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鬼丸義齊君 それはあなたが多数
事務があられることもよく知
つています。それから又あなたの手許に来るまでの間に幾多の
手続を経て来るということも
承知しております。それを一々
記憶しておることは勿論容易ならんこともよく知
つておりますが、併しすでに本件が問題にな
つてお
つて、あなたが
契約当時の
担当官であ
つたならば、当然のこととして、一体これはどういう経歴のものであ
つたかということを今日
只今に至るまで、この
足利工業というものを知らんなんということは、無
責任だと思います。当然あなたとしては、その当時に調べられているはずである。であるからもう少し誠実な、我々の了解する、あなたの言々句句そのまま、もう少し我々が信用できるようなふうに、あなたとしては答弁しなければならんと思います。だから
責任逃れの答弁でなくて、本当のことを一つ言
つて頂きたい。それはなぜかというと、多数ある中でありましても、すでに問題にな
つておる限りにおいては、あなたが全然無
関係の
立場でありませんで、
契約担当官であ
つたとするならば、過去を遡
つて一体これはどんなものであろうかということについては、当然あなたは調べて、それを知
つておられるはずだと思います。さればこそ、二度も三度もここに来てもらわなければならん結果になる。もう少し本当に打ちとけて、やはり国家のために答弁してもらわなければならん。何もここで二重
煙突の別には一切註文をしておらないということを言うのはおかしい。これは当然あなたは、そういうことを後に
至つてもあなたは調べて、
足利工業がどんなものであるかということをあなたは知らないはずはない。そういう
責任逃れや、そんなことでなく、本当のことを伺えばいいのです。お調べにな
つてから後に、一体どういうふうなことであ
つたのだということを一つここで聞かして、我々に納得の行くように一つ協力してもらわなければならないと思います。