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1951-03-31 第10回国会 参議院 議院運営委員会 第36号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年三月三十一日(土曜日)    午前十一時三十七分開会   —————————————   本日の会議に付した事件委員長辞任及び補欠に関する件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○電気事業編成に関する緊急質問の  件 ○国際放送再開促進に関する決議案の  委員会審査省略要求の件 ○決算委員会調査費用要求に関する  件 ○議院運営に関する件 ○議員辞職に関する件 ○両院協議会協議委員各派に対する  割当に関する件 ○積雪寒冷単作地帶振興対策審議会委  員の各派に対する割当に関する件 ○憲法施行記念式典に関する件 ○本委員会運営に関する件 ○資金運用部資金法に関連する簡易保  險郵便年余積立運用に関する決議案  の委員会審査省略要求の件   —————————————
  2. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今から会議を開きます。  先ず常任委員長辞任に関する件を議題に供します。事務次長
  3. 芥川治

    参事芥川治君) 厚生委員長河崎ナツ君が辞任をせられたいという申出があります。その後任として社会党から山下義信君を指名下さるようにという申出が出ております。以上御報告申上げます。
  4. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決します。
  6. 芥川治

    参事芥川治君) この際ちよつとお願いして置きたいのでございますが、この辞任委員長報告がありますので、委員長報告河崎ナツさんがせられてから本会議で、お諮りを願いたい、こういうことでありますが、なお小委員会を開いておきめ願いたいわけでありますが、動議をどなたが出されるか、賛成をどなたがなされるか、できればこの際おきめ願つたら非常に結構だと思います。
  7. 中村正雄

    中村正雄君 一応本会議の都合で日和に上る前に議場内で議事部のほうから連絡をとつてもらいたいと思います。
  8. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは、只今中村君の言われた通り取計らいまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないと認めます。さよう決します。
  10. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に常任委員辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
  11. 芥川治

    参事芥川治君) 社会党から大蔵委員清澤俊英君、同じく吉田法晴君、労働委員片岡文重君、通産委員下條恭兵君、農林委員三輪貞治君、大蔵委員佐多忠隆君が辞任せられまして、大蔵委員下條恭兵君、片岡文重君、労働委員吉田法晴君、通産委員清澤俊英君、農林委員佐多忠隆君、大蔵委員三輪貞治君をそれぞれ補欠として指名せられたいとの申出がありました。なお民主党から運輸委員前之園喜一郎君が辞任せられまして、その補欠として、深川タマヱ君を、郵政委員深川タマヱ君が辞任せられまして、補欠として前之園喜一郎君を指名せられたいとの申出がありますので、以上御報告いたします。
  12. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り決しまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認め、さよう決します。
  14. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に緊急質問に関する件を議題に供します。
  15. 芥川治

    参事芥川治君) 佐々木良作君から電力再編成に関する緊急質問、所要時間二十分、要求大臣は首相、公益事業委員でありましたが、お話合いの結果、通産大臣公益事業委員会松田事務総長を要求するということになつております。
  16. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り決しまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。   —————————————
  18. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に決議案委員会審査省略要求の件を議題に供します。
  19. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 国際放送再開促進に関する決議案につきまして、委員会審査省略をお諮り願いたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り決しましてこれは……。
  21. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 極く簡単に説明してくれませんか。(「書いてあるから見ればわかる」と呼ぶ者あり)
  22. 山田佐一

    委員長山田佐一君) では御了承願います。
  23. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に決算委員会調査費用要求に関する件を議題に供します。
  24. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 決算委員長前之園喜一郎君から議長宛特別会計政府関係機関及び終戰処理費経理に関する調査費用要求書が提出されております。要求額は二十一万七千八百円、内訳は職員俸給九万円、一名三カ月分及びもう一つ職員俸給九万円、三名三カ月分、旅費三万十千八百円、計二十一万十千八百円でございます。
  25. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り決しましてお異議ありませんか。
  26. 中川幸平

