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田渕委員 昨日事務当局と私も行きまして、業平の倉庫、さらに四国町の倉庫を、鉄鋼、鋼材の産業団体の大体わかる人を連れまして、
公社の方からも営繕
課長も立合い、七、八人でいろいろ
調査して参
つたのであります。その結果
証人が検收したというその員数、あるいはサイズがことごとく違
つておるのであります。たとえば鉄板にいたしましても、長いものもあれば短いものもある。またアングルにいたしましても、非常に長いもの、あるいは厚いもの、短いもの、種々さまさまであります。
契約したときに、こういうサイズで、たとえばここに出ております
通り一〇ミリ)(一〇〇)(一〇〇、あるいは三ミリ)(一五〇)(九〇、こういうまず統制資材のような大きなものが入
つておる。これらを使う上におきましては、酸素切りにいたしましても
相当経費がかかりますので、これもやはり
公社としては大きな欠損をいたすものであります。非常に品物を使うということで、検收そのものは、従来のやり方は、私は各省はそうだろうと思います。われわれが個人で物を買いましてもそうです。一応物を買
つて、受取
つて、その品物に間違いなくて、金銭が支払われるのが普通である。しかるに先に金を渡してしま
つたから、こういう結果にな
つたのだろうと思いますが、ことごとくサイズが違
つておる。それから私は主として野口
証人に全力を注いでおるのでありますが、野口
証人の取引をした入丸産業の台帳というものは、ほとんどわずかなものであります。結局
証人は、自分で
担当した
責任を帶びたように思
つて神経衰弱にな
つておられるようでありますから、私は先刻申し上げましたように、
大橋君のことを
考えまして、
証人には追究しないでおりますが、これはよく
理事会で検討していただきたいことと、それからもう一つ検收というものに対する大きな一つの定義を私は聞きたいのでありますけれども、これもまあよしましよう。これはお互いの判断でいいと思います。いかにこの
專売公社といい、あるいはまた塩回送
会社の
矢頭証人といい、これを調べてみて、われわれとしてみれば、これは愼重に
考えて、
理事会にはか
つて処置しなければならぬ問題である。最初申し上げたように、決して私はこの
証人の人となりを見まして、ねこをかぶり虚偽を申しているとは思いません。一日も早く健康を回復するために、あまり言葉を用いませんけれども、この
証言を今日の
委員会が調べるだけにおいて片づぐものではない。と申しまするのは、結局
運送したトラックを調べればわかります。あるいはまたあの金をちよこちよこ動かせるものではありません、まだあります。次に会計検査院長や秋山総裁を呼ぶまでに
相当時間もあるのでありますから、さらに十分具体的な資料をそろえて進むべきものだ。本日はこの
証人をこれ以上追究しなくても、大体わかりましたから、ただそれだけのことを速記に残していただきまして、そして私はこの
証人にあまり
質問を集中したくないと思います。