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政府委員(
岡崎勝男君) これは二つのやり方がありまして、
只今でも要らなくな
つた人は常に減らしております。これは例えば
公団関係の人などは常に減らしておりまして、どんどん毎日人が減
つております。或いは
持株整理委員会というようなものの、
仕事が終わればそれでやめるというので、
退職金を特別の特例を設けましてどんどんやめております。地方の出先の
事務所等でも不必要なものはそれぞれやめております。
こうやつて目に見えないようですけれども、人を減らしつつあります。それからもう
一つはずつと全体を見ますと、
行政の全般的な
整理統合と言いますか、このほうはいつ頃になりますか、まだ
はつきり見当はつきませんけれども、でき得るならばこの次の……これはどうしても
法律で出さなければなりませんから、この次の
国会に間に合うように、かなりはつきりした全般的のものを見た、新らしい
行政簡素化の
法案を
提出したいと、
自分では
考えておりますが、これはいろいろ
関係する
向きもありまして、果して希望
通り行くかどうかは今約束はできませんけれども、御
承知のように
吉田内閣は一昨年もかなり大きな
行政整理をやりまして、それでまだ同じ
方針で進んでおるのでありまして、これは
片方においては職を失うという人が出て来ますからして、この
方面の手当も十分しなければなりませんが、これは
産業等の復興によ
つて就職口と申しますか、
雇用量の増加を図りまして、そのほうにできるだけ廻して行きまして、
失業者というようなもののないように、できるだけ手配をいたしまして、それと睨み合せてや
つて行きたい、こうは
考えております。ただ
制度の上のものは
国会の承認を得る必要がありますから、できれは次の
国会に…こういうわけであります。