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1951-11-17 第12回国会 衆議院 議院運営委員会 第17号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年十一月十七日(土曜日)     午後零時五分開議  出席委員    委員長 小澤佐重喜君    理事 寺本  齋君 理事 福永 健司君       石田 博英君    今村 忠助君       岡延右エ門君    岡西 明貞君       川本 末治君    菅家 喜六君       倉石 忠雄君    佐々木秀世君       島田 末信君    田渕 光一君       小林 運美君    椎熊 三郎君       土井 直作君    松井 政吉君       林  百郎君    赤松  勇君  委員外出席者         議     長 林  讓治君         副  議  長 岩本 信行君         議     員 受田 新吉君         議     員 河口 陽一君         議     員 岡田 春夫君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 十一月十七日  委員田中織之進君辞任につき、その補欠として  赤松勇君が議長の指名で委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  会期の件  請願紹介提出期限に関する件  決議案取扱いに関する件  緊急質問取扱いに関する件  事務局人事承認の件  本日の本会議議事に関する件     —————————————
  2. 小澤佐重喜

    小澤委員長 ただいまより本日の委員会を開きます。  初めに議長から発言がございます。
  3. 林讓治

    林議長 昨日参議院議長から、今国会会期を十日間延長したい旨参議院決定を見たからというので、衆議院議長に対して正式に協議されて参りました。つきましては、従来の通り常任委員長意見を徴しまして、議院運営委員会に諮問申し上げるはずでありますが、とりあえず御報告を申し上げます。
  4. 小澤佐重喜

    小澤委員長 ただいま議長報告ような次第でございますので、会期延長の件を議題に供します。最終的な結論は最後にやりますが、一応懇談申し上げたいと思います。
  5. 土井直作

    土井委員 大体参議院の方で会期延長十日間にしました内容はどういう点になつておつたのか、御存じならば御報告を願いたいと思います。
  6. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それは議長の方には何もないそうでございますが、非公式に党として知り得たことを申し上げます。それは予算委員長定員法主管委員長である河井さんと、二人の御意見を求めたところが、二人とも、大体十日とすれば予算案も終了し、定員法も済む見込みであるという意見を尊重してきまつたわけであります。
  7. 石田博英

    石田(博)委員 非公式ではなく、参議院議院運営委員会に両君が出席されて、正式にそういう発言をされたのだそうです。
  8. 小澤佐重喜

    小澤委員長 私の言うのは、そういうことを報告していいか悪いかわからぬから、それが非公式という意味です。向うの参議院の内部では、ちやんと正式にそういうことが速記録に残つております。
  9. 林百郎

    ○林(百)委員 そこで衆議院の見通しについて伺いたい。会期延長の問題にからんで、官房長官がいてくれればいいのですが、きようは見えておりません。そこで今委員会審査中のもので、こちらの方がこの国会にぜひ上げなければならないというようなもの、これを自由党の人からでもけつこうですが、参考までに伺つておきたいと思います。
  10. 小澤佐重喜

    小澤委員長 これは事務総長から御説明を願います。
  11. 大池眞

    大池事務総長 議案審査状況について申し上げますと、ここに議案審議状況という表がございますが、この一番初めの内閣委員会、これの最初に白まるを打つてあります公職に関する就職禁止これは今会期中ぜひ通していただきたいということになつておるものと承知いたしております。これは予算等との関係があるそうでございます。それから次の人事委員会の分、これは本日上る予定でございますから、緊急上程をぜひお願い申し上げたいということでございます。それから法務委員会裁判所職員定員法、それと当然それに臨時措置法もつくと思いますが、これは今予備審査になつております。この法務委員会の分は、当然今会期中にお願い申し上げたい。それから大蔵委員会の第二番目にあります食管特別会計の分でございますが、これは本日上ることになります。その次の国家公務員等に対する退職手当、これも本日上る予定になつております。その次の日本専売公社法の一部改正、これも緊急上程をお願いいたすことになつております。次に物品税法の一部改正、これは本日は上りませんが、今会期中にぜひお願い申し上げたい。次の糸価安定と学校及び保育所の二案、これも本日緊急上程をお願いいたす予定になつております。それから二つ飛びまして、旧令による共済組合等からの年金の分でございますが、これもこの国会にお願いしたい。それから次に租税特別措置法の一部改正、これもお願い申し上げたい。それからずつと飛びまして、農林委員会の……。
  12. 林百郎