    中川幸平君 これは専門員のほかに職員を入れるという意味なのかどうか。
  27. 芥川治

    参事芥川治君) これは裏門員のほかに嘱託のようなかつこうで謝金で以て五名雇う、こういうことでございます。
  28. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 謝金というのは何ですか。
  29. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 謝礼金という意味です。
  30. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 どういう仕事をされるのですか。
  31. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 終戦処理費経理に関する調査費用です。
  32. 中川幸平

    中川幸平君 専門員も又小委員会委員かたがたも要るという話は聞いていますけれども、そういう手当ならいいのですが、別にそんなことを二人や三人雇つてみたところでどうかと思う。各委員会でそういう例もないように思うからもう少し懇談して頂きたいと思います。
  33. 小川久義

    小川久義君 中川君の御意見もあるが、委員会委員長が勝手にやつたことはないと思います。当該委員会において必要ありと決定して出したものと思いますので、承認異議ありません。
  34. 中川幸平

    中川幸平君 別に異議があるわけではないのだけれども、やはり先例になることだから庶務小委員会か何かで一つ検討してやつて、そうして午後の委員会にでもきめてもらうことにしたらどうですか。
  35. 小川久義

    小川久義君 事務的のいろいろのことをお聞かせ願つて……。
  36. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 委員会経費につきましては厚生委員会法務委員会には特別な経費が計上されておりまするが、このたびは決算委員会でございますので、さような経費はございません。特別流用によりまして、二十一万円の金額を予算から流用するわけでありますが、決算委員会は皆さん御承知の通りこの間の事件もございまして、特別会計並びに政府機関及び終戰処理費経理に関する調査を実施いたすのでございますが、専門員では……、特別の知識を有する、特に法律実務知識を要求しておるわけでありまして、特別にそのために人が要る、こういう事情でございます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  37. 鈴木直人

    鈴木直人君 その人はいつから雇うことになるのですか。
  38. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 特に実際の調査はこの自然休会になりますればその期間からすぐ始めることになります。大体見通しとしては三カ月です。
  39. 上原正吉

    上原正吉君 それは委員会全会一致決議でそうなつたのですか。
  40. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 勿論その通りでございます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  41. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは御異議ないものと認めまして、承諾を与えることに決します。
  42. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に理事会におきまする経過を一応中村君から御報告願います。
  43. 中村正雄

    中村正雄君 理事会でいろいろこの運営をどうするか、特に自然休会に関連いたしましての運営協議したわけであります。結論といたしましては、参議院としては、今までのきまつておる、明日から自然休会に入るという建前を堅持すること、そうしてそのための解決策といたしまして、先般林衆議院議長から中入のありました点等のあの法案は、今日中に参議院が努力して上げる。その代り衆議院側においては参議院から修正回付いたしております案件につきましては本日中に上げてもらいたい。又両院協議会等を要求する場合においては、衆議院におきまして各会派協議願つて、早急に両院協議会の案をこしらえまして、本日中に議了するように努力願いたいという態度をきめまして、一応ここで決定願つたら、運営委員長から衆議院運営委員長に対してその旨を回答すると同時に、協力要望するというふうにやつてもらいたいという結論であります。  それからもう一つは、あの案件は今年の一月一日から改正いたしまして、議員滞在雑費のときに漏れておりました点が一つあります。それは役員雑費の問題でありますが、それを一応あれに倣つて改正するという話を一応いたしまして、これは衆議院協議しなければならぬので、衆議院としては一応参議院のほうで立案してもらいたいという話がありました。その件も理事会承認しまして、衆議院が同調すれば改正を出すという二つの報告であります。
  44. 小川久義

