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1951-10-13 第12回国会 参議院 水産委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十六年十月十三日(土曜日) 午前十時三十九分
開会
—————————————
委員氏名
委員長
木下 辰雄君
理事
松浦
清一
君
理事
千田 正君
青山
正一
君
秋山俊一郎
君 入交 太藏君
玉柳
實君 佐藤 尚武君
櫻内
義雄
君 兼岩 傳一君
—————————————
出席者
は左の
通り
。
理事
松浦
清一
君
委員
青山
正一
君
秋山俊一郎
君
玉柳
實君
櫻内
義雄
君
事務局側
常任委員会專門
員 岡
尊信
君
常任委員会專門
員 林 達磨君
説明員
水産庁生産部水
産課長
曾根
徹君
—————————————
本日の会議に付した事件 ○
水産物増産対策
に関する
調査
の件 (
調査報告書
に関する件) (
石油
の
値上げ
問題に関する件)
—————————————
松浦清一
1
○
理事
(
松浦清一
君) それではこれより
委員会
を
開会
いたします。 お諮りいたしますが、かねて閉会中に継続
調査
して参りました
水産物増産対策
に関する
調査案件
の
未了報告書
を
議長宛
に提出しなければならないことにな
つて
おりますが、これを提出することに御
異議
ございませんか。
松浦清一
2
○
理事
(
松浦清一
君) それでは御
異議
ないものと認めまして、さよう決定いたします。この
報告書
の
内容
につきましては
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。
松浦清一
3
○
理事
(
松浦清一
君) それではさよう決定いたします。
委員長
の提出いたしまする
報告書
に多数
意見者
の
署名
を付けることにな
つて
おりますので、順次御
署名
をお願いいたします。 多数
意見者署名
青山
正一
秋山俊一郎
玉柳
實
櫻内
義雄
—————————————
松浦清一
4
○
理事
(
松浦清一
君) なお本日の
委員会
は、以上の
案件
のほかに
原油精製
の
価格構成
の
基礎
とな
つて
おりました
ガリオア資金
の打切りに伴いまして、
国内産重油
の
価格調整
を図る必要があるということで、
当局
において
国内産重油
の
価格
を
引上げよう
という
準備
をしておるということでありますが、若し現在以上に
重油
の
価格
が引上げられることになりますと、我が国の
水産業
に及ぼす
影響
が極めて甚大であると思いまするので、これらの
事情
について
当局
の
考え
方或いは
実情
についての真相を聽取して善処したい、こういう目的で
委員会
を
開会
いたしたわけでありますが、
水産庁
の
長官
を呼んでおりましたが、何か旅行中だということで
出席
になりません。
山本次長
が代
つて
御
出席
のところでございましたが、今大臣のところで何か
緊急用件
があ
つて打合せ
に行
つて
おるということで、まだお見えになりませんが、
水産庁
の
曾根水産課長
が見えておられますから、これらの
経過事情
を承わりたいと思います。
曾根徹
5
○
説明員
(
曾根徹
君)
只今委員長
から
お話
がございましたように、
物価庁
で
目下石油製品
の全面的な
価格改訂
の
準備
が運ばれておりますので、これと関連いたしまして、
水産庁
といたしまして
折衝
いたしました
経過
を御報告いたすことにいたします。
昭和
二十五年十二月十三日と、
昭和
二十六年四月九日に
価格
の
改訂
がされてあ
つたの
でありますが、これは
原油
を
アメリカ
から
輸入
いたしまして、それから精製される
原価計算
を
基礎
にいたしまして、全般的な
製品
の
価格
の
構成
をしてお
つたの
でありますが、その後
民間貿易
が許されまして、
民貿
によるところの
製品輸入
