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1951-10-19 第12回国会 参議院 農林委員会 第3号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年十月十九日(金曜日)    午後一時三十四分開会   —————————————   委員の異動 十月十八日委員大山郁夫君辞任につ き、その補欠として、松浦定義君を議 長において指名した。   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     羽生 三七君    理事            西山 龜七君            片柳 眞吉君            山崎  恒君            岡村文四郎君    委員            池田宇右衞門            白波瀬米吉君            瀧井治三郎君            宮本 邦彦君            門田 定藏君            小林 孝平君            三橋八次郎君            赤澤 與仁君            飯島連次郎君            加賀  操君            溝口 三郎君            鈴木 強平君            松浦 定義君   委員外議員            三浦 辰雄君   政府委員    林野庁長官   横川 信夫君   事務局側    常任委員会專門    員       安樂城敏男君   説明員    農林省農政局長 東畑 四郎君   —————————————   本日の会議に付した事件 ○農林政策に関する調査の件  (農林省林業試験場林産研究施設  拡充の件)  (ルース台風による農林被害状況及  びその対策に関する件)  (農耕地土壤生産力増進対策の件)   —————————————
  2. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それではこれより農林委員会を開きます。  先ず最初に御紹介申上げたいことがありますが、それは三浦委員内閣委員に転ぜられましたので、代つて松浦定義委員農林委員になられましたので御紹介申上げます。
  3. 松浦定義

    松浦定義君 どうぞよろしくお願いいたします。
  4. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それでは最初農林省林業試験場林産研究施設拡充の件に関して御協議願うことでありますが、かねてこれは当委員会の問題になつておりまして、本院の予算委員長及び政府当局申入れて未解決になつている件であります。この点につきまして最初委員外でありますが、前からの関係上、三浦さんから御発言願つて、それから政府の話を承わることにいたします。
  5. 三浦辰雄

    委員外議員三浦辰雄君) 委員外として発言のお許しを頂きまして本当に有難うございました。  この問題ほ只今委員長さんからお話がありましたうちに、本年の二月二十三日に本委員会から予算委員会、又大蔵大臣申入れをしておりました問題でございます。ところが二十六年度の補正予算にはこれは計上されてない。そこで一方においてはすでに森林法は八月の一日から実施され、そうしてその後の様子はいよいよ木材需要と供給とが不均衡になつて来ております。北海道のごとき、これほ非常に大きな問題としてその価格が異常な姿に現われているのは皆様御承知通りと存じます。そこで政府のほうでも、今年の八月の二十四日には木材需要対策という要網閣議で決定されたようであります。つまり今日の林産物伐採は適正な伐採量の二倍六分も伐つておる。そうしてこのままにしておけば一層国土は荒れてしまうし、それに伴なつ林産物というものは到底円滑なる期待はできない、だからここに対策を確定しなければならんという意味で、三つの項目を挙げているよう、あります。その一つは何としても未開発の山を急遽開発して、そうしてこの需給アンバランスに馳せ参じさぜるという問題であり、第二の問題としては木材消費施設利用合理化を是非早急に図らなければ、到底この需給の不均衡というものは所詮解決ができない、こういうことで、第三は輸入の促進と輸出の抑制という問題を挙げておりますが、ここに第二に閣議ですでに挙げておりまするこの木材利用合理化という問題を取上げます場合に、かねてから本院の各位が心配されていたように、どうしても林産物利用研究機関というものをもつと整理して、そうしてこの広く使われる需要者の諸君に、その行くべき途を明らかにしてやらなければ、ただ掛け声出してやつていたつて到底目的を達するわけには行かない。そういうのに二十六年度の補正予算には計上されてない。最近聞くと、いろいろと政府のほうでも御研究中だそうでありますけれども、是非私は今までの行きがかりもありまして、この際当委員会とされまして、一層これに力を入れて、早くその機関、設備の拡充のできますように、一つお願いしたいというのでございます。従いましてその経過がその後どうなつているか、これらも御審議の上にどうかよろしくお願いいたします。
  6. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それでは今の件について林野庁長官から最近の事情を承わることにいたします。
  7. 横川信夫