    小川久義君 昨日も申上げたと思いますが、この全国の農業団体代表者諸君各党をお廻りになつたと思います。各党かたがたも御存じのはずでありますが、農漁業協同組合再建整備法OKが一昨日来たのですから、明日明後日のうちに通りそうである。今までにそこまで努力がなされ、そうしてそういう明るい見通しがあつたところで国会が休んだということになると、逆戻りする慮れがある。是非延長して審議態勢を整えて置いてもらいたいという要望がありまして、昨日も今日も院内へ来て各会派廻つておいでになると思います。それで会期が切れるのならいざ知らず、国民のそういう強い、又真剣な要望のあることも勘案となければならない。そういう国民要望に応えるのは我々の責務であるとも考えますので、どこまでも今日でやめるということは、やがて国会の怠慢というそしりを受けるようになると思います。そういう事態も勘案してもらいたいということ、もう一つはこの前申しました通り政府要望しておるのですが、単作地帶法案公布が今日か明日かという時期になつております。特にこの開議運でお願いした通り、その公布伴つて審議会委員を選挙しなければならん。しなければ、二カ月もそこに空白期間ができて、予算獲得支障を来たすという実体を述べて場お願いしておるのでありまして、今日何が何でも打切るというようなことでなしに、休会に入ることを二、三日遅らすことも、今の情勢から止むを得んと思います。そういう点も一つ十分御勘案になつて衆議院のほうの要望もありましたら、僕は二、三日延ばすことも止むを得んという考え方をしておるものとして、そういう点を御了承頂きたいと思います
  45. 江田三郎

    江田三郎君 ちよつと今の問題に関連して、再建整備の問題は、これは農林委員会で、三月中には絶対に出すということを政府のほうがたびたび約束をして、それで交渉を始めておるわけですけれども、できないでしまつておるわけです。まあ農協の諸君の話では今日少し好転し出したということですから、大体中金理事長なんかが行つてあと一時間ということは、要するに十二時までには結論が出るのだそうでして、出れば、私は別にごたごたしなくても、こういう問題については、各会派でも一致要望であるのですから、参議院でも、衆議院でも、OKさえ取れれば、すぐに今日にでも問題が片付くと思うのです。なおこの問題については、野党側代表して、衆議院社会党から三宅君、民主党から竹山君が行つておるわけで、これも帰つて来れば様子がわかるわけですから……。
  46. 小川久義

    小川久義君 実は今竹山君が来て行つたのです。今の情勢では、ここで国会が休んでしまうと、国会休むのにやらんでもいいじやないかということで引延ばされる慮れがあるから、是非審議する態勢を整えて置いて頂きたいということで、今竹山君が来て行つたのです。
  47. 江田三郎

    江田三郎君 併しさつきの話では、大体中金理事長なんかが行つて、十一時頃の話に、あと一時間以内に結論が出るのだと、結論が出て来ればはつきりわかるのです。  もう一つ小川君の言つた単作地帯のやつは、これはどうも政府のほうがけしからんと思うのです。小川君に対しても、岡崎官房長官はちやんと出すということを言つて置きながら出さん。そういうことの一つのために何日もやらなければならんということは、政府けしからんと思う。そういう点は、運営委員長のほうからか、議長のほうからか、誰か行つて早いところあつさりと注意してやつて置きさえすれば、今日でも委員の任命はできるのです。
  48. 小川久義

    小川久義君 今江田さんの言われた通りなんで、それを二十八日の日に僕は強く政府のほうに申入れた。官房長官の名前で二十八日附の手紙では、二、三日中に出せる予定で目下折衝中である、こういう話であつた。その日農林大臣に会つたら、いや明日でも出そうと、こういうことが遅れて、こういう結果になつているので、是非それが支障のないようにしてもらわんと、先ほども申上げたように、知事の代表であるとか、県会議長代表であるとか、町村長代表であるとか、生れて来るまでには二カ月以上かかるので、そうしてその空白期間のために予算獲得に重大なる支障を来たす。それで国会議員のほうだけでもきめて、それが中心になつて審議会のようなものを作つて、直ちに政府折衝を開始したいということは、先般も申上げた通りなんで、これは一つ与党かたがたも御協力願つて、即日公布をするようにお取計らい願いたいと思います。
  49. 鈴木直人