と、それから
ガリオア
によるところの
製品輸入
とがあ
つた
わけであります。この
製品
を
輸入
することによりまして、
原油
から精製いたしますところの
石油
では足りない部分を補な
つて配給
をしてお
つた
わけでありますが、七月末以降
ガリオア資金
が打切られましたので、従来この
輸入
しておりました
民間貿易
のものと、
ガリオア
によ
つて
安く
輸入
してお
つた
ものとを
調整
いたしまして
輸入
を
図つて
お
つた
わけでありますが、
ガリオア資金
がなくなりましたので、
勢い民貿
だけで以て
輸入
するということになりますと、その
価格
が
ガリオア
によ
つて
得られました安い
価格
のものがなくなりましたので、どうしてもその
調整
ができない結果、
輸入
を促進するとすれば、
輸入価格
を現在の
原油精製
からする
原価計算
から
考え
て、
現状
の
価格
では
輸入
ができないというような
意向
が
物価庁
の
意向
でありまして、再び
価格
問題が各
方面
で論ぜられて来たわけであります。現在におきましては、まだ具体的に発表にはな
つて
おりませんが、そういうふうな
経過
で各
方面
で問題にな
つて
おるのであります。九月の十一日に
経済安定本部
の
産業局長室
で
物価庁
その他
関係
官庁集まりまして、当初はこの
価格改訂
を
只今
申しましたような理由でしなければならないけれども、
原油
で精製するところの
重油
は
原価計算
が非常に安いのであります。又
輸入
によるところの
製品
は非常に高い。そうなりますと、若し
価格
を決定するとすれば、
公定価格
を決定するとすれば、
両方
をプールいたしまして、その
調整
した
価格
を決定するのが最も妥当である。ところがその
価格
を
調整
するところの
価格調整公団
のような
機関
の設置を
只今
のところは認められていない。そういたしますと、どうしても
物価庁
として妥当な
価格
を決定することは困難だから、
価格
を
廃止
いたしたいというような
提案
で、九月十一日
関係
各庁集ま
つて
協議したのでありますが、
経済安定本部
のほうの
意向
としましては、
外貨資金
の
予算
を
只今
のところ自主的に
計画
することはできなくて、或る
程度制限
を受けておりますので、
只今
のところではこの
外貨予算
の
先行
は
楽観
を許さない。今
配給
の
統制
を撤廃するということは、今のところ思い切
つて
できない。且つ最近の
石炭事情
によりまして、
石炭
を
重油
に切換えなければならないような情勢にな
つて
おる。更に
石炭
より
重油
に切換えた場合には、
石炭事情
も去ることながら、すべての
経営
の
コスト
も非常に安くなるというようなことから
重油転換
の
傾向
にな
つて
おるので、
先行
は非常に
楽観
を許さないから、今直ちに
配給統制
を撤廃することは早いという
意見
であります。そうなりますと、
配給統制
を置いておいて、
価格
だけを撤廃するのは無理でないかというような
意見等
もありまして、各庁それぞれな
意見
でまとまらず散会したわけでありますが、当時
水産庁
としましては、非常に妥当でない
価格
を決定されるなら、決定されないで
現状
のままで、現に
輸入
も現実には続行されておるのだから、
現状
に暫らくおいてもらうほうがよろしいというような
意見
を我々は述べたのであります。次いで去る九月二十一日に同じような
関係
官庁集まりまして、
物価庁
から
提案
されたものは、この前は
価格構成
が非常に困難だから全部撤廃と
考え
たけれども、それを修正して
ガソリン
だけを残して他を撤廃したい、それでは如何かという
提案
があ
つたの
であります。これに対しまして、
水産庁
は農林省の
意見
として
官房長官名
を以ちまして回答をしたのでありますが、その
趣旨
は
ガソリン
だけをおいて他を撤廃するということは要するに
反対
である。重
軽油
の
価格
を撤廃することは賛成であるが、
