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1951-05-11 第10回国会 参議院 農林委員会 第30号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年五月十一日(金曜日)    午後二時十九分開会   —————————————   委員の異動 三月三十一日三輪貞治辞任につき、 その補欠として佐多忠隆君を議長にお いて指名した。 四月二日委員大谷瑩潤君辞任につき、 その補欠として宮本邦彦君を議長にお いて指名した。 五月九日委員佐多忠隆辞任につき、 その補欠として三輪貞治君を議長にお いて指名した。 本日委員三輪貞治辞任につき、その 補欠として門田定藏君を議長において 指名した。   —————————————   本日の会議に付した事件 ○本委員会運営に関する件 ○競馬法の一部を改正する法律案(衆  議院提出) ○農漁業協同組合再建整備法の一部を  改正する法律案衆議院送付) ○食糧政府買数量指示に関する  法律案内閣提出衆議院送付)   —————————————
  2. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それではこれより委員会を開会いたします。  食管法の改正に関するその後の経過につきましては、本日の両院協議会議長からの経過報告通りでありますので、改めて御報告申上げません。なお今後の議事予定につきましては、先ほど理事会におきまして、各理事のかたがたから御了承を得て、只今お手許へ配付いたしました予定に基いて運営いたして参りたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それではさよう御決定願います。  なおこの委員会はこの前の申合せで、原則として土曜と月曜は休むことになつておりましたが、今度は土曜日曜を除きその他はできる限り開会いたしたいと思いますので、この点も御了承をお願いいたします。
  4. 江田三郎

    江田三郎君 この議事予定案について異議を言うのではないのでありますが、私はこの前の農業協同組合再建整備法の問題のときにちよつと希望を附したわけですが、それは農業協同組合あり方或いは現状というものについて、本委員会として調査をやつてもらいたいという希望を附しておいたわけであるのでありますが、これを一つ正規に取上げて予定の中に入れて頂きたい。
  5. 羽生三七

    委員長羽生三七君) 只今江田さんの御発言農業協同組合現状及びあり方については、経済調査庁の係官から報告を求めたわけでありますが、その後各議員の皆様においても今後の運営について更に一層の研究をする必要があるであろうという御意見のように了承いたしておりますが、それに基いて今江田さんから御発言があつたと思いますので、適当な機会に更にこの問題について改めて研究をするような予定を組みたいと思いますが、御異議ございませんか、    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それではさように決定いたしまして、その日取り等については又次回で御報告申上げたいと思います。  なおもう一つお諮りいたしたいことは、国土調査法案につきまして建設委員会経済安定委員会等との連合審査を行なつて来たわけでありますが、当農林委員会におきましては、数日後から御承知通り森林法案その他多数の法案が出て参りますので、いつまでも連合審査をやつておるというわけには参りませんので、次回を以て一応打切つたらと考えるのでありますが、この点如何でございましようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それではさよう御決定を頂きます。   —————————————
  8. 羽生三七

    委員長羽生三七君) 本日は先ず最初に競馬法の一部を改正する法律案について提案者提案理由を求めたいと思います。それでは衆議院議員遠藤さんから提案理由の御説明を承わります。
  9. 遠藤三郎

    衆議院議員遠藤三郎君) 只今議題となりました競馬法の一部を改正する法律案につきまして提案理由を御説明いたします。  現在競馬開催することができますのは、政府、都道府県、及び指定市町村のみとなつておりますが、この指定市町村につきましても、横浜、名古屋、大阪、神戸の四布は当該市の存在する府県の区域の内の競馬場ごとに年四回以内、その他のものでその区域内に地方競馬場の存在しているものは年四回開催できることになつているのであります。然るに指定市町村でない競馬場所市町村は、競馬場が存在しているにもかかわらず競馬開催することができません。その上に競馬開催たびごとに警備及び道路の破損等も多額の支出をいたして、市町村財政に大きな負担となつているのであります。従いましてこれら指定市町村でない地方競馬場所市町村につきましても地方財政委員会が適当であると認めますものは、一般市町村同様年二回以内開催できるようにいたしまして、地方公共団体財源強化に資するようにしたいと思うのであります。  なお、地方財政委員会指定を行う場合には当該公共団体財政状況及び地方競馬開催状況等を十分勘案いたしまして、いやしくも新たに指定を受けた市町村競馬開催によつて財政上の均衡を失したり、又は競走馬に支障を来たすことのないようにしまして、地方公共団体財政改善健全娯楽の発展に貢献せしめたいと思います。  何とぞ御賛同下さるようお願いいたします。
  10. 羽生三七

