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1951-10-11 第12回国会 参議院 議院運営委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年十月十一日(木曜日)    午後三時三十八分開会   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     山田 佐一君    理事            加藤 武徳君            木村 守江君           小笠原二三男君            鈴木 直人君    委員            上原 正吉君            川村 松助君            中川 幸平君            安井  謙君            菊川 孝夫君            三輪 貞治君            赤木 正雄君            杉山 昌作君            高橋 道男君            油井賢太郎君            三浦 辰雄君   委員外議員            水橋 藤作君            岩間 正男君   —————————————    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君    参     事    (第二部長)  岸田  實君   —————————————   本日の会議に付した事件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○国務大臣の演説に対する質疑の件 ○民間放送連盟の要望に関する件   —————————————
  2. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今から会議を開きます。  先ず常任委員辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 自由党から法務委員山田佐一君、経済安定委員左藤義詮君がそれぞれ辞任せられ、法務委員左藤義詮君を、経済安定委員山田佐一君を指名せられたいという申出が出ております。  民主党から予算委員櫻内辰郎君、図書館運営委員櫻内義雄君がそれぞれ辞任せられて、予算委員櫻内義雄君、図書館運営委員櫻内辰郎君を指名せられたいという申出が出ております。社会党から外務委員岡田宗司君、内閣委員加藤シヅエ君が、それぞれ辞任せられて、外務委員加藤シヅエ君、内閣委員岡田宗司君を指名せられたいという申出がございます。以上。
  4. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今の報告通り決しまして御異議ございませんか。
  5. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————
  6. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に内閣総理大臣演説に対する質疑順序に関しまして御協議を願います。
  7. 加藤武徳

    加藤武徳君 前の運営委員会におきまして、我が党は第一順位発言を主張して参つたのでありまするが、結論に至らなかつたのでありますが、会派に持帰りましていろいろ相談をいたしましたが、やはり我が党で第一番にやらしてもらいたい、こういうことになつたのであります。理由等につきましてはこの前詳細に申上げておりますし、ここでは省略いたしたいと思いますが、是非第一党の我が党に御承認を願いたいと思います。
  8. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 先ほど理事会でこの問題では論議があつたので、相当披露もしているわけでありまするから、結論的に申上げまするが、前回理由を附して申上げている通り、これは慣行上そういう結果を来しておる今日、特段自由党が第一陣を承らなくちやならんという理由も認められないので、この際は従来の慣行のごとく野党第一党に第一陣を承わらせるようにすべきであると主張したいところでありまするが、そういうところで一つこの話はまとめて行こう、こういうふうに考え直しを願いたいと思います。
  9. 加藤武徳

    加藤武徳君 極めて謙虚な小笠原君の御発言に感謝をするのでありまするが、前々から主張いたしておりまするごとく、政府と與党はこれは表裏の関係ではございまするが、必ずしも一体ではないのでございまして、今までたまたま第一党が棄権をされた場合が多かつたために慣例のごとき観を呈しておりまするが、私は実はやはり施政方針に対する発言は第一党からやるというのが常道ではないだろうか、こういう考えを今持つているのでありまして、まげて我々のほうに先ず発言をさして頂きたいと思います。
  10. 中川幸平

    中川幸平君 まあ、理由は何も申しませんけれども、討論なら野党第一党、反対の第一陣を認められますが、質問、これは必ずしも野党第一党というふうにきめてもらつちや困るので、これは大会派順発言が至当でないか。けれども昨日来社会党皆さんは、野党第一党が第一陣であるという慣例のもとに言つておられるとすると、大変我々も苦しい関係になりますので、この際一つ自由党抽籖でもして頂いて、一つ御承頂きたいと思いますが、何かそういう便法を一つお願いしたいと思います。
  11. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私は先ほど申上げたことで意は盡していると思うので、申上げようとは思いませんでしたが、新らしい提案でありますから、お答えいたしますけれども、抽籖をいたして決しなければならんという筋の問題ではないと考えるので、これはどうしても慣行上、第八国会以来そういう話合が陰に陽に行われて来ていることで、今回特段に何か深い理由があるということである場合には、いわゆる話合いという問題はあるでしようけれども、これはそういう重大な問題を、特段な党内の理由を持つものではないというふうに私は考えておりますので、重ねて私たちの意見にこの際は同調せられて、今後は議院運営はそうあるようにお願いしたいのであります。而もそのことは、政党でありまするからいつ内閣を組織する事態になるかも知れない可能性を持つ社会党として、そういう場合においても野党第一党が第一陣を承わるというようなことについては、肯定の上責任を持つてこのことを申上げているのでありますから、一応この程度のところで御賛成頂きたいと思います。
  12. 三浦辰雄

