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1951-06-05 第10回国会 参議院 議院運営委員会 第54号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年六月五日(火曜日)    午前十時五分開会   —————————————   委員の異動 六月四日委員中村正雄君、曾祢益君、 江田三郎君及び吉田法晴辞任につ き、その補欠として三輪貞治君、森崎 隆君、椿繁夫君及び大野幸一君を議長 において指名した。   —————————————   本日の会議に付した事件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○委員長辞任及び補欠選任に関する  件 ○理事補欠選任の件 ○議院運営小委員補欠選任の件 ○議院運営小委員予備員補欠選任の  件 ○庶務関係小委員補欠選任の件 ○鉄道建設審議会委員任命につき同意  を求めるの件 ○鉄道建設審議会委員指名に関する  件 ○本委員会運営に関する件   —————————————
  2. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今から会議を開きます。  先ず常任委員辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 自由党から、議院運営委員愛知揆一君人事委員横尾龍君、内閣委員大谷瑩潤君、同じく山本米治君、経済安定委員尾山三郎君がそれぞれ辞任せられて、議院運営委員川村松助君、人事委員大谷瑩潤君内閣委員横尾龍君、同じく尾山三郎君、経済安定委員山本米治君を後任として推薦して来られております。又社会党から、予算委員伊藤修君、同じく上條愛一君、決算委員永井純一郎君がそれぞれ辞任せられて、予算委員山田節男君、同じく永井純一郎君、決算委員上條愛一君を後任として推薦して来られております。第一クラブから、議院運営委員佐々木良作君が辞任せられで、後任として三浦辰雄君を推薦して来られております。
  4. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今の報告通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————
  6. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に常任委員長辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
  7. 河野義克

    参事河野義克君) 地方行政委員長岡本愛祐君から、理由を付しまして地方行政委員長辞任いたしたいという辞任願いが出ております。又岡本君は緑風会の御出身でありますので、緑風会から後任について御推薦がございます。
  8. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今の報告通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。   —————————————
  10. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に理事補欠互選をお願いいたします。
  11. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 中村正雄君の後任小笠原二三男君、愛知揆一君後任加藤武徳君が理事推薦いたされました。
  12. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 右に決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————
  14. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に議院運営小委員及び同予備員補欠選任について御協議を願います。なお庶務関係小委員補欠選定について共に御協議をお願いいたします。
  15. 宮坂完孝

  16. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今の報告通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————
  18. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に鉄道建設審議会委員任命につき同意を求める件を議題に供します。
  19. 油井賢太郎

    油井賢太郎君 この委員会委員について、私は民主党といたしまして、一応皆さんに御了承を願つて置きたいと思います。それは、昨日もうすでに委員指名は内定されたかのようなお話がありましたが、民主党におきましては、実はこの参議院におきます四人の委員のうち一名を、公平な見地から、殊に鉄道建設というような重大な点でもあるという点から、一名割当を願いたいという申入をして置いたそうであります。ところがそれが行き違いとなりまして、すでに自由党のほうでお二人決定されたというようなお話で、自由党のほうでも民主党に対して、今回はそのままにしてもらえないかというお話があつたそうであります。それから私どものほうで諮りましたが、この際お申入通り了承いたしますけれども、この次何かの機会がありました際には、御考慮願つてお取換え下さるようなことを一つ特にお願いしたいと、こういう次第でありますから、よろしくお計い願います。
  20. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今油井さんのなには、指名のほうだと思いまするが……それでは只今のなにがありまするから、ついでに議題といたしましては、鉄道建設審議会委員指名の件も共に二件一括して御協議を願うことにいたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 中川幸平

    中川幸平君 鉄道建設審議会委員任命につき同意を求める件でありますが、この件につきましていろいろ個人的な関係、或いは法の解釈についていろいろ御質疑がありまして、官房長官からは明快な御答弁がありましたけれども、まだ多少御了解を得ていない話も聞いておりますが、我々としてはあれで多少不満な点がありましても、どうかこれは御同意をお願いいたしたいと思います。なお只今参議院指名の件につきまして油井委員からいろいろ御意見がありました。我々といたしましても、当初各種委員の振合いから自由党は二名、緑風会一名、社会党に一名、かようなことになりましたので、会に持ち帰りまして人選をした後においてでありまして、大変民主党に対して申訳ないと思いますが、何かの機会がありました際に又……。どうかこのたびは、両案一緒に御賛成をお願いいたしたいと思います。
  22. 菊川孝夫

