○溝口三郎君 もう一点お伺いいたしたいのですが、先ほど年末に四千万円の
支払を急速にや
つたことが問題にな
つておる
ようでございますが、年末の二十八日に払
つたことに対して、先ほど
証人は
増額の問題についていろいろ問題があ
つたので、予算誤長や
経理第二
課長といろいろ
お話しにな
つたというふうに承わ
つたのでありますが、この四千万円の
支払については、小
委員会の
報告では、
足利工業は十二月の四日附で四千百七万円の
支払請求書を出しておるという
ようにな
つておるのでございますが、この二重
煙突の
契約でございますが、それは二十一年の十二月九日に二十五万フイートで四千万円の
契約をしておるのでございます。それは特別建設局の業務部長の
決裁にな
つておるのです。その後二十五万なフイートの
納入につきまして、八回に亘
つて九千九百万円の
支払をしておるのでございますが、
支払については私はこれは
経理局長の責任であられると承知するのでございますが、私はこの小
委員会の当初において質問をいたしたのでございますが、そのときに資料としてお願いいたしたのは、一回から八回までに分割して支
払つていたんです。金額はわか
つておりますが、そのときに毎回半分ずつ
支払つたのです。毎回幾らの単価で
支払つたかという資料を実は要求してお
つたのでありますが、今までそういう資料は来てないのです。先般三月二十二日に
特別調達庁から過払の処理
状況という
書類を頂いたのですが、それによりますと、当初四千万円の
契約をした、業務部長がしているのです。その後五回に亘
つて単価の、単価といいますか、
契約の金額の変更をしているのです。それはどうもこの
書類では甚だ不鮮明なんですが、第四回目の
契約変更をしたのは二十三年の十二月五日、その前の第三回は二十二年の十月二十四日、一年間放
つたらかしといて二十三年十二月五日に
増額の変更の
契約が来たんです。これは業務部長の
決裁でや
つていると思うのです。そうすると一年前の二十二年の十月二十四日までのはこの資料ではわかりませんが、どうもやり方が私にはわからないのです。二十五万フィートを毎回々々八回に
支払つたのですが、毎回二十五万フイートのところへ一フイートの単価を幾らかずつ上げてや
つている。そこで二十三年十二月五日の前までに七回払
つたのですが、それまでに丁度二十万フイートが入
つていたんです、七回に
払つておるときに。その
ような資料を私は一番初めに要求していたんですが、来てないのです。わかりませんが、大体工十万フィートきつちり入
つていたかどうか、その
検収調書にはどうな
つておるか、今以て不明なんです。これは当局のほうへお願いして資料を出して頂きたいと思うのです。ところが二十三年十二月五日、第四回の
契約変更は、これは五万フイートに対する
増額ということにな
つているのです。それ以前には二十万フイート済んだんです。そうして
あとの残り五万フイートは二十三年十二月五日に業務部長と
契約しているのです。先ほど
証人は年末の二十八日頃に、
増額の
決裁の問題があ
つた、こう言いましたが、
増額の
決裁でもなんでもないのです。問題は五万フイートという
検収調書、それが確実なものかどうか、そうして五万フイートに対する金額というものは、十二月の五日に実はあなたの所管ではないことにきま
つていたのです。そのときに問題が起ることは私ほおかしいじやないか、そうしてその間に十二月十四日に
会社からは申請が出ていたのです。十四日から二十八日までの間にどこにその
書類がとどま
つていたか。
検収調書が
はつきりして、確実なものであるということになれば、確かにきま
つていると言うのですか。あなたはその
検収調書は確かだが、過払は、半分しか来ないという
ようなことを
誰からかでも聞かれたか。
検収調書というものが
はつきりしておるのならば、それは当然私は
経理部長としては出してもいいだろう、十二月の十四日頃なら年末……、どこにそういう
書類がとま
つていたか。そうして五万フィートの
代金が四千何百万円というのは、十二月の四日頃に申請書が出ておる。ところが私はこの前の
委員会で、その
検収調書五万フイートが四千万円になるのかということに対して、これは三人ぐらいの
証人の
証言によりましても、どうもまだ今以てわからない。
足利工業の
高橋専務が人な介して、
特調に五万フイートを出してもらいたいという
ようなことを
証言をしておるし、代行
会社の太平工業の藤原という人が、
証人は、
特調の石井技官に言われた通りに五万フイートを出してある、石井技官は全然自分はそういう命令を下したこともないし、それから十二月の十七、八日頃に
足利工業の
誰からか是非四千万円ぐらいを出してもらいたいということを
言つて来たけれども、自分は拒絶したんだ、それから又年末にな
つてから、田中社長が東京へ出て来て、そうして四千万円くらい欲しいとい
つたときに、四千万円なんてそんなに出そうはないんだという
ようなことを聞いたが、急に一、二日た
つて四千万円出ることにな
つたという
ように、どうも前の
証人の
証言は一つも実は一致していないんですが、初めて私は
特調から出た
書類で拝見したのですが、すでに丁度五万フイートというものが出ておる。その
増額の金額が
はつきりする
ようにな
つておる。そうして今までいろいろの
証人から聞いたのは、みんな日が食い違
つておるので、
只今の
証人の
お話も、
増額の
決裁という
ようなことは、これは間違いなんでし
よう、
検収調書でさへ五万フイートない、その当時
決裁したと言われましたが。そこら辺の日附の食い違いは、
只今までの
証人の言われたことと少し違いがあるのじやないかと私は思います。その点を承わりたい。