    鈴木直人君 休会に関する問題について中村君から話がありましたが、緑風会としましては、衆議院との懸案になつておる問題、或いは現在どれこれということは限定しなくても、或る程度までこういう法案が上るというようなことが解決すればいいのですが、そうでなければそういうものが解決するまで自然休会はしないで審議して行くということでありまするから、その点をはつきりして頂きたいと思います。何でもかんでも今日でおしまいになるのだということを先に、はつきりして置いて、そうしてあとから問題が進むということでなく、それは便宜的にはそれでもいいのでしようが、そういうふうにしていろいろ衆議院掛合つた結果、それが解決つけば非常にいいと思うのですが、その懸案となつているところの、理事会のほうで懸案となりました、そういうものが本日中に解決できないというような場合にも、それでも今日で終るというようなことについては緑風会としては、賛成しかねるわけです。
  50. 中村正雄

    中村正雄君 私か今御報告申上げましたのは、社会党意見を言つたわけでありませんで、理事会全会一致できまつた結論を申上げておるわけでございますので、それに対して鈴木君からそういう発言のあることはおかしいと思うのです。従つて経過は、社会党社会党立場かあり、緑風会緑風会立場がありますけれども、経過報告は省略しで結論だけ申上げたわけで、その新論もすべての会派全会一致できまつた結論を私は代表して報告したわけで、鈴木君の発言は僕はおかしいと思うのです。
  51. 鈴木直人

    鈴木直人君 それは僕が悪かつたのですが、東後の結論のときには、ちよつと出ていまして、帰つて来たときにはもう解散になつてつた。それでどういうふうになつているかというようなことを実は聞いたようなわけで、最後にそういうふうにきまつたとすれば、ちよつと外に出た最後のときにそういうふうにきまつたんじやないかと思うのです。その点については僕は悪かつたと思います。(「了承」と呼ぶ者あり)
  52. 中川幸平

    中川幸平君 理事会の点については大体了承いたしますが、今小川君の言われた問題もあるし、又両院協議会の問題もあつて、どうしても今日片付かん場合には、もう一日二日延びることも止むを得ないと思います。けれども今小川君の言われたことは、非常に重大なことでありますから、どうしても今日中に上るように委員長から一つよろしくやつて頂きたいと思います。両院協議会も円満に一応進むようにしてやつて頂きたい。そのために手続上一日二日延びるということも止むを得んことでありまして、本日又あと理事会で相談するということにお諮らいを願いたいと思います。
  53. 矢嶋三義

    委員外議員矢嶋三義君) 参議院といたしましては、繰返されたように、随分手を難してここまで来ているのですから、この決議を覆えして自然休会を延ばすという以上は、先ほど理事会報告のあつたこの線は、衆議院としても当然了承すべきだと思います。重要法案だからといつて法案のつまみ食いをして、参議院の今まで辿つて来た経過を覆えさせ、なお衆議院衆議院で独自の立場をとられると、こういうような態度に出られるのであつたならば、私のところは了承できんと想うのです。そうであつたならば、私の会派としましては、一切自然休会なんかしないで続けようと、地方選挙のために相当期間自然休会をして、そうして会期が足らないからといつて更に会期を延長するというようなことは、国民に対して申訳ない。両院が現実の問題に関して相当歩み寄つて、どちらも協調的にやるというような場合ならば、それに同調もできるが、そうでなくて、具体的に言うならば、参議院の今の理事会決定を、衆議院が飽くまでもこれを拒否してこの線に歩み寄らんようなそういう状況であつたならば、自然休会なんかやめて、純理論的に国会を続開しよう、これが私どもの強力な意見であります。(「賛成」「同感」と呼ぶ者あり)
  54. 中川幸平

    中川幸平君 衆議院では……むしろ衆議院自由党ではその線に沿つて非常に努力しておるのです。それだからもう一つ小川君の言われたその問題と、両院協議会も時間的に間に合わない場合には、一目延びることも止むを得んじやないかということを言つておるので、委員長のほうで努力してもらいたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)
  55. 小川久義

    小川久義君 先ほど御報告理事会決定されたことは、このままここで承認しまして申入れるわけであります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)それで条件が変つて来て、様子が変つて来る場合、それから僕が先ほど申上げた二点の問題に対しても、結論を得なければ、僕は二、三日延ばして頂きたいという気持を強く持つておりますので、その点をお含みの上で折衝願いたいと思います。
  56. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今小川君の言われたことく決しまして、運営委員会はこのまま休憩に入りまして、又向うの申入に従つてやるということにいたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  57. 山田佐一

