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1951-02-13 第10回国会 参議院 議院運営委員会 第16号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年二月十三日(火曜日)    午後一時十五分開会   —————————————   委員の異動 本日委員佐々木良作辞任につき、そ の補欠として三浦辰雄君を議長におい て指名した。   —————————————   本日の会議に付した事件委員辞任及び補欠選任の件 ○国民保險経済及び結核施設の実情調  査のため議員派遣要求の件 ○全国選挙管理委員会委員及び同予備  委員指名に関する件 ○国務大臣演説に関する件 ○国務大臣演説に対する質疑の件 ○外務委員会内閣総理大臣出席要  求の件 ○本委員会運営に関する件   —————————————
  2. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) これより委員会を開きます。  第一に常任委員辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
  3. 芥川治

    参事芥川治君) 自由党からの申出でありますが、文部委員工藤鐵男君が辞任せられましてその後任として左藤義詮君、同じく文部委員木村守江君が辞任されましてその補欠として上原正吉君、法務委員左藤義詮君が辞任されましてその補欠として工藤鐵男君、通産委員上原正吉君が辞任されましてその補欠として木村守江君、予算委員工藤鐵男君が辞任されまして白波瀬米吉君を補欠として指名せられたいとの申出であります。もう一つ、第一クラブから議院運営委員佐々木良作君が辞任されて、その補欠として三浦辰雄君を指名せられたいとの申出であります。
  4. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) 御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) さよう決します。   —————————————
  6. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) 次に議員派遣要求に関する件。
  7. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 厚生委員長河崎ナツ君から議員派遣要求書が提出されております。目的は国民保險経済及び結核施設の実情について現地調査を行い、社会保障制度確立に資する。第一班三名、第二班三名、第一班八日間、第二班十日間、第一班は和歌山、広島、山口一各県、第二班は福岡、長崎、熊本各県、費用概算は九万四千六百円、なお第二班に所属いたしておりまする谷口弥三郎君、第二班は熊本県に参りますが、熊本県を除くと書いてあります。
  8. 小川久義

    小川久義君 曽て各常任委員会予算割当をしたはずでありますが、厚生委員会の現在の予算残額幾らでありますか。
  9. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 只今お話常任委員会割当てたのじやございませんで、前回のはたしか専門員旅費割当を……その点かと思います。
  10. 小川久義

    小川久義君 それではその残額厚生委員会幾ら残つておりますか。
  11. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 今の常任委員会旅費全般といたしまして実は各委員会割当ててございまですが、全般としては現在これがおいでになつて困るというような状況ではございません、残額の問題は別にないと思います。
  12. 小川久義

    小川久義君 各委員会の数に割当てをするとその残額は。
  13. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 現在の残額ですか、ちよつと今計算いたします。
  14. 中村正雄

    中村正雄君 その点について実は今私も申上げようと思つたのですが、年末のときに派遣につきましては会期の関係もありましたし、予算面からもああいう制約をしたわけなんですが、その後再開後の運営委員会におきまして、大体二月一ぱいということでやらなければ国会審議も非常にむずかしくなつて来るので、二月に限つて、各常任委員会で検討するということがこの前の委員会できまつておるわけです。そのときに、予算面につきましては年末のときに大体あと二百万前後しか残つてないので相当自制しなくちやいけないという話も出たと思います。従つて厚生委員会から申出でがありますが、厚生委員会は年末にこういう事件について調査に行つておりますし、各委員会でもそれぞれ必要があつて出られると思いますけれども、各委員会の振合も考えて見なくちやいけないと思います。従つて、今の報告によりますと一班三省となつておりますが、やはり一班は前の約束通り二名ということで人員を削減してもらうことと、日にちが八日乃至十日となつておりますが、今月中八日乃至十日出ることは非常に議事の審議上至難な点もあるでしようし、やはり予算の点もありますのでこの日にち厚生委員会協議願つてできるだけ削減するということで一応承認したらどうかというふうに私は考えております。(「同感」と呼ぶ者あり)
  15. 小川久義

    小川久義君 これは何んですか、削減については当該委員会にお任せする、そしてその結論を承認するということですか。
  16. 中村正雄

    中村正雄君 私の申上げましたのは、一班三名を二名にする、そうして日にちの八日、もう一つの十日という期限は視察の地域の都合があつて、これはここで五日にしろ六日にしろということはむずかしいと思いますから、一応運営委員会趣旨を御反映願つてできるだけ削減願うということで承認したらどうかとこう思うのであります。
  17. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) 他に御意見ございませんか。
  18. 中川幸平