    政府委員横川信夫君) 林産部門拡充につきましては先国会以来いろいろと御配慮を頂きまして感謝申上げておるのであります。御承知のように前国会の未期におきまして、幸いにして林産部門四千坪ほどを容れる恰好の建物がございまして、これを一億二千三百万円ほどを補正予算に計上して頂きまして、入手をするという方針を立てまして、大蔵省とも折衝をいたしておつたのでありまするが、当時大蔵省考え方といたしましては、講和が締結いたされますれば占領軍の使用いたしております施設のうちで適当なものが恐らく返つて来るであろうから、それを充てることにいたしまして、補正予算に計上することを見合せようじやないかというお話がございました。私どもといたしましても止むを得ず了承いたしまして、そのようにして恰好な建物を物色しておつたのでございます。幸いにして恵比寿に旧海軍の技術研究所がございます。総敷地は六万一千坪でございますが、建物は全部で一万坪ほどあるようでございますが、このうちの一部を林産研究部のために割愛頂くように只今折衝を続けておるところであります。幸い大蔵省当局でも林産部門拡充重要性、整備の重要性というようなことをいろいろ深く御理解を頂いておるのでありまして、極めて好意的に話を進めて頂いておるところであります。恐らくこの問題は事務的にも或る程度解決確実性というようなものが見込まれるのでありますが、この委員会からも特に従来御援助を願つておりまするので、この際大蔵省に対しまして申入れをして頂ければ、更にこの問題が早急に解決をするのではないか、さような考えを私どもつておるのであります。今後よろしく御支援をお願い申上げます。
  8. 三浦辰雄

    委員外議員三浦辰雄君) 一言、只今長官からその間の事情の御説明がありまして、一応わかるのでありますけれども、併しその建物というのは只今濠州軍が入つているとか聞いております。講和條約がいつ効力を発生いたしますか、これは恐らく三月末までの間に仮にうまく折衝行つたとしても、そこに入つて行く、移転を完了するということにはなかなかならないのだと考えるわけであります。そうなりますというと折角本年度の予算に当初予算に組んでありますところの移転費二千七百万円ばかりがどうなるのか、この問題もあると存じます。今日いよいよ米麦等の統制問題がなかなか賑やかになり、その結果恐ろしいことが考えられる際、単に林業であるという点だけでなしに、田畑を保護する、或いは都市にまでもその屋根の役割をしておる林業が、そういうことによつてだらだらといつまでも解決をしないということは、私どもとしては誠に遺憾至極のことなのであります。是非一つ委員会からその点も御考慮の上に御推進を願いたい、かような考えを申上げます。
  9. 岡村文四郎

    岡村文四郎君 今長官説明があり、三浦委員お話を承わつて、こちらが見込んでおる場所は濠洲軍が入つてつてなかなか急速には成るまい、こういうようなお話もありますが、林野庁のほうでは、若しそれがこちらの希望のようにならんにしても、どこかそのほかとしては目安はないのですか、どうですか。
  10. 横川信夫

    政府委員横川信夫君) その恵比寿施設いろいろ係の者が参りまして拝見をいたしておるのでありまするが、それ以外にもいろいろこれぞと思うところは当つておるのであります。差当つてこれぞと思うものはございません。ただ先ほども申上げましたように、建坪がここは一万坪ほどございます。林産部門で必要なのは四千坪でございまして、その六千坪というものはよその施設が又入つて参るのではないかと考えておるのでありますが、いろいろ各地に散在しておりまする多少の研究施設などをそこにまとめて、その明いた所を林産研究部門に充てようかというような案も大蔵省にございますようであります。それらも大蔵省の係のかたがたといろいろ御連絡をいたしまして、できるだけ早く実現を図りたいと念願いたしておるところであります。
  11. 岡村文四郎

