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1951-11-28 第12回国会 衆議院 電気通信委員会 第11号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十六年十一月二十八日(水曜日) 午後一時十五分
開議
出席委員
委員長
關内 正一君
理事
庄司
一郎
君
理事
高塩
三郎
君
理事
辻 寛一君
理事
松井
政吉
君 大西 弘君 岡西 明貞君
中村
清君
橋本登美三郎
君 福永 一臣君
椎熊
三郎
君 畠山 重勇君
石川金次郎
君
出席政府委員
電波監理委員会
委員長
富安
謙次君
電波監理長官
長谷 愼一君
電気通信政務次
官
加藤隆太郎
君
委員外
の
出席者
検 事 (
検務局刑事課
長) 神谷 尚男君
大蔵事務官
(
管財局国有財
産第二課長) 牧野 誠一君
電気通信事務次
官 靱 勉君 專 門 員
吉田
弘苗
君 專 門 員
中村
寅市君 ――
―――――――――――
十一月二十一日
千葉電話局
の
電話交換方式改善等
に関する
請願
(
多田勇
君
紹介
)(第一五〇七号) の
審査
を本
委員会
に付託された。 同月二十二日
ラジオ共同聽取受信料軽減
に関する
陳情書
(第九四三号)
仙台
、
酒田間長距離ケーブル工事促進
に関する
陳情書
(第九四四 号) を本
委員会
に送付された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した
事件
テレビジヨン放送等
に関する件
海底ケーブル線拂下げ事件
請願
一
七北田郵便局
に
電話交換事務開始
の
請願
(
庄司一郎
君
紹介
)(第八〇号) 二
鹿兒島市
の
電話施設改善
に関する
請願外
一 件(上林山榮吉君
紹介
)(第二一〇号) 三
仙台
、
山形間市外電話ケーブル架設
の
請願
(
志田義信
君
紹介
)(第二四六号) 四
山口菱野地区等
を
電話普通区域
に
編入
の請 願(
早稻田柳右エ門
君
紹介
)(第二四七 号) 五
宝塚地区
の
電話交換方式改善等
に関する請 願(
塩田賀四郎
君
紹介
)(第三七七号) 六
大見局
に
電話交換事務開始等
の
請願
(福田
繁芳
君
紹介
)(第三七八号) 七 西脇、
大阪間直通電話回線増設等
に関する
請願
(
川西清
君
紹介
)(第三七九号) 八 尼崎市の
電話網拡充等
の
請願
(
吉田吉太郎
君
紹介
)(第四七四号) 九
ラジオ共同聽取料値下げ
に関する
請願
(椎
熊三郎
君外一名
紹介
)(第四七五号) 一〇 六瀬村に
電話架設
の
請願
(
塩田賀四郎
君紹 介)(第四七六号) 一一
豊岡電報電話局
の
新築
並びに
電話交換方式
改善
の
請願
(
有田喜一
君
紹介
)(第五八四 号) 一二 鳥取県下の
電気通信施設整備拡充
に関する
請願
(
稻田直道
君
紹介
)(第六一三号) 一三 神岡、
富山間直通電話回線新設等
の
請願
(
岡村利右衞門
君
紹介
)(第六六二号) 一四
室蘭電話局新築促進
に関する
請願
(
篠田弘
作君
紹介
)(第七六二号) 一五 七ケ宿村に
公衆電話増設等
の
請願
(
庄司一
郎君
紹介
)(第八一三号) 一六 吹田市を
大阪通話区域
に
編入
の
請願
(淺香 忠雄君外一名
紹介
)(第九六九号) 一七 門司市の
電話交換方式改善
に関する
請願
(
平井義一
君
紹介
)(第九七〇号) 一八
電気通信事業
の
定員確保
に関する
請願
(庄
司一郎
君
紹介
)(第一〇八六号) 一九 同(
成田知巳
君
紹介
)(第一〇八七号) 二〇 小倉村を
明盛局通話区域
に
編入
の
請願
(植
原悦二郎
君
紹介
)(第一〇八八号) 二一 内川目村立石及び近郷を
大迫局通話区域
に
編入等
の
請願
(
山本猛
