○兼
岩傳一君 そういう面では、この
法律ができましても、その活用はできると思います。私はもう
質問はこれでいたしませんが、先ほど
委員長に対して申上げましたように、この
法律の條文が短かいからとい
つて、ここに出されている
統制法にしろ、これから
あとで出されます外資の問題にしろ、外為の問題にしろ、私は恐らく
日本の民族の今後の何十年かの
生活を左右するような重大な問題だと思うのです。それに対して吉田
内閣、
自由党内閣があえて敢然として責任をと
つておられる、その点については、
大臣流に言えば敬意を表するわけですがね。(笑声)併しこういう重大なものをこれから論議する時日の割合に短かい、或いは十数日の比較的短かい間に論議するならば、議事進行のときに言つたように、私は人の数の多い、少いということ、定員問題、即ち今までのことをほじくろうという
考えはありませんが、今後少くとも各会派のかたがおらないで、こういう重要な
法律案をどんどんや
つて行かれるという
運営の
方針をとるお
考えかどうか私はお伺いします。
委員長か、それからどの
委員でもいいです。つまり私は数だけで揚足をとるということは、過去については私は申上げないつもりですが、これらについて、これからについて、各会派、而も大政党のかたがおらないような形で、こういう重要なものを
審議して行くことは
委員会としても問題だし、又
大臣としてもこの重大な国政をとられる以上覚悟があるだろうと思う。後にな
つて各大政党会派がおらないということは遺憾だと私は思うから……。