    委員長山田佐一君) ではこれを以て休憩いたします。    午後零時一分休憩    ——————————    午後六時十八分開会
  58. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今から会議を開きます。  先ず常任委員辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
  59. 河野義克

    参事河野義克君) 自由党から水産委員秋山俊一郎君、大蔵委員山本米治君が辞任せられまして、水産委員山本米治君、大蔵委員秋山俊一郎君を補欠として指名せられたいとのお申出が来ております。
  60. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  61. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないと認めます。さよう決しました。   —————————————
  62. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に議員辞職に関する件を議題に供します。
  63. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 御報告申上げます。久松定武君から今般愛媛県知事立候補につき、議員辞任を御許可願いますという辞職願いが出ております。次に森下政一君から今般大阪市長立候補のため参議院議員辞任いたします、右御承認をお願い申します。それから中井光次君から今般大阪市長立候補いたしたいから議員辞任を御許可願います。以上三件議員辞職願いが出ておりますことを先ず御報告申上げます。
  64. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り承認いたしまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  65. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。   —————————————
  66. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に両院協議会協議委員選任に関する件を議題に供します。事務総長
  67. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 本日衆議院から両院協議会を求めて参りました件がございます。三件でございます。  第一は日本国右鉄道法の一部を改正する法律案についてでございます。次は関税定率法の一部を改正する法律案についてでございます。第三は食糧管理法の一部を改正する法律案についてでございます。なお衆議院日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に関する両院協議委員十名を指名して来まして、更に関税定率法の一部を改正する法律案についての両院協議委員日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に関する両院協議委員同一委員とすることに決定したという通知、同じく食糧管理法の一部を改正する法律案に関する両院協議委員日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に関する協議委員同一委員とするという旨を決定した旨の通知が来ております。つまり三個の両院協議委員同一であるという通知でございます。念のために氏名を朗読いたしましようか……つきましてはこちら側、参議院におきましても、両院協議委員を選出せねばならんので、この問題について御協議をいたすのでありますが、先ず議事部長から御説明申上げたほうがよろしいと思いますが……。
  68. 河野義克

    参事河野義克君) 国会法の規定によりまして衆議院から両院協議会を求められました場合には、参議院は当然これに応じなければなりませんが、その委員は十名でございまして、連記投票できめるわけであります。無論議長に一任する方法もございますが、連記投票を規定した趣旨は、その議員において、その議員の意想を決定することについて構成した各派から出すという趣旨であろうと思います。又従来の先例もそうでございます。従いまして各両院協議会を設けられた案件について、こちらの議決各派の分野を申上げます。日本国有鉄道法の一部を改正する法律案及び関税定率法の一部を改正する法律案につきましては全会一致でございます。それから食糧管理法の一部を改正する法律案につきましては、社会党民主党、第一クラブ労農党共産党議員におきましては、当時出席しておつたかた全員これに反対し、当院の議決構成したわけであります。緑風会におきましては、当時出席しておられたかたのうち三十五名が反対せられ、四名が賛成せられました。自由党全員これに賛成をせられたわけであります。従つて規則趣旨は、従来の慣例から行きますれば、反対つまり否決構成した会派から出される、その場合緑風会が割れたことをどう考えられるかということについて御相談を願いたいと思います。自由党衆議院は今総長から言われましたように全部一つ協議委員とされて参りましたか、こちらはそういう関係もあのますし、全部一つで行かれますか、或いは各派について協議委員を設けられますか、そういうことを御相談願いたいと思います。
  69. 愛知揆一

    愛知揆一君 この問題につきましては、参議院においては参議院の意思を決定した構成衆議院の場合と異なつておりますから、法規並びに先例に従いまして三個それぞれ別個の協議委員を選出せられんことを先ず第一に希望いたします。
  70. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 愛知君の動議のように決定して御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  71. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと、認めます。さよう決しました。
  72. 愛知揆一