    ○林(百)委員 旧令と、その次のは、本国会でやりたいということで、本日の緊急上程にはならないのですか。
  13. 大池眞

    大池事務総長 なりません。それから農林委員会繭糸価格安定法案、これは本日緊急上程をお願いいたしたい。それから次に水産委員会小型機船底びき網、これも本国会中にお願い申し上げたい、こういうのであります。従いまして、本国会にぜひ早く上げていただきたい分の中で、大体本日の緊急上程以外は、内閣委員会公職に関する問題、法務委員会裁判所定員の問題、大蔵委員会物品税法、それから旧令による共済組合、それから租税特別措置法、それから小型機船、この六件がまだ委員会に残つておるわけでございます。
  14. 林百郎

    ○林(百)委員 参議院の方からもどつて来そうなものはありますか。
  15. 大池眞

    大池事務総長 参議院の方からもどつて来るというのは、新聞等定員法等が出ておりますが、それ以外にはちよつと聞いておりません。
  16. 小澤佐重喜

    小澤委員長 そうすると、会期延長参議院の要請通り決定するということで御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 小澤佐重喜

    小澤委員長 皆さん御異議がないようでございますから、ただいま議長から御発言のありました参議院の要請にかかる会期十日間の延長衆議院で認める、同調することに内定いたしました。     —————————————
  18. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それから次に、本日の本会議議事の件につきまして、一応事務総長から御報告を受けたいと思います。
  19. 大池眞

    大池事務総長 日程第一と第二は、通商産業委員長小金義照君が報告をいたされまして、全会一致でございます。それから日程第三と四、これは外務委員長の守島伍郎君が報告をいたされまして、旅券法案等について反対がございますので起立採決をお願いいたします。これは共産党労農党も御反対でございます。
  20. 林百郎

    ○林(百)委員 労農党旅券法反対ですね。
  21. 大池眞

    大池事務総長 討論者の申出は今のところございません。
  22. 土井直作

    土井委員 第四は全会一致ですか。
  23. 林百郎

    ○林(百)委員 委の方は反対です。
  24. 大池眞

    大池事務総長 国際連合の分ですね。従つてこれは起立採決。それから日程五から八まで、これは大蔵委員長夏堀源三郎君が報告をいたされます。
  25. 赤松勇

    赤松委員 私の方は、関税法等の一部改正法律案には反対です。
  26. 大池眞

    大池事務総長 日程五は、共産党と社会党の二十三が反対です。六、七は共産党反対。従いまして、五は切り離して起立採決、六、七も一括して起立採決、八は全会一致でございます。それから日程第九、これは運輸委員会のものでございますが、理事岡田五郎君が報告をいたされます。これは全会一致。十は内閣委員会、これは内閣委員会理事江花君が報告をいたされまして、反対討論があります。共産党加藤充君でございます。
  27. 林百郎

    ○林(百)委員 よその党で討論がございますか。
  28. 大池眞

    大池事務総長 ほかにはございません。
  29. 林百郎

    ○林(百)委員 なければ、私の方は御遠慮申し上げます。
  30. 大池眞

    大池事務総長 そこで、この前延びておりまして本日やることになつておりました決議案が、十一にございます。これは上林山君が趣旨弁明をされることになつております。討論者等はまだ御決定になつていないようでございます。
  31. 石田博英

    石田(博)委員 民主党床次君一人だけやられるということですね。
  32. 土井直作

    土井委員 これはこの前各派の間で、一人だけでいいということになつていましたね。
  33. 石田博英

    石田(博)委員 この決議案は、きよう日程もたくさんあることでございますし、討論者は一人ですから、冒頭にやつていただいて、あと法律案をやつていただくということにお願いしたいと思います。
  34. 大池眞