    菊川孝夫君 只今中川委員お話でございますが、第二の鉄道建設審議会委員任命に関する同意を求める件でございますが、これは当院の運輸委員会におきまして本法案審議する際にも、我々は強く提案者に対しまして、その意のあるところを開陳を求めたのでありますが、これではいろいろの各業等と書いておるところで以て、実は或いは労働組合側といつたような代表も一名くらいは入れるべきではないかということを主張しましたところ、それはその「等」の解釈で以て当然自由に採用できるのであるから、成るべく意に副うように取計うのが法の精神である。こういうような説明を行なつておる。提案者のほうでも……。只今政府から同意を求められておりまする委員の顔振れを見ますると、何と申しますか会社の社長であるとか、或いは前の政府高級官僚であつた人、こういつた人ばかりでありまして、一般の本当に大衆利用者定期券を利用して通勤するものの代表になる者だとか、そうした大衆性が私は欠けているだろうと思う。これはどなたもお認めになるだろうと思いますので、そういう人も一人ぐらいはやはり指名されるのは、むしろこの法案の本当の精神を活かすことになるだろうと思う。特に将来におきましてこの鉄道建設は、勿論単に交通の便利を図るというのみではなくて、失業対策という面も考えなければならんと私は思うのであります。その方面の失業者をやはりこの鉄道建設をやつて、そこに吸収するというようなことも考えなければならんと思いますので、やはり日本の代表的な労働組合も、或いはさもなければ農民組合委員長といつたような代表的な人、而も政府のほうでは、一応たびたびの機会をつかまえまして、自由にして民主的なる労働組合育成強化を図るのだというようなことを繰返し答弁されております。その意味からいたしましても政府側でも御再考願いまして、一名くらいは入れて、そして国民の各階層から選んで討議する、こういうような機会を持つて頂くために私はもう一遍政府のほうで再考願いたい。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 中川幸平

    中川幸平君 菊川委員先達つて委員会においで頂いた官房長官答弁によりますと、「等」という字は、さような解釈ではないのであつて業種を挙げてあるそれらの業種の中で、使用者側とも労働者側とも書いてないのは、使用者側のほうに或いは労働者側のほうに適当な人がおれば適当に推薦すべきである。今日のところはたまたま使用者側に相成つているけれども、後日又考えて、さようにいたしたいというような答弁でありましたので、御質問の諸君が全部納得はなさらないふうでありましたけれども、これ以上は議論の分れるところになりますが、どうか一つ今日におし詰つたなんでありますから、この辺で一つ採決をしてもらうことにして頂きたいと思いますが……。
  24. 菊川孝夫

    菊川孝夫君 もう一遍だけ……。官房長官の御説明だ、こういうお話でございますが、これは本院の運輸委員会におきまして、本法案審議する際に、提案者にその立法の精神と申しますか趣旨説明を我々は求めた。そのときにこれには労働組合というようなことは入つていないがどうだ、成るべく入れるべきではないか、修正すべきではないかと私たち質問したのに対しまして、提案者といたしましては、この「等」の意味において、これは自由に解釈して入れれば差支えないと思うからして、これを修正する必要はない、こういう答弁があつたのです。これは速記録にも載つておるはずであります。これは私が質問して衆議院提案者である岡田五郎君がその説明をいたしております。そのところから見ましても、これは第一回の発足でもございまして、極めて重要なるものであると思いますし、且つは適当な機会とおつしやいますが、任期は二年となつております。特に私たち機会といつちや語弊がありますが、こうした委員委員だと申しますと、すぐ名前の出て来るかたは、いつでも必ず名の出て来る人はきまつている。それはどういう関係があるのかわかりませんが、そういう人たちはいろいろな委員をやつておるのだから、一つそのかたは遠慮して頂いたらいいじやないか、こういう主張を私は申上げておる。
  25. 中川幸平

    中川幸平君 只今の御説のことは、この前繰返し各委員から官房長官に話があつたのであります。官房長官としては、提案者並びに法制意見長官解釈も聞き、いろいろ参考にして、あながち使用者側だけを選定するつもりでやつたんではないのであります、ということになつたんじやから、どうか一つ賛成してもらいたい、こういう話でありました。次の機会に又御意見を尊重して考えるからというようなお話でありましたんです。どうか一つ曲げてお願いいたします。
  26. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 実はそのお話運輸委員長が今朝から録音を調べましてその要点を持つて来ておりますから、一応運輸委員長説明をお聞きになつて。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 植竹春彦

    委員外議員植竹春彦君) それでは運輸委員長の私から御報告申上げます。速記でございませんで要点書きでありますので多少字句は違うかと思いますが、過ぐる五月二十六日の委員会におきまして、この法案につきましての質疑の際に、鈴木菊川委員より、労働関係代表、例えば労働次官というがごときものが入ることがよいと思うが如何、この質問に対しまして提案者衆議院議員岡田五郎君より、各省次官まで入ると四十人、五十人、或いは更に多くなり、多過ぎるから三十人以下と原案にしたのである。安本副長官が大体において労働関係に関するメンバーとしたわけである。それから更に御質問に対する答弁として、勤労者を入れることも尤もだ。尤もだが又旅客、即ち利用者代表者というふうなものを入れることも考えられる。この点は「等」という文字、「等」というところで一人余裕があるから、この一人を勤労者階級を選ぶか、旅客代表というようなものを入れるかは、運輸大臣の賢明な判断に委すという意味答弁がありました。それに対して菊川委員よりその点は納得できない旨の意見開陳があり、更に質問があつたのに対して、菊川委員より納得ができない、労働者を入れたほうがよいと思う。立案者労働者を入れることを期待していると解してよいかというふうな質問に対しまして、岡田五郎君より、片方資本家片方労働者階級というように、階級ということになるとしかつめらしくなる。旅客層代表し、又各国民層代表する者でありたい、かくのごとく階級代表と考えたくない。こういう答弁があつたのであります。  右御報告申上げます。
  28. 鈴木恭一