夫君紹介
)(第一〇 八九号) 二二 中野村に
電話局新設
の
請願
(
山本利壽
君紹 介)(第一二三三号) 二三
電気通信事業
の
定員確保
に関する
請願
(松
井政吉
君
紹介
)(第一二三四号) 二四 日田、
小国間電話回線増設
に関する
請願
(
松野頼
三君
紹介
)(第一三一一号) 二五 久慈町に
ラジオ中継所設置
の
請願
(
山本猛
夫君紹介
)(第一四〇一号) 二六
津賀局
を
集中局
とする
市外電話回線
の
増設
に関する
請願
(
若林義孝
君
紹介
)(第一四 一八号) 二七
電話私設交換制度改善
に関する
請願
(
庄司
一郎
君
紹介
)(第一四五六号) 二八
千葉電話局
の
電話交換方式改善等
に関する
請願
(
多田勇
君
紹介
)(第一五〇七号)
陳情書
一
盲人
に対する
ラジオ聽取料免除
に関する陳
情書
(第 五六号) 二
小浜電報電話局舎新築
に関する
陳情書
(第七〇号) 三
高知
市の
電話交換方式改善
の
陳情書
(第一六〇号) 四
川崎
市の
電話施設拡充
に関する
陳情書
(第一八 二号) 五
鹿兒島市
の
電話施設改善
に関する
陳情書
(第二六六号) 六
電信電話施設
の
整備拡充
に関する
陳情書
(第三三五号) 七
宝塚地区電話設備改善
に関する
陳情書
(第六一〇 号) 八
ラジオ共同聽取受信料軽減
に関する
陳情書
(第九四三号) 九
仙台
、
酒田間長距離ケーブル工事促進
に関 する
陳情書
( 第九四四号) ――
―――――――――――
關内正一
1
○
關内委員長
これより
電気通信委員会
を開会いたします。前会に引続き
電波管理
に関する件について
質疑
を続けます。
椎熊三郎
君。
椎熊三郎
2
○
椎熊委員
前回の
委員会
までに
放送局
の
経理内容
について、特に
進駐軍関係
の
放送料金
の問題についてお尋ねいたしました。本日私の要求に基きまして、これの
資料
を配付されました。ただいま配付を受けただけで、
内容
の点検はまだいたしておりませんがおそらく
電波監理委員会
においては
旧来
とも、詳細にこの
内容
を御
検討
にな
つて
お
つた
ことと私は信じたい。そこで私は本日この
内容
についてかれこれ申し上げることは差控えます。いずれ詳細に
研究
してみたいと思
つて
おります。ただこういう明確な
資料
があるにもかかわらず、当初
予算審議
にあた
つて
は、これに対する何らの
説明
を承らなか
つた
という点は、われわれ
委員
といたしましてもその点に気づかなか
つた
という不明は万々
責任
を負いますが、同時にこういうことも将来は、当初
予算審議
のときにおいては、親切なる御
説明
あ
つて
しかるべきものと私は信じます。これは将来に向
つてお願い
をしておく点であるのであります。
従つて
本日の
委員会
においては、この問題に対する
論議
はひとまず留保しておきまして、これ以上に進みません。 第二の点は、
テレビジヨン放送
に関する問題でございます。私一たびこの
委員会
で発言いたしまして以来、
世上
の注目が非常に大きくな
つて
参りました。私
ども
の手元にもいろいろ
材料等
を提供してくださる
向き
もありますし、私直接にも
研究
しておる
点等
もあります。われわれは前
国会
におきまして、
テレビジヨン放送
の
実施促進
に関する院議の
決定
を見ております。満場一致をも
つて
衆議院
はこれを可決しております。すなわち講和後の
日本
における
文化向上
のために、一日も早く
テレビジヨン放送
を
実施
すべしとの
見解
は、
衆議院
においては満場一致した
意見
であります。
国家
の
最高機関
たる
衆議院
の
意思決定
が明確にな
つて
おるのであります。
従つて旧来
とも鋭意この
研究
に努めておられました
電波監理委員会
の方におきましても、十分の御
研究