    大池事務総長 日程順序変更でございますね。この前は日程の一番先に出ておりましたが、会期延長がないとすれば、一刻も早く議案を済まさなければならぬという建前から、この日程ようになつておりますが、決議案を先にやるということは従来の先例でございます。緊急上程は先ほど申し上げました人事委員会特別職のものが一件、それから大蔵委員会食糧管理国家公務員日本専買公社、糸価安定、学校及び保育所、この五件を次に一括上程を願いまして、最後農林委員会繭糸価格安定法案、こういう予定をしておりますが、上りかげんによりまして、大蔵委員会の方があとになりますか、農林委員会の方が先になりますか……。
  35. 小林運美

    小林(運)委員 これは農林委員会の方は上りました。
  36. 土井直作

    土井委員 食糧管理の方は、わが党は討論をやります。
  37. 林百郎

    ○林(百)委員 討論希望を申し上げます。特別職職員給与に関する分ですが、これは柄澤君が反対討論をいたします。それから食糧管理特別会計深沢君、農林委員会繭糸価格、これは各党がやると思いますが、私の方は横田君がやります。
  38. 赤松勇

    赤松委員 私の方は繭糸価格については足鹿君がやります。
  39. 林百郎

    ○林(百)委員 繭糸価格は次に延ばしてもらいたいという希望民主党から出ているでしよう
  40. 石田博英

    石田(博)委員 そんなことはないでしよう
  41. 小林運美

    小林(運)委員 これは、きようはたくさんあるので、できたら火曜日に延ばしてもらいたいという希望なんです。
  42. 小澤佐重喜

    小澤委員長 会期延長をしない間はこの建前で……。
  43. 小林運美

    小林(運)委員 反対討論があれば、繭糸価格の方は民主党條件付賛成なんだから、やはり賛成討論をいたします。これはぼくがやります。
  44. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは討論はいずれも十分ずつということにいたします。  それでももう一回事務総長から、今のきまつたことを御報告願います。
  45. 大池眞

    大池事務総長 日程についてただいまおきめ願いましたことを一応申し上げますが、日程第十一の本年度の台風災害対策決議案を、順序を変更いたしまして一番最初に上げる。これを上林山君が趣旨弁明をして、民主党床次君が賛成演説をされる。日程第一と第二は通商産業委員長の小金君が報告をいたされまして、全会一致日程第三、四は外務委員会の守島委員長報告をされまして、反対が三については共産党労農党四については共産党だけ。それから五から八まで一括議題で、大蔵委員長夏堀君が報告されまして、反対が五六七ありますから起立採決。八は全会一致。九は運輸委員会理事岡田五郎君が報告をされまして全会一致。十は内閣委員会理事江花君が報告をされまして、反対がありますから起立採決緊急上程の分につきましては、お手元の表の人事委員会特別職給与の分これは反対論討柄澤登志子君、次の大蔵委員会の分は、食糧管理特別会計以下四件、全部で五件一括上程をいたします。大蔵委員会の二番目の食糧管理、三番目の国家公務員、四番目の日本専売公社一つ飛んで糸価安定、その次の学校及び保育所、その五件ですが、このうち一番最初食糧管理について……。
  46. 土井直作

    土井委員 わが党の討論は……。
  47. 大池眞

    大池事務総長 今わかつておりますのは、共産党深沢君の反対討論だけです。
  48. 土井直作

    土井委員 それではわが党としては討論を留保しておきます。やるようになるかもしれません。
  49. 大池眞

    大池事務総長 農林委員会繭糸価格安定、これに今反対討論通告横田甚太郎君と足鹿覺君、賛成の方は小林君ということになつております。それだけ御報告申し上げておきます。
  50. 松井政吉

    松井(政)委員 私の方は繭糸価格について賛成討論石井繁丸君がやります。
  51. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは本日の議事順序は、ただいまの事務総長の御報告通り、御異議ありませんか。
  52. 岡田春夫

