民
全体の注視の的にな
つて
おる十二日、十八日の
ゼネスト
の
様相
、その形というものをわれわれは探究しつつ、その陰にひそむ
思想行動
、
政治行動
というものに対して、われわれ
国民
として大いに
国土
を防衛して行く上に、
治安
の
完璧
を期する
意味
において、われわれの心構えをきめたい、そういう
意味
の
質問
です。
政府
においてもこれについては重大な
決意
があるはずです。き
よう
をはずしては、この
質問
の
意味
をなさない。時間等は前例もありますから、ごく簡單に要点だけあげて
質問
いたしますから、これだけは御
賛成
を願いたい。
林百郎
14
○林(百)
委員
今の
椎熊
君の
発言
の中には、非常に重大な問題が含まれておると思います。これは率直に
言つて
、明らかに、
政府
にこのたび
労働組合
が行う
ストライキ
を弾圧する、あるいは妨害するという
よう
な
意味
の答弁をさせて
先制攻撃
をかける、このやおち
よう
的な
質問
をさせるのだという
印象
をわれわれは受けたのであります。たとえば、
警察
や
警察予備隊
では
防衛力
が足りないとか、
国土防衛
という
よう
なことを
言つて
おるが、
労働者
の
ストライキ
に対してこういう言葉を使うこと
自体
、改進党の
意図
しているところは明瞭だと思います。それから
先ほど
十二日、十八日の
ストライキ
が、
破壊活動防止法案反対
のためだけと
言つて
おりますが、決してそうではない。われわれはきのうも
私鉄総連等
に
行つて
聞いたのでありますが、やはり賃金とか
労働条件
とかいうものに対する
要求
をも含めて
ストライキ
をやるのであ
つて
、
労働者
が
ストライキ
をやる
権利
は当然許されておるのでありますから、改進党のこの
質問
は、
労働者
に当然許されておる
争議権
、
罷業権
を、
先制攻撃
をかけて弾圧させるというやおち
よう的質問
の
意図
を持
つて
おるという
意味
におきまして、この際断固
反対
いたします。
石田博英
15
○
石田委員長
この際暫時
休憩
いたします。この件について御協議を願います。 午後一時五十分
休憩
――――◇――――― 午後二時十分
開議
石田博英
16
○
石田委員長
休憩
前に引続き
会議
を再開いたします。 何かお
話合い
があつたそうでありますから御
報告
願います。
福永健司
17
○
福永
(健)
委員
改進党の
森山欽司
君から出されました
破壊活動防止法案反対
のための
ゼネスト
に関する
緊急質問
につきましては、いろいろ御
主張
もあ
つたの
でありますが、本日のところは保留せられんことを私
ども
は希望いたします。
椎熊三郎
18
○
椎熊委員
これは
反対
され、採決されてつぶされてもし
よう
がない。
自由党
が固い
決意
でそう言われるのだし、全然ひつ込めるのではなくて、留保ということだから、やむを得ず同意いたします。
石田博英
19
○
石田委員長
それではこの
緊急質問
は、この際留保するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
20
○
石田委員長
さ
よう
決定いたします。 ―――――――――――――
石田博英
21
○
石田委員長
次に、これは公式に
申出
があつたわけではありませんが、公式に
申出
のある
可能性
が強いので、一週間ばかり
運営委員会
を休みますからお諮りいたしますが、
法務委員会
から、今の
破壊活動防止法案審議
のために、本
会議
は休んでおりますが、この一週欄の間に
調査
のために
委員
を派遣したいという
よう
な
申出
が非公式にございました。このとりはからいを御協議願いたいのであります。
土井直作
22
○
土井委員
これは
法務委員会
に
破壊活動防止法案
が提案されることにな
つて
おると思いますが、それに対して、どこにどういう
調査
をし
よう
というのですか。
石田博英
23
○
石田委員長
私の聞いておる範囲を申し上げますと、私の希望するところは、正式に
申出
の出た場合、この
委員会
における今までの
審議
の経過というものは、繰返すまでもなくおわかりと思いますので、そういうことを含んで
議長
において適宜はからわれるということにしておかないと
議長
においては何ら
処置
ができないということになりますから、そういうことをやつたらどうかということでお諮りしておるのであります。そこで御