ガソリン
を
現状
においておくということは
反対
である。なぜならば
ガソリン
は放
つて
おくならば当然上
つて
来るものである。当然上
つて
来るならば、その結果
重油
のほうは或る
程度
高く売らなくても済むのである。然るに
ガソリン
だけを据置くならば、その無理は重
軽油
にかか
つて
来て、重
軽油
の
価格
が自然に收まる以上の
価格
に上るであろう。であるから
ガソリン
だけを残すならば全部撤廃して欲しい。若しきめるならば
価格調整機関
のようなものをもう一遍設置して妥当な
価格
をきめるべきである。妥当な
価格
がきめられないならば、そういう妥当でないと認められるような
価格
は決定すべきでないというような
趣旨
のことを
官房長官
の名前を以ちまして申入れておるのでありまして、
只今
もその
意見
については何ら変
つて
いないのです。その後更にそれに附加えまして、若し
配給
だけを残して
価格
を全部撤廃する
処置
をおとりになるならば、次の
條件
が欲しいということを申し加えたのでありますが、それは
只今
非常に零細なものに対しては、
配給
の
クーポン
が或る
程度一括
に発券されておるわけであります。御承知の
通り
、この
クーポン
は
個人別
に発券され、その
個人別
に発券された
クーポン
を
小売店
が集めまして、それに売るという仕組にな
つて
おるわけでありますが、その
クーポン
を或る
程度
零細な
漁民等
が一々そういう面倒なことをするのを避けるために
一括発券
を認められておるわけでありますけれども、これを更に拡大して、
協同組合等
へ
一括発券
するというふうに拡大して欲しい。もう
一つ協同組合
の
販売登録
に対しましては、
系統機関
内で二重に
登録
しないように、県内では一軒の
県連
に発券された場合には
單協
には
登録
をしてはいけない、
單協
に
登録
したときには
県連
には
登録
してはいけないというような覚書が残
つて
おるわけでありますけれども、若し
価格
を自由にしてしま
つて
、
配給
だけ残しておくならば、切符が
価格
のために非常に実効を失
つて
しまう虞れがありますので、そういう場合の
処置
としまして、
消費者
の
協同組合等
によりまして、それをまとめて、たとえ
価格
が上りましてもまとめることによ
つて
その購入の
コスト
を下げて、みずから
調整
して行くというような
処置
が更にとれるように現在の制約を加味して欲しいというような意味合いにおきまして、
只今
の二点を附加えて
意見
として申述べたのであります。更にその後安本の
意見
としましては、
石油製品
の
統制
の
廃止
については、
石油製品
の
需給関係
から、どうしても
配給統制
の停止又は
廃止
というようなことは困難である、
暫らく石油類
の全
製品
の
統制
を存続するということに
経済安定本部
では決定したからというような公文を受取
つた
わけであります。それに従いまして
物価庁
としては
統制
を存続する以上は
価格
をどうしても作らなきやいけない。その結果現在伝えられております、或いは更に率直に申しますれば、事務的に
折衝
されておりますところの
価格
の
構成
は、大体におきまして、
重油
につきましては、
B重油
については千二、三百円の高騰、
値上り
になり、
ガソリン
につきましては二百円の
値下り
になる。更に
A重油
、
B重油
、
軽油
、
重油等
について詳しく申上げますと、お手許に配付いたしました
資料等
のものに、大体の基準でございますけれども、要するに
揮発油
、
ガソリン等
は
値下り
にな
つて
、
重油
がアンバランスに上るというような案が
準備
されておりますので、事務的に
只今
申述べましたような
意見
を以ちまして、
目下折衝
を続けておる次第であります。現在の
水産漁業
の
経営
の困難さに、更にそれは事務的には千円上る
といつて
も、七、八%の
値上り
に過ぎないというようなことを事務的には言
つて
