○
紅露みつ君
弾力性を持たせたところは大変結構だと思うのでございますけれ
ども、今
お話になりましたような例のほうが普通の場合よりも多いとは、私
ども考えられないのでございますが、やつぱりこういうふうな複雑なことになりますというと、
人事院としてはそういうお
考えでなさいましても、これが実際に
運用されるときにな
つて、どうも
親心が末端まで徹底しないのじやないかという感じが私は強いのでございます。ここにそういうふうな
例外がありはいたしましようけれ
ども、やつ
ぱり例外としてもここに謳われて悪いことはないと思うのですが、とかくこの
法案ですね、これは一旦
立案されるというと、どうもそれを変更するということがちよつと感情的にではないかと思うほど、変えることを肯定されないようなふうに私はいつも思うのでございますけれ
ども、あとで紛らわしいとい
つたようなことはしつかりここに
謳つておおきになるほうが、
人事院のお持ちになる
親心が私はそのまますぐに
はつきりと解釈されていいと思いますので、併しそういう御
答弁でございますので今後もこれはもう少し
研究さして頂きたいと存じますが、この間も申上げました
結核の
療養でございますが、これが
公務であるかどうかという点の
判定、なかなかこれはむずかしいと思います。実際にいろいろ
説明を伺いましてもどうも
納得が行かない。直接
負傷のような場合と違いますけれ
どもその職業の
条件とか、この間も
大分お話がありましたが、環境とかというもののために罹病するということになれば、やつ
ぱり公務だというように私はその後も
考えられるのでございまして、
結核についてはですね、別な
観点から
結核全体がみなこれは
公務である、こういうふうに私は思われるのでございますが、その中には特別な
例外もありましよう。ありましようがどうもその
判定の線を引くというところに
納得が行かないのでございますが、その後も又何か
研究されたでございましようか。やつぱりこの前と同じようなどこかに線を引かなければならないのだが、どうもこれはまだ確定しないというようなことでございますというと、大変先行き不安を感ずるのです。それからその
判定の
機関でございますが、ただ
実施機関と謳われておりますけれ
ども、それは各庁、
各省にそれぞれ
実施機関を置くというようなことでございますが、その総合的な均衡をとる上からはやつ
ぱり中央に一つの大きな
組織を持ちまして、権威を集めて誤りない
判定を下すための
機関が必要だとやつぱり
考えるのでございますが、この点は如何でございましようか。