質問
の
趣旨
は、そういうものが
法務委員会
に
提出
せられるであろうということを前提としておられるわけですが、これは最近
各地
で頻発しております
事件
の本質について
調査
したい、こういう話でございました。
林百郎
24
○林(百)
委員
具体的にどこをどうということを言わなければわからない。それから一切を
議長
に白紙委任するというわけには行かないと思います。大体
委員長
が
法務委員会
から聞いて、こういう
事件
でこういうところだということでもわか
つて
おれば、それを
言つて
もらわなければわからない。
石田博英
25
○
石田委員長
そういう具体的な詳細なことについて
言つて
おるわけではありませんが、最近
新聞紙上
において傳えられる頻発しておる
事件
ということでございます。
梨木作次郎
26
○
梨木委員
破壊活動防止法案
の
提出
に備えてということでございますが、大体まだ
提出
もされておらないのに、あらかじめそれを予想して
調査
に行くということについても、非常に問題があると思います。
石田博英
27
○
石田委員長
ただいまそういうことについて強い
反対
の御意見があります。私としては別に
反対
、
賛成
という
意図
を持
つて
申し上げるのではありませんが、大体の
空気
を伺
つて
おきたいわけであります。
松井政吉
28
○
松井
(政)
委員
私は、
法務委員会
で現実に
地方
に起
つて
おるいろいろな
治安
上の問題を
調査
するということについては、
国政調査
の中に入るかと思いますが、しかしまだ
提出
にな
つて
おらない
破壊活動防止法案
という
法律そのもの
に関連をして
調査
するということは、
ちよ
つとどうかと思うのです。
石田博英
29
○
石田委員長
ただいま私の申し上げた
説明
によ
つて
御判断が左右せられるといけないので、つけ加えておきたいと思いますが、もちろん
要求
の本質的なものは、
国政調査
の
要求
であります。ただそれが何のために今回行くのかということになれば、
事件
が起
つて
おるということと、たまたま
破壊活動防止法案
というものが
提出
せられる機運にあるということがその原因をなしておる
よう
な
法務委員会
からの
説明
でございます。
土井直作
30
○
土井委員
これは私は、
破壊活動防止法案
という
よう
なものを対象にするのではなく、そういう
法案
を離れて、現に
各地
にいろいろ起
つて
おる問題について、
自然休会
中を利用して
法務委員会
で
調査
したいという
よう
な
申出
がある。
従つて
これに対する
態度
を聞きたいということの方がよくはないのですか。
石田博英
31
○
石田委員長
それでけつこうです。
梨木作次郎
32
○
梨木委員
大体
治安
上の問題について
法務委員会
が
調査
に行くということについても、従来の
法務委員会
の
動き
などというものは、これはか
つて
私はこの
委員会
で問題にしたことがあるのですが、
東大事件
についても、まだ
委員会
で
参考人
を呼んで調べておるのにすでに
結論
を発表するという
よう
な政治的な
動き
をしておる。こういうことで、今の
治安当局自体
がその真相さえつかめない
よう
な現状において、
法務委員会
が
行つて
何を調べて来るのか。これはまつたく
意味
がない。実質的な
調査
の目的が達成できないと思います。それにもかかわらず行くということは、政治的な
目標
で初めから
結論
をつく
つて
おいて、ただ行つたことに結びつけて、この
破壊活動防止法案
を通す理由にするということが非常に顕著だと思います。
石田博英
33
○
石田委員長
わかりました。御
反対
ですね。
梨木作次郎
34
○
梨木委員
反対
です。
石田博英
35
○
石田委員長
改進党は……。
椎熊三郎
36
○
椎熊委員
私はこういう考え方です。今この
委員会
では、大体において
国会開会
中は出張は認めないという原則にな
つて
おると思います。今度も
各地
にいろんな
事件
が勃発しておる
よう
だが、
法案
というものはまだ出ていないし、多数が
賛成
だということであれは、私
ども
もあえて
反対
はいたしませんが、積極的に私
ども賛成
はできないと思います。
石田一松
37
○
石田
(一)
委員
特に最近頻発しておる
事件
については、行政監察特別
