○
東隆君 私はこの
法案に遺憾ながら
反対をするものでありますが、
趣旨その他については私は非常に賛成をいたしたいのでありますが、
北海道の
開発関係と
利根川の
開発関係を
考えましたときに、そこには大きな相違が私はあると思うのであります。
開発の余地を十分に持
つておる所、又
開発すべき
資源を十分に持
つておる所と、すでに十分に開けた所に対する
開発の
関係、これはおのずから違
つて参ると思います。そういうような点で。若し
総合開発問題を取上げるならば、
利根川を
中心にしての問題よりもまだ先に取上げなければならん地帯が
日本の国にはある、こういう
考え方を持ちます。と同時に、私はこの
関係を
考えましたときに、
国土総合開発法を真剣に進める、こういう問題になりましたときに、この
法案が、それを進めるに当
つて審議の過程が大きな効果を挙げることを私は十分に
考えるのでありますが、私はこれを
機会に
日本を道州制のような形に一応取上げて、そして
関東ブロックとして各
方面に
関係を持
つておる
利根川を
中心にして
総合開発を
考え、それから他の地域についても大きなブロツクについて
考えて行く、こういうようなことでも若し前提がありますならば、これは
国土総合開発を進める上においての
一つの大きな進歩になる、こういうふうに
考えますけれ
ども、そういうような点も実は決定をみておりません。
従つてこの問題を続けるに当
つて、いろいろ今後においてむずかしい問題を起して来ると、こう
考えまするので、改めて
国土総合開発法を総論として、そうして各論的な問題は別途の
考え方で進むべきものであるというふうに
考えますので、先ほど
赤木委員から言われた以外の理由として附加えて私は
反対をするものであります。