    岡田春夫君 大蔵委員会食管特別会計、これは小会派から一人出していただきたいと思います。
  53. 石田博英

    石田(博)委員 御意見は小会派全部一致しておられるのですね。
  54. 岡田春夫

    岡田春夫君 それはわかつておりますから……。
  55. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それではさよう決定いたします。     —————————————
  56. 小澤佐重喜

    小澤委員長 次にただいま御決定願いました決議案のほかに、綱紀粛正に関する決議案三宅正一君外百十八名提出社会保障制度実現促進に関する決議案北村徳太郎君外百十七名提出二つ決議案が出ております。この取扱いについて御協議を願います。
  57. 石田博英

    石田(博)委員 両案とも、私どもの方では実は今聞いたばかりでありまして、綱紀粛正については、まつたく趣旨においてはわれわれも賛成でありますが、ただ私どもの方の党としてまだ協議する時期に至つておりませんので、両案とも今までの取扱い慣例従つて当該委員会に御回付願いまして、すみやかに御審議の上、私どもも同調できるなら同調できる方向でお願いいたしたいと思いますから、本日は留保していただきたいと思います。
  58. 松井政吉

    松井(政)委員 綱紀粛正決議案は、当該委員会ということでありますけれども、今まで出ております問題全部が、やはり委員会で問題にならなければならない問題です。従つてこれは委員会の問題にするというより、国会全体、立法府全体として、憲法の規定に従つて行政管轄の立場からどういう意思表示を国民にするかということが問題ですから、これはぜひとも本会議でお願いいたしたいと思います。
  59. 石田博英

    石田(博)委員 私は本会議上程することに反対ではない。上程されるように話合いを進めて行くということについては別に異論はないのですが、ただ今ひよつと出て来たばかりですから、その決議案のとりまとめ方を当該委員会でやつてもらつたらいいじやないかということです。
  60. 椎熊三郎

    椎熊委員 これは当該委員会でまとめるより、大体反対のないことですし、字句の修正等は、もし賛成してくれれば応じてもいいのだから、委員会にまわすという処理でなしに、本会議でやるということにしてもらいたい。きよう都合が悪いということなら次回の本会議でもいいのです。
  61. 石田博英

    石田(博)委員 この事案自身についての賛否の問題を言つておるわけじやない。ただ今までこういう種類の決議案が出て参りました場合においては、各派共同の提案であつた場合には委員会審査を省略しておりました。しかしながら各派共同のものにならないものについては、当該委員会に大体まわしておるのが今までの慣例でありましたから、各派共同のものにとりまとめるのに、当該委員会でとりまとめさしたら一番いいのじやないかということを申し上げておるのであつて、これを上程することの可否を言つておるわけじやない。われわれも前段の綱紀粛正に関する決議案については、まことに提案者同様に必要を感じておるのでありまして、それをどう取扱うかということについては、御協議を願えれば同じ方向に行けるのじやないかと思いますから、これをとりまとめる方法として、当該委員会でやつてもらつたらいいじやないかということです。
  62. 椎熊三郎

    椎熊委員 それも一つの理由があるかと思いますが、綱紀粛正に関する決議案などというものはどこの委員会にまわすのですか。これは運営委員会できめるのが一番いいのじやないですか。
  63. 石田博英

    石田(博)委員 この委員会できめるならきめてもいいのですが、委員会審査省略の場合は、各党一致ならけつこうですが、それ以外はやはりそれぞれ当該委員会でとりまとめた方がいいというわけです。
  64. 林百郎