    愛知揆一君 そうすると、次に関税日本国有鉄道協議委員については、現在議院構成按分等によつて事務局において各党制振りを一応事務的にお考えになつておると思いますか、それを御説明願つて参考にしたらいいかと思います。
  73. 河野義克

    参事河野義克君) 只今お票しのありました両案につきましては全会一致でありますので、これは現在の所属議員各派に按分比例いたしまして、自由党が五名、社会入党が三名、緑風会が二名、民主党が一名、第一クラブが一名、三、三、二、一、一、こういう比率になります。
  74. 中村正雄

    中村正雄君 今の比率関税定率法日本国有鉄道の一部改正はいいわけですが、そのうちの日本国有鉄道法の一部改正協議委員のうち社会党三名になつておりますが、これを社会党二名にいたしまして労農党一名を加えて頂きたいということをお諮り願いたいと思います。
  75. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 中村君の動議のごとく決定して御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  76. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。
  77. 愛知揆一

    愛知揆一君 そうすると、第三に食糧管理法協議委員については、自由党を除く各派によつて然るべく定められたいと思います。
  78. 河野義克

    参事河野義克君) 只今愛知さんの御意見緑風会が割れておるけれども、現在所属議員数に従つて按分した数字をというお話だろうと思います。その数字を申上げますと、社会党四名、緑風会三名、民主党二名、第一クラブ一名、かようなことになります。
  79. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今報告通り決定いたしまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  80. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないと認めます。それではこの辺で暫時休憩いたしまして……。
  81. 江田三郎

    江田三郎君 單作地帶の……あれは正確に言うと何ですね。公布なつたという話を開きましたが、そうじやないのですか。
  82. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 只今議事部長からの注意がありましたから申上げます。  内閣総理大臣から本日参議院議長に対しまして、積雪寒冷單作地帯振興臨時措置法第十三条に規定する積雪寒冷單作地帯振興対策審議委員となるべき貴院議員の指名方をお願いいたしたいという公文書が参つております。
  83. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 一つだけ運営について申上げたいと思いますが、理事会の満場一致の、まあここでは確認されるには至つていないにしろ、理事会の満場一致の内容に基いて審議を進めているので、たまたまそれに便乗して、あれもこれもそれに乗じてやろうというような事柄が起きつつあるというように思いますが、これは寄合派で、やはり参議院の品位を重んじて愼重に理事会の申合せの範囲内において事を処理するというようなふうにすることが必要じやないかというふうに考えます。一言だけ自分の意思を発表させて頂きます。
  84. 江田三郎

    江田三郎君 只今の積雪寒冷地帶委員の問題は……それと違うのですか。
  85. 中村正雄

    中村正雄君 兼岩君の言われたことは、恐らく誰も異存ないと思います。賛成です。
  86. 愛知揆一

    愛知揆一君 今兼岩君の言われたことでありますが、十分に審議を盡して、時間に間に合うというものを阻止するというのでは決してないということで了承いたします。
  87. 江田三郎