    中川幸平君 今中村君の言われたようにこれを二名にして、又日取もちやんときめて再度それを出して頂いて議運でもう一遍諮つて頂く、これを当該委員会に委さないで。
  19. 中村正雄

    中村正雄君 それで結構ですから、今一応議員派遣要求保留ということにしてその趣旨委員会にお伝えになつたら如何ですか。
  20. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) それでは只今議員派遣の件は保留ということにして御異議でございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) さよう決します。   —————————————
  22. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) 次に全国選挙管理委員指名に関する件。
  23. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 御報告申上げます。昨年末の会議におきまして全国選挙管理委員指名は各会派のが大体できましたが、ただ小会派の共同御推薦にかかる分だけがまだ当時御協議できておりませんので出ておりません。それが本年になりましてやつと数日前、先週お話合がまとまりまして、更に御推薦かたのうち資格審査がまだ済んでいなかつたものがございましたので、その手続等がございましてこれを完了いたしましたので、今日はその御推薦になりましたかた、つまり選挙管理委員正員といたしましては長世吉君、予備員といたしましては田坂貞雄君を御推薦通り指名いたされましたことを御報告いたします。   —————————————
  24. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) 次に国務大臣演説並びに同演説に対する質疑の件。
  25. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 今日定例日ではございませんでしたが本会議をお開き願うようにしたわけでございます。それは昨日議院運営委員会がございませんでしたが、午後急に、本日国会において内閣総理大臣から、本日の公報の一ページに掲載いたしました通り外交問題について発言のお申出がございました。つきましては昨日午後各派に一応御連絡申上げまして、本日は午後二時から本会議を開くという措置をとりましたことを御報告申上げます。  それから本件につきましては社会党から質疑をいたしたいというお申出があります。発言者和田博雄君ということで、書面はまだ頂いておりませんが口頭でお申出がございます。それからもう一件労農党から、これはこの演説に対する質疑という形式をとらないで、緊急質問という形式をとつて講和問題について堀眞琴君、所要間十分、要求大臣吉田首相兼外相というので要求が出ております。形式的には労農党からの申出は今日の発言に対する質疑という形式には直ちになつていないのでありますが、緊急質問という形式をふんでおります。それから社会党のほうからの口頭の申込は今日の総理大臣演説に対しる質疑、かような形式がとられておるわけであります。
  26. 矢嶋三義

    委員外議員矢嶋三義君) この議運で申上げたいと思つておりましたが、今日会議に入る前に意思表示をいたしますが、第一クラブでも今日の総理に対する質問をいたしたい、こういうように考えております。名前は堀木鎌三君。
  27. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 共産党岩間正男君で、今第一クラブでおつしやつたのと同様の要求をいたしております。事務局口頭でお願いしたように覚えておりますが行つておりませんか。
  28. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 共産党のはまだ伺つておりません。
  29. 赤木正雄

    赤木正雄君 緑風会といたしましてもまだ諮つておりませんが、各会派要求と同じように或いは質問するかも知れませんから御承知おきを願います。
  30. 小川久義

    小川久義君 国民民主党もそこまではまだ決定しておりませんがやらして頂くようにお願いしたいと思います。
  31. 中村正雄

    中村正雄君 ちよつとお尋ねいたしますが、今日の総理演説所要時間はどのくらいでありますか。
  32. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 一応内閣のほうと進絡いたしましたところでは、本日の発言十分見当で終るだろうということで昨日御連絡がございました。なお衆議院は一時から本会議が開かれますが、衆議院は今日は質疑をしなくて、総理演説が終ると直ぐ日程をやられましてそれで終るそうであります。それで今日はこちらの午後二時からというのは予定通りできるかと思います。  それから衆議院質疑の模様を、今日午前に議運がございましたのでこれと連絡いたしました結果を御報告申上げますと、衆議院のほうは発言に対する質疑の御通告というものは受けていない、従つて今日総理演説が済むとそれでこの演説に対する質疑という関連は一応今日は断たれるわけであります。それでこれをどう取扱うか、即ちこれを緊急質問という形でやるかどうかということは明日の議運で協議するというのか正式の申合せであるように伺つております。  それから明日は総理大臣は午前中何か故障があつて出席できないということも聞いております。それを御参考までに申上げます。
  33. 中村正雄