    ○林(百)委員 それでは議運でやることだと、きようの本会議上程はどうなりますか。
  65. 石田博英

    石田(博)委員 私個人としては必要だと思いますが、まだ党としてきまつておりませんから……。
  66. 椎熊三郎

    椎熊委員 それではきよう扱いを留保するということです。
  67. 石田博英

    石田(博)委員 いずれ運営委員会で御相談いたしますから……。それから次の社会保障制度実現促進に関する決議案でありますが、これも今突然出たばかりであります。しかし私どもの党の考え方といたしましては、社会保障制度審議会の勧告というものについて若干の異論があるわけであります。それを基準としたものについてはさらに協議しなければならないと思いますので、これは一つ厚生委員会に御回付願つて案文等について御審議を願うことにしていただきたいと思います。委員会審査を省略するわけには参らない。
  68. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは先ほどの綱紀粛正に関する決議案は、きよう決定を留保いたしますが、当委員会審査するということ、それから社会保障制度案促進に関する決議案は、当該委員会、すなわち厚生委員会に回付して審査を求めた上本委員会で適当に扱うことにいたします。     —————————————
  69. 小澤佐重喜

    小澤委員長 次に緊急質問で、前回留保になつておるものが大分ありますが、これを一応事務総長から御報告願います。
  70. 大池眞

    大池事務総長 緊急質問はこの前二つだけ取上げて、一つは済みましたが、九の非常事態宣言のはそのままここにあるわけです。その後新しく出ましたのが十六以下十九まで、これはその後、この前議題になつておらずに出たものであります。炭坑保安確保に関する緊急質問文教対策に関する緊急質問千島南樺太帰属に関する緊急質問社会保障制度促進に関する緊急質問、これだけが新たに出ております。
  71. 赤松勇

    赤松委員 前会緊急質問のことが問題になりまして、その際、総評の問題についての緊急質問をやるならば、給与法案討論は遠慮してもらいたいということでございました。いろいろ相談しました結果、給与法案討論をやつたわけでございますが、本日は九の総評非常事態宣言に関する緊急質問をぜひやらしていただきたいと思います。
  72. 石田博英

    石田(博)委員 きよう議案が非常に山積しておりまして、討論の申込みも非常にたくさんありますので、緊急質問取扱いについては、先ほどのお話で大体会期延長もいずれきまるのじやないかと思いますから、来週ゆつくり御懇談を願いたいと思います。
  73. 椎熊三郎

    椎熊委員 こんなにたくさんあるのですから、きよう全部やらなければならぬということはないのですが、時期的にきようやることが一番適切だと思う問題が一つあります。それは千島南樺太の問題、これはダレスがこの帰属問題に対して重大発言をした、その直後においてこの質問をするということが一番適切なのであつて、これだけはきよう特に許してもらいたい。これは時期的な問題があるわけです。
  74. 林百郎

    ○林(百)委員 私の方もそれに関連して発言がある。千島南樺太の問題が非常に問題になつておるが……。
  75. 石田博英

    石田(博)委員 千島南樺太帰属問題が問題じやない、それについての緊急質問だというのだ。
  76. 林百郎

    ○林(百)委員 それで私どもの方も請願を出そうとしておるのですが、千島南樺太帰属緊急性があるなら、沖繩小笠原奄美大島はなお緊急性がある。(「君の方はまだ出してないのじやないか」と呼ぶ者あり)これは緊急質問緊急質問けつこうです。私ども緊急質問を出しておりませんから、後ほど請願取扱いの問題について、私ども提案したいと思いますから、そのときあらためてまた議題にしてもらいたいと思います。
  77. 赤松勇

    赤松委員 今椎熊君から御発言がありましたが、この間は問題が二つ出て、一つ次会というような形で残つております。この総評非常事態宣言に関する緊急質問、これはわずか十分ですから、そう手間はとらぬですから、ぜひひとつやらしていただきたい。野党連合におきましても御確認願つておりますので、大体石田君も口ではああ言つてはおりますが、腹の中はまあいいだろうぐらいのことだろうと思いますから、十分程度のことなら、ぜひこれはやらしていただきたいと思います。
  78. 石田博英

    石田(博)委員 今の赤松君のぼくの腹の中の話は別として、赤松君のものは、この前給与法の小会派討論のとき、とちらかをおやりなさいということになつて、片方のごちそうは食つてしまつて、放棄すべき、代価の方はあしたまわしということは少しおかしいと思う。
  79. 赤松勇