    江田三郎君 先ほどの積日寒冷地帶の審議会の委員選任については、比率等どういうふうになつておりますか。
  88. 河野義克

    参事河野義克君) この比率につきましては、先般の議院運営委員会におきまして数字を御配付申上げた次第でございます。そのうちに四人を割当てるというふうになつておりまするが、これは前に首都建設委員をおきめになつたときに、今までの比率はこれで妥当であつたものである。これから新たに大会派から、比率の多いものから順次割当てて行くという御決定があつたように承知しておりますが、その趣旨に従いまして、今度の三人と、それから首都建設委員の一人を加えまして四人を如何に配分するのが数字的かということで、それに基く資料を配付したわけでございますが、念のために今もう一遍それを申してみますと、自由党が一、二八八となりまして整数が一になります。社会党は一・〇六七となりまして整数が一になりまして、緑風会が〇・九一五となりまして整数は一になります。民主党は〇・四九一となりますが、整数は一となり、それでこのうち首都建設委員一人については自由党が前の通りになつておりますので、今回はただ数字的にいえば爾余の三となり、各会派割当てらるべきものと思います。なお念のために申上げますが、この積雪寒冷單作地帶振興審議委員衆議院においては本日選任を了するという連絡が先ほどございました。
  89. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 ちよつとお尋ねします。この四名はこの間のに新たにプラスなのですか。この間の四十何名でしたか、中村委員と討論いたしましたね、あれとのほかですか。つまり新たに加わるのですか。あの範囲内なのですか。これはプラスになるのではないですか。増加するのではないですか。一定の数に満たないものは全部失格と称して、そうしてそれらのものが全部多数、大きな会派のほうへ四捨五入の形でやつてしまつて、小会派は初めから問題にされていないという形で、今までそういうふうにきまつて来たけれども、今後委員が増加すれば問題は別だというふうに了解したのですが、今回の四名は新たにプラスされる四名ですか。従来ある中の人選の変更なのですか。若し新たなるものならここで原則がどういうふうになりますか。そういうふうにただ自明の理として定数を報告されたのでは理解しかねると思います。これは中村君がよく知つておられると思うのです。僕の尋ねるのは委員全体の数が変化すれば条件が変つて来るでしよう、従来のより若し越すんならここで一つ改めて欲しいということを言いたい。
  90. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 開会当初の基準でやるということがこの間確認願つたわけです。
  91. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 その各会派の数を押えるということはわかります。併し委員全体の数が今度四名殖えるのではないですか。従来の委員にプラスして……。
  92. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 四名ですが、一名はすでに首都建設で取りましたから今度は三名ですな。
  93. 中村正雄

    中村正雄君 とにかく僕に話を要求しておられるようですから答弁いたしますが、四名の割当をするとどういうふうになるかというと、今事務局からの報告通り自由、緑風、民主でありまして、いわゆる労農党や共産党は零点何々だから一名は幾らたつても渡らないというわけですが、四名殖えるまでは大体四十五名であつたわけなのですね、これが四名殖えて四十九名になりましても大体委員を出し得る会派は五・〇六一なければいけないわけですが、従つて労農、共産党はまだ資格がないというわけで、今の四人をどういうふうに割当てるかというと社会、緑風、民主ということになるわけですね。なお又第一クラブ緑風会の間におきまして数字の変更が生じて来ると、従つて四十九名を全部割当てるとすれば、緑風会と第一クラブの間には異状が生じますけれども、これは毎国会とも開会当日の人を基準にしてやるわけですから、この次の国会の初めにおきましては緑風会と第一クラブの間においてやり取りができるかも知れませんけれども、現在においてはその必要はないという段階であります。
  94. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 その半分は承認します、国会当初の数ということは承認しますが、五・〇六一ということは誰か神様でもきめた絶対的の定理でもあるまいし、これは明らかに小会派に対して非常に不利なきめ方であるのですが、併しそれも一歩譲つて従来の委員数に変化がなければ従来のまま承認しますが、ここに新たに殖えるときに新たなる角度から見て小会派の指数をとれば労農党が〇・九何がしかになるが、それが一にならない。緑風会が〇・九一だけれども一になれるというようなことで、私は余り小会派を無視してコンマ以下という扱い方をしておる、こういうふうに積雪寒冷地帶の委員においても踏襲するということは少しどうかと思うかね。
  95. 中村正雄

    中村正雄君 そのことは今度の、次の国会の始まるときに異動があるというときにやつたらどうでしようか、今このままにして置いて……。
  96. 水橋藤作

    ○水橋藤作君 この前に提案したのですが、切捨ても切上げも同率でなければならんということを皆さんも了承されたはずです。その指数に該当するとされるならこれは止むを得ないと思います。
  97. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 休会明けのことですね。
  98. 中村正雄

    中村正雄君 新らしい国会の初め……。
  99. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 全会派で確認願えましようか。
  100. 鈴木恭一

    鈴木恭一君 これは十国会の初めということでこの前もきまつたのですから、十一国会のときにきめるというのは当然なのです。
  101. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 かような点についてですか。
  102. 中村正雄