おりますが、我々としては事務的に七、八%でも、丁度棒高跳で
最後
のぎりぎりのところで更に七、八%というような問題になると、非常に不可能な点である。
経営
はもう
最後
の線まで来ておるのに、ここに七、八%の更に過重な
経営費
を、
コスト
を上げるならば非常に圧迫をされる。更にほかの
産業
におきましては、こうい
つた
ものが
消費者
なり、或いはその他のほうへ或る
程度
転嫁することができるのにかかわらず、
漁業
においては全く
価格構成
の
コスト
の中にこれが入
つて
来ない。ただ
経営費
の増大だけを受けるというようなことになるので、非常に重大な問題であるから、そのような
価格構成
については
反対
であるという事務的な
折衝
を続けておる次第であります。 以上が
経過
であります。
松浦清一
6
○
理事
(
松浦清一
君) 御質疑はございますか。
秋山俊一郎
7
○
秋山俊一郎
君
水産
御
当局
にお尋ねするのは筋が
ちよ
つと違
つて
おるかも知れませんが、おわかりでしたならば、お答え願いたいと思います。現在
日本
に
輸入
されて使われております
重油
の量でありますね、これは
水産用
だけでなく、
船舶用
或いは
陸上用
その他でどれだけのものが使用されておるのであるか、年々増加しておることで、他に
民貿等
が許されました
関係等
で、
かなり量
は殖えておるのではないかと思います。その
現状
と、そうしてそのうちから
漁業
のほうに廻
つて
おる油がどれくらい二十六年度の現在までと、二十五年度はどれくらいにな
つて
おるか。若し全般的のものがわかるならば、それも一緒にお願いいたします。
概数
でよろしうございます。
曾根徹
8
○
説明員
(
曾根徹
君) 二十六年度の
概算
を申上げますが、
概算
といたしまして、全
石油製品
の
需要量
が、
重油
で申上げますと、
重油
だけにつきましては、
B重油
について申上げますと、全体で百八十四万八千
キロ
リツトルにな
つて
おります。そのうち
水産関係
では六十二万二千
キロリツター
ぐらいの
必要量
があります。
秋山俊一郎
9
○
秋山俊一郎
君 必要じやなくて供給されておる量……。
曾根徹
10
○
説明員
(
曾根徹
君)
供給量
は……。
秋山俊一郎
11
○
秋山俊一郎
君 今のは現在までですか、二十六年度を含めての
見込
ですか。
曾根徹
12
○
説明員
(
曾根徹
君)
只今
のは二十六年度の
年間
の
見込
でございます。
秋山俊一郎
13
○
秋山俊一郎
君 二十五年度の
実績
……。
曾根徹
14
○
説明員
(
曾根徹
君) 二十五年度の
資料
を今……。二十五年度の
実績
は全体としまして、
B重油
につきまして申上げますと、九十七万一千九百三十
キロリツター
、そのうち
水産用
が四十四万四千五百五
キロリツター
を消費したわけであります。
秋山俊一郎
15
○
秋山俊一郎
君 その次にお尋ねいたしたいのは、これも若しおわかりでしたら伺いたいのですが、
日本国内
で精製します
精製能力
がどれくらいあるか、勿論いろいろな各種の
石油
が出るわけですが、
重油
をそのうちからどれくらい
日本国内
で
原油
を買
つて
出し得るかということによ
つて
、今度
日本
で今必要とする、例えば本年度の百八十四万八千
キロ
というもののうちでどれくらいを
製品
で
輸入
し得るかということが知りたいのです。
曾根徹
16
○
説明員
(
曾根徹
君)
只今
のところ、
日本
の
原油
からの
精製能力
は、
原油
の
処理能力
は五万七千八百バーレルでございます。
松浦清一
17
○
理事
(
松浦清一
君) これは
キロ
に直したら……。
曾根徹
18
○
説明員
(
曾根徹
君)
キロ
になりますと、これを六・三で割ればいいわけでありますが、九千二百
キロリツター
。
岡尊信
19
○
専門員
(
岡尊信
君) 随分少いですね。
曾根徹
20
○
説明員
(
曾根徹
君) これは一日の
処理能力
です。
秋山俊一郎
21
○