    赤松委員 しかし大体給与法案緊急質問を抱き合せるということが間違つておるのだから……。
  80. 石田博英

    石田(博)委員 それはあなた方の方で承知したのでしよう
  81. 赤松勇

    赤松委員 承知しても、元来そういう取扱いをすべきものじやない。私は運営委員会が、人事委員会のまだ法案審議中にここで討論をやる、あるいは取扱いに関するいろんな打合せをしておる、これなども文句を言いたいが、緊急上程されるだろうと思つて協力しておるのだ。ああいう取扱いは、本来からいえば委員会討論も行われていない、これから討論をやるというときに、運営委員会で多分その日に上るだろうということでやる、それでその問題と、今言つた緊急質問の問題をからみ合せて問題を処理するという行き方は、私は正常じやないと思う。ぜひひとつきようはこれをやらしてもらいたい。
  82. 石田博英

    石田(博)委員 問題の処理の仕方について御議論がありましたが、それは問題の処理の仕方をあなた方も御承知の上できめたのであつて、それをいまさら繰返してもしかたがない。
  83. 小澤佐重喜

    小澤委員長 赤松君の問題と椎熊君の問題のようでございますが、これに対して自由党はどうですか。反対ですか、賛成ですか。
  84. 石田博英

    石田(博)委員 千島南樺太については、もう一ぺん御相談申し上げてもいいと思いますが、赤松君の方の問題については、今ちよつとにわかに賛成いたしかねます。
  85. 椎熊三郎

    椎熊委員 時間等も簡単でいいのです。ダレスがこう言つておるわけなんだからという、議院意思を反映させるというようなことでいいわけですから……。
  86. 石田博英

    石田(博)委員 千島の方に賛成いたします。
  87. 小澤佐重喜

    小澤委員長 赤松君、君の分はこの次に議論するということにして、これはきようは留保しておきましよう
  88. 小澤佐重喜

    小澤委員長 今決議案の問題が決定されましたから、次に請願取扱いの件を議題に供します。すなわち会期が先ほどお話申し上げました通り十日間延長ということになりますと、従来の扱いでは少し無理があるかと思いますので、その辺を緩和するということも御考慮願いまして、請願取扱いの件を御協議願いたいと思います。
  89. 椎熊三郎

    椎熊委員 大体十日間ぐらい延長になるとすれば、火曜日くらいまでに出たものということでどうですか。
  90. 林百郎

    ○林(百)委員 そうすると、請願は火曜日ごろまで受付けるわけですね。それでこの前椎熊君から話があつて……。
  91. 石田博英

    石田(博)委員 それは受付けてから話をしよう
  92. 林百郎

    ○林(百)委員 その扱いについて特別な、慎重な扱いをしてもらいたいということがあつたが、千島南樺太帰属の問題について、もしそういう取扱いをすることになるのなら、沖繩小笠原奄美大島の主権を復帰してもらいたいという請願を私どもも出しますから、それを特にやはり本会議でやらしてもらえば、北と南と両方が問題になるのだから、この沖繩の方も特別な慎重な取扱いをしてもらいたい。(「事情が違う」と呼ぶ者あり)事情が違うというが、千島南樺太より沖繩小笠原奄美大島の方はなお緊急性がある。島民がハンストまでやつて復帰を望んでおるというときなんです。
  93. 小澤佐重喜

    小澤委員長 いくら共産党でも、日本の領土が大きくなることに反対することはないと思いますから、千島の問題はあまり……。
  94. 林百郎

    ○林(百)委員 千島南樺太の問題は国際的な協定もありますから……。
  95. 石田博英

    石田(博)委員 それは出てからやろうじやないか。
  96. 林百郎

    ○林(百)委員 これは用意してあるのです。椎熊君の方でもし出すなら、私の方もそれと同じ希望をしておるわけです。これは公平に扱つてもらいたい。
  97. 石田博英