委員
芸なるものが一、ニこれをすでに
調査
しておる事実もあるということです。それにさらに
法務委員会
がこれとせり合う
よう
な形をとることは、私は
国会運営
の上からも、結果としてはあまりおもしろくないことになるのではないかと考えます。
石田博英
38
○
石田委員長
社会党
二十三
控室
はいかがですか。
青野武一
39
○
青野武一
君 やはり
国会開会
中でもあるし、
破壊活動防止法案
がまだ出ていないときに行くことは
賛成
しかねます。
石田博英
40
○
石田委員長
農協党
は……。
羽田野次郎
41
○
羽田野委員
反対
。
石田博英
42
○
石田委員長
自由党
は……。
福永健司
43
○
福永
(健)
委員
議長一任
。
石田博英
44
○
石田委員長
これはあらかじめ伺
つて
おくだけでございまして、具体的にどういう
組織
で、どういうことをきめて来るかわりません。全体の
空気
は
議長
がここでお聞きの
通り
でございます。
従つて
その
処置
は、
議長
において適当にお願いすることにここで申し合しておきたいと思いますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
45
○
石田委員長
さ
よう
決定いたします。 ―――――――――――――
石田博英
46
○
石田委員長
次に本日の本
会議
の
議事
についてお諮りいたします。
大池眞
47
○
大池事務総長
私から御
説明
申し上げますが、
日程
第一の
水産委員会
の
法案
は、
全会一致
でありまして、
松田鐵藏
君が御
報告
をされます。
日程
第二、
内閣委員会
の
警察予備隊
の
法案
は、
委員長八木一郎
君が御
報告
をされまして、
反対
の各派は改進党、
社会党
、
共産党
、
粒会党
二十三
控空
でございまして、
討論
の
通告
がございます。
反対討論
、改進党の
平川篤雄
君、
賛成討論
、
自由党
の
鍛冶良作
君、それから
反対
、
社会党
の
門司亮
君、
共産党
の
今野武雄
君であります。それから
日程
第三は
文部委員長竹尾弌君
が
報告
をされまして、
全会一致
の
法案
でございます。
石田博英
48
○
石田委員長
それでは
日程
第二の
討論
は、
申出
の
通り
許すに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
49
○
石田委員長
討論
の時間は十分以内ということで御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
50
○
石田委員長
そこで
日程
第三について、
共産党側
から特に
発言
を求められておりますので、これを許します。
梨木作次郎
51
○
梨木委員
実は教職員の除去、
就職禁止等
に関する政令を廃止する
法律案
についてでありまして、
委員会
におきましては、私の方の
委員
が―これは当日緊急に上程されまして、当日採決された議案であります。そこで愼重に
審議
検討する
機会
もなかつたために、実は誤
つて
反対
すべきところを
賛成
したという
報告
を受けておるのであります。私の方の党といたしましては、これは
反対
の建前にな
つて
お
つたの
でありますが、そういうあやまちを犯して
しまつたの
であります。実は本
会議
でこの点につきましては
反対
したいのでありますが、いろいろ先例や
規則
の上からい
つて
むずかしいという
よう
なことを聞いておるのであります。この点そういうおとりはからいを願いたいという希望なのであります。
石田博英
52
○
石田委員長
お諮り申し上げますが、ただいま
申出
の件は、
先ほど
非公式に私
ども
の手元にもお
申出
がございました。いろいろ伺
つて
みますと、か
つて
議会史上類例
のない
できごと
だそうであります。そこでこのとりはからいについて御協議申し上げます。
岡延右エ門
53
○岡(延)
委員
実は私はこの
法案
を直接扱いましたのですが
梨木
君の
報告
と
ちよ
つと建つた点がありますから申し上げておきます。ただいまの
梨木
君の
発言
は、緊急に上程してこれを十分
審議
検討するひまがなかつたという
よう
な
印象
を與えた
よう
でございますが、そういうことは全然ございません。それから
討論
の
内容
が
反対的討論
の
内容
であ
つて
、そうして