秋山俊一郎
君
年間
というと……。
曾根徹
22
○
説明員
(
曾根徹
君)
年間
というような
計算
は……。
稼働率
や何か私どもわきまえておりませんですが……。
秋山俊一郎
23
○
秋山俊一郎
君 これは
原油
の
処理能力
ですか。
曾根徹
24
○
説明員
(
曾根徹
君)
原油
の
処理能力
です。
秋山俊一郎
25
○
秋山俊一郎
君 そのうちからどれだけ出るかということは……。
曾根徹
26
○
説明員
(
曾根徹
君) これも私
責任
を以てお答えできませんが、聞くところによりますと、三五%は
重油
になるということであります。
秋山俊一郎
27
○
秋山俊一郎
君 もう
一つ
伺いたいのは、
日本
で
重油
で割当てておる数量のパーセンテージですね、
精油
で持
つて
来るのと
製品
で来るのとどれだけの割合にな
つて
おりますか。
精油
の中には
日本製品
もあるだろうと思いますが、
日本
の国産もあるでしようし、又
原油
を買うて精製したものもあるでしようが。
曾根徹
28
○
説明員
(
曾根徹
君)
原油
が七〇%、
製品
で三〇%、大体
概数
はそれくらいでございます。
秋山俊一郎
29
○
秋山俊一郎
君 そうしますというと、今の
お話
でこれは
水産当局
でないとはつきりせんかも知れませんが、大体仮に
年間製油能力
が百万くらいあるとすれば、百八十四万だから八十四万ほど足りないということにな
つて
、三〇%と少し違うように思いますが、それだけのものはどうしても
輸入
して行かなければ、
製品
で
輸入
しなければならんということになると思うのですが、将来はどうなるかわかりませんけれども、
日本
で製油して行
つた
ものが割安になるということは、
日本
の
国内重油
というものは、量は非常に少いかも知れませんけれども、そういうものが加わ
つて精製油
のほうが安くなるのか、又その
工賃等
が安くて、或いは
原油
が安くて
製品
よりも相当の開きがあるのでありますか。若し
日本
の
製油業
というものが
コスト
を安く処理し得るとするならば、将来においては
日本
は
原油
のみを買
つて
やるという手もあるし、又
精油
のほうをうんと余計出させるという手もあるのですが、この点の御見解どうでありますか。
曾根徹
30
○
説明員
(
曾根徹
君) これも
物価庁当局等
から聞いております
程度
のことでございますが、現在
重油
は安くな
つて
おりますが、
石油製品等
はもつと高くなければならない。ところが
ガソリン
でありますが、
揮発油
は
アメリカ
のものがずつと安いわけであります。
日本
でできます
揮発油
のほうはもつと高くなければならないわけでございますが、
コスト
の上から
考え
ますと、更にそのほかにできます
石油工業
の発展がもつとあれば、更に
コスト
が安くなるというようなことで、今のところどちらがいいかということについては、
輸入業者
の
考え
と
精油業者
の
考え
で対立しておるようであります。併しながら
物価庁
の
意見
によりますると、
国内精油
だけに任せて置くと、
価格
は場合によると、ものによ
つて
は不当に上
つて
行く、故にときどき国際的な
製品
を
輸入
することによ
つて
それをアジヤストすることができるのだというような
意見
でありますが、
現状
におきましては、むしろ国際的なものは高い
重油
だけの
影響
を受けるわけで、国際的な
製品
を引いたことによ
つて値上り
を抑えるのではなく、むしろ
値上り
になるような
傾向
にな
つて
おりますが、これを自由に
揮発油
、申し遅れましたが、
只今
のところ
ガソリン
の
輸入
の許可を得ておりませんので、重
軽油
のみじか
輸入
できておりません。若しこれを品種を問わず自由に
輸入
することになれば、国際的な
製品
の
価格
の
影響
を受けて不当には上
つて
行かない、
コスト
の点その他につきましては、
只今
のところ私
ども両方
の
意見
を聞いておりますが、的確なところを承知しておりません。
