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説明員(
高田賢造君)
特殊物件の現在の仕事の進捗
状況と、それからそれにかか
つております人の問題であります。この点と、又更に
先ほどの
お話のございました点を申上げたいと思います。現在の
特殊物件の進捗
状況といたしましては、過去におきまして処置いたしました
物件の
代金が若干残
つております。これが、その中には取立ての上でいろいろ困難をしておるものもございますけれ
ども、そう額といたしましては非常に少くなりまして、来年度に、実はできますれば今年度のうちに極力取りたいと
思つております。仮に若干残りますかも知れませんが、これはそう大きい
数字ではなかろう。現在のところは極力全部取りたいと
思つておるわけでございます。併しながら若干残る可能性もなきにしもあらずと
思つております。大体
事務のボリウムから申しますならば、今申上げました
代金取立て
事務の今年度やりましたものの残りが幾ばく出るかということでございます。今のところはつきり、まだ約四、五カ月もございますから、その間に
相当督励してや
つておりますので、
かなりまあ取立てができるのじやないか。併し若干何千万円か仮に残りましたといたしましたならば、これはまあ極力来年度におきましては取るつもりでおります。
事務の実際は主として今申上げましたような
代金事務が中心でございます。その額は今申上げた
通りで、来年度におきましては見当がまだはつきりつきませんですけれ
ども、全国的に見て全体の全国
府県で何千万円、或いは残るかも知れんと、かように
思つておるのでございます。そこでこれに伴う人でございますが、
代金取立て
事務の実務は実は各
府県でや
つてもら
つております。そこで来年度の予算の要求といたしましては、各
府県に対する
事務費も、その中にできますれば、これはまだ二十七年度の予算がきま
つておりませんので、何とも無論案としましてもきま
つておりませんので、
大蔵省との話がまだついておらんわけでございますけれ
ども、無論国会に提案にもまだな
つていないわけでございますけれ
ども、できれば若干
府県のほうでそういう
代金取立て
事務に応じまする
事務費、それから又最小限度必要なものがありましたならば、人も何したいと、かように
考えておる次第でございます。本省のほうは
先ほど御指摘がございましたように一応行政整理で落ちております。これは
特殊物件の性格が、
進駐軍の
関係におきまして、占領が終りますというと、これは
特殊物件たる性格もなくなりますので、いわゆる私
どもがここで申上げておりますような
特殊物件というものはなくなるわけでございます。そこでこのどこで扱うかという問題も
一つはあるわけでもございます。
特殊物件でありました
関係で、本来筋が多少
違つておりました内務省がそれをやり、その
あとを引き継ぎまして
建設省がや
つたということでございますので、若し占領が終りまして
特殊物件たる性格がなくなりますというと、これは当然
扱いそのものも変えなければならんことになるわけでございます。その
関係で一応落ちておるわけでございます。二十七年度にどういう方法になりますか、これは又
一つは今申上げましたように
府県の
事務費等も若干のものが或いは必要じやないか。そこでこの点国会に御提案、
政府で提案になります前に、不審査として
大蔵省当局のほうにもいろいろお願いをしておるような筋合でございます。来年度の
扱い等につきまして
はさようなわけで多少見通しがつかん点がございますので、現在ありのまま申上げますと、今申上げたような
状況にな
つておるわけでございます。
なお
特殊物件の過去の
記録でございますけれ
ども、これも実は過去において
特殊物件が国会でもいろいろ御
審議になりまして、過去において国会等に出しました
記録もございますわけであります。それら、或いはその後にできましたものも若干ありますから、それらも追加して、作ることはこれはできるわけでございます。そういう資料は無論準備はできないわけはございません。さようなわけにな
つております。