、御
努力
を賜わ
つて
おることとは存じますけれ
ども
、いまだに
標準方式
の
決定
も見ない、あるいは
電波法
によるところの聽聞会ですか、そういうものもいまだに開かれておらぬ。前々回の
委員会
においては、いろいろなデータを多少見せていただいたのみでございます。これは
ひとり衆議院
の問題のみではございません。ことにこれらの問題に関する
専門家
の多い参議院の
委員会等
においても、非常にやかましい
論議
の的とな
つて
おるのであります。現に
テレビジヨン放送
の
実施
を申請しておるものは、四件ほどあるということも伺
つて
おります。しかしながら
日本
の
テレビジヨン
に使うことのできる
電波
の数は、
電波監理委員会
の
説明
によると五つよりないので、今日の
技術
では、
全国
的な
放送
は一箇所しか許可することが不能ではなかろうかということも内々承りました。そうするとこれはそれぞれ自信を持
つて
計画
を立てて、これの
実施
の許可を申請しておる
向き
にと
つて
は、非常な重大問題になりましよう。
旧来実験放送
を許されておる
NHK
のみではなく、
民間
においてもそれぞれの
計画
の上に立
つて
、
願書
を出しておるのでありまして、それを荏苒許可することなくして、放任されておくような形に見えるという
状況
は、この問題をさらに一層紛糾、混乱せしむるもとになるのではなかろうか。一日も早く
電波監理委員会
の権威ある
標準方式
の
決定
をしていただきまして、そうしてただ一つより許可することのできないこの
願書
に対しましては、
至公至平
の
態度
をも
つて
、ほんとうに
委員会
の権威ある
学術的研究
の上に立
つた
る御
決定
をお願いしたい、それが私
ども
の念願するところでございます。当
国会
はもう
会期
が切迫しておりまして、本日をも
つて
会期
はございません。
従つて
この問題について、なお追究して私は食い下
つて
おるという余裕を、今
国会
においては持ち得ないのです。ですからこの問題はあげて来るべき
通常国会
に、私はさらに
政府当局
の御
意見等
をも拜聽したい。その際において、われわれの
意見
も開陳してみたいと考えておるのであります。要は
テレビジヨン放送実施
を促進せしめるという
決議案
の
趣旨
にのつと
つて
、
国家最高
の
機関
たる
国会
の
意思
を尊重せられて、その
趣旨
に沿うたる処理を一刻も早くしていただきたい。それが私の念願なのでありまして、みだりに
世上
を騒がして、あるいは
NHK
に傷をつけ、あるいはその他の
出願者
に対する何らかのあら探しでもするような
行動
とは、私の精神は違うのです。要は一刻も早くこの
日本
の
国家
の上に、
テレビジヨン放送
を
実施
してもらいたいという熱願にほかならないのでありまするから、この点
委員会
においても、
国会
の
意思
を尊重するという建前を持
つて
いただきまして、一
委員
たる私の発言のあるいは実際に触れざりし
点等
は、それは
枝葉末節
のであり、
中心
は
テレビジヨン放送
を一刻も早く実現したいというのにほかならないということを、よく御心底に置かれまして、そうして特に
科学技術
の上に立
つて
いる問題ですから、われわれ
しろうと
にはなかなか了解に苦しむ点が多く、これらについても明快に私
ども
が納得行くように、今日以後一段の御
努力
を賜わりたいのであります。現に許されておる
NHK
の
実験放送
の問題につきましても、
世上幾多
の論難が展開せられております。その点について、
電波監理委員会
の方々と私の
見解等
には、やや食い
違つた点
があるようですが、それは
専門家
にあらざる
しろうと
の私の
見解
と、
専門家
たるあなた方の権威ある御
見解
とのゆえに、おのずから食い違いが生ずるかもしれない。しかしながらわれわれ
専門家
