○内村清次君 今の御発言の中には非常に矛盾した点があるようでありまして、大体この小
委員会を作つた目的は、やはりこの
予算を
検討いたしまして、各
分科的な責任あるところの各省の
予算を
検討するばかりでなくして、
予算の中で特に大事であるところの
平衡交付金の問題、こういう問題をこの小
委員会を以てそうして而もこれを
能率的に運用してよく
検討して頂く、そのためには各派がいわゆる了解の上におきまして、その代表的な
委員がそこに参加をしておるというようなことにおきましての先ほどの小
委員長の
報告がなされたわけであります。
報告もやはり
委員会に対する当然なる義務である。それで
報告されたのだと思います。その正式な
報告に対しまして、
委員会は何もこれを承認するかしないか、そういうようなことまでも
考えなくてよろしい、その問題についてはただ小
委員会を設けてそこで結論を付けさえすればよろしい、而も及そういうような重大な決定は今日きめるのはおかしいじやないかというような、こういうような論議というものは、私はこの重大な時期におきましての、特に又一日も二日も熱心に御討議せられたところの小
委員会を作られた意味を全く沒却したところの御発言であると私は断定せざるを得ない。而も又これは
国民が、この
平衡交付金につきましてはやはり地方自治体といたしましても非常な
要望を持
つて地方財政委員会の勧告を
要望いたしておる現段階におきましては、当然
委員会としてはそれを承認するか、私は先ほど申上げましたように、いわゆる
委員会の性格として、小
委員会の又性格としても、当然にこれを承認するということを、これを円滑にすべきであるという結論を持
つておるのでありまするが、その
採決の時期につきましては、承認の時期につきましては、或いはここにおきましてはどうも
委員の出席が
不足であるからして、まあ暫く一つ待
つてもら
つてはどうかというような、ただそういうお
考えの発言ならば了承するのでありますが、どうも小
委員会の結論をそのまましつぱなしにして置けというような意味を言外に含んだ御発言につきましては、私は全く
国民の
要望を無視したところの態度であると思わざるを得ないのであります。