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松永義雄君
只今逓信従業員の
苦労のことを
お話に
なつた。これは
大蔵省のかたにも聞いておいて頂きたいと思う。
貯蓄奨励委員会というものは、昔からそれに似たようなものが設けられておる。
貯蓄奨励ということを盛んに
地方に向
つて勧奨せられておる。その際における
郵便局の
従事員が
如何に
苦労をして
貯蓄に従
つて来たか、現在、昨日も
お話をしたように私の所へも、あんた歳費をもら
つたらその一部は是非
貯金してもらわなければならんと言
つて押しかけて来て、それが一人ならず二人もや
つて来ておるのです。それはただそのこと
一つでないので、しようちう我々のような所へ
募集というか、或いは
貯金をすすめにや
つて来て、
銀行みたようにあんな富くじの広告を出してでたらめな詐欺みたような
預金をさしておるけれども、
郵便局の
諸君は実際ある点まではそれは割戻しか何かあるのか知れません、それの点についても私は細かいから申上げません。申上げませんが併しそんなことでなく割当てられて来て、そうして
如何に困
つてそうして最後に
松永の所へでも
行つて一つ頼もうかと言
つて行く、その
苦労というものは我々としてもまあ見捨てるわけに行かないというところまで彼らは努力して来ておる。それが今度
自分の自主権が奪われるということになる。私はそこで
郵政大臣の御
出席を
願つて郵政大臣の覚悟を聞きたいという点なんでありますが、実際その、余りに横車を押して金だけたま
つたら
日本の国が幸福になるということではないということだけは
一つよくお含みにな
つておいて頂きたい。
郵政大臣、出るのをばかにおつくうが
つておるようですけれども、無理に綱をつけて引張
つて来ることはないと思う。どうしても出られないならあなたからお伝え願いたい。
郵政委員長もおられますから。