でない
委員
といたしましては、蒙を開いていただいて、われわれが納得するような
説明
を賜わるならば、私
ども
は満足するのであります。
実験放送
の
限界
、現にや
つて
おる
NHK
の
行動等
についても、私が発言しなくても、
諸君
におかれましては十分御
検討
があ
つた
ことと思いますが、この上ともこれらの問題については、十分な御
検討
をお願いしたいのであります。そうして
世上
の
疑惑
を一掃し、
至公至平
の
態度
をも
つて
、一日も早く
日本
に
テレビジヨン放送
が実現するように御
努力
を願いたい。 本日いろいろな
材料
もございまして、お尋ねしたい点がたくさんあるのですけれ
ども
、きようは特に
国会
としては多忙な日でもありますし、これを展開してお
つた
のでは、とうてい本日一日の
委員会
をも
つて
は盡されません。あげて来る、べき
通常国会
において、
諸君
とともに
検討
して行きたい、こういう考えでございまするから、その
意味
で十分の御用意置きを願いたい。そして間もなく開かれる
通常国会
におきましては、われわれが納得できるような
諸君
の
説明
のもとに、われわれも喜んでこの
事業完成
のために、
国家
のために協力して行く、そういう
態度
をとりたいのであります。ただ先般の
しろうと
の直感的な感覚からの
質問
に対しましては、その後
速記録
の一部も見ましたが、あなた方の
説明
もあのままでは済まされないのではなかろうか。私の聞き方もまた的はずれの点があ
つた
のではないかと反省するところもございますから、今はその論争を避けます。そういう
意味
ですから、誤解のないように、清純な気持で、
国家最高
の
機関
たる
国会
の
意思
が那辺にあるやということを、心にとどめていただきたいのであります。 なおわれわれから見れば、今日まで荏苒日をむなしゆうしてお
つた
ような
委員会
の
態度
は、
世上
の
疑惑
を一層深めます。そういうことはあなた方も迷惑でしよう。私
ども
としてもとらざるところでございます。一刻も早く
科学的見地
に立
つた
る権威ある
態度
をも
つて
、
標準方式
を徹底せられて、現に許可申請している四社に対して、内部の事情を十分御
検討
の上、や
つて
もらいたい。私
ども
は実は
テレビジヨン放送
は、おそらく来年度くらいからは実際にできるものだと確信を持
つて
お
つた
ために、前
国会
でもああいう
決議案
を出している。それが何年た
つて
も
実施
を見ることができないようなことは、
文化国家日本
のためにはなはだ遺憾であります。これらは必ずしも
電波監理委員会
の全
責任
というのではないけれ
ども
、本日もまたこの
委員会終了
後におきまして、
民間会社側
のいろいろな
陳情
か
説明
のようなものもあるということを承
つて
おりますから、これらについても十分な
検討
を私
ども
はしてもらいたいと思
つて
おります。そういう
意味
ですから、私
ども
はむしろ
電波監理委員会
に協力するつもりで、こういうことを発言しているのだということに御留意を
願つて
、われわれの納得するような
説明
を次の
国会
に期待いたしまして、本日はこの
程度
でとどめておきます。
富安謙次
3
○
富安政府委員
ただいまのお
言葉
に対しまして、一言申し述べます。私ちよつと遅刻して参りまして、初めの方を聞き漏しまして、はなはだ恐縮でございますが、私の承りましたところによりましては、ま
つた
くその御
趣旨
ごもつともと存ずるのであります。十分にお
言葉
の
趣旨
を体しまして、私
ども
といたしましては御期待に沿うように、できるだけのことをいたして、最善を盡したいと思います。 —————————————
關内正一
4
○
關内委員長
次に
請願
の
審査
に入ります。 まず
日程
第二八、
千葉電話局
の
電話交換方式改善等