    鈴木恭一君 只今運輸委員長の御説明によつて、大体諸般の事情はわかつたのでありますが、菊川君のお話も、「等」という字の解釈でありまして、我我わからないわけじやないのであります。併しやはり今のような説明の下において太田垣四郎氏を選んで来たということも、その選び方に対して、私はあえて反対する理由もないと思います。従つて意見は御意見ではございますけれども、この際これでお認め願いたいと思います。
  29. 菊川孝夫

    菊川孝夫君 それは太田垣さんは、これはもう阪神急行社長さんでございまして、これは業者という意味で入つておられるのであつて、私はなぜそういつたことを申上げるかというと、あえて階級闘争を国会の中にまで持ち込もうという気持は毛頭持つておりません。併しながら政府は口を開けば、何か答弁をします場合に、自由にして民主的な労働組合強化育成を期待しているということを繰返し、繰返し言つておる。ところがこういう大事なことになるとオミツトしてしまう。そういう組合育成強化ということを口にするのならば、答弁趣旨が本当に生きて政治面に現われるようにしてもらいたい。こういうことになると締め出して、口の先だけで育成強化を言つているのでは駄目だから、この際再考してもらいたいということを言つているのであつて、これは筋の通らない話じやないと思うのでありまして、これは一つお取上げ願いたいと思います。
  30. 中川幸平

    中川幸平君 その話はあなたじやないけれども、他の委員からもくれぐれも要望しておりますし、これについてはこの八人は最適任者として推薦したから、曲げて御賛成願いたいという答弁でありました。どうかこれ以上やりますと、長くなりますから……。
  31. 上原正吉

    上原正吉君 野党のかたがたにお願いしたいのですけれども、今運輸委員長から朗読をしました会議の模様も必ずしも労働組合の締出しというようなことではないようですし、大体どうしてもときの政府の色が出て来るのも止むを得ないと思いますから、いずれ野党のなにになつた場合には、我々も大いに協力いたしますから、どうかこの際御賛成願いたいと思います。
  32. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 速記をとめて。    〔速記中止
  33. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは速記を始めて下さい。  それでは鉄道建設審議会委員任命同意を与えるの件を議題に供します。討論の要旨は尽きたようでありまするから、直ちに採決に入りまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  34. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。つきましては承認を求める件は、政府から原案が出ましたうちで、小林中君と、太田垣四郎君と、両名を別個に御審議を願うとしまして、残りの六名に対して御賛成のかたの挙手を御願いいたします。    〔挙手者多数〕
  35. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは多数を以て承認を与えることに決定いたしました。
  36. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に小林中君と、太田垣四郎君につきまして御決議をお願いいたします。御賛成のかたの挙手を願います。    〔挙手者多数〕
  37. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは多数であります。右の通り決しました。   —————————————
  38. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に鉄道建設審議会委員指名に関す件を議題に供します。
  39. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 本件はお名前は、岡田信次君、中山壽彦君菊川孝夫君、前田穰君が御推薦になつております。
  40. 山田佐一

    委員長山田佐一君) じや右の通り指名承認を与えまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  41. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決します。   —————————————
  42. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次にお諮りいたしますが、これで休憩に入りますのでありますが、別に議題がなければこのままで散会いたしたいと思います。つきましては、閉会中における本委員会運営に関する件を申上げてみたいと思います。閉会中における問題の取扱いにつきましては、従来の例によりまして議員派遣、その他議院運営について本委員会として議長から御相談を受ける場合、或いは職員の人事給与等の本委員会承認を要するものにつきましては、特に重要なものを除き議院運営委員長、又は庶務関係小委員長に御一任願うことにいたしまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  43. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないと認めます。それでは暫時休憩をいたします。    午前十時四十一分休憩    〔休憩開会に至らず〕  出席者は左の通り。    委員長     山田 佐一君    理事            加藤 武徳君            鈴木 恭一君            鈴木 直人君            大隈 信幸君    委員            上原 正吉君            木村 守江君            中川 幸平君            大野 幸一君            菊川 孝夫君            三輪 貞治君            森崎  隆君            赤木 正雄君            小宮山常吉君            高橋 道男君            油井賢太郎君            兼岩 傳一君   委員外議員    運輸委員長   植竹 春彦君            矢嶋 三義君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参    事    (記録部長)  小野寺五一君    参    事    (議事部長)  河野 義克君    参    事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君    参     事    (第二部長)  岸田  實君