    中村正雄君 そういたしますと、質疑通告が認められるかどうかは議運できまるわけでありますが、明日は定例日になつておるわけであります。明日は本会議を開く予定になつておるので、これはあと質疑をどうするかということと開通すると思いますが、今事務総長報告によりますと、明日午前中は総理出席できない、恐らく衆議院は一時に本会議を開くだろうと思つております。どういう案件があるか知りませんが、そうなれば若しその本会議総理が出るということであればこちらは一時から開けないということで、一応明日は総理出席等を睨み合せて三時からでも本会議を開くということをおきめ願いまして、そうして今社会党言つている、和田博雄君で通告しているわけですが、本日の総理演説は十分という予定でありまして、そう詳しい演説はないと思いますけれども、詳細は外務委員会その他で議論されると思いますが、大綱についてだけの事実その他についてはやはり質問したいと思いますので、明日社会党質疑に対しましては本会議での質問を許してもらいたいということをお願いいたします。
  34. 愛知揆一

    愛知揆一君 私は中村委員の御意見結論において大体同じなんですが、今日はともかく、これは時間の長短の問題ではないので、総理の交渉の経緯を皆で聞くと、それに対して成るべく最近の機会にそれに対する質疑を行う。而もその質疑では非常に根本的な問題だろうと思う。恐らく各会派それぞれの質疑があるとは思ひます、それぞれの立場から。併しこれは相当基本的な問題があるので、その点は外務委員会なり、或いは問題によつて予算委員会ということで極く詳細の質疑というものは行うべき性質のものであると思いますので、明日の午後三時からやるということ、並びに各会派に御連絡願いましてできるだけ代表的な、基本的な質疑を短時間で行うということに是非お願いいたしたいと私はこう考えます。
  35. 矢嶋三義

    委員外議員矢嶋三義君) 愛知委員の言われることも原則的には了承できますけれども、講和の問題というのは申すまでもなく全国民注視しておる問題でありまして、現在最も大きな関心事の問題であります。予算委員会或いは外務委員会論議を盡すということもできるわけでありますけれども、この問題に関する限りは全国民議員としても一人残らず最も関心のあるところでありますので、私は基本的には若し外交問題で国際的にもまずい点がありますれば、最悪の場合には秘密会にしても相当詳細に私は本会議において質疑応答を重ねるように希望するものであります。(「同感」と呼ぶ者あり〕
  36. 鈴木恭一

    鈴木恭一君 矢嶋さんのおつしやること、愛知さんのおつしやること、お互いおわかりになつてお話のようですが、勿論外交問題については非常に国が関心を持つておる、だから本会議で成るべく時間を取つてというお話もわからないではございませんが、やはり外交問題というものは申上げるまでもなく相当デリケートな問題を起すので、勿論秘密会という方法もございましようが、やはり愛知君の言うように成るべく数を少くして、恐らく総理も十分と限定されておるのもそこいらにありるんじやないかと思います。人数も少くし時間も少くしてやつて頂きたい、私はさように考えております。
  37. 中村正雄

    中村正雄君 そこは鈴木さん、愛知さんのお話がわからないのですが、外交問題はデリケートな問題があるから時間を制限するという理由は僕は納得できないと思います。(「同感」と呼ぶ者あり)私はただ総理に明日質問して、ただ併し施政方針演説をだらだら長くやつたああいうことでは大して効果がない。従つて聞きたいところは大体一致しておるのですから、各会派ともやらんでこれを制約してやつてくれというなら意味がわかるのです。デリケートだから秘密会だというのは僕は納得ができない。
  38. 愛知揆一

    愛知揆一君 少くとも私の申上げたことはそういうことは言つておらん。これはお互いに反省したいのは、この前の施政方針演説が実にだらだらと長くなつて、そう言つては批評がましくなつて失礼だが、どなたのおつしやることも聞きたいところをしわ寄せはできる。だからこういう内外注視の大問題に対する日本の参議院におけるこの問題に対する質疑、これも一つ堂々たる大所高所のものを集中してやつて頂きたい。私はこういう意味で申上げたのです。
  39. 上原正吉

    上原正吉君 私は野党かたがたにお願いしたいのですが、この前の本会議における施政方針に対する質問演説も、各党各派が同じようなことを重ねてお尋ねになつておるのですが、結局皆さんお尋ねになりたいことは皆同じなんだろうと思いますが、御協議願つてそうして重複しないように、従つて協議願つて、どの会派からか代表で御質問願つて詳細に答えて貰うようにして行きたいと思いますが、如何でございましようか。
  40. 矢嶋三義