に関する
請願
、
多田勇
君
紹介
、
文書表番号
第一五〇七号を
議題
といたします。
紹介議員
がお見えになりませんので、
紹介議員
にかわ
つて
その
説明
を求めます。
高塩三郎
君。
高塩三郎
5
○
高塩委員
請願者千葉市長宮内三朗
、本
請願
の要旨は、
千葉
市は
人口
十五万を擁し、
千葉
県の
政治
、
文化
の
中心地
であるのみならず、最近とみに諸
工業
の発達を見るに至り、
戰前
の
地方消費都市
から、ようやく
近代生産都市
へと変貌しつつあることは、識者のつとに認識するところである。しかるに
千葉電話局
はその創設が古く、いまだに
共電式
のままであり、その
設備
はすでに
飽和状態
に達しているので、現在
加入者
二千三百三十四戸に対し、
新規加入希望者
が一千名を越える
状態
を示しつつあるにもかかわらず、これに応ずることができない実情にあ
つて
、
市政発展
上の
一大障害
とな
つて
いる。ついては同
電話局
の
施設
の
拡充
をはかるとともに、
自動式
に改式せられたいというのであります。
關内正一
6
○
關内委員長
本件
に対する
政府
の
意見
を求めます。
加藤隆太郎
7
○
加藤
(隆)
政府委員
御
請願
の
千葉電話局
の
自動改式
につきましては、現在同局の
加入者
は二千三百名でありますが、
終局容量
は三千五百名
程度
でありますので、
加入者台
の
増設
によ
つて
、なお約千二百名
程度
の
加入者増設
が可能となります。当省といたしましては、本
年度加入者台
一台と
マルチブルジヤツク
の
増設工事
を行い、
加入者
約七百名
程度
を收容し、さらに二十七年度においても
加入者台
一台と
マルチブルジヤツク
を
増設
し、
加入者
約五百名
程度
を收容するよう
計画
を進めております。以上の
計画
を
実施
したあかつきにおきましては、現
局舎
での
加入者増設
は不可能となりますので、
自動式
に改式しなければならないと考えておりますが、毎年
拡張予算
が少いために、緊急に
自動改式
をしなければならない局の一部しか
実施
できない
状況
にありますので、二十七年度の
実施
は困難でありますが、二十八年度以降の
計画
においてできるだけ御
要望
に沿うよう
努力
いたします。 —————————————
關内正一
8
○
關内委員長
次に
日程
第一ないし第二八の各
請願
を
一括議題
とし、採決いたします。
日程
第一ないし第三、
日程
第五、
日程
第七ないし第一四、
日程
第一七、
日程
第二〇、
日程
第二一、
日程
第二四ないし第二六及び第二八の各
請願
は、いずれもその
趣旨
妥当と認められますので、採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
關内正一
9
○
關内委員長
御
異議
ないものと認め、さよう決します。 なおただいま採択いたしました各
請願
の
報告書
につきましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
關内正一
10
○
關内委員長
御
異議
ないものと認め、さよう決します。 —————————————
關内正一
11
○
關内委員長
次に本日公報に掲載いたしました
陳情書
の
審査
に入ります。
専門員
をして、
趣旨
の
説明
をいたさせます。
中村寅市
12
○
中村專門員
日程
第一、
盲人
に対する
ラジオ聽取料免除
に関する
陳情
、
文書表番号
第五六号、
陳情者岐阜
市梅ケ枝町
岐阜
県
盲人会下呂大会代表者小坂井桂次郎
、
盲人
にと
つて
は
ラジオ
は
唯一無二
の
文化
といこいの泉として日常感謝して利用しているが、この
聽取料
に関しては、
貧困
な
盲人
及び
盲人
でない
貧困者
は
聽取料免除
という規定にな