    委員長羽生三七君) 本法案につきましては、他に議事日程もありますので、この審議は後回に譲りたいと思いますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それでは本日は提案理由を承わることだけにいたして置きたいと思います。   —————————————
  12. 羽生三七

    委員長羽生三七君) 次に農漁業協同組合再建整備法の一部を改正する法律案につきまして、提案者提案理由説明を求めたいと思います。衆議院議員野原さんにお願いいたします。
  13. 野原正勝

    衆議院議員野原正勝君) 農漁業協同組合再建整備法の一部を改正する法律案につきまして提案の趣旨を申上げたいと思います。  我が国森林は戦時戦後の過伐濫伐によつて荒廃しつつありますことはすでに御承知通りでありまして、かかる事態を収拾するために急速且つ徹底的な造林を行い、森林施業合理化を図ることは勿論、一層積極的に林業を振興して我が国自立経済の旋盤を確立する必要切なるものがあるのであります。然るところ、我が国民有林は大部分が五町歩以下(八五%)、その平均所有面積は一町歩以下という零細森林所有者でありますために、これを協同組織による森林組合により十分活溌に活動できるよう経済的に強化しなければ森林の復興も望み得ない実状であります。現行法による森林組合は五千七百九十七、連合会は四十六でありまして、組織としては必要な林業町村の大部分に及んでいるのでありますが、その資産内容及び経済状態は非常に窮乏しており、森林組合三千百二、同連合会三十九は出資不足額十一億二千四百万円に及び、債権の固定化額は八億一千四百万円に達し、このために造林育林その他緊急の事業に積極的な活動ができない状態にありますのみならず、これが森林所有者に多大の損失をも及ぼすことを憂慮いたす次第であります。こうした実状を打開して森林組合及び同連合会の正常な発達を所期するためには森林法を改正して組合の改組を図りますと共に、この際農漁業協同組合再建整備法を改正いたしまして、これを森林組合及び同連合会再建整備にも適用し、その再建意慾を高め、早急にその経営を健全化してその使命達成に十分積極的な活動をなし得るよう措置いたしたいと存じ、この法律案を提出する次第であります。  何とぞ慎重御審議上速かに御賛同あらんことをお願いいたします。
  14. 羽生三七

    委員長羽生三七君) 本案につきましても、本日は提案理由だけを承わりまして、質疑は後日に譲りたいと思います。
  15. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それではこのあと、食糧政府買数量指示に関する法律案に対しまして、休会中いろいろ御研究願つてつた事項もありますので、それに基いて更に御討議をお願いしたいと思うのでありますが、これは懇談会に移しまして、一応速記をここで止めたいと思いますので、御了承願います。  午後二時三十一分懇談会に移る。   —————————————    午後三時五十二分懇談会を終る
  16. 羽生三七

    委員長羽生三七君) それでは本日はこの程度で散会いたします。    午後三時五十三分散会  出席者は左の通り。    委員長     羽生 三七君    理事                  片柳 眞吉君            岩男 仁藏君            岡村文四郎君    委員           池田宇右衞門君            白波瀬米吉君            平沼彌太郎君            宮本 邦彦君            江田 三郎君            門田 定藏君            小林 孝平君            赤澤 與仁君            加賀  操君            三浦 辰雄君   衆議院議員            遠藤 三郎君            野原 正勝君   政府委員    農林政務次官  島村 軍次君   事務局側    常任委員会専門    員       安樂城敏男君    常任委員会専門    員       中田 吉雄君