賛成
いたしますということであつた。そこでぼくは個人的ではあつたが、あるいは
速記
に載
つて
おるかもしれませんが、渡部君
賛成
ですかと念を押したら、
賛成
でございますということで、だめを押したのに
賛成
された、こういう事情でございますから、
事態
をはつきりするために申し上げておきます。
林百郎
54
○林(百)
委員
表立
つて
こういうふうにやるとむずかしくなると思います。ですから、本
会議
で何とか
反対
の
態度
を表明できる
よう
な
便法
でもあつたら、考えておいていただきたいと思います。
石田博英
55
○
石田委員長
公開の議場において
十分討論
をせられたいというのが
共産党
年来の御
主張
でありますので、ここで御
討論
を願います。
石田一松
56
○
石田
(一)
委員
私はかすかに記憶しておるのですが、
国会法
か
衆議院規則
に、一旦表決したものは、自分でこれを変更することができないということにな
つて
おると思います。いやしくも
国民代表
として選ばれて議員とな
つた者
が、
反対
すべきところを間違えて
賛成
したから、本
会議
でぜひ
反対
したいから
便法
をと
つて
くれというに
至つて
は、常日ごろから理論でや
つて
おられる
共産党
は何を
言つて
おられるのか、まつたくこれはナンセンスです。こういうことをここで
議題
にすること
自体
がおかしい。こういうことは
議題
にしないで、あまり恥をかかさないでやる
よう
にしたい。
椎熊三郎
57
○
椎熊委員
せつかく梨木
君が
便法
はないかということですから、
便法
はあります。それは全部退席すればよろしい。
石田博英
58
○
石田委員長
私も
石田一松
君と同様の
見解
を持
つて
おりましたので、同様の
処置
をし
よう
と
思つたの
でありますが、有力な
委員
である
梨木
君から特に御
発言
がありましたので、お諮り申し上げたのであります。そこで今
椎熊
君から適切な御
発言
があ
つたの
でありますが、それらをにらみ合せて、
共産党
において適宜善処せられんことを希望いたします。 次に
緊急上程
の件について
事務総長
から御
説明
願います。
大池眞
59
○
大池事務総長
委員会
を終了いたしまして、本日の
緊急上程
を希望されておる
法案
が三件あります。まず
厚生委員会
にかか
つて
おります
戰傷病者戦没者遺族等援護法案
、これが修正されて来る
予定
にな
つて
おりますが、ただいまのところ
反対討論
といたしまして
社会党
の
堤ツルヨ
君、
共産党
の
苅田アサノ
君、
社会党
二十三
控室
の
青野武一
君、この五名の
討論
の
通告
があります。
椎熊三郎
60
○
椎熊委員
私の方は金子君がやります。
石田博英
61
○
石田委員長
暫時懇談
に移ります。 〔
速記中止
〕
石田博英
62
○
石田委員長
それでは
懇談
をとじます。 この件については、
先ほど
からのお
話合い
の結果、
賛成
二名、
反対
二名ということにいたしまして、他の一切の動議は、この際
議長
においてとりはからわないということに決定いたしたいと思いますが、御
異議
ありませんか。 〔「
賛成
」「
異議
あり」と呼ぶ者あり〕
石田博英
63
○
石田委員長
それではやむを得ませんから採決いたします。
反対
の方の
挙手
を願います。 〔
反対者挙手
〕
石田博英
64
○
石田委員長
挙手少数
。よ
つて
さ
よう
決定いたしました。
大池眞
65
○
大池事務総長
次は
文部委員会
から、
ユネスコ活動
に関する
法律案
、これが上
つて
参る
予定
でございまして、これには
反対討論
の柄澤登志子君があります。次は農林
委員会
の急傾斜地帯農業振興臨時措置
法案
、坂本實君外四十六名
提出
のものでありますが、これは
全会一致
、右三件が
緊急上程
の運びになりますから御了承を願います。
石田博英
66
○
石田委員長
それではこれを
緊急上程
するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
67
○
石田委員長
さ
よう
決定いたします。
先ほど
申し上げました
通り
、
討論
時間は十分以内、本
会議
の開会時刻は二時四十五分。 本日の
運営委員会
はこれにて散会いたします。次回の
運営委員会
は十日午前十一時に御参集を願います。 午後二時三十四分散会