    三浦辰雄君 自由党さん、社会党さんのいずれの主張も変らないわけであります。又私どもも変つておりません。又今日これから出発するとやはり依然としていつまで時間が経つて結論がなかなかむずかしいのじやないかと思うのでありますが、それについて私一つ申上げたいことは、今度のやつは三日間ということで、合計いたしますと三百六十分、六時間でございます。十時きちつと始めて十二時半まできちつとやつて、歩く時間は全然考えないとしても、数学的に申上げますと、例えば小会派などは大体九十分でございますから二割五分なんです。小会派の三十分に対してこれをかけますと、親切な御答弁を頂きたいが、時間は歩く時間を全然なくしても七分ということになる。私そういつたことを考えますとね。この国会の円滑なる運用から言つて、且つ従来の野党第一党という問題がございますから、私は各党派がお聞きをし、それに対して親切の答弁を頂いて、そうしてなお且つ與党としてこの点を国民の前に質しておかなければならんというようなところがあればこれを質すという態度が全体の議会の運営上私はいいんじやないか。私はしつこく言うわけじやありませんが、時間的な関係をも考えて、そのことを更に申上げて皆さんにお諮りしたい。
  13. 上原正吉

    上原正吉君 だんだんと御議論を幾らやつても盡きないようですが、どうも順番に何か異論があつて、なかなかまとまらんというようなときには、やはり会派勢力順にやるということの原則をこの際確立しておくほうが却つて将来のためにいいんじやないかと思います。又社会党さんが天下をお取りになつてもそれが当然だと考えておりますから、討論は成るほど提案の趣旨を説明してから取りあえず賛成討論、次に反対討論が出るのが順序かも知れません。質問討論とは違うと思いますので、順序に問題があり、議論が出る、ですからまあ背の高い順に並ぶとか何とかいうような意味で会派勢力順にやつて頂く、こういうことをこの際新らしい慣行としてお認め願えれば大変幸いですが、是非そうお願いしたいと思うのであります。社会党さんの格段の御考慮をお願いいたしたいと思います。
  14. 中川幸平

    中川幸平君 私も上原君と同じ意見でありますが、先ほど申上げた通り社会党皆さんのかたがたは野党第一党が第一陣であるということが出て来られた関係ですね。この際それに向つてつたところがいつまで経つても同じことですから、委員長裁断にお任せしてこれを適当に裁断を下して下さい。
  15. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私今の中川さんのお話では、結論としてはこの際もう賛成しなくちやならんじやないかと思います。が第八国会以来行なわれて来たこの野党第一陣ということは自由党がたまたま質問に立たなかつたからそういう偶然な立て方になつたということだけではなくて、あの当時の話合として野党第一陣という立場でやつて来ておつた部面がある、これをはつきり肯定しておいて頂いて、そうしてこういう論議があつて何とかこの際自由党がやつて欲しいという、どうもやらせて欲しいという特例的なことには議院運営の公正を期する常任委員長がどういう裁断を下すかということについても、我々大いに期待する点があるのであつて、もうこの際お任せいたします。
  16. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 実は委員長に任されましても非常に責任重大でありますので、即答がちよつとできかねますから、速記をとめて頂いて、懇談の結果、あとから結論がそう心配せんでも出ると思いますから、暫らく速記をとめて懇談に入りたいと思います。
  17. 山田佐一

    委員長山田佐一君) では速記をとめて下さい。
  18. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 速記を始めて下さい。  先刻小笠原君から委員長に一任するという発議が出ました。委員長暫らく速記をとどめて懇談をいたしました結果、やや結論を得ましてありまするから、委員長がその結論を申上げたいと思いまするが、それで御異議ありませんか。
  19. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。委員長は今回の順位社会党第一陣、第二陣が自由党あとは大会派順に御発言を願うということに決定いたしました。以上を以ちまして皆さん異議ありませんか。
  20. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今申しました通り決定いたしました。
  21. 河野義克

    参事河野義克君) 今の点についてもう一度おきめ願つておきたいのでありますが、従来もこういう決定がございまして、その際は今きめられた順序にずつと行きまして、一番最後の会派がやられたあとでまだ残つている発言者が二人ある場合、残つている会派があれば又その順序でずつと来たわけであります。それで八十分とか六十分とか、五十分とか三十分とかそれぞれ時間が違つておりますし、その会派の割当時間内に会派がその間何人おやりになるかということはまだわからないわけでありますから、これをお届けを願いまして、数人ある場合にはその順序は先例に従いまして、各会派ずつとやつて来まして、又それでずつとやつて行くことがいいかどうか、それをおきめ願いたいと思います。
  22. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通りで御異議ございませんか。
  23. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————
  24. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) いずれこれは庶務小委員長から正式にここでお諮り願つて決定願うべき筋と心得ますが、只今庶務小委員長の御了解を得ましてお諮りいたしたいことがございます。それは閉会中の庶務小委員会で御決定を得た件でございますが、今回民間放送連盟ができ上りまして、今までのNHK以外の放送団体ができたわけでございます。その団体から国会開会中の放送の件について取りきめの許容方を依頼して来ております。そこでこの取扱につきましては、本院といたしましては現在NHKに許容いたしております便宜の程度においてこれを許可するというお申合せができておりまするのでさような点で本委員会の正式の御承認を得たいと、かように存ずる次第であります。
  25. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今事務総長からのお話について……。
  26. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 別に御異議もなければ、只今事務総長の報告通り決しました。  明日は一時から本委員会を開きたいと思います。それから理事会も一時から。ではそういう工合でどうぞお願いいたします。  本日はこれ以て散会いたします。    午後三時五十九分散会