○竹下豐次君 その強いとか弱いということを言われますと、ほかのほうは、これは言葉が少しどうかと思いますけれども、侮辱された
ような感じを持たれるだろうと思うのです。それは
運輸省だけの立場からお
考えになればこれはいいのです。
行政監理庁の立場から見れば、どうも今の御
説明じややはり私は納得できない。我々としては差別待遇はしちやいけないのだ、どの
審議会だ
つてそういいかげんな
審議会があるはずはない。但し現在の状態はそういう
審議会とか協議会というものが二百幾つかありますから、その中には
国会の議を経ずに
政府のほうで勝手にお作りに
なつたものがある。議会の議を経たものについても、まだ今日にな
つてみるとさほどの必要がないというので、今度それをうんと思い切
つて整理される。これはいいところに思い当られたと思
つておりますが、そういうふうなことで
整理されたりしているのでありますけれども、どうも
建前としてはやはり差別待遇をしてはいけないのじやないか。今日やめられなければならない
ようなものをうつかりお作りに
なつたのは失態だと思うのです。それを改められるということは非常にいい思い付きだと思
つております。
建前としては差別待遇はいけないのです。それでこういうふうに思うのですが、やはり私の言うことは正しくはありませんか。それでこういうふうに書分けしてありますと、
運輸省の方は大変都合がいい。解釈する人によ
つてはこうだと書いてあるからこれは特別に重い
審議会だというふうに解釈する人があるだろうと思う。私は解釈が違うので、先に申しました
ように尊重しなければならないのは当然のことであるから書いてある。書いてあ
つても邪魔にならないからまあ見逃しておくという気持でおりますけれども、人によ
つてはそう解釈しないで、特に重く見るという
ようなことで、解釈としてはですね、まあ念を入れてやろうという
ような
考え方から見ますれば大変都合がいいことだという
ようにも
考えられますが、ほかのほうで見ると、軽く扱われておるという
ようなことになるので、
行政管理庁の立場としてはこれはよほどお
考えにならなければならないのじやないか、こう思うのであります。これはこの問題は今ここで
行政管理庁のほうから即答を得ませんでも、よくお
考え下さいまして、管理庁としては全体を見て何とか将来においては少くとも統一する、この
條文も統一する方針でや
つて頂かなければならないかと思
つております。書分けた
條文が付いているということについては……、過去のことについては我々議員も責任がないわけではありませんけれども、気が付いたあとは適当にやはりこれを
整理して行くということが必要じやないか、か
ように
考えます。