    委員外議員矢嶋三義君) 先ず第二点ですが、前段のほうは上原委員の言うのはよくわかりますが、野党代表というのではちよつとどうかと思う。これは議員良識として前者が聞いたことをダブつて聞くということは外交問題についてはそういうことはないだろうと思います。その点は私は野党のどなたか一人代表でという提案には了承できんと思います。ただほかの人とダブらないという点については議員良識を以て善処できると思います。私は與党かた一つ希望を申上げたのですが、今度の外交問題について質疑をいたしたいというのはさつき申上げた理由からでありますが、私はこの国会開会式における吉田外務大臣外交政策についてのお話も聞いたわけですが、それから又自由党永田町小学校の講堂でやられた総会における自由党総裁としての吉田総裁の挨拶も聞いたのですが、私どもは外交問題については聞きたいのですが、両者を聞くと自由党総裁として党大会でやられたほうが余ほど詳しい、そうして今度の国会で外交問題をうんと討議をしようというと、国会議員に対しては余り知らされなかつた。今度ダレスさんがお帰りになつて、その報告新聞程度で、又今度の報告が十分間の儀礼的なものでは到底この大きな問題に対する議員としての職責は果されないと思います。そういう問題に対しては、外交問題に支障があるようなことは万々やつてはならないと考えておりますし、相当程度には各議員にはその計画というものは聞かして頂きたいと思います。
  41. 曾禰益

    ○曾祢益君 今の矢嶋君の御意見は全然同感です。私は自由党愛知君からのおつしやつた本会議でやるが、併し成るべくダブらないようにしよう、委員会でしつかりやつて貰いたい、私もそれも賛成なんです。ところが過去における少くとも総理、政府のやりかたは、こういう問題などについては殆んど委員会でもしやべらない、余り十分にしやべつておらない。これは外務委員会の貧弱さを暴露するようで恐縮なんですが、実際わざわざ一時間に限つて出て下さる、こういつたようなやりかたであります。私はこういつたようなやりかたでは不届千万である、そうして別の委員会内容についてのことはここで正式に審議することはないと思いますが、これは我々議員として、殊に自由党議員諸君に特にお願いしたいことは、本会議で私は十分というのは随分御粗末だと思います。十分報舌で話するということ併しこれは内容を聞いて見なければわからないと思いますが、今度こそ本来の委員会でやる、散発的な予算委員会質問、これは勿論問題によつて予算委員会でやられる問題もありましよう。併し原則として講和問題については総理も一日でも二日でも外務委員会へ出て来てやる、そういう立派な態度でやつてもらいたい。それに御同意なら、本会議のほうは勿論形式というわけではないけれども、比較的重複せずに行こうという御精神には賛成です。従来の実績から見ると甚だ心許ない、こういうことではいけない、これを特に申上げたい。
  42. 愛知揆一

    愛知揆一君 私は繰返して申上げますが、参議院における質疑というものは、今度の問題などは内外に対しての質疑だと思います。内外注視の的であるので、自由党に対する御注意も誠に有難く拝承いたしましたが、同時に野党各派にもお願いしたいのは、立派な質疑を簡潔にやつて頂きたいということをお願いいたします。
  43. 中村正雄

    中村正雄君 今各会派から質疑通告もありますし、又自由党のほうからは今言つたよう質疑を集約してくれという御意見が出ておるので社会党としてもいろいろ協議しまして、今曽根君が言いましたように十分間で本日二時から、明日は三時からやるのでその時間の関係もあるので、大体外交政策に対する態度は違いますけれども、聞かんとする事実については大体集約できるだろうと思うので、明日の質疑の数なり時間についての制約をするということにつきましては、今後外務委員会外務大臣出席して詳細に質疑応答をやるということを保証願えるのであれば、党としては明日の質疑は簡潔に人員を少くするということに賛成するという態度は私たちは持つております。
  44. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 今中村君の前半は時間をできるだけ短くということには賛成ですけれども、だからといつてそれぞれの各会派立場共通公約数のようなものを出して何か質問するということは、政党の政治の府としてはいささか問題がある。やはり第一議員クラブでおつしやるように、それぞれの立場質問する、但しできるだけ簡潔に要を得た質問をするということには賛成ですけれども、誰かがこれは代表するというふうな形にはどうも賛成いたしかねます。
  45. 中村正雄