    岡村文四郎君 今日資料を頂きましたものに詳しく書いてありまするし、前々から当委員会では、日本木材資源について各委員とも御心配を願つております。何と申しましても、これという高度の研究機関を持たないので、今後の木材に対するいろいろな研究は非常に足らんので、一刻も早くということであつたのでありまするが、これが延びますと、本当に業者に対して十分な理解の行くようなことにもならんと思いますし、このままでれくと単に拂下げを中止したというようなことばかりでは抑えて行けんと思います。ここにお示しになつたのを見ますと、成長率の二倍八分も現在過伐になつておる。こういうのは全く寒心に堪えないような状態でありますから、一つ本院挙つて大蔵省に一刻も早くこの実現方を要望するようにやつたらいいと思いますが、御賛成を得たいと思います。
  12. 羽生三七

    委員長羽生三七君) この件に関しましては、先ほど申上げましたように、先の国会におきまして予算委員長及び政府当局に当委員会の総意として申入れてありますので、この際重ねて文章申入れるということもありますが、そういう形でなしに、何か話合いのような形で大蔵省折衝したらと考えておるわけで、この点につきましてほ、先日和田予算委員長に、この前のときには波多野予算委員長でありしたが、今度は和田予算委員長でありますが、和田予算委員長相談いたしまして、文書によるか口頭によるか、大蔵省申入れ相談をしておるわけであります。従いまして改めてここで委員会申入れという文書を作成するのもどうかと思いますので、予算委員長相談の上御都合のよい、皆さんの御会同を待て大蔵省を訪問して促進方を配慮したいと思いますが、そういう手続でよろしうございましようか。    〔「異議なし」と叫ぶものあり〕
  13. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それではそういうことで進めたいと思いますので、御了承を願います。
  14. 羽生三七

    委員長羽生三七君) 先ほど委員長懇談会がありまして、私ちよつと差支がありまして山崎理事に出て頂きましたので、その報告をお願いいたします。
  15. 山崎恒

    山崎恒君 委員長懇談会に代理として出席したのでありまするが、ルース台風被害状況見舞並びに視察の問題でありますが、この問題は前からも委員長からも御報告があつたはずでありますが、運営委員会で取上げまして、議会開会中でもあるので、各委員会ごとに大勢が視察に出ることが、非常に議会運営に支障を及ぼすというようなことから、委員長懇談会のほうから申出まして、運営委員会でこれを取上げて結局きまりましたのが自由党四、社会党三、緑風会三、民主党二、第一クラブ一、それからその他の会派は遠慮したらというような状況であります。及び議運できまりましたのは、建設から三名、厚生から三名、農林から三名、地方行政一名、文部一、水産一、運輸一と、こういう割合で十三名きまつたようであります。同時に視察見舞地は一班が鹿児島、宮崎、大分。二班が熊本、福岡、山口、島根。三班が広島、四国。こういう工合に決定されたのでありまして、問題はいろいろ只今委員長懇談会意見が出ましたが、目的が、視察目的か、見舞目的か、それによつておのおの考え方が違うというような意見が出たのでありますが、結局副議長は見舞を主としたいというようなことをはつきりと声明されております。経費はこれは参議院のほうの費用を出す。従いまして委員会費用は出さない。こういうことにきまりました。結局こうした割合によつて各党派に割当てて、それぞれ委員会のさような性質を含んで一応各会派で打合せをすると、こういうことにきまりましたので、それだけ御報告申上げておきます。
  16. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それでは引続きまして農耕地土壌生産力増進対策の件について御審議頂きます。かねて問題になつてつたことで当委員会政府当局申入れをいたしまして未解決になつている件でありますので、この問題を中心に御審議を願います。最初飯島さんから御発言があります。
  17. 飯島連次郎

    飯島連次郎君 農耕地土壌生産力増進を図ることが極めて重要な日本農業開発への要素であるということに鑑みて先般農林委員会全員一致決議によつて政府申入れを行いましたところ、政府ではその趣旨に全幅の賛成の意を表されて速かに適当な対策を実施したい、という旨の回答があつたのでありますが、その後の経過等をお伺いしたいと思います。
  18. 東畑四郎

