○
説明員(高田正巳君) 一番
最初の御注意の点は十分承わりまして、非常にいろいろなことに影響するということを十分考えてきめたい、かように存じております。
それから二番目の
助産婦のお
仕事が減
つて受胎調節の指導でありますとか、妊娠中絶の看護について
助産婦に当らせて頂きたいという御
意見に対しましては、先般閣議決定か何かで受胎調節のことを
厚生省として取上げて、大いにこれをやろうというふうな
趣旨の閣議決定もあ
つたようでございます。それに基いて今主として公衆衛生局が中心とな
つて、その問題を具体的にどういうふうにして行くかということを御研究にな
つておるようであります。その際に私
どもといたしましても御
趣旨のあるところを十分考えまして取入れて行くというふうにしてもらいたいと私は考えております。なかなか
助産婦、医師以外の者にこれをやらせるということを、決定的に
助産婦とか
保健婦とかいうようにきめるということはいろいろ専門的な立場におきまして相当論議のあるところだと私は聞いております。その辺の詳しい専門的の観点のことは私
承知いたしませんけれ
ども御指摘の点は十分承わりまして、内部の相談に参加いたしたい、かように考えております。
それから子供が捨子から始ま
つて乳兒院から今度は養護
施設に入る所が、入れ場所がない、そういうことを全体について一体どう考えておるか、こういう第三番目の御質問でございまするが、これは総体的なもので、十種類から十一種類の
児童福祉施設がございますが、いろいろな種類の子供さんを対象にした
施設がございます。総体的に申しまして、私
どもの
調査によりますると、
只今私
どもが直接お世話をしておりますのが三十五万から四十万くらいであります。そういう観点から行きますると、
施設が全般的に足りないということになりますので、全般的に
施設の拡充に、
予算面におきましても大いに力瘤を入れて参るつもりであります。
只今の捨子の問題から、乳児院から養護
施設に繋る問題でございますが、これは養護
施設に現在入
つております子供は原則として満十八歳になりますれば出て行かなければならない、転換すべきものであります。それに職業補導とかいろいろ困難性があるわけでありますけれ
ども、できるだけ転換を図
つて参りたい、そうして小さい子供を預るようにしたい、収容に余裕を作
つて行きたいということを考えております。それからもう
一つ、この問題につきましては多くの養護
施設がずつと小さい子供、二歳くらいから養護
施設になるのでございますが、小さい子供はちよつと……どうかすると五、六歳くらいから上の子供を扱
つておりますので、本当に小さい子供を対象にした養護
施設が比較的少うございますので、今御指摘の問題はここにからんでおると思いますが、その辺のところも、特殊な乳兒にすぐ繋るような幼児の養護
施設というようなものをもう少し私
ども拡充して行きたいというふうに考えております。さようなことで当面解決をして参りたい。全般的に
施設が足りませんので、全般的な拡充に力瘤を入れて行きたい、かように考えております。
〔
委員長退席、理事
井上なつゑ君
委員長席に着く〕