    中村正雄君 私の申上げたのは、そう各派代表でなくして、皆さんの御意見で、例えば一人だけやらすということになれば、その一人はそれは共産党にやらすか社会党にやらすか、これは又別の問題になる。二人になればその二人はどこにやらせるかということは事後の問題にして、代表でなくして、聞かんとする大まかなことは大体きまつておるから、一応参議院としては七人も八人もやらんで数を制限するということについては、今おつしやいましたように本会議では質疑はできるわけですけれども、外務委員会で今後外務大臣出席して詳細に質疑応答するという御誓約が得られれば、その御意見賛成する、こう申上げているわけです。
  46. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) それでは先ず第一に明日の午後三時から本会議を開くということについては御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  47. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) その点は一応決定いたします。次に、質問に対する皆さんの御意見をどういうふうにまとめて行くかという点に移りたいと思います。
  48. 中川幸平

    中川幸平君 今日の総理大臣の話のあとで、和田さんの質問があるというようなことで、私は大変いいと国会になると思つてつたのですがその後野党代表として代表的な質問で或いは終るかと思つてつたのですが、ところで今日でなしに明日という話になりましたので、御承知通り総理も健康もすぐれておられんようでありますので、私が先ほど言つたよう一つ相談して頂いて、二人かそこらの代表的な質問にとりまとめて頂きたいと思います。
  49. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) それではお諮りいたしますが、懇談にいたしますか。
  50. 愛知揆一

    愛知揆一君 懇談会の前に、明日午後三時からということでよろしいのですが、これは衆議院でも明白午後から質疑があるようでありますし、この際ですから渉外関係に何か起ることも予想しなければならないですし、一応午後三時ということにしておいても、明日の小委員会に、総理出席がはつきり保証されるということで、最終的にきめて頂きたいというように考えております。
  51. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) 午後三時に開くということを公報で出しておく。それでは速記をとめて下さい。    〔速記中止
  52. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) 速記を始めて下さい。これで休憩しまして本会議散会後直ちに又再開いたします。    午後一時五十七分休憩    ——————————    午後二時二十八分開会
  53. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) 再開いたします。    〔懇談に移りましようか。「懇談」と呼ぶ者あり〕
  54. 鈴木直人

    理事鈴木直人君) それじや速記をとめて懇談に移ります。    〔理事鈴木直人退席委員長著席〕    午後二時二十九分速記中止    ——————————    午後三時十七分速記開始
  55. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは速記を始めて下さい。  只今懇談の結果出ました何が社会党三十分、それから民主党二十分、小会派代表二十分、三人質問に立つということで(「それ以内だ」と呼ぶ者あり)無論それ以内であります。どの会派も皆以内であります。それを超過したら議長から通告を受けるということを御承知を願いたいと思います。さよう決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  56. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それではさよう決しました。
  57. 中村正雄

    中村正雄君 ちよつとそれに関連して、その前に懇談会の席上で了解を得ました重要な事項があるわけなんです。今後の外務委員会における外務大臣態度について一応速記に載せておいて頂きたい。
  58. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 僕も発言しておきたい。
  59. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは先刻懇談会懇談中に、外務委員会外務大臣出席與党たる自由党委員において、責任を持つて外務大臣要求するということでありまするが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  60. 中村正雄

    中村正雄君 はつきり言つていないと何ですが、懇談会のときに與党委員のおつしやつたことは、今までの外務委員会に対する外務大臣態度を改めて、今後は政治的その他の重大な必要がない限りは委員会出席して講和の問題に対しては十分なる論議を盡すということを、與党諸君責任を持つて取計らうということの前提に立つて、明日の質疑は簡單にやるとこうなつておるわけです。御判断を願いたいと思います。
  61. 鈴木直人

    鈴木直人君 これは私も非常に賛成ですが、その例えば外務委員会で非常な……その通りに行かなかつたときには、又議院運営委員会責任を追及するという、そういう意味ですか。(「勿論」と呼ぶ者あり)
  62. 中村正雄

    中村正雄君 それはお互いの常識の問題で、毎日会つているわけですから、それはお互いのそのときどきの運営でどうなるか、そんなことは別問題です。本日の確約はこういうことであつたということを記録に残してもらいたい。
  63. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 兼岩君関連してですか。
  64. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 関連してではない。僕は別のことです。
  65. 堀眞琴

    委員外議員堀眞琴君) 僕も関連してではないが……。
  66. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 今非常にいい決定で是非これは厳格に実行してもらいたいと思いますが、それについてかねて前国会の終りに国会法の改正がああいう妙な関係で不明朗な形になつておる。それを形式的にも内密的にも達成するということを名委員長がこの間に明言されたわけですが、我々小会派は我々でも労農党でも外務委員会委員を出しておりません。一体そういう立場において、あの問題を解決するためにどういうような御努力になつておるか。近い将来にそれをどういうように実現されるかということは、委員長が善処されるというような決定になつていたはずであります。つまりそのような今の中村さんの御発言があつて、折角それをやろうにも外務委員会委員を出していない、私たちも、労農党も。
  67. 中村正雄

