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政府委員(
瀧本忠男君) かねて
人事院の
事務当局におきまして
給與ベースの
引上げのための
作業を進行中であるということは御報告申上げてお
つたのでありますが、我々のほうといたしましては現在のところこの
標準生計費に関する
調査というものは大体完了いたしておりまするし、それから本年の三月現在において行いました
民間給與調査もほぼ完了いたしております。
給與ベースの
引上勧告ということになりましても、これは軍に従来から申しまするならば、体系も何も動かさないで行くということでありまするならば、
標準生計費と
民間給與調査で押えて行けばよろしいのでございますが、併し今回我々が
人事院で
考えておりますものはそれだけではないのであります。例えば
現業の職員に対してはやはり
現業の
特殊性を重んじたような
俸給表を作るというような
研究むいたしておるわけでございますが、材料はほぼ整
つておりまするけれ
ども、今後やはりそういう問題を
研究いたしまするのに大分時間がかかるのじやないかというふうに
考えております。