松浦清一
31
○
理事
(
松浦清一
君)
ちよ
つと伺いますけれども、
水産庁
で油のことについて一番詳しいのはあなたですか。
曾根徹
32
○
説明員
(
曾根徹
君) 私最近着任いたしましたもので、
責任
は負いますが、詳しいのは
塚原技官
が詳しうございます。併しながら
只今
の問題につきましては、むしろ
責任
あることは
経済安定本部
或いは
資源庁
、
物価庁等
において、
石油行政
の上ではつきりした
責任
のあるお答えができるのではないかと思います。
松浦清一
33
○
理事
(
松浦清一
君) ほかに伺うことはございませんか。
青山正一
34
○
青山正一
君
議事進行
について……。一応昨日やはり
衆議院
のほうでこの
委員会
があ
つた
らしいんです。
衆議院
の
結論
はどうだ
つた
かということを、この
委員会
で
一つ
やはり
専門員
なり、或いは
水産庁
のおかたか、誰かわか
つて
おられるんじやないかと思いますので、各位の御
説明
を願いたい。それからもう
一つ
は、根本的にこちらは
漁業油
のほうのことは、私たちとしてはどちらかというと素人なんですから、初めからそのほうの
関係
も、今少しく詳しく聞いて、そうして今日すぐに
結論
を出すということもなかなかむずかしい問題だからして、月曜日
あたり
にもう一度これについて
委員会
を開いて、そうして火曜日
あたり
に通産省のほうの人を呼ぶとか、どうとかという
計画
で進んで行
つた
ほうがいいんじやないかと思います。今のところどうもちぐはぐで時間ももうすぐおしまいになりますし、この際はやはり
議事進行
の上において、そういうような措置を講じて頂きたいと思います。
松浦清一
35
○
理事
(
松浦清一
君) それではお諮りいたしますが、一応
委員会
を
休憩
いたしまして、あとで
漁経連
の
代表
のかたが
陳情
に見えておりますから、そういうことも伺
つた
り、若干研究をして置いて、月曜日
あたり
にこちらのほうもよく
事情
を調べるし、それからなお
水産庁関係
で知り得る
実情
、それからこの
委員会
で取上げておるというのはやはり上げてもらわないほうがいいということで、実際問題としてその上げないようにするには、どさしたらいいかというような政策的なことを
考え
て行かなければなりませんので、そういうことについてお互いのもう少し
予備知識
を十分にしまして、月曜日にやる、こういうことにしましよう、それでよろしいございますか。
松浦清一
36
○
理事
(
松浦清一
君) それでは一応
委員会
を
休憩
し
暫時懇談
にして
陳情
の
趣旨
を伺うということにしてよろしうございますか。
松浦清一
37
○
理事
(
松浦清一
君) それでは
暫らく休憩
をして
漁経連
の
代表者
の油の
値上げ反対
に関する
内容
だと思いますが、
陳情
を承わることにいたします。
休憩
いたします。 午前十一時十七分
休憩
—————
・
—————
午前十一時五十四分
開会
松浦清一
38
○
理事
(
松浦清一
君) それでは
委員会
を再開いたします。
只今
まで
休憩
中
懇談会
の形で
いろいろ話
を進めて参りましたが、一応本
委員会
としては、今
物価庁
で
計画
をされておりまする油の
値上げ
というものは合理的でないと、こう認められる点もありますので、
かたがた水産庁
も
物価庁
と今
折衝
中であるという
お話
でございますから、適当な機会に
業者関係
のほうからも
日本
の
水産業
に悪い
影響
を及ぼさない
程度
の
価格
というものを出してもらうということにいたしまして、そういう
資料
を中心にして適当な日にちにこの
委員会
で取上げて再検討をしてみたい、こういうふうに
考え
ますが、よろしうございますか。
松浦清一
39
○
理事
(
松浦清一
君) 御
異議
ないと認めます。それでは次回の
委員会
は公報を以て御通知を申上げます。本日の
委員会
はこれ以て散会いたします。 午前十一時五十六分散会