    中村正雄君 兼岩さんと別の問題で、最初に言つた僕の問題を一応確認するということで確認して、それから次の議題に移つてもらいたい。
  68. 堀眞琴

    委員外議員堀眞琴君) 私も同意見であります。
  69. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは自由党諸君
  70. 鈴木恭一

    鈴木恭一君 中村委員の申されましたことに対しましては、我々は誠意を以て善処いたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  71. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それではさよう決します。
  72. 中村正雄

    中村正雄君 兼岩君がおつしやいました問題で、日にちのことは一応委員長にお任せしますが早急に理事会を開いて、その問題なり或いは今後の運営をどうするかという問題について協議を願いたい、そのための理事会の開催を政府に要求します。
  73. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 承知しました。
  74. 堀眞琴

    委員外議員堀眞琴君) 先ほどちよつと話に出てそのまま消えてしまつたのですが、刻々に周囲の情勢が変つて来まして問題が出て来ると思うのでありますが、その場合小会派の、例えば外務委員会の問題、只今の兼岩君のお話委員長のほうで善処されるそうでありますが、それまでの間いろいろの問題についてわ小会派として質問したい場合も相当あると思うのであります。緊急質問をそういう場合にはできるだけ小会派にお認めを願いたい。
  75. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 委員会でですね。
  76. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 いや本会議
  77. 堀眞琴

    委員外議員堀眞琴君) ええ本会議、それは先ほどちよつとお話が出て消えてしまつたのです。その点をここで御了承を皆さんにお願いしたいと思います。
  78. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 今の懇談会のうちと大分趣旨が違つて来たように思うのですが、質問者が一人だつたら、あと緊急質問というのも……、三入出れば又この外交問題で緊急質問をやらんでもいいかと思いますが。
  79. 堀眞琴

    委員外議員堀眞琴君) おつしやる通り会派のほうから一人の代表が出て質問しますけれども、併し御承知のような国際情勢でして、対日講和問題も我々が考えているのとは又違つた情勢で出て来るかとも思う。そういう場合に我々としてやはり総理大臣なり、外務大臣なりに対して質問したい事項が出て来ると思うのです。その場合はできるだけ緊急質問をお認め願いたい、そういうことなんです。
  80. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 結局国際情勢の変転という意味で架空的の予約ですから、ここでどうするというわけに行きませんが、そのときの情勢によつて運営委員会の円満な御決議に従つて行きたいと思います。
  81. 堀眞琴

    委員外議員堀眞琴君) それは委員長にお任せします。
  82. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 承知いたしました。
  83. 小川久義

    小川久義君 全然別の問題ですが、これは直接議員関係の為ることなんで、特別急行の急行券を議員が支拂つているそうでありますが、運営委員会で当局者をよんで聞いたところ、両院の議運で御決定になつてこちらへ申入を願えれば、そう大した予算的の狂いがないので特急の急行料も取らんようにして差支えないという答弁だつたそうでありまして、それは庶務小委員長中村君に一つ(「満場一致異議なしだ。」と呼ぶ者あり)両院の議運に申入をお願いいたします。
  84. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ちよつとこの機会に念のために、念を押すようですが、先刻の運営委員会の際に申上げました労農党堀眞琴君からの緊急質問二十分の御要求は、この際御撤回になつたものと了承してよろしうございますか。念のため伺つておきます。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  85. 愛知揆一

    愛知揆一君 今小川君からお話がありましたが、庶務小委員会ですね。ほかにも議題があるようでありますから、この際中村委員長に近くお開きになるようにお願いします。(「お願いします」と呼ぶ者あり)
  86. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 本日の議題はこれを以て終了いたしました。本日はこれを以て散会いたします。    午後三時二十五分散会  出席者は左の通り。    委員長     山田 佐一君    理事            愛知 揆一君            鈴木 恭一君            中村 正雄君            鈴木 直人君            大隈 信幸君    委員            上原 正吉君            木村 守江君            中川 幸平君            江田 三郎君            曾祢  益君            吉田 法晴君            赤木 正雄君            片柳 眞吉君            小宮山常吉君            高橋 道男君            小川 久義君            兼岩 傳一君   委員外議員            矢嶋 三義君            堀  眞琴君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君