つて
いるが、これは不合理と思われるから、すべての
盲人
が
ラジオ
の
聽取料
を免除されるように改正されたい。
日程
第二、
小浜電報電話局舎新築
に関する
陳情
、
文書表番号
第七〇号、
陳情者福井
県
小浜市長田中信蔵外
八十四名、
小浜
市は本年三月
小浜市制
を施行し、
若狭地方
の
政治
、文教の
中心地
として、すでに
人口
三万五千を越え
地方都市
として大きく
存在価値
を有するに至
つた
。しかるに
小浜電報電話局
の
現状
は、
設備容量
の点ではすでに狭隘で、
加入電話
の
増設
も不可能で、
同市
の
発展
を阻害することはなはだしいから、同
小浜電報電話局舎
を
新築
されたい。
日程
第三、
高知
市の
電話交換方式改善
の
陳情
、
文書表番号
第一六〇号、
陳情者高知県議会議長岡村三省
、
高知市内
の
電話交換サービス
は、ほぼ
戰前
に復帰したが、
現有施設
、人員では可能な
限界点
に達しており、
新規加入希望者
の積滞は
増加
の
一途
をたど
つて
いる。
交換室
ならびに機械は満十八年を経過し、その
壽命
はあと二年を残すのみである。近く
電通局舎
の
新築
を機会に、
電話交換方式
を
自動式
に
改善
し、
サービス
上の諸
欠陷
を一挙に解決されたい。
日程代
、
川崎
市の
電話施設拡充
に関する
陳情
、
文書表番号
第一八二号、
陳情者川崎
市
川崎商工会議所会頭根本茂
、
川崎
市は
人口
においてわが国第九位、
工業生産額
において第五位を占めている
重要工業都市
であるが、これに反して、
電話設備
は他の諸
都市
に比してはなはだしく劣
つて
いる。すなわち
加入電話
の率は他
都市
に比べてはるかに下位で、しかも
市内
は五局に分割され、同一
市内
にありながら相互に
市外通話
の
制度
がしかれている。
同市
の
電話設備
に全面的に早急な
改良拡張
が加えられなか
つた
ならば、日ならずして行き詰りを生ずるから、同
市内外
の
電話施設
の
拡充
に特別の配慮をされたい。
日程
第五、
鹿児島
市の
電話施設改善
に関する
陳情
、
文書表番号
第二六六号、
陳情者鹿児島市長勝目清
、終戦以来
鹿児島
においては、
電話
の復旧、
新設希望者
は累増したが、
同市電話局架設限度
から見ると、
加入者余力数
はわずかに八十件残されているにすぎない。これは局内および
回線路
の
設備
が伴わないためで、引続きこの
共電式交換方式
をとるものとすれば、
收容限度
の
関係
から
昭和
二十九年度半ばには行き詰ま
つて
しまうことになるので、早急に現在の
共電式交換方式
を
自動交換方式
に改式されたい。
日程
第六、
電信電話施設
の
整備拡充
に関する
陳情
、
文書表番号
第三三五号、
陳情者東京
都港区
芝西久保巴
町三十五番地
全国町村議会議長会長齋藤邦雄
、
電信電話施設
の
整備拡充
が、近来
大都市偏重
の傾向があり、
終戰後
すでに五年有余を経過せる今日、
地方
の該
施設
は旧態依然たるものでまことに遺憾である。
地方
の
政治
、
産業文化
のバロメーターとしての同
施設
の
改善
ならびに普及をはかられたい。
日程
第七、
宝塚地区電話設備改善
に関する
陳情
、
文書表番号
第六一〇号、
陳情者兵庫
県
宝塚町長北俊三外
二十名、現在
宝塚地区一般電話交換業務
に使用されている
電話局舎
は、老朽かつ狭隘な旧三等
郵便局舎
内に
施設
されており、ことに
電話
機は最旧式の
磁石式交換機
であるため、能率低く、
加入者
の利用上はなはだ不便を感じている。しかも過去十年間において三〇%の
人口増加率
が示すごとく、
産業
、
文化各面
に
発展
する同町の
電話架設申込み
は
増加
の
一途
をたど
つて
いるにもかかわらず、受理されるものはほんの少数である。よ
つて川辺
郡
宝塚
