○
委員外議員(
三浦辰雄君)
委員外として
発言のお許しを頂きまして本当に有難うございました。
この問題ほ
只今委員長さんから
お話がありましたうちに、本年の二月二十三日に本
委員会から
予算委員会、又
大蔵大臣に
申入れをしておりました問題でございます。ところが二十六年度の
補正予算にはこれは計上されてない。そこで一方においてはすでに
森林法は八月の一日から実施され、そうしてその後の様子はいよいよ
木材の
需要と供給とが不
均衡にな
つて来ております。北海道のごとき、これほ非常に大きな問題としてその価格が異常な姿に現われているのは皆様御
承知の
通りと存じます。そこで
政府のほうでも、今年の八月の二十四日には
木材需要対策という
要網を
閣議で決定されたようであります。つまり今日の
林産物の
伐採は適正な
伐採量の二倍六分も伐
つておる。そうしてこのままにしておけば一層国土は荒れてしまうし、それに
伴なつて
林産物というものは到底円滑なる期待はできない、だからここに
対策を確定しなければならんという意味で、三つの項目を挙げているよう、あります。その
一つは何としても未
開発の山を急遽
開発して、そうしてこの
需給アンバランスに馳せ参じさぜるという問題であり、第二の問題としては
木材の
消費施設や
利用の
合理化を是非早急に図らなければ、到底この
需給の不
均衡というものは所詮
解決ができない、こういうことで、第三は輸入の
促進と輸出の抑制という問題を挙げておりますが、ここに第二に
閣議ですでに挙げておりまするこの
木材の
利用の
合理化という問題を取上げます場合に、かねてから本院の
各位が心配されていたように、どうしても
林産物の
利用と
研究の
機関というものをもつと整理して、そうしてこの広く使われる
需要者の諸君に、その行くべき途を明らかにしてやらなければ、ただ掛け声出してや
つていた
つて到底
目的を達するわけには行かない。そういうのに二十六年度の
補正予算には計上されてない。最近聞くと、いろいろと
政府のほうでも御
研究中だそうでありますけれ
ども、是非私は今までの行きがかりもありまして、この際当
委員会とされまして、一層これに力を入れて、早くその
機関、設備の
拡充のできますように、
一つお願いしたいというのでございます。従いましてその
経過がその後どうな
つているか、これらも御
審議の上にどうかよろしくお願いいたします。