    説明員東畑四郎君) 只今飯島さんの御質問に対して御回答をいたします。政府におきまして五月二十八日に当農林委員会のお申入れに対しまして報告をいたしております。我々はその報告趣旨に則りまして、来年度予算等におきまして農耕地土壌生産力増進方策を立てるべくいろいろその後検討をいたしたわけであります。農業改良局でやつております低位生産地土壌調査というものもだんだんはつきりいたして参つたわけであります。その中でいわゆる秋落水田の問題、それから酸性土壌の問題、この二つが先ず差当り我々として改善方策の立ち得るものである、こういうように限定いたしましてそれに対する対策願つておるのであります。秋落水田につきましては農業改善局低位生産地調査で大体六十方町歩程度あるのじやないか、ということがはつきりいたしました。その秋落水田の中でいわゆる鉄分欠乏土壌地というものが先ず四十万町歩程度ある、ということが推定できるのであります。その四十万町歩につきまして、土木学的な客土でやり得るものもありましようし、更にまたいろいろな含鉄資材と申しますか、ボーキサイト滓でありますとか、褐鉄鉱等によりまして鉄分を補給するという地帯もあり得ると思います。そういう地帯等をいろいろ吟味いたしまして我々といたしましてはこのうちの非常な鉄分欠乏土壌等につきまして土木学的に解決するもの以外は何かここにボーキサイト、その他の滓を補給いたしまして、このむずかしい秋落水田解決いたしたいというので、農政局としましては目下案を練つております。何分にも事業分量が相当多いのでありますから、或る程度計画的に完成する必要があるということを以ちまして、差当り本年は六千七百町歩程度解決して行きたい、それに対するいろいろなボーキサイト滓でありますとか、褐鉄鉱でありますとか、そういうものを農家が撒布した場合において補助をいたしたいという実は予算を組んで目下大蔵当局折衝をいたしておる次第であります。それからもう一つ酸性土壌の問題は実は農業改良局調査によりますと百二十万町歩程度の広大な面積が酸性土壌である。従来ともこれに対しまして炭カル投下をやつておるのでありますが、なかなか酸性土壌改良が思わしく行かない、補助金を配りましても合理的にこれがなかなか行かないという原因等も実はいろいろ調査をいたしておるのでありますが、酸性土と言いますか、その酸性土というものと炭カル投下量というものが必ずしもマツチをしない、六十貫やるべぎところに二十貫ぐらいしかやれないというようなことのために、石灰投下をやりましてもその効果が出ないということ等が大体はつきりいたしております。従いまして農業改良局只今しておられます検審調査をもう少し稠密的にやつて頂き、各土壌に適応する一つ稠密的なものにこれをして頂きまして、それに即してそういう地帯に必ず炭カル投下するというようにしたほうが、非常に面倒でありますけれども国の財政投資効果をもつと能率的に上げ得るのじやないかというように実は考えまして従来の調査より、より稠密にこれを検討しまして、先ず非常な強酸性地帯二十四、五万町歩あると思いますが、そういう地帯に限定をいたしまして、更に農業改良局の稠密な検審調査の結果と照らし合せまして、これに炭カル投下をやつて、これに対して政府補助をするということがより合理的じやないかというように実は考えておる次第でありまして、従いまして初年度等におきましては、我々としましては二万七一千町歩程度より実行できない、これは検審調査能力如何にかかると思いますが、この程度を実行してはどうかというように実は考えまして、これも目下予算を編成いたしまして大蔵事務当局折衝中でございます。本予算につきましては客土等関係、更に個々農家に対する、これは結局補助になりますためにそういう方面等についての未だ解決が済んでおらないという点等が問題に実はなつております。御質問に対してお答えを申上げます。
  19. 飯島連次郎