    石田(博)委員 出たときの話にしましよう
  98. 小澤佐重喜

    小澤委員長 ただいまの林君の話は、請願が本院に正当な手続で提出されてから後に御協議いたします。     —————————————
  99. 大池眞

    大池事務総長 私からお願い申し上げますが、これはきようきめていただかなくてもけつこうですが、お手元に差上げました通産委員会専門員大石主計君がやめました。従つて電力問題で非常に問題がございますので、調査員として、お手元に差上げました清水君をぜひお願いしたいという委員長からの申出があります。従つてこれは今御決定願わなくてけつこうですが、次会までにお願いいたしたいと思います。
  100. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それではただいまの問題は次会決定することにいたします。
  101. 小澤佐重喜

    小澤委員長 そのほか何か……。
  102. 岡田春夫

    岡田春夫君 ちよつとほかの問題ですが、これは議長でも事務総長でもいいのですが、今皆さんお聞きの通り、大分兵隊の音が聞えるのだが、この前事務総長は、われわれとしてはあれを入れる件について相当考慮を願うように……(「兵隊とは何だ」と呼ぶ者あり)あれは警察予備隊でしようが、きようは何人入れておるのですか。事務総長から伺いたいのです。
  103. 石田博英

    石田(博)委員 議事進行について……。現在日本の兵隊というものはいないはずです。それはアメリカの軍隊の話ですか。
  104. 岡田春夫

    岡田春夫君 警察予備隊です。
  105. 石田博英

    石田(博)委員 警察予備隊を兵隊とはどういうことですか。
  106. 岡田春夫

    岡田春夫君 兵隊らしい音と言つたわけです。
  107. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは本会議の開会時間は、常任委員長会議を開きましてから、さらに本委員会を再開いたしましてからきめます。
  108. 石田博英

    石田(博)委員 きようはこんなにたくさん議事があるのだから、その議事を進ませておいて、その間に常任委員長会議を開き、運営委員会をやればいい。傍聴人もたくさん待つておることだろうと思いますから、一時十五分からやつていただきたい。
  109. 土井直作

    土井委員 その間に会期の問題は運営委員会にかけるということですね。
  110. 林百郎

    ○林(百)委員 それから今の問題ですが、これは院内の警察及び秩序に関する小委員会を開いたらいいでしよう
  111. 石田博英

    石田(博)委員 きようは、うわさによると数千人のデモ隊があるそうでありますが、院の秩序を維持して権威を害されないように万全の措置をとられんことをこの際希望いたしておきます。
  112. 林百郎

    ○林(百)委員 その問題もありますから、院内の警察及び秩序に関する小委員会を、これはこの前も開くということになつておりましたから、ぜひ開いていただきたいと思います。
  113. 大池眞

    大池事務総長 まだ小委員のお申出がありませんから、お申出を願いたいと思つております。
  114. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは、小委員会委員の申出があつてからということにいたします。  暫時休憩いたします。     午後零時四十七分休憩      ————◇—————     午後三時七分開議
  115. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは休憩前に引続いて会議を開きます。  会期の問題を御協議願いたいのですが、まず常任委員長会議の結果を事務総長から御報告願います。
  116. 大池眞

    大池事務総長 常任委員長会議でも、参議院の申出通り了承するということになりました。
  117. 河口陽一

    ○河口陽一君 十日間ですね。
  118. 大池眞

    大池事務総長 きようでございます。
  119. 林百郎

    ○林(百)委員 きようの本会議でやるのですか。
  120. 大池眞

    大池事務総長 きよう散会前にお願いいたしたいと思つております。
  121. 林百郎

    ○林(百)委員 最終日は……。
  122. 大池眞

    大池事務総長 二十八日でございます。
  123. 椎熊三郎

    椎熊委員 それではこの次はいつやりますか。
  124. 小澤佐重喜

    小澤委員長 きよう残らなければ、あした開く必要もないので、火曜日の定例ということでいいでしよう。  それでは先ほど内定した通り会期延長決定して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  125. 小澤佐重喜

    小澤委員長 さよう決定いたします。  本日はこれで散会いたします。     午後三時九分散会