町の
宝塚電話局舎
に
電話局交換業務
を移転し、
交換方式
を
自動式交換
に改め、
加入者
の
要望
に沿うよう処置されたい。
日程
第八、
ラジオ共同聽取受信料軽減
に関する
陳情
、
文書表番号
第九四三号、
陳情者北海道虻田
郡
喜茂別
村
字喜茂別
二百四十番地
喜茂別有線放送協会会長荻野嬉外
二名、
ラジオ共同聴取施設
の
放送受信料値下げ
については、
北海道ラジオ共同聽取連絡協議会
を
中心
として、全道をあげて運動中であり、
加入者一同
の切望にたえないところである。同会においては、目下
電通局
その他の
指導協力
により、
漏話障害排除
のため、着々準備を整えているが、今後
業務
の運用、
施設
の
整備
に、その万全を期したいから、すみやかに
放送受信料軽減
の具現をはかられたい。
日程
第九、
仙台
、
酒田間長距離ケーブル工事促進
に関する
陳情
、
文書表番号
第九四四号、
陳情者酒田市長本間重
三外二名、
仙台
、
酒田間長距離ケーブル工事
は、
電通省
において明二十七年度全
区間着工
を
計画
し、その
中継所
も
酒田市内
に建築中であるが、
予算削減
により、明二十七年度は單に
仙台
、
山形
間のみを
実施
し、明後二十八年度以降において
山形
、
酒田
間が着工される見込みである。同
地方
の
電気通信施設
の
現状
ははなはだ不良で、同一県内の
山形
市への
通話
すら半日を要すほどで、また
全国
において
長距離ケーブル施設
を有しないのは
山形
県のみというありさまであるから、同
工事
の
実施
をぜひ促進せられたい。
關内正一
13
○
關内委員長
以上の各
陳情書
の
趣旨
は、いずれも
請願
と同様、
電信電話施設
の
拡充
、
改善
及び
ラジオ受信料減免等
に関するものでありますので、
委員会
といたしましては、これらの各
陳情書
の
趣旨
は了承することといたしまして、
委員会
の
審査
の上に、実質的に反映させて参ることにいたします。 —————————————
關内正一
14
○
關内委員長
次にこの際
青森湾内海底線拂下げ事件
に関しまして、本
委員会
を構成する各
委員
の
所属各党
の一致した
意見
を代表して、
関係政府当局
に対し一言申し上げます。
本件
に関しましては、さきに
庄司委員
より
質問
の提起があり、
関係官庁
たる
電気通信省
、大蔵省並びに法務府
当局
より、書面及び口頭によ
つて報告
がなされ、これに対して
庄司
、
松井
、
石川
各
委員
より詳細な
質疑
が行われたのでありますが、この
質疑応答
を通じて当
委員会
の受けました印象といたしましては、
事件
が
国有財産
に不当の損害を加え、
公衆電気通信
の安全を害したという、きわめて
重大性
を有するにかかわらず、
関係官庁
のこれに対する処置には、遺憾の点が少くなか
つた
ように認められるのであります。 すなわちまず
拂下げ契約
に関して、
大蔵当局
において旧
軍用財産
の存否の確認、
関係官庁
への連絡、
拂下げ
に際する
措置等
につき
事務
上の粗漏があり、
電通当局
においても
財産
の保全に関し遺憾の点があ
つた
ように認められるのであります。
検察当局
においても、
本件処
理に関し多少
事務
澁滞があるように考えられるのでありまして、
関係
各官庁いずれも職務執行上懈怠の責めを免れないように認められるのであります。本
委員会
は
電気通信事業
の所管
委員会
といたしまして、
本件
に重大なる関心を寄せるものでありまして、この
事件
の発生したことを深く遺憾とするとともに、今後は
関係
各官庁一層連絡を緊密にし、この種事故の絶滅を期せられんことを切に
要望
するものであります。
牧野誠一
15
○牧野
説明
員 ただいま
委員長
からお話のありました点、われわれの方といたしまして、
事務
上の手続について確かに粗漏の点があ
