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委員長(
岩男仁藏君) これより
委員会を開会いたします。
本日の
議事日程に先立ちまして一言御挨拶申上げたいと存じます。去る二日不省私が測らずも
決算委員長に選任されたのであります。従来
予算の
審議につきましては国会、
地方公共団体その他がこれを非常に重視いたしまして
慎重審議の結果成案を得ているのであります。然るにこの
予算執行、その結果、言い換えれば
決算報告であります。この
決算報告についてはどうも非常に軽視されてお
つた傾きがあ
つたのであります。ところが
終戰直後におけるあの
混乱時代にいろいろ
決算方面に院
決算委員おいて或いは濫費なり、或いは
不正行為が続出しており、その他適正を欠いている
国費使途が明らかになりまして、この
決算委員会の
責任が非常に重大視されて参つたことは御
同様慶賀に堪えないのであります。御承知のように国の
財政面から申しますというと、
決算の
審議というものは非常に重要であります。この
審議の適否が国の
財政に甚大なる影響を及ぼすものであることを我々は痛感いたしているのでありまして、この
責任ある
決算委員長に私が当りますことは、その
責任の非常に重大であることを痛感いたしております。御覧の
通りの荒削りでありまして甚だ未熟の者でありますが、併し私はその職責の重大なることに鑑みまして
誠心誠意、全力を傾倒してこの重責を果したいという牢固たる決意を持つておるのであります。どうか
委員各位におきましては将来特段の御支援と御協力を頂きますように特にお願いいたします。簡単でございまするが就任の御挨拶を申上げます。(拍手)