    中村正雄君 十一国会の初めの定員によつてやるわけでありますが、切上げ、切捨ての問題はそのときに議論されますけれども、私はいわゆる定足数的な基準の数量というものはこれは切捨て、切上げはないものと考えております。従つて四十九名の議員であれば五・〇六一なければいけないわけで、最低六人以上ないと取る資格はないものとしてこの次も固執しますからその点だけはあらかじめ言うて置きます。(「了解々々」と呼ぶ者あり)
  103. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 鈴木さん御欠席でございましたけれども、大体今までは常任委員辞任及び補欠に関する件、それから議員辞職の件、それだけをやりましたので一言申上げて置きたいと思います。
  104. 鈴木直人

    鈴木直人君 議員辞任の件は、次の国会で……久松君の件ですか。
  105. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 久松君と中井君と森下君と三人とも出ました。それから両院協議会委員選任は各会派について割当をきめましたが、まだ人名はきまつておりません。
  106. 鈴木直人

    鈴木直人君 各会派の割合は先ほど理事会できめた通りでありますか。
  107. 山田佐一

    委員長山田佐一君) その通り
  108. 中村正雄

    中村正雄君 暫時休憩願います。
  109. 鈴木直人

    鈴木直人君 何だ休憩か。僕らは態度をきめるために六時半まで待つてくれということを要求して、そうして今までかかつて態度をきめて来たのに、今度は又休憩して又各会派で何かやるのですか。
  110. 中村正雄

    中村正雄君 今度は理事会でやるのだ、態度をきめるやつは議運じやないのだ。
  111. 鈴木直人

    鈴木直人君 メンバーはどうですか。
  112. 山田佐一

    委員長山田佐一君) メンバーは各会派からお申出願つて……。
  113. 鈴木直人

    鈴木直人君 それはきめたのですか。
  114. 山田佐一

    委員長山田佐一君) いや、まだ何にもきめないのです。
  115. 中村正雄

    中村正雄君 一応まだきまつていないような点があるので、今の委員割当社会党一、緑風会一、民主一とおきめ願つて暫時休憩願います。(「雪積寒冷地帶」と呼ぶ者あり)
  116. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 積雪寒冷地帶はそのように決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  117. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めました。さよう決します。これからちよつと休憩して小委員会をお願いいたしますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  118. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは暫時休憩いたします。    午後六時三十九分休憩    ——————————    午後十時十九分開会
  119. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 休憩前に引続きまして運営委員会を開きます。  先ず御協議願いたいのは、憲法記念式典を開催の件を議題に供します。昨年と同じく五月三日に……。
  120. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 憲法施行記念祝典は毎年五月三日にやることになつておりますが、先例通りといたしましたら、丁度お休み中のことでございますので、ここで今日その実施のことは議長に御一任になつて頂きたいと思うのであります。
  121. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 只今の件は    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  122. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないと認めます。なお自然休会中の問題につきましては、たびたび皆さんのお集まりを願うのもむずかしいかと思いますので、先例によりまして議院運営について当委員会として議長から御相談を受ける場合或いは職員の人事、給与等当委員会承認を要するものにつきましては、特に重要なものはお諮りいたしますが、その他のものについては、その取扱を議院運営委員長又は庶務関係委員長に御一任を願うことに願いたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  123. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないと認めます。さよう決しました。
  124. 加藤武徳

    ○加藤武徳君 今日決議案が出ますと、委員会審査省略をお願いしなければならんと思いますが……。
  125. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 決議案が出まして、委員会審査省略要求がありましたら、それを承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  126. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないと認めます。さよう決しました。  本日はこれにて散会いたします。    午後十時二十一分散会  出席者は左の通り。    委員長     山田 佐一君    理事            愛知 揆一君            鈴木 恭一君            中村 正雄君            鈴木 直人君            大隈 信幸君    委員            上原 正吉君            加藤 武徳君            木村 守江君            中川 幸平君            大野 幸一君            江田 三郎君            曾祢  益君            片柳 眞吉君            小川 久義君            水橋 藤作君            兼岩 傳一君   委員外議員            矢嶋 三義君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君