つた
ことを、われわれ自身深く遺憾といたしております。今後
国有財産
のいろいろな処理について、かかる事故の起きませんように、
関係
各庁と連絡を緊密にするとともに、われわれとしても十分注意いたしたい。下部機構に対してもその
趣旨
を十分徹底させて、事故の絶滅を期したいというふうに思
つて
おります。
靱勉
16
○靱
説明
員 ただいま
電気通信委員会
といたしまして、海底線の問題につきまして御警告があ
つた
のでありますが、私
ども
電気通信施設
を主管いたしましてこれを運用する点におきましては、これらの
財産
の保有につきまして、細心の注意をいたさなければならぬ次第であります。ことに現用線の損害というものに対しましては、單にその
設備
の損害だけでありませんで、これを通じて国民の利用されている通信を阻害したということになるわけでありますから、いかなる場合におきましても事故の発見を迅速にいたしますとともに、その措置を適切にいたさなければならぬ次第であります。実は
本件
が起りまして、
関係
庁とも共同の形で通牒も出しまして、こういう事故の再発をすでに阻止いたしている次第であります。
本件
はなお
国有財産
としての損害の点も残
つて
おりますので、この措置につきまして今後急速に善処いたしたい。こういう考えでおりますとともに、今後
委員会
のただいまの御
意見
に対しまして、十分これを体しまして、注意いたして参りたいと思います。
神谷尚男
17
○神谷
説明
員 おもに
地方
検察庁におきまして、本
事件
の処理が多少
事務
澁滞にわた
つた
という点を御指摘にな
つた
わけであります。確かに
事件
を受理いたしましてから六箇月にも捜査が及びまして、その点は
事務
澁滞のそしりを免れないという点は、われわれとしても反省しなければならぬと考えております。今後かかる
事件
につきましては一層処理の迅速を期するように、検察庁に徹底させたいと考えております。
椎熊三郎
18
○
椎熊委員
ただいまの
関係官庁
の発言に基きまして、私は非常に重大なる問題であることを痛切に感じますから、あえて一言したい。新憲法下、
国会
の組織はこういう改ま
つた
形になりましてその後五箇年を経過いたしますが、常設
委員会
におきまして、
関係官庁
にかくのごとき嚴重なる警告を発したということは、類例を聞きません。事ほどさように、この問題の
内容
は重大であ
つた
と私は痛感するのであります。
委員長
におかれましては、嚴粛なる
態度
をも
つて
関係官庁
に警告を発せられまして、同時にまた
関係
せられたる各官庁においては、率直にこの警告を認容せられて、決意のほどをこの
委員会
を通じて宣明せられました。これもまた新憲法にな
つて
から、かくのごとき事態は初めてであります。私は
委員会
の空気が、このような緊張の度合いによ
つて
、かくのごとく官庁と
国会
との間に
論議
をしなければならぬというような事態を、再び
日本
の
国家
のために見たくはない。
従つて
どうぞ本日の率直なる決意のほどは、ただちにあなた方の職責の上に十分反映せられますように、私は
国家
のために念願する。同時に先般
国会
におきましては、綱紀官紀紊乱に関する粛正の
決議案
が、満場一致をも
つて
決定
しております。これらの
趣旨
をも十分わきまえられて、ほんとうに平和後における
日本
の大
発展
のために、
諸君
の置かれたる職責の重大さを痛感せられて、われわれもまたこれに協力いたします。どうか再びこのような不幸なできごとのないように、ただいまの
関係官庁
諸君
の率直なる発言には、私はむしろ敬意を表する次第であります。
国会
としては珍しいことですから、私は特にこの一言をつけ加えておきたいのであります。
關内正一
19
○
關内委員長
それでは本日はこれをも
つて
散会いたします。 午後一時四十九分散会