    飯島連次郎君 只今説明では、先般の決議等にもありますが、事の重要性に鑑みて極めて微温的であると申上げざるを得ないのであります。併し諸般の事情からして、今日の段階においてこれ以上認めることが若し困難であるとすれば、止むを得ず、せめて只今の御発表になつ計画程度ほ無疵で必ず実現できるように、私はこの上とも善処を要望したいのであります。  それからなお農業生産力を増強する問題につきましては、たくさんの策があるわけでありますが、農耕地生産力増進するという問題と、これと更に並行いたしまして優良な種苗の普及をするということ、それから植物防防疫を徹底するということが極めて効果を的確に挙げる喫緊の政策であると考えるのであります。で、このうち植物防疫に関しては、過般本院のこれも一致した努力によりまして法案も通過いたしたのでありますが、最後の優良種苗の問題に関しては未だにまだ施すべき策が残されておるように考えるのでありますが、この点に関する政府の見解を承わりたいと思います。
  20. 東畑四郎

    説明員東畑四郎君) 優良種苗の問題につきましては、只今政府予算的措置といたしましては原種圃採種圃予算でございます。従来食糧管埋法に基きまして種苗等も取扱われておつたのでございますが、やはり品種その他の問題等につきますと、必ずしもいわゆる食糧管理法の対象にすることがいいかどうかということに疑問がございましたために、都道府県間での移動を除きましては、種苗の問題は食糧管理法の適用からは除外をいたした次第でございます。結局種苗問題等につきまして一番問題になります点は、新らしい品種ができました場合には比較的農家に普及しやすいのでありますが、すでに或る品種を置替えるという問題は、その個々にとりまして生産力増進と言いますか、生産力増加等が比較的微量であるために、農家でなかなか種子更新ということがなかなか行われなかつた次第であります。なお且つ採種圃その他の経営等がなかなか合理的に行かないという点等考えまして、本年は折角御協力頂きました採種圃等経営をより合理化するために、採種圃等補助法における審査と言いますか、指導と言いますか、検査という言葉ほ足りないのであります、指導を兼ねました一つ検査というものをいたしまして、それから又種というものを、農家が合理的にこれを更新するという一つ計画を以ちまして、事前によく農民の意思というものを計画的に聞きまして、それに適応した品種採種圃に植えつける、同時にできました優良品種につきまして農家に配る。この点につきましてほ農業協同組合の末端の活動を願わねばならんと思いすうが、そういうことに対する市町村等のもつと採種圃等についての活動費と申しますか、或いは府県等がそういうものの計画をしつかりとやつて行くということに対しまして、最もむずかしい種子更新の問題を計画的にやつたらいいじやないかというので、従来の原種圃採種圃の単なる生産補助金のほかにできました種をどう農民と直結さして行くか、或いは土壌に植えました優良種をより指導検査していいものを作るかというような点につきまして、更に附加えまして一億円程度予算を要求をいたしまして、これも大蔵当局目下折衝中でございます。
  21. 飯島連次郎

    飯島連次郎君 この問題は先ほどの土壌生産力増進の、問題と表裏一体をなす、増産施策の上にも離すことのできない重要な問題でありますので、これについては、速かに適当なる施策確立するように当委員会として政府申入れることを切に希望するのであますが、その方法等については、一つ委員長に一任することとして、委員各位の御賛成をお願い申上げて、私の質問を終ります。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 羽生三七

    委員長羽生三七君) 最初飯島さんから御発言になりました農耕地土壌生産力増進対策に関する件は、前の委員会政府申入れしておつた結果が、只今農政局長からの御答弁になつたわけであります。これは先ほど三浦議員の御発言林業試験場の問題と併せまして、大蔵省折衝したらと考えております。なおあとの種苗の点につきましては次の機会に、今日は時間もありませんようですから、いま一度御相談をしたいと思つております。もう本会も始まりましたようでありますので、他にまだ塩価是正の件並びにルース台風被害概況を聴取するという件等がありましたが、ルース台風の件につきましてほ、お手許にお配りした文章により御了解願うことといたしまして、他の案件は次回に讓りたいと思います。御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 羽生三七

    委員長羽生三七君) 御異議ないと認めます。それでは本日